JPS6110506A - 持続性香気香味賦与乃至変調剤 - Google Patents

持続性香気香味賦与乃至変調剤

Info

Publication number
JPS6110506A
JPS6110506A JP60104026A JP10402685A JPS6110506A JP S6110506 A JPS6110506 A JP S6110506A JP 60104026 A JP60104026 A JP 60104026A JP 10402685 A JP10402685 A JP 10402685A JP S6110506 A JPS6110506 A JP S6110506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flavor
methylthioacrylate
formula
aroma
ethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60104026A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6159712B2 (ja
Inventor
Masaharu Kudo
工藤 正春
Tsuneo Kawanobe
恒夫 川野辺
Hidekimi Sakakibara
榊原 英公
Mikio Nakamura
幹夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T Hasegawa Co Ltd filed Critical T Hasegawa Co Ltd
Priority to JP60104026A priority Critical patent/JPS6110506A/ja
Publication of JPS6110506A publication Critical patent/JPS6110506A/ja
Publication of JPS6159712B2 publication Critical patent/JPS6159712B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は従来公知文献未記載のβ−メチルチオアクリル
酸エステル類の香料用途における利用に関する。
更に詳しくは、本発明は下記式(11 %式%(1 イ0し式中、RはC2〜C1゜アルキル基又はベンツル
基を示す、 で表わされるβ−メチルチオアクリル酸エステル類を有
効成分として含有することを特徴とする持続性香気香味
賦与乃至変調剤に関する。
従来、上記式(1)化合物を包含し得る広範な一般式で
示されるβ−スルフェニルアクリル酸及びその誘導体に
関して特開昭52−151121号の提案が知られてい
る。しかしながら、この提案には上記式(1)に包含さ
れ得る具体的化合物は全く例示されていないし、勿論、
実施例も示されていない。更に、この提案には、その広
範な一般式化合物について、界面活性能、抗菌作用を有
し、洗浄剤、殺菌剤、消毒剤等に用いることができると
記載されているが、これら剤とは異質の作用効果の要求
される香料用途に関しては、全熱、言及されていないし
示唆もされていない。
本発明者等は、梅およびぶどう(巨峰)の香気乃至香味
成分について研究を続けてきたが、従来、梅、ぶどう(
巨峰)およびマルメロの香気乃至香味成分として全く未
知で且つ父、従来文献未記載の上記式(1)に相補する
β−メチルチオアクリル酸エチル(ぶどう巨峰、梅)、
β−メチルチオアクリル酸ブチル(マルメロ、梅)、β
−メチルチオアクリル酸インブチル(マルメロ)、β−
メチルチオアクリル酸イソアミル(マルメロ)などを梅
、ぶどう(巨峰)およびマルメロの香気乃至香味のキイ
・フレーバーとして、天然の梅、ぶどう(巨峰)および
マルメロから抽出分離することに成功し、且つこれらが
容易に合成可能であることを発見した。更に上記化合物
に関連して研究を続けた結果、従来文献未記載の上記式
(1)に相当するβ−メチルチオアクリル酸のアルキル
およびアリール訪導体が、梅およびぶどう様の香気、香
味を有していることを発見し、且つこれら化合物を合成
することに成功した。更に上記式11)に包含される新
規化合物は、優れた持続性香気乃至持続性香味賦与剤も
しくは持続性香気もしくは持続性香味変調剤として注目
すべき化合物であって、飲食物(嗜好品を包含する)、
石鹸、洗剤、化粧品類、保健、衛生、医薬品などの広い
利用分野において優れた持続性香気香味賦与乃至変調剤
として有用であることを発見した。
従って、本発明の目的は、新規な前記式(1)β−メチ
ルチオアクリル酸類を有効成分として含有する持続性香
気香味賦与乃至変調剤を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明の下記式(lI CH,5CH=CHCOOR(11 但し式中、Rは上記と同斡、 で表わされるβ−メチルチオアクリル酸エステル類は、
2つの幾何異性すなわちシスおよびトランスの形で存在
できる。上記式(1)に包含される化合物のRの例とし
ては、エチル、n−プロピル、1so−プロピル、n−
ブチル、180−ブチル、tllrt−ブチル、sgc
−ブチA/、n−ペンチル、1so−ペンチル、ネオペ
ンチル、1−メチルブチル、1,2−ジメチルプロピル
、1−エチルプロピル、2−メチルブチル、2−エチル
ヘキシル、ペンシルなどの如きC1〜CI0アルキル及
びC。
アリール基を例示できる。
これら新規化合物の具体例としては(b)シス−、トラ
ンス−β−メチルチオアクリル酸エチル、(C)シス、
−、トランス−β−メチルチオアクリル酸プロピル、(
d)シス−、トランス−β−メチルチオアクリル酸ブチ
ル、(e)シス−、トランス−β−メチルチオアクリル
酸イソグチル、(1)シス−、トランス−β−メチルチ
オアクリル酸イソアミル、(g)β−メチルチオアクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(h)シス−、トランス−β
−メヂルグーオアクリル酸ベンヅルなどを例示できる。
−上記例示化合物の物理化学的性質は下記の通りである
ny            沸    点(6)1.
