JPS61108707A - 偏心中空繊維の溶融紡糸方法 - Google Patents

偏心中空繊維の溶融紡糸方法

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JPS61108707A
JPS61108707A JP22389784A JP22389784A JPS61108707A JP S61108707 A JPS61108707 A JP S61108707A JP 22389784 A JP22389784 A JP 22389784A JP 22389784 A JP22389784 A JP 22389784A JP S61108707 A JPS61108707 A JP S61108707A
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Japan
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slit
melt
spinneret
spinning
cooling
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JP22389784A
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Hideo Maruyama
丸山 秀夫
Setsuro Kato
加藤 節朗
Osamu Nakatani
修 中谷
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は偏心中空繊維の一溶融紡糸方法に関するもので
ある。さらに詳しくは、潜在捲縮能を有する偏心中空繊
維の溶融紡糸方法の改良に関するものである。
[従来技術とその問題点] 一般に潜在捲縮能を有する繊維を得るには、いわゆるイ
バイメタル型もしくは偏心芯鞘型で代表される複合紡糸
法、および紡糸糸条を急冷する非対称冷却法が知られて
いるが、本発明は後者のしかも中空繊維に関するもので
ある。
従来、非対称冷却法によって、潜在捲縮性中空繊維を得
るための紡糸口金としては、第6図に平面図として例示
するように、紡糸口金本体1に複数個のスリット2を穿
設したものが使用されてきた。かかる紡糸口金を使用し
て、潜在捲縮能を有する偏心中空繊維を得るに際しては
、第6図の場合、スリットの巾Wが同じものであるがた
めに、冷却風によって断面異方性をもたせようとしても
、冷却差による断面異方性はあまり期待できなかった。
また、大きな断面異方性を得るために、冷却風を強くす
ると、紡糸中に糸切れが多発し、紡糸性が不良であった
そこで、たとえば特公昭56−29007号公報に記載
された発明のように、中空繊維の断面の一部分を肉薄と
した偏心中空繊維とし、その肉薄の部分に冷却風をあて
ることが考えられた。つまり、第7図に示すような、紡
糸口金本体1に、同一の巾のスリット2Gおよび2dを
穿設し、スリット2Cと2dとの間に切り欠き部分S4
r設けた紡糸口金を使用し、第8図に示すような切り欠
き部分Sでのポリマ吐出量の少ない部分子を肉薄とする
偏心中空繊維3を得て、肉薄部分子に冷却風をあてるの
である。
しかし、この方法では、確かに偏心した中空miは得ら
れるが、得られた偏心中空繊維の肉薄部分子の範囲Rが
狭いために、後述する測定法で測定した潜在捲縮能1/
dを、3.0以上とfλ することができないという欠点を有してい寺。
[発明の目的] 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を克服し、紡糸
性が良好で、かつ潜在捲縮性能に優れた偏心中空繊維を
安定して得ることのできる溶融紡糸方法を提供すること
にある。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明は、一方向からのみ流
れる冷却風で冷却しながら中空繊維    ′を溶融紡
糸するに際して、紡糸口金面に、実質的に同一円周上に
位置するように不連続なスリットを穿設することにより
多孔を形成し、前記スリットのうち、冷却側のスリット
の巾Waと、反対側のスリットの巾Wbとの関係が1.
2≦Wb /Wa≦2.0からなる紡糸口金で紡糸する
ことを特徴とするものである。
以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図〜第4図は、本発明に用いる紡糸口金の吐出孔で
あるスリットの形状の例を示す平面図である。第5図は
、本発明で得られた偏心中空繊維の横断面図である。
第1図〜第4図において、1は紡糸口金本体、2aは冷
却側、つまり冷却風の風上側のスリット、2bはその反
対側つまり風下側のスリットである。4は一方向からの
み流れる冷却風である。
本発明においては、冷却側のスリット2aの巾Waと、
反対側のスリット2bのrl】W bとの関係を、1.
2≦Wb /Wa≦2.0とする必要がある。すなわち
、冷却側のスリット2aの巾を狭くし、反対側のスリッ
ト2bの巾を広くするものである。
スリット巾の比Wb /Waが1.2未満では、紡糸し
て得られる中空11Mの断面異方性が小さいものとなり
、従来品の潜在捲縮能と変らないものとなってしまう。
また、Wb /Waが2.0を越えると、潜在捲縮能は
天きくなり良好となるが、紡糸中や紡糸後に肉薄部分が
破れてバンクしたり、中空成型が不良となったりするか
らである。スリット巾Waは、αo8〜0.14alI
ll。
Wbは0.10〜0.24111とすることが好ましい
また、スリット2a12bは実質的にそのいずれかの円
周上に揃うように配置する必要がある。ここで「実質的
に」とは、各スリット2a。
2bを円周方向に結んでも、同一円周上からはみだすス
リットが存在する場合、たとえば第4図に示すような半
径の短い方のスリットの外周半径「1に対する半径の長
い方のスリットの内周半径r2の比r2 / r、を、
1.05以下とすることをいう。
このような紡糸口金を使用して溶融紡糸すると、第5図
に示すような偏心した中空様13が安定して得られる。
ここで重要なのは、肉薄部分子の範囲Rが第8図に示し
たRよりも大きく、したがって後述するように潜在捲縮
能1/dが大きいことである。
さらに偏心が助長された、すなわち上記Rがより一層大
きな偏心中空繊維を得るには、たとえば特公昭58−2
9007号公報に示されているようなスリットの切り欠
き部分Sを、第3図のように、本発明のスリット2aに
設けるとよい。
冷却側のスリット2aの長さは円周全体の長さの35〜
60%、逆に反対側のスリット2bの長さは60〜35
%が好ましいが、両者を各45〜55%とするのがより
好ましい。長さの割合が、この範囲を外れると潜在捲縮
能が・低下する傾向にあるからである。また、冷却風4
の温度は20℃が好ましく、その送風速度は50〜10
0m/分の範囲が好ましい。
本発明はポリアミド、ポリエステル、アクリルなどの熱
可塑性合成重合体を溶融紡糸°して得られる繊維に適用
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、巾の狭いスリッ
トから吐出されるポリマは、巾の広いスリットから吐出
されるポリマに比較して、より速く、より強く冷却され
るごとになり、そのために、断面異方性の差をより大き
くすることができる。しかも、一方向からのみ流れる冷
却風で冷却するので、その効果がより一層助長される。
したがって、潜在捲縮能が大変に優れた繊維を安定して
得ることができる。
以下、実施例により、本発明の効果を具体的に説明する
。なお、実施例に記載した潜在捲縮能を表わす1/dは
、次の方法によって求めた。
〈潜在捲縮能〉 紡糸した中空未延伸糸の単繊維を3.51に切断し、こ
れを98℃の温水に浸漬する。この時、単繊維は捲縮発
現してコイル状となる。このコイルの直径dを目盛付き
実体顕微鏡で観察して測定し、1/dを求めた。1/d
は大きい方(具体的には30以上)が潜在捲縮能に優れ
ていることを意味する。
[実施例1] 極限粘度α625のポリエチレンテレフタレートを溶a
温度290℃で、第1図に示すスリット形状の紡糸口金
で、WaとWbを表1に示すように、種々変更したもの
を用いて、紡糸口金面下5〜45c−の範囲で、矢印の
方向から冷却風を801/分の割合で吹き付け、冷却・
固化して引取った。この未延伸糸の単繊維の潜在捲縮能
1/dを、上述の方法によって求めたところ、表1に示
すような結果が得られた。
表  1 NO02および3は実施例であり、No、1および4は
本発明の効果を明確にするための比較例である。
NO,15よび3は1/−dが大きく、潜在捲縮能が優
れていることを示している。これに対して、比較例のN
011は1/dが小さく、潜在捲縮性能の点で不満足で
あった。また、N014は1/dが大きいものの、スリ
ット中の比が大きすぎるため、中空部にバンクが見られ
中空成型性が不良となった。
[実施例2] 第2図、第3図に示すスリット形状の紡糸口金で、Wa
とWbを表2に示したものを用いた以外は、実施例1と
同様の条件で未延伸糸を得た。この未延伸糸の単繊維の
1/dを上述の方法によって求めたところ、表2に示す
ような結果が得られた。
表  2 N006は紡糸口金のスリット2aに切り欠き部分Sを
設けた、より好ましい実施例であり、No、7は本発明
の効果を明確にするための比較例である(比較例におい
ては、第7因に示した紡糸口金を用いた)。
N015は実施例1と同様、潜在捲縮能が優れていた。
またN016は、N015よりも相対的に1/dが大き
く、潜在捲縮能がより一層優れていることを示している
。これに対して、比較例のNo、7は1/dが小さく、
潜在捲縮能の点で不満足であり、紡糸性も不安定であっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に用いる紡糸口金の吐出孔であ
るスリットの形状の例を示す平面図である。第5図は本
発明で得られた偏心中空繊維の一例を示す横断面図であ
る。第6図、第7因は従来の紡糸口金のスリットの例を
示す平面図である。第8図は第7図の紡糸口金で得られ
た偏心中空繊維の一例を示す横断面図である。 1:紡糸口金本体 2ニスリツト 3:偏心中空繊維 、 4:冷却風

