JPS61102528A

JPS61102528A - 電子体温計

Info

Publication number: JPS61102528A
Application number: JP59224366A
Authority: JP
Inventors: Sumio Wada; 澄夫和田; Hideaki Abe; 秀明安倍; Toyokatsu Okamoto; 豊勝岡本; Yoshihiro Sakurai; 桜井　義弘
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1984-10-25
Filing date: 1984-10-25
Publication date: 1986-05-21
Anticipated expiration: 2010-01-30
Also published as: JPH076848B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕この発明は、温度表示部を存する体温計本体に細長い感
温部を連設した口くわえ型の電子体温計に関するもので
ある。

〔背景技術〕

従来、温度表示部を有する体温計本体と感温部とをコー
ドでつないだ脇下型の電子体温計があった。この電子体
温計の場合、コードによって体温計本体と感温部とが離
れるため、体温計本体の温度表示部を視認しやすいとい
う利点がある。

しかし、コードがあるため、収納に難点があるうえ、コ
ードにノイズが入り高精度な体温測定ができないという
欠点があった。

上記欠点を解消するものとして、第１２図に示すように
、温度表示部３０を有する体温計本体３１と感温部３２
とを一体化したものがある。３３は電源スィッチである
。

しかし、これは、電子体温計全体がペンシルタイプの細
長いものであり、温度表示部３０は、その長さ方向に沿
って測定温度の数字を順に位置させて表示するものであ
った。したがって、口に（わえて体温を測定しながら、
表示温度を視認する場合に、その数字が縦に並んで見え
るため、温度数字の読み取りがしにくいという欠点があ
った。

さらに、全体が直線状であるため、視認角度αが相当に
小さく、この点でも温度数字の読み取りが困難なものと
なっていた。特に、液晶表示の場合には、一層読み取り
が困難であった。

そのため、体温測定が完了したかどうかを確認するのに
、感温部３２を口から取り出して、完了していない場合
には、再度口中に入れているが、感温部３２が一旦空気
に触れると、検温の精度が低下し、正確な検温ができな
いという欠点があった。

この欠点をなくすため、体温計本体にブザーを装着し、
検温が完了した時にブザーを鳴動させるように構成した
ものもあるが、コストが高くなることは避けられない。

そこで、実開昭５８−１８９９３８号公報に開示のよう
な電子体温計が提案された。それは、第１３図にも示す
ように、温度表示部３０を有する体温計本体３１と感温
部３２とを可撓部材３４を介して連設したものである。

体温計本体３１は可撓部材３４のところで感温部３２に
対して自由に回動するため、口にくわえての体温測定中
における視認角度を大きくするように体温計本体３１の
向きを変えることができ、第１２図のものよりも温度数
字が読み取りやすくなった。

従来例の問題点しかしながら、前記公報に開示の従来例には、つぎのよ
うな問題があった。

■　依然として、第１２図のものと同様に、温度表示部
３０が、その長さ方向に沿って測定温度の数字を順に位
置させて表示するものであるため、表示温度を視認する
場合に、その数字が縦に並んで見え、温度数字の読み取
りがしにくい。

■　温度数字を確認したいときに、いちいち可撓部材３
４を屈曲するようにして体温計本体３１の姿勢を強制的
に変える必要があり、その操作が大変に面倒であった。

また、体温計本体３１を持ち上げている力を抜くと、視
認がむずかしい元の状態に戻るのも欠点であった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、前記公報に開示の電子体温計が有す
る欠点を解消し、口にくわえての体温測定中に温度表示
部の視認を非常に容易に行うことができる電子体温計を
提供することである。

〔発明の開示〕

発明の構成この発明の電子体温計は、感温部と、この感温部の基部
にこの感温部の長さ方向に対して交差する姿勢で連設し
た本体と、この本体において前記感温部の長さ方向に対
して横方向に温度が表示されるように配列した温度表示
部とを備えたものである。

作用この発明の前記構成によれば、つぎの作用がある。

（ａ）　　体温計本体が感温部の長さ方向に対して卒差
姿勢となっているから、口にくわえての体温測定中に体
温計本体にある温度表示部に対する視認角度が十分に大
きく、したがって、温度表示部の視認を容易に行うこと
ができる。

（ｂｌ　　とりわけ、温度表示部が、温度表示を感温部
の長さ方向に対する横方向に行うものであるから、通常
読み取る方向・姿勢と同じ方向・姿勢において温度表示
を読み取ることができ、前記（ａｌの作用ともあいまっ
て、口にくわえての体温測定中に温度表示部の視認を非
常に容易に、かつ一目瞭然に行うことができる。