5149 70〜75℃72mHg(C) 1.512
9 74〜81°C/2vxHg(カ1.5088 9
8〜102°C/2電HO(8>)1.5062 85
〜?0℃/3wHg(1)  1.5(32991〜9
4℃71 w Hg(Q)  1.4962   11
5〜1236C71wHg(h、)  1.5829 
  131〜132°G / 0.51aJIQ本発明
の前記式(1)のβ−メチルチオアクリル酸エステル類
は、例えば、下記式に示すようにして、容易に製造する
ことができる。
(1つ         むり          σ
’rbCIl=CC0OR+ CHsSH−+CH35
CH=CHCOOR(lTtl       @   
    (T)上記式(111の公知化合物プロピオリ
ック酸エステルは、例えば、上記式に示したように、入
手容易な弐Mプロピオリック酸を酸触媒の存在下にアル
コールと接触せしめることにより、製造するが、もしく
は水との共沸系不活性有機溶媒中で、生成した水を反応
系外に留出させる共沸法により、容易に好収率で得るこ
とができる。
上記エステル化反応に用いる酸触媒とL7ては、例えば
、硫酸、リン酸、塩酸、p−トルエンスルホン酸などを
例示できる。その使用量としては、プロピオリック酸に
対して例えば約0.1〜約10重貴%程度、よシ好まし
くは約0.2〜約5電量%程度の使用量を例示できる。
核エステル化反応を、共沸系不活性有機溶媒中で行なう
場合の不活性有機溶媒の例としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、イングロビルベンゼンなどを挙げること
ができる。これらの溶媒の使用量には特別な制約はなく
、反応操作に適した所望量を適当に選択して利用するこ
とができるが、プロピオリック酸に対して約α5〜約1
0重景倍、一層好ましくは約1〜約5重景倍程度の使用
量を例示できる。
又、上記エステル化反応において上記式■アルコールの
使用量としては、弐Mの化合物1モルに対して約1〜約
10モル程度、好ましくは約1.2〜約5モル程度を例
示できる。反応温度および反応時間は、使用するアルコ
ール、触媒、溶媒の種類及び竜などによって適宜に変更
できる。
反応生成物は水中に投入し、目的物を必要に応じ適肖々
溶媒で抽出し、抽出溶媒層を中和、水洗し、溶媒を除去
して、例えば蒸留して、式(ト)化合物を得ることがで
きる。
上記式(1)の新規化合物β−メチルチオアクリル酸エ
ステルは、好ましくは上記式に示したように、上記式(
ホ)公知化合物プロピオリック酸エステルを、必要によ
り反応促進剤の存在下、不活性有機、溶媒中もしくは溶
媒不存在下に上記式(ロ)メチルメルカプタンと接触せ
しめることにより、容易に好収率で得ることができる。
該反応は、所望により光照射下に行うこともできる。又
、所望によシ、上記式Mプロピオリック酸に前記式(2
)メチルメルカプタンを接触せしめ、これをエステル化
することによシ前記式(1)化合物を得てもよい。
上記付加反応に際し、前記式面メチルメルカプタンの使
用量は、前記式軸ブローオリツク酸エステル1モルに対
して、例えば約1〜約10倍モル程度、好ましくは約1
〜約5倍モル程度の範囲でおる。該反応は、プロピオリ
ック酸エステル中に、必要量のメチルメルカプタンを徐
々に吹き込むか、もしくけ一度に吹き込んでも行うこと
ができ、その操作は必要に応じて適宜変更できる。
上記付加反応は、無極性溶媒の存在下で行うのが好まし
い。このような溶媒の例としては、ペンタン、ヘキサン
、ヘゲタン、オクタン、シクロヘキサン、ベンゼンなど
の如き炭化水素類を挙げることができる。これらの溶媒
は単独でもあるいは複数種併用しても利用することがで
きる。溶媒を使用する際の使用量には、特別な制約はな
く、反応操作に適した所望量を適当に選択して利用する
ことができるが、プロピオリック酸エステルに対して約
0.2〜約10重量倍、より好しくけ約05〜約5重精
倍程度である。
ヌ、上記付加反応においては、一般的なラジカル開始剤
が利用でき、その具体例としては、インブチルニトリル
、2,2−アゾビスイソブチルニトリル、アゾビスヘキ
サ/カルボニル、テトラメチルキュラムソスルフイドな
どが例示できる。こわらの反応促進剤の使用量はプロピ
オリック酸エステルに対して、例えば、約0.1〜約2
0重量%程度、より好しくけ約0.5〜約10重量%程
