JPH0544159Y2 - - Google Patents

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JPH0544159Y2
JPH0544159Y2 JP1986090001U JP9000186U JPH0544159Y2 JP H0544159 Y2 JPH0544159 Y2 JP H0544159Y2 JP 1986090001 U JP1986090001 U JP 1986090001U JP 9000186 U JP9000186 U JP 9000186U JP H0544159 Y2 JPH0544159 Y2 JP H0544159Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は分度器に関する。さらに詳しくは分度
板と角度を指示する回動尺に、さらに二つの回動
尺をそなえて四節リンク機構を構成してなる分度
器に関する。 〔従来の技術〕 従来の分度器は、たとえば、半円弧形をした角
度目盛りを施した分度板に、せいぜい角度目盛り
の中心位置に回動自在な直尺状の指示尺を枢支
し、半円弧形の底辺と平行する分度板の一辺と指
示尺の他端とで挟む角の角度を分度板上に示すよ
うに構成されている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 前記従来の分度器では、両側から斜辺によつて
突出した部分の角度は計れるが、内側へ凹んだ部
分の内角は、分度板の機能上必要な半円弧形の目
盛りが邪魔になつて、測定がきわめて困難であ
る。現在のところ簡単かつ手軽に使用できて凹部
の内部を迅速に計れる分度器は見ることができな
い。 本考案は叙上の事情に鑑み、構造がコンパクト
で、コストも安く、内角、外角を問わず、容易に
角度を計測しうる分度器を提供しようとするもの
である。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の分度器は、その表面に半円弧状に角度
目盛が施された半円形の目盛部を有する四辺形の
分度板と、前記目盛部の中心点で途中を枢止さ
れ、先端部を目盛部にそつて回動して角度を指示
する第1回動尺と、それぞれの端部でたがいに回
動自在に枢支されるとともに、前記目盛部の中心
点を通る底辺の延長線上の先端位置に、途中を枢
支された第2回動尺及び前記第1回動尺の他端部
で途中を枢支された第3回動尺とから四節リンク
機構が構成されており、前記分度板が、前記目盛
部の中心点を通る前記底辺に平行な二辺と、この
二辺に対し直交する側辺と、この二辺に対して斜
交する斜辺とからなる四辺形であつて、前記第2
回動尺の枢支位置が前記底辺に沿う前記二辺のう
ちの長辺と前記斜辺とでかこまれた鋭角部にあ
り、そのいずれか隣接する二節間の相対的回動が
他の二節を回動させて、第1回動尺により分度板
上の目盛部で角度を指示するようにしてなること
を特徴とする。 〔作用〕 本考案によれば、分度板の斜辺と第2回動尺と
で外角を挟めば、その挟み角が第3回動尺を介し
て第1回動尺に伝えられ、分度板上で前記外角を
読みとることができる。また第2回動尺と第3回
動尺とを内角に当接させれば、その内角が第1回
動尺に伝えられ、分度板上で前記内角を読みとる
ことができる。 〔実施例〕 本考案の分度器にかかわる一実施例を図面にも
とづき以下に説明する。 第1図は本考案の分度器にかかわる一実施例の
平面図、第2図は同側面図、第3図は同分解斜視
図、第4図は第1図中の副尺近傍の拡大図、第5
〜7図はそれぞれ異なる使用態様を示す説明図、
第8図および第9図はそれぞれ第2、第3回動尺
の変更例を示した平面図である。 第1〜7図に示した実施例では、分度板20が
重要な部材であり、半円弧とその中心点を通る底
辺で囲まれた範囲内に半円弧状に角度目盛りを施
したほぼ半円形の目盛部21を有する四辺形板材
で構成される。前記分度板20は目盛部21の底
辺26(なお第1図において底辺26は実線で示
されているが、実際には表示されていなくてもよ
い)に平行であり上下に対向する二辺22,24
と、前記二辺に直行する側辺23と、前記辺22
と斜交して鋭角部を形成する斜辺25とを有す
る。前記目盛部21の底辺26上にある中心点
01には、軸ピン102により角度指示のための
平帯状の第1回動尺10が枢支されている。前記
軸ピン102は、一端を分度板20の背面から挿
入し動かないようリベツト止めされている。その
胴部は径大部と径小部とがあり、径大部に2枚の
ワツシヤ104,105を上下に介装して第1回
動尺10の中央部が遊挿され、径小部にはキヤツ
プナツト106が取外し可能にねじ締めされてい
る。 前記第1回動尺10には、先端部にたとえば第
4図で示すような分度目盛りの副尺103が形成
されており、それによつて目盛部21における回
動位置をある程度高い精度で指すようにされ、他
端側は長辺がたがいに平行となる直尺に形成され