実施−例この発明の第１の実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。第１図は電子体温計の斜視図、第２図はブ
ロック図、第３図は使用状態の説明図である。

第１図において、■は感温部、２は体温計本体、３は体
温計本体２に設けた温度表示部、４は体温計本体２に設
けた電源スィッチである。

体温計本体２は、感温部１の基部に、感温部１の長さ方
向に対する交差する姿勢で連設されている。つまり、温
度表示部３を設けた体温計本体２の表面に対して、感温
部１の長さ方向が交差している。

温度表示部３は、そのデジタル表示の数字（例えば、３
６．５（’Ｃ））が左から右に並ぶように、感温部１の
長さ方向に対して横方向に温度数字を表示する状態で体
温計本体２に設けられている。

電子体温計Ａの回路方式については、この発明と直接の
関係がないので、具体的な説明は省略し、そのブロック
図のみを第２図に示す。すなわち、感温部１に内蔵の温
度センサ５がＡ／Ｄ変換器６に接続され、Ａ／Ｄ変換器
６がデコーダ兼ドライ　゛バフに接続され、デコーダ兼
ドライバ７が温度表示部３の表示器３ａに接続されてい
る。

第３図のように、電子体温計Ａの惑星部１を口にくわえ
て体温を測定している状態において、温度表示部３の面
が視線に対してほぼ直角をなすように、感温部ｌと体温
計本体２との交差角θを設定するのが望ましい。

以上のように構成しているため、口にくわえての体温測
定中に、温度表示部３が非常に見やすく、かつその温度
数字も読み取りやすい。

第２の実施例を第４図ないし第７図に基づいて説明する
。第４図は電子体温計の伸張状態の斜視図、第５図は回
動部の破断斜視図、第６図は屈折状態の斜視図、第７図
は使用状態の説明図である。

この電子体温計Ａは、体温計本体２の一例に矩形の切欠
き９が形成され、この切欠き９に感温部１の基部１ａが
嵌合され、切欠き９の両側の突片部１０，１０から突設
したピン軸１１．１１を基部１ａの孔に挿入しである。

したがって、体温計本体２と感温部１とはピン軸ｊｌ、
１１を中心として相対的に回動（屈折）する。また、突
片部１０．１０の内面と基部１ａの両側外面とはかなり
の接触摩擦をもち、任意の、回動角度において位置固定
される。

使用法は、各人が最も視認しやすい視認角度βとなるよ
うに、体温計本体２を感温部１に対して適当角度回動す
る。

非使用時には、収納が容易かつコンパクトに行えるよう
に第４図の伸張姿勢とするのがよい。この点において、
感温部１と体温計本体２とが固定一体型の第１の実施例
よりも優れている。

しかし、第１の実施例の場合には、回動部がないので防
水性が良く、水洗や消毒を行いやすいという利点がある
。

その他の構成は第１の実施例と同様であるので同一部分
に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。

第３の実施例を第８図および第９図に基づいて説明する
。第８図は電子体温計の平面図、第９図はその斜視図で
ある。

この電子体温計Ａは、感温部１と体温計本体２とを可撓
部材１２を介して水密的に連設したものである。可撓部
材・１２は合成樹脂の蛇腹管に構成されたものであり、
３次元方向のあらゆる方向に向きを変更でき、かつ任意
の姿勢で位置固定されるように構成されている。

使用法は、第２の実施例の場合と同様である。

この実施例の場合にも、第１の実施例と同様に、水密性
に優れているという利点がある。また、第２の実施例と
同様に、収納時などには直線状にすることができ、取り
扱いが便利である。

なお、この実施例を変形した実施例として、可撓部材１
２を弾性復元性のあるもの（任意位置で固定しないもの
）に構成してもよい。

その他の構成は第２の実施例と同様であるので同一部分
に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。

第４の実施例を第１０図および第１１図に基づいて説明
する。第１０図は電子体温計の斜視図、第１１図はブロ
ック図である。

感温部１の基部に拡大部１３が一体的な屈折姿勢で連設
され、拡大部１３の端部にヒンジ１７を介して蓋体１４
が回動自在゛ならびに摩擦で任意位置に固定自在に連設
されている。この拡大部１３と蓋体１４とが体温計本体
２を構成している。

拡大部１３には温度表示器３ａと電源スィッチ４と切換
えスイッチ１５とが設けられている。

温度表示器３ａは、温度数字を左右反転表示状態と正常
表示状態とに切換え可能に構成されたものであり、その
切換えを切換えスイッチ１５によって行うように構成し
ている。