度の範囲でよい。反応温度は例えば約5°〜約100℃
程度、よシ好ましくは約10°〜約50℃程度である。
反応時間も適当に選択でき、使用する反応促進剤、溶媒
の種類及び量、反応温度などによって適宜に変更できる
反応生成物は水中に投入し、目的物を必要に応じ適当な
溶媒で抽出し、抽出溶媒層を、例えば中和、水洗し、溶
媒を除去し、例えば蒸留して式(1)化合物を得ること
ができる。
更に、前記プロピオリック酸にメチルメルカプタンを付
加し、続いてエステル化する態様においても、上記の反
応条件を適宜採用することができる。
本発明の前記式(1)化合物β−メチルチオアクリル酸
エステル類は、持続性香気香味賦与乃至変調剤として、
きわめて有用であることが発見古れた。
こわらの化合物は果実様、とくに梅およびぶどうのキイ
・フレーバーもしくけ類似の香気乃至香味成分として優
れた持続性及びユニークな香味を有する。斯くして本発
明によれば、前記式(1)のβ−メチルチオアクリル酸
エステル類を有効成分として含有することを特徴とする
持続性香気香味賦与乃至変調剤が提供できる。更に、こ
の持続性香気香味賦与乃至変調剤を利用して、β−メチ
ルチオアクリル酸エステル類を香気香味成分として含有
することを特徴とする飲食物類;β−メチルチオアクリ
ル酸エステル類を香気成分と[2て含有することを特徴
とする石鹸、洗剤、化粧品類;β−メチルチオアクリル
酸エステル類を香気香味成分として含有することを特徴
とする保健、衛生、医薬品類等を提供することができる
例えば、ジュース類、果実酒類、乳飲料類、乳酸菌飲料
類、炭酸飲料々どの如き飲料類;アイスクリーム類、ア
イスキャンデー類の如き冷菓類;和、洋菓子類;ソヤム
類;パン類;チューインガム、コーヒー、ココア、紅茶
、お茶などの如き嗜好物;を包含した各種の食品類、各
種インスタント飲料乃至食品類などに、そのユニークな
香気香味を賦与できる適当量を配合した飲食物類を提供
できる。又、例えば、シャンプー、ヘアリンス類、ヘア
クリーム類、ポマード、その他の毛髪用化粧料基斉り化
粧石鹸その他の化粧用洗剤類基剤などに、そのユニーク
な香気を賦与できる適当量を配合した化粧品類が提供で
きる。
更に又、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭洗浄剤類そ
の他各種の保健・衛生用洗剤類;歯みがキ、ティッシュ
−、トイレットは−パーカトの各種の保健衛生材料類や
医薬品類に、そのユニークな香気香味を賦与できる適当
量を配合もしくは施用した保健・衛生・医薬品類を提供
できる。
以下、本発明の実施の数態様についての実施例を示す。
参考例1. プロピオリック酸エチルの合成ニー反応容
器にエタノール235F(5モル)、プロピオリック酸
70f(1モル)、濃硫酸71を仕込み、15〜60℃
の温度で10時間かきまぜながら反応を行った。反応終
了後、反応液を飽和食塩水中に注入し、塩化メチレンで
抽出し、溶媒層を水洗、重曹水溶液で洗浄し、溶媒を除
去し2、蒸留を行ってプロピオリック酸エチルを得た。
このものVi沸点40°〜45°C/25朋HQを有し
理論収率は89.8%であった。
参考例2 プロピオリック酸ブチルの合成ニー反応容器
にプロピオリック酸35F(0,5モル)、ブチルアル
コール56r(0,75モル)、ベンゼン1[IO9、
pIルエンスルホン酸19t[込み、還流下6時間かき
まぜ反応を行った。反応終点は理論量の水が留出した所
を終点とした。反応終了後、反応液を飽和食塩水中に注
入し、ベンゼンで抽出1〜、溶媒層を飽和重曹水溶液で
中和、水洗して溶媒を除去し、蒸留を行って沸点88°
〜92°C/ 80 顛Hgを有するプロピオリック酸
ブチル5 B、 72 yを得た。
理論収率96.2% 参考例ろ プロピオリック酸プロピルの合成ニー参考例
2において、ブタノールのかわねにプロピルアルコール
を使用し、参考例2と同様に行って、対応するプロピオ
リック酸プロピルを得た。
このものは沸点52°〜57°C/20鮎H(1を有し
、理論収率887%であった。
参考例4.プロピオリック酸イソブチルの合成ニー参考
例2において、ブチルアルコールのかわりにイソブチル
アルコールを使用し、参考例2と同様に行って、対応す
るプロピオリンク酸インブチルを571得た。このもの
は沸点58°〜62°C/ 25 ymHgを有し、理
論収率91%であつプζ。
参考例5.  fロビオリック酸イソアミルの合成ニー