ている。 分度板20の辺22と斜辺25から挟まれた鋭
角部において、目盛部21の底辺26を延長した
線上の孔202には、軸ピン406がリベツト止
めされてあつて、それにより平帯状の第2回動尺
40が両側からワツシヤ407とスプリングワツ
シヤ408を挟んで枢止されている。第2回動尺
40も長辺が平行に形成された直尺で、先端辺4
03は斜辺に形成して先を尖らせておくのが使用
上好ましい。さらには、第2回動尺40の下面に
は添え尺50を配置するのが好ましい。その添え
尺50は一辺505が分度板20の斜辺25と平
行に揃うように、かつ他辺が分度板20の辺24
にそつて曲折されたハ字状の部材であつて、スペ
ーサ503を介しリベツト502によつて分度板
20の背面にやや浮かした状態に取付けられてい
る。 第3回動尺30は、第1回動尺10と第2回動
尺40の、それぞれが軸ピン102、406で枢
止された点から同一長さにおける他端部101,
401において、取外し可能なねぢピン301,
404により回動自在に枢支されている。なおこ
の第3回動尺30も、長辺が平行に形成された直
尺からなり先端部をねじピン301位置から先へ
延伸させ、かつ、先端辺303が斜辺に形成され
ている。前記ピン301,404間の長さは分度
板20におけるピン102、406間の長さと同
一にされ、平行四節リンク機構における一節を構
成している。第1回動尺10との間にはスペーサ
302を介し、さらにスプリングワツシヤ304
を挟んでねじ締めされ、第1回動尺10と第3回
動尺30とが円滑に相対回動可能にされ、また第
2回動尺40との間にもワツシヤ409、スプリ
ングワツシヤ405などにより円滑な回動ができ
るようねじ締めされている。 上記機構を特徴とする本考案の分度器につい
て、以下第5図ないし第7図を参照しながら各種
の使用方法を説明する。 本考案の分度器は、分度板20と、第1、第
2、第3回動尺10,40,30とが、それぞれ
ピン102,406,404,301により二箇
所ずつ枢支されていることにより、四節リンク機
構としてたがいに回動可能にされているので、い
ずれか隣接する二節によつて角度を計測すること
ができる。第5図および第6図には、分度板の斜
辺25と、第2回動尺40とにより物体Bの外角
を挟み、第1回動尺10が、第2回動尺40に連
動して分度板20上で回動し、目盛り部21を指
示するようにした例が示されている。第5図又は
第6図のようにして斜辺25を用いて物体Bの外
角を読みとることができる理由は、次の通りであ
る。 物体Bの外角をXとし、斜辺25と一辺22と
の間に形成される角(軸ピン102と軸ピン40
6とを結ぶ線26と、斜辺25に平行であつて軸
ピン406を通る線との間に形成される角に等し
い)をSとし、軸ピン406とねじピン404と
を結ぶ線と、ねじピン301とねじピン404と
を結ぶ線との間に形成される内側の角をAとす
る。すると、外角X+角S=角Aという関係が成
立する。従つて、外角X=角A−角Sである。 一方、線26が軸ピン102を通つて軸ピン4
06の反対側に延びる線26と、軸ピン102と
副尺103の中央とを結ぶ線との間に形成される
角は、前記した角Aと同じ値である。そして角A
は副尺103の中央が指す目盛であるから、角A
の値は目盛部21から副尺103を使つて読み取
ることができる。また、前述した角Sの値は一定
であつて、既知である。かくて、物体Bの外角X
は、副尺によつて読んだ目盛部21の目盛である
角Aの値から、既知の値の角Sを減ずれば求めら
れる。第1図の目盛部21を参照すると、半径方
向最外側に0から130までの数字で示した目盛が
付されていることが分るであろうが、この目盛を
読むと物体Bの外角Xを読みとることができるよ
うになつている。0目盛りの位置がずれている
が、このずれた分の角が角S(予め定まつている)
に等しくされているのであつて、そうすれば、こ
の0〜130の間にある副尺の読みが即ち物体Bの
外角Xの値となるわけである。 第5図に示されるごとく物体Aにおいては、第
2回動尺40と第3回動尺30を内角に当接させ
れば、分度板20に対し第1回動尺10が連動し
て動かされ、目盛部21が指示される。また、い
かようにリンク機構が回動しても分度板20の側
辺23と第3回動尺30とは常に同一角度を保
つ。したがつて、第3回動尺30が側辺23に対
し直角方向にしておけば、両者は常に直角関係を
保つ。 さらにまた第7図に示されるように、第2、第
3回動尺40,30を、対角方向の分度板20の
前後へ回動させるか、もしくは、ねぢピン30
1,404を外せば、分度板20の辺22と第1
回動尺10とのみにより物体Dの狭い空間に第1
回動尺10を差しこむことで、角度測定を行うこ
とがきる。 本考案の分度器は、第2、第3回動尺40,3
0を、いずれもそれぞれ第8図または第9図に示
したような回動尺40a,30aに変形させるこ
ともできる。第8図の実施例では、回動尺40a
は、直線辺から直角方向に分岐腕41,42を同
