JPS6110357Y2 - - Google Patents

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JPS6110357Y2
JPS6110357Y2 JP3722980U JP3722980U JPS6110357Y2 JP S6110357 Y2 JPS6110357 Y2 JP S6110357Y2 JP 3722980 U JP3722980 U JP 3722980U JP 3722980 U JP3722980 U JP 3722980U JP S6110357 Y2 JPS6110357 Y2 JP S6110357Y2
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JP
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slide
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JP3722980U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦同調器における指針機構に関する
もので、特に、指針を取付けたポインターアーム
を動かすためのスライドプレートを、機枠に設け
た前板に取付けるための機構に係る。
一般に、押釦同調器の指針機構として知られる
ものは、第1図に示す如く、先端に指針1を取付
けたポインターアーム2と、このポインターアー
ム2にピン3を用いて枢着されたスライドプレー
ト4を具えている。そして、スライドプレート4
は、同調器の機枠側に設けられた前板5に軸6を
用いて回動自在に取付けられると共に、スライド
プレート4の下面に植設したピン7を同調用押釦
と連動して前後動するスライドバー8の長孔9内
に嵌合させている。即ち、押釦が押されスライド
バー8が前後動動すると、これに長孔9とピン7
を介して連結されたスライドプレート4が回転
し、ポインターアーム2を所定の位置まで移動さ
せるのである。この場合、ポインターアーム2の
後端には突片10が形成され、これが機枠後部の
ガイド溝11内に嵌合されているので、ポインタ
ーアーム2はその後端側を中心として左右に回動
する。
ところで、このような指針機構において、スラ
イドプレート4を機枠側の前板5に回動自在に取
付けるに当つては、第図或いは第3図の如き手第
が採用されていた。
まず、第2図のものは、前板5とスライドプレ
ート4とをその軸孔5′,4′が合致するように重
ね合せ、更にスライドプレート4の上面にプレー
トスプリング12を乗せた状態で、これら三部材
を貫通するようにホールパツト13を圧入して固
定したものである。しかるに、この従来型は、ホ
ールパツト13として合成樹脂製のものを使用し
ているため、精度が低く、取付部分にガタ付きを
生ずるおそれがあつた。また、それを改善するた
めにプレートスプリング12を設けてはいるが、
このプレートスプリング12もスライドプレート
に急激な力が加わつた場合にはガタ付きの発生を
防止得ず、例えば、押釦を押した場合に、ポイン
ターアームやスライドプレートに加わる加速度に
よつて生ずる衝撃によりガタ付きが発生し、指針
が上下に振れる等の欠点があつた。
一方、第3図の従来型は、前板5にピン14を
カシメ結合により固定し、このピン14をスライ
ドプレート4の軸孔4′内に挿入した後、ピン1
4の上部にE−リング15を取付けて、前板5と
スライドプレート4とを固定するものである。し
かし乍ら、この手段はカシメ作業並びにE−リン
グの取付けという面倒な工程を必要とするため、
組み込みに手間がかかり、製造コストが高いとい
う欠点があり好ましいものではなかつた。
本考案は、上述如き従来型の欠点を解消せんと
して提案されたもので、その目的とする処は、前
板表面に円形の突起を二段階に形成し、下段の突
起をスライドプレートの取付軸とすると共に、上
段の突起を利用して断面コ字型のプレートスプリ
ングを前板に固定し、このプレートスプリングに
より前板とスライドプレートとを取付けることに
よつて、前板とスライドプレートとをガタ付きが
生ずることなくしかも容易に取付け得るようにし
た指針機構を提供することにある。
以下、本考案を第4〜5図に示す実施例により
具体的に説明する。
図中符号20は本考案におけるスライドプレー
ト、20′はこのスライドプレート20の中心に
穿設した前板取付用の軸孔である。
21は機枠の前面部、22はこの機枠21の上
縁部に後方に向けて水平に張出させた前板であ
る。前板22の上面には大小二段の突起23,2
4をプレス加工等の手段により一体形成する。こ
の突起23,24のうち、下段の突起23はスラ
イドプレート20の支軸となるもので、その周囲
は円形に形成され、スライドプレート20の軸孔
20′内に嵌合されている。一方、上段の突起2
4は、プレートスプリングの取付用であり、下段
の突起23の上面よりも突出していれば良く、そ
の形状は問わない。
25は、断面コ字型をしたプレートスプリング
で、その上面の先端には係合孔26が開口してい
る。この係合孔26は前板22に設けた上段の突
起24に嵌合するものである。而して、機枠21
における前板22の根元部分には、前板22の下
面と平行にスリツト27が形成され、このスリツ
ト27内にコ字型プレートスプリング25の下面
板が挿入される。
本考案の指針機構は上述の如き各部材から構成
されるもので、これを組立てるには次のようにす
る。まず、前板22の上面にスライドプレート2
0を重ね、前板22に形成した下段の突起23に
スライドプレート20の軸孔20′を嵌込む。次
いで、機枠21の前面に形成したスリツト27に
コ字型プレートスプリング25の下面板を挿入
み、このコ字型プレートスプリング25によつて
前板22とスライドプレート20とを上下から挾
持する。そして、コ字型プレートスプリング25
の先端に設けた係止孔26を、前板22の上段の
係合孔26に嵌込み、コ字型プレートスプリング
25を機枠21に固定する。
以上の実施例に示す通り、本考案の指針機構
は、前板に設けた二段の突起を設け、これをスラ
イドプレートの支軸とコ字型プレートスプリング
の係止部材としたものであるから、従来型の如く
スライドプレートの支軸を別途用意する必要がな
くなり、構成の単純化部品数の削減を図ることが
可能となる。また、これらの組込みに当つても、
前面よりコ字型プレートスプリングを挿込むだけ
の簡単な作業で済み、指針機構の組立て、交換作
業がワンタツチで行える効果もある。特に、本考
案においては、コ字型プレートスプリングのバネ
圧を調整することにより、スライドプレートと前
板との圧着強度を適正化することが可能であり、
両者のガタ付きを完全に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の指針機構の構成を示す平面図、
第2図及び第3図は従来型の断面図、第4図は本
考案の指針機構の分解斜視図、第5図は同上完成
状態の斜視図である。 20:スライドプレート、20′:軸孔、2
1:機枠、22:前板、23,24:突起、2
5:プレートスプリング、26:係合孔、27:
スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠上部に水平に前板を設け、この前板上面に
    は上下二段の突起を一体に形成し、下段の突起は
    スライドプレートの軸孔内に挿入し、前板とスラ
    イドプレートとをコ字型のプレートスプリングに
    よつて挾持し、コ字型のプレートスプリングに形
    成した係合孔内に前板の上段の突起を嵌合して成
    ることを特徴とする押釦同調器の指針機構。
JP3722980U 1980-03-24 1980-03-24 Expired JPS6110357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3722980U JPS6110357Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

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JP3722980U JPS6110357Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56140232U JPS56140232U (ja) 1981-10-23
JPS6110357Y2 true JPS6110357Y2 (ja) 1986-04-03

Family

ID=29632797

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JP3722980U Expired JPS6110357Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

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JP (1) JPS6110357Y2 (ja)

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JPS56140232U (ja) 1981-10-23

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