参考例2において、グチルアルコールのかわりにイソア
ミルアルコールを使用し1、参考例2と同様に行って、
対応するプロピオリック酸イソアミルを得た。このもの
は沸点59°〜66°C/1llmm1Iを有し、理論
収率995にであった。
参考例6. プロピオリック酸2−エチルヘキシルの合
成ニー 参考例2において、ブチルアルコールのかわりに2−エ
チルヘキシルアルコールを使用し、参考例2と同様に行
って、対応するプロピオリンク酸2−工ヴルヘキシルを
176f得た。このものは沸恢86°〜92°C/3龍
If Qを有し、理論収率95%であった。
参考例Z プロピオリック酸ベンツルの合成ニー参考例
2において、ブチルアルコールのかわりにベンジルアル
コールを使用し、参考例2と同様に行って、対応するプ
ロピオリック酸ベンジルを1407得た。このものに沸
点105°〜110’C/ 3 ram Hgを有し、
理論収率87.5%であった。
参考例8 β−メチルチオアクリル酸エチルの合成ニー 反応容器にプロピオリック酸エチル9B?(1モル)、
ヘキサン50f1イソブチロニトリル12を引込み、メ
チルメルカプタン96r (2モル)を吹き込みながら
、10〜20℃でかきまぜ10時間反応を行った。反応
物を5%ソーダ灰水溶液中に注入し、エーテルで抽出し
、エーテルを除去後、減圧蒸留を行って、対応するβ−
メチルチオアクリル酸エチル(構造はJR,MS及びN
MRにより確認)を1082得た。このものの沸点は7
0°〜75°C/2闘HQを有し理論収率74に。
参考例9. β−メチルチオアクリル酸グロぎルの合成
ニー 参考例8において、プロピオリック酸エチルのかわシに
グロビオリック酸プロピルを使用し、参考例8と同様に
行って、対応するβ−メチルチオアクリル酸プロピル(
構造はJR,MS及びNuRにより確認)を1222得
た。このものの佛点け74°〜81°C/2mHgを有
し、理論収率76%であった。
参考例10゜ 参考例8の方法に準じて表−1に示した種々のプロピオ
リック酸エステルを使用し、各種のβ−メチルチオアク
リル酸エステルを得た。その結果を表−1に示す。
実施例1 グレープ様香気組成分として下記の各成分(重量部)を
混合した。
アミルイソバレレート        8シンナミルア
ルコール       5シンナミルプロピオネート 
    6シトラール              1
エチルアセテート        62エチルベンゾエ
ート         3エチルブチレート15 エチルカプロエート         3エチルエナン
トエート      17ハイドロキシシトロネラール
  、   4メチルアンスラニレート    132
メチルサリシレート       13タービニルアセ
テート       10トリルアルデヒド     
    6プロピレングリコール     718計 
  1000 前記組成物1000fにβ−メチルチオアクリル酸エチ
ル1tを加えることによって、グレーグの香気及び香味
成分として非常に優れた新規な持続性香気組成物が得ら
れた。同様な結果が、β−メチルチオアクリル酸エチル
の代シにβ−メチルチオアクリル酸プロピル、β−メチ
ルチオアクリル酸ブチル、β−メチルチオアクリル酸イ
ソブチルおよびβ−メチルチオアクリル酸イソアミルを
、夫々、使用することによって得られた。
実施例2 アップル様香気組成分として下記の各成分(重量部)を
混合した。
エチルアセテート       290エチルブチレー
ト         7゜インアミルアセテ−)   
   100イソアミルプロピオネ−)     50
イソアミルアルコール      5゜プロピルアルコ
ール       3゜イノアミルブチレー)    
    70トランス−2−ヘキセナール   2゜エ
チルカプロエート        10ヘキシルアセテ
ート        20ノエチルマロネート    
    50イソアミルイソバレレート     30
ブチルアセテート        150ブチリツクア
シド        15カグロイツクアシド    
   10シトロネリルプチレート      15r
ラニルアセテート         5シス−5−ヘキ
セノール     15前記組成物100fにβ−メチ
ルチオアクリル酸エチルを0.82加えることによって
リンゴの香気及び香味成分として非常に優れた新規な持