蓋体１４には、温度表示器３ａにおいて反転表示された
温度表示を再反転する鏡１６が付設され、この鏡１６と
温度表示器３ａとが温度表示部３を構成している。

蓋体１４は、これを拡大部１３に重ねることができ、そ
の状態で温度表示器３ａ、電源スィッチ４および切換え
スイッチ１５を覆うように構成されている。すなわち、
非使用時の保護の役目を果たす。

電子回路のブロックを示す第１１図において、第２図と
相違する点は、デコーダ７Ａとドライバ７Ｂとが分離さ
れ、デコーダ７Ａに切換えスイッチ１５が接続されてい
ることである。

鏡１６の角度を自由に調整できるため、口にくわえての
体温測定中に温度表示器３ａの温度数字を非常に正確か
つ容易に視認することができる。

この場合、切換えスイッチ１５の操作により、温度表示
器３ａには左右反転表示状態での表示がされるようにし
ておく。

なお、鏡１６を利用しない検温の場合には、切換えスイ
ッチ１５を操作して温度表示器３ａには正常表示状態で
の表示がされるようにしておく。

第２や第３の実施例の場合には、回路の一部が可動部分
に配線され、可動によって断線などのおそれがあるが、
この第４の実施例の場合には、回路が可動部分にないた
め、そのような問題も生じない。また、水密上の問題も
ない。

なお、この実施例の変形の実施例として、切換えスイッ
チ１５を省略し、温度表示器３ａを常に左右反転表示の
ものに構成したものも考えられる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、つぎの効果がある。

（ａ）　　体温計本体が感温部の長さ方向に対して交差
姿勢となっているから、口にくわえての体温測定中に体
温計本体にある温度表示部に対する視認角度が十分に大
きく、したがって、温度表示部の視認を容易に行うこと
ができる。

（ｂ）　　とりわけ、温度表示部が、温度表示を感温部
の長さ方向に対する横方向に行うものであるから、通常
読み取る方向・姿勢と同じ方向・姿勢において温度表示
を読み取ることができ、前記ｔａ＋の効果ともあいまっ
て、口にくわえての体温測定中に温度表示部の視認を非
常に容易に、かつ一目瞭然に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の電子体温計の斜視図
、第２図はそのブロック図、第３図は使用状態の説明図
、第４図は第２の実施例の電子体温計の伸張状態の斜視
図、第５図はその回動部の破断斜視図、第６図は屈折状
態の斜視図、第７図は使用状態の説明図、第８図は第３
の実施例の電子体温計の平面図、第９図はその斜視図、
第１０図は第４の実施例の電子体温計の斜視図、第１１
図はそのブロック図、第１２図の（Ａ）は従来例の電子
体温計の斜視図、（Ｂ）はその使用状態の説明図、第１
３図の（Ａ）は別の従来例の平面図、（Ｂ）は側面図で
ある。１・・・感温部、２・・・体温計本体、３・・・温度表
示部、３ａ・・・温度表示器、１２・・・可撓部材、１
５・・・切換えスイッチ、１６・・・鏡ＭＡ示郭第１図第２図第３図ａ１１第５図第６図第１１図（Ａ　）　　　　　　　　　　（Ｂ）第１２　図ＣＢ）第１３＠

Claims

【特許請求の範囲】

（１）感温部と、この感温部の基部にこの感温部の長さ
方向に対して交差する姿勢で連設した本体と、この本体
において前記感温部の長さ方向に対して横方向に温度が
表示されるように配列した温度表示部とを備えた電子体
温計。
（２）前記感温部と前記本体とが回動ならびに固定自在
に連設されたものである特許請求の範囲第（１）項記載
の電子体温計。
（３）前記感温部と前記本体とが可撓部材を介して連設
されたものである特許請求の範囲第（１）項記載の電子
体温計。
（４）前記温度表示部が、温度を左右反転状態で表示す
る表示器と、前記本体に連設されて前記表示器において
反転表示された温度表示を再反転する鏡とから構成され
ている特許請求の範囲第（１）項記載の電子体温計。
（５）前記鏡が、前記表示器を付設した前記本体に対し
て回動ならびに固定自在に構成されている特許請求の範
囲第（４）項記載の電子体温計。
（６）前記表示器が、その表示状態を前記左右反転表示
状態と正常表示状態とに切換え可能なものであり、前記
本体がその切換えスイッチを備えている特許請求の範囲
第（４）項記載の電子体温計。