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方向からのみ流れる冷却風で冷却しながら中空
    繊維を溶融紡糸するに際して、紡糸口金面に、実質的に
    同一円周上に位置するように不連続なスリットを穿設す
    ることにより各孔を形成し、前記スリットのうち、冷却
    側のスリットの巾Waと、反対側のスリットの巾Wbと
    の関係が、1.2≦Wb/Wa≦2.0からなる紡糸口
    金で紡糸することを特徴とする偏心中空繊維の溶融紡糸
    方法。
  2. (2)冷却側のスリットに1個以上の切り欠き部分を設
    けてなる特許請求の範囲第(1)項記載の偏心中空繊維
    の溶融紡糸方法。
JP22389784A 1984-10-26 1984-10-26 偏心中空繊維の溶融紡糸方法 Granted JPS61108707A (ja)

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JPS6330405B2 JPS6330405B2 (ja) 1988-06-17

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995025188A1 (en) * 1994-03-14 1995-09-21 E.I. Du Pont De Nemours And Company Hollow nylon filaments and yarns and process for making same
CN103835012A (zh) * 2014-02-21 2014-06-04 苏州龙杰特种纤维股份有限公司 喷丝板及生产多维中空弹性涤纶丝的方法
CN105637128A (zh) * 2013-10-08 2016-06-01 特吕茨施勒有限及两合公司 用于挤出自身卷缩的中空纤维的喷丝器、自身卷缩的中空纤维以及用于制造自身卷缩的中空纤维的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5053622A (ja) * 1973-09-17 1975-05-12
JPS5721510A (en) * 1980-07-08 1982-02-04 Toray Ind Inc Spinneret for hollow fiber

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