続性組成物が得られた。同様な結果が、β−メチルチオ
アクリル酸エチルの代りにβ−メチルチオアクリル酸ブ
チル、β−メチルチオアクリル酸イソブチルおよびβ−
メチルチオアクリル酸イソアミルを、夫々、使用するこ
とによって得られた。
実施例3 肉様香気・香味組成分として下記の各成分(重量部)を
混合した。
ビーフェキストラクト      600植物性蛋白質
加水分解物    100マルトール        
    2オニオンエキストラクト      50I
−クエキストラクト     300グルタミン酸ナト
リウム      5゜核酸系調味料        
   2上記組成物10CIKβ−メチルチオアクリル
酸ブチル(1%エタノール溶液)4tを加えることによ
って肉様の香気及び香味成分として非常に優れた新規な
持続性香気組成物が得られた。同様な結果がβ−メチル
チオアクリル酸イソブチル、β−メチルチオアクリル酸
イソアミルおよびβ−メチルチオアクリル酸ペンシルを
、夫々、使用するととによって得られた。
実施例4 石鹸用組成物 新鮮々花様の香気組成物を下記の各成分(重量部)を混
合することによって製造した。
ベルガモツトオイル      20 イラン・イランオイル      5 リナロール            25ベンジルアセ
テート        5ペンツルアルコール    
  32 ターピネオール         15ノぞラクレソル
アセテート      1シンナミツクアルコール  
   5 オイrノール           4へりオトロピン
         4 アブンリユートジヤスミン    2 計118 1記組成物99.5 fにβ−メチルチオアクリル酸エ
チル0.5Fを混合し香気組成物を製造した。
この亀のと、β−メチルチオアクリル酸エチルを付加し
ない組成物を、1重量%の割合で香気を付されていない
石鹸ペーストに賦香、成型し石鹸を製造した。
β−メチルチオアクリル酸エチルを加えた石鹸は、加え
ない石鹸に比べ、新鮮な花様香気が強い特性及びすぐれ
た持続性を有していた。
同様な結果は、β−メチルチオアクリル酸ブチル、β−
メチルチオアクリル酸イソブチル、β−メチルチオアク
リル酸プロピル、β−メチルチオアクリル酸イソアミル
およびβ−メチルチオアクリル酸ペンツルを、夫々、使
用するととKよっても得られた。
比較試験例1 本発明に包含される化合物++1β−メチルチオアクリ
ル酸エチルと、公知の■β−メチルチオアクリル酸メチ
ル(特開昭52−151121の記載化合物)の各々に
ついて、エチルアルコール10%溶液を作り、巾6電、
長さ120隨の匂い紙(口紙の1種)の先端から10m
および20mの所にスポイトを用いて、上記の化合物(
1)と(2)の各各についてエチルアルコール溶液を1
滴づつ計2滴(約o、oo2sr)を滴下した。この様
にして付香した匂い紙について香気の強さく残香)を経
時的に比較検討した。
香気の強さく残香)は、官能検査により、6人の官能検
査員で4回操り返して採点し、有意差の有無を解析し、
化合物(11と■の試料のうち、香気を強い(残香)と
判定したものの試料嵐を後掲光−2に示した。
該表−2の官能検査結果から、化合物(1)β−メチル
チオアクリル酸エチルは、公知物質■に比し著るしく持
続性を有していることが分る。特に14日以降の官能検
査結果では、官能検査員の全員が化合物(1)け■に比
して高い持続性を有していると判定した。
比較試験例2 実施例2で調製したアップル様香気組成物100tに本
発明品β−メチルアクリル酸エチル+1+ 1.51を
加えることによって、リンゴ様香気の増強された新規香
味組成物(,4)を調製した。同様に実施例2で調製し
たアップル様香気香味組成物100tに公知物質のβ−
メチルアクリル酸メチル■1.52を加えることによっ
てリンゴ様香気香味組成物(73)を調製した。
上記のリンゴ様香気香味組成物(A)と(B)の各々に
ついて、巾6WIL1長さ2C1n+の匂い紙(口紙の
1種)の先端から10罪および20餌の所にスポイトを
用いて1滴(約o、oo4r)を滴下した。この様にし
て付香した匂い紙について、リンゴ様香気の強さく残香
)を経時的に比較検討した。香気の強さく残香)は、官
能検査により、6人の官能検査員で4回繰り返えして採
点し、有意差の有無を解析し、上記組成物(,4)と(
B)の試料のうち、リンゴ様香気が強い(残香)と判定