一長さに延設してU字形に形成し各分岐腕41,
42の先端を枢支点にしており、回動尺30a
は、同様に直線辺から直角方向に分岐腕31,3
2を同一長さに延設するとともに一端は分岐腕3
1からさらに先へ延伸させてF字形に形成し、角
分岐腕31,32の先端を枢支点としている。こ
のようなU字形回動尺40aまたはF字形回動尺
30aは、交互にもしくはいずれも前記第2、第
3回動尺40,30と代替することができる。第
9図には、第2回動尺としてU字形の回動尺40
bが、第3回動尺としてF字形の回動尺30bが
用いられた例が示されている。 叙上のごときU,F字形をした回動尺をそなえ
た分度器は、第8図〜第9図からも明らかなよう
に、内角部に障害物Pが存在するようなばあいに
もその影響を受けず、各分岐腕31,32,4
1,42を外側辺にすることにより、隣接分岐点
41,32または分岐腕42と斜辺25によつて
角度を計測することができる。 〔効果〕 本考案の分度器は、構成がコンパクトであり、
製造コストが安くなる。 また、簡単な操作によつて、外角、内角のいず
れを問わず、かつ、狭い箇所や角部で障害物など
があるばあいも容易に角度を計測することができ
るため、広範な領域で使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の分度器にかかわる一実施例の
平面図、第2図は同側面図、第3図は同分解斜視
図、第4図は第1図中の副尺近傍の拡大図、第5
〜7図はそれぞれ異なる使用態様を示す説明図、
第8図および第9図はそれぞれ第2、第3の回動
尺の変更例を示した平面図である。 図面の主要符号、10……第1回動尺、20…
…分度板、21……目盛部、30……第3回動
尺、40……第2回動尺。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 その表面に半円弧状に角度目盛が施された半
    円形の目盛部21を有する四辺形の分度板20
    と、前記目盛部21の中心点201で途中を枢
    止され、先端部を目盛部21にそつて回動して
    角度を指示する第1回動尺10と、それぞれの
    端部でたがいに回動自在に枢支404されると
    ともに、前記目盛部21の中心点201を通る
    底辺26の延長線上の先端位置に途中を枢支
    06された第2回動尺40及び前記第1回動尺
    10の他端部で途中を枢支301された第3回
    動尺30とから四節リンク機構が構成されてお
    り、前記分度板20が、前記目盛部21の中心
    201を通る前記底辺26に平行な二辺2
    2,24と、この二辺22,24に対し直交す
    る側辺23と、この二辺22,24に対して斜
    交する斜辺25とからなる四辺形であつて、前
    記第2回動尺40の枢支406位置が前記底辺
    26に沿う前記二辺22,24のうちの長辺2
    2と前記斜辺25とでかこまれた鋭角部にあ
    り、そのいずれか隣接する二節間の相対的回動
    が他の二節を回動させて、前記第1回動尺10
    により分度板20上の目盛部21で角度を指示
    するようにしてなる分度器。 2 前記4節リンク機構が、平行リンク機構であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の分度
    器。 3 前記分度板が、その斜辺に沿つて揃えられた
    直線側辺を有する添え尺を揃えてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の分度器。 4 第1回動尺、第2回動尺および第3回動尺
    が、それぞれの両長辺が互いに平行する直尺で
    あり、かつ第2、第3回動尺が互いに基端部に
    おいて枢支され、相互に回動して角度を変える
    ことができるようにしてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の分度器。 5 前記第2回動尺および第3回動尺の先端部
    が、いずれも前記分度板と第1回動尺との枢支
    点よりさらに延伸されてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の分度器。 6 前記第2回動尺または第3回動尺が、直線辺
    と、該直線辺の両端から突出した2本の分岐腕
    とからなるU字形に形成され、前記分岐腕の先
    端が枢支点とされてなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の分度器。 7 前記第2回動尺または第3回動尺が、先端部
    が前記分岐腕付根よりさらに先へ延伸されてF
    字形に形成されてなる実用新案登録請求の範囲
    第6項記載の分度器。
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