したものの試料翫を後掲光−3に示した。
該表−5の官能検査結果から、組成物(A)は、組成物
(、/J)に比し前半の7日間位は、リンゴ様香気の強
さく残香)は、それほど顕著な差は認められないが、1
4日以降の官能検査結果では、官能検査員の全員が組成
物(,4)は組成物(B)に比して、著しく高い持続性
(リンゴ様香気の強さ)を有していると判定した。
比較試験例6 実施例4で調製した花様の香気組成物995fに本発明
品β−メチルチオアクリル酸エチル1Fを混合し、新規
な花様香気の増強された組成物(、()を調製した。同
様に実施例4で調製した花様の香気組成物9952に公
知物質β−メチルチオアクリル酸メチル1ノを混合し、
花様香気組成物(B)を調製した。
上記で調製し7た花様香気組成物(,4)と(B)の各
々について1重量%の割合で香気の付されていない石鹸
ペーストに賦香し、成型した石鹸を調製した。この様に
して調製した各々の石鹸について、花様香気の強さく残
香)を経時的に比較検討した。
香気の強さく残香)は、官能検査により、6人の官能検
査員で4回繰り返し、て採点し、有意差の有無を解析し
、上記組成物(A)と(B)の試料のうち、花様香気が
強い(残香)と判定したものの試料Mを後掲衣−4に示
した。
該表−4の官能検査結果から、組成物L4)は、組成物
(B)K比し著しく持続性を有していることが分る。特
に14日以降の官能検査結果では、官能検査員の全員が
組成物(A)は(B)に比し花様香気が高い持続性を有
していると判定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記式(1) CH_3SCH=CRCOOR・・・(1)但し式中、
    RはC_2〜C_1_0アルキル基又はベンジル基を示
    す、 で表わされるβ−メチルチオアクリル酸エステル類を有
    効成分として含有することを特徴とする持続性香気香味
    賦与乃至変調剤。
JP60104026A 1985-05-17 1985-05-17 持続性香気香味賦与乃至変調剤 Granted JPS6110506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60104026A JPS6110506A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 持続性香気香味賦与乃至変調剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60104026A JPS6110506A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 持続性香気香味賦与乃至変調剤

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54018289A Division JPS6049187B2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 β−メチルチオアクリル酸エステル類、その製法及びその利用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6110506A true JPS6110506A (ja) 1986-01-18
JPS6159712B2 JPS6159712B2 (ja) 1986-12-17

Family

ID=14369738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60104026A Granted JPS6110506A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 持続性香気香味賦与乃至変調剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6110506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000063328A1 (fr) * 1999-04-20 2000-10-26 Ajinomoto Co., Inc. Compositions de precurseur de parfum et procede permettant d'exprimer les composantes du parfum
JP2010172250A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 T Hasegawa Co Ltd 香料組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000063328A1 (fr) * 1999-04-20 2000-10-26 Ajinomoto Co., Inc. Compositions de precurseur de parfum et procede permettant d'exprimer les composantes du parfum
US7011860B1 (en) 1999-04-20 2006-03-14 Ajinomoto Co., Inc. Flavor precursor composition and method for releasing the flavor component
JP2010172250A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 T Hasegawa Co Ltd 香料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6159712B2 (ja) 1986-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3241586A1 (de) Neue cyclopropanderivate, verfahren zu deren herstellung, deren verwendung als duftmittel und die sie enthaltenden zusammensetzungen
US4387047A (en) Esters of 1,3-dimethyl-but-3-en-1-yl, their utilization as perfuming and flavoring ingredients and compositions containing same
US5830846A (en) Use of 3-acylthiohexyl esters as aroma and odoriferous substances
JP4071947B2 (ja) 香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物
JPS6110506A (ja) 持続性香気香味賦与乃至変調剤
JP3574744B2 (ja) イソ酪酸エチルバニリン
US3769293A (en) Oxazoline flavoring agents and flavor extenders
JPH0338320B2 (ja)
JPH0155317B2 (ja)
JPS6138182B2 (ja)
JPS6049187B2 (ja) β−メチルチオアクリル酸エステル類、その製法及びその利用
US6723313B2 (en) 2-,5-,6-,7-,8-substituted oct-2-en-4-ones
JP2609145B2 (ja) 脂肪族ケトン類および脂肪族アルコール類
JP2727254B2 (ja) ライラックアルデヒド誘導体
JPH0135876B2 (ja)
JPS6034525B2 (ja) シス↓−またはトランス↓−5↓−オクテン↓−1,3↓−ジオ−ル類その製法及びその利用
JPS626696B2 (ja)
JP3602431B2 (ja) N−ホルミル−n−メチルアントラニル酸メチル、それを用いた香料組成物、および香料保留剤
JPH10168029A (ja) アルキル 5−ヒドロキシアルカノエートの製法および香料組成物
JPH07119434B2 (ja) 香料組成物
EP0231896B1 (en) Alpha, beta-unsaturated ketones and their use as aroma chemicals
JPS6256127B2 (ja)
JPH0230359B2 (ja)
JPS5862111A (ja) 香料基剤として1種又はそれ以上のテトラメチル−トリシクロウンデシル−アルキルケトン類を含有する香料組成物及び香料入り製品
JPH02152958A (ja) γ―モノシクロネロリドール