JPS61101484A - 単結晶フエライトの製造方法 - Google Patents

単結晶フエライトの製造方法

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JPS61101484A
JPS61101484A JP59220207A JP22020784A JPS61101484A JP S61101484 A JPS61101484 A JP S61101484A JP 59220207 A JP59220207 A JP 59220207A JP 22020784 A JP22020784 A JP 22020784A JP S61101484 A JPS61101484 A JP S61101484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
single crystal
polycrystalline
substrate
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP59220207A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kanai
邦夫 金井
Nobuyuki Yamada
信行 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主にVTR等に用いる磁気へラドコア材であ
る単結晶フェライトの製造方法に関するものである。
一般に単結晶フェライトは、原料フェライト溶融体の入
りたルツボな温度勾配のついた炉中を徐々に降下させな
がら、ルツボ先端部分から徐々に結晶成長させるブリッ
ジマン法で育成されている。
この方法は、比較的容易に大形の単結晶育成方法として
適してはいるものの、Bαフェライトを除き1500℃
以上の高温であることから、炉体・発熱体等高価になる
。また、高温であるフェライト溶融体に耐えられるルツ
ボとしてヲ工、非常に高価な白金或いは白金−ロジウム
合金を使用しなければならない。更には、ルツボ先端部
分から徐々に固化が始まり、結晶成長していくが、例え
ばMn−Zn系フェライトのような多元系では固化が進
むにつれて組成の偏析がおこる等の欠点がある。
本発明は、かかる欠点を改良した単結晶フェライトの製
造方法であり、従来のブリッジマン法のごとく原料フェ
ライトを溶融せずに、単結晶フェライトと多結晶フェラ
イトの固相反応によって結晶を成長させる単結晶製造方
法を提供せんとするものである。
ここで単結晶フェライトな固相反応により製造する方法
としては、種々試みがなされており、なかでも多結晶フ
ェライト成形体のほぼ中央に単結晶7エ2イトの小片を
埋設し、その単結晶片を核として単結晶化させる(公開
特許公報昭57−92591 )という報告がある。し
かしこの方法では多結晶フェライトの成形に時間を要す
ること、および焼結を2回しなければならない等の欠点
がある。
そこで発明者らが詳細に検討を加えた結果、型中にまず
単結晶基板を挿入し、この基板上に多結晶フェライト粉
末を充填したる後、ホットプレス法にて処理することで
、単結晶化させることを見い出し、上記欠点を解消した
ものである。以下に本発明の方法について更に詳しく説
明する。
第1図にホットプレスに用いる型を示し、単結晶基板は
図中Aのごとく型組とほぼ同径のものを挿入し、一方多
結晶フエライト粉末は図中Bのごとく単結晶基板上に充
填する。これをホットプレスにて加圧焼結するものであ
る。
ところで一般に多結晶フェライトの焼結温度と結晶粒径
の関係は、第2図に示すように、ある温度Tαすなわち
フェライトの緻密化が始まる温度付近から結晶粒は急激
に成長し始め、その後温度の上昇と共に僅かずつ粒子成
長していく。そして温度がTaを越えると一部の結晶粒
子が突発的にまわりの粒子を併合し、いわゆる巨大粒子
が存在するようになる。そして更に温度を上げたTcで
は多結晶フェライト全体が巨大結晶粒となることが知ら
れている。
本願発明は、この多結晶フェライトの結晶粒子成長過程
を利用し、ホットプレスにより加圧焼結することで単結
晶化するものである。すなわち、第2図の10℃を越え
た付近から単結晶フェライトと多結晶フェライトが接合
し始め、18℃より数百度低い温度で完全に接合される
。そして、18℃で多結晶フェライトのほぼ全てが単結
晶化することを見〜・出したものである。
なおTB’Cを越えた温度では、巨大粒子が単結晶化を
阻害するため、TB℃以上の温度は好ましくない。ここ
で多結晶フェライト粉末は、原料混合粉そのものを用い
た場合、原料中のガスが焼結時に放出され、単結晶フェ
ライトとの接合を阻害する。
したがって仮焼成を行ない原料中のガスを放出させてお
く必要がある。かつフェライト生成率20%以下では焼
結時における収縮が大きすぎ、その結果単結晶フェライ
トと接合はするが焼結体にクラックが入り単結晶化を阻
害する。したがってフェライト生成率を20%以上とす
る必要がある。更に粉末の粒子径は、太きすぎると焼結
過程において空孔が取り残され単結晶化を阻害するため
、5μm以下好ましくは1μ雇前後のものが良い。また
ホットプレス焼結後の単結晶体は、非常に大きな歪が残
っているため、後工程の機械加工に耐えられないことが
判ったしたがって、還元性の雰囲気中にて温度800〜
1100°Cで熱処理を行ない、歪を除去する必要があ
る。しかしながら、この熱処理は、磁気特性向上のため
には、不可欠な要素であることから問題となる因子では
ないものと判断する。
以下実施例に基づき、本願発明の詳細な説明する。
実施例を 多結晶フェライト粉末ビ、Fezes : 51モル%
、 LLn。
:32モル%、ZnO:17モル7oの組成比で秤量後
、混合はボールミルにで4時間湿式混合した。仮焼成は
0〜1150℃の温度で保持時間を2時間とし、粉砕は
前記ボールミルを用い平均粉砕粒度0.75μmと一定
にした。一方単結晶フエライト基板は、ブリッジマン法
で育成した後、上記多結晶フェライトとほぼ同組成であ
る部分を切断し型組とほぼ同径の30φ×2差に加工し
た。そして30φの一面を一μmダイアモンド砥粒で研
摩し鏡面に仕上げた。この鏡面に仕上げた面が第1図の
ごとく型の上側になるように型に挿入後、造粒した多結
晶フェライト粉末を充填し、ホットプレスで加圧焼結し
た。加圧焼結の条件は、圧力80像〜、保持時間を2時
間とし、温度は850°G、1200°C,1320℃
で行なった。得られた試料を酸素分圧5%の雰囲気で温
度aoo℃。
1時間保持し熱処理した後、試料の中央部を切断した。
そしてこの切断面を鏡面に仕上げ、酸エツチングして研
摩面の観察をした。
結果を第1表に示す。
以下余白 第1表 表から、フェライト生成率0%では温度を1320°C
まで上げても多結晶体は全(単結晶化していない。また
10%のフェライト生成率でもそれは非常に少なく単結
晶化していないに等しい。しかしながら、フェライト生
成率が20%を越えると、温度1200℃付近から急激
に単結晶化されることが知れ、特にフェライト生成率4
8%および100%のものは、温度1320°Cで多結
晶体全てが単結晶化されている。
実施例Z Fezes : 54モル% 、 MnO: 2sモ/
’% * ZnO: 18 モル%の組成比で秤量後、
前記実施例1と同様の方法で多結晶フェライト粉末を作
成した。但し仮焼温度は950℃で2時間保持とした。
得られた粉砕粉のフェライト生成率は32%であり、平
均粒度は11μmであった。あらかじめこの粉砕粉を造
粒した後金型成形し、焼結温度と結晶粒径の関係を調べ
た結果、第2図中Tα℃が約870°C,Tn℃が約1
570℃であることを確認した。一方の単結晶フェライ
トも前記実施例1と同様の方法で作成した後、単結晶フ
ェライト基板および多結晶フェライト粉末を実施例1と
同様に型中にセットし、ホットプレス(圧力80隔−一
2時間保持−1000〜1370℃)法にて加圧焼結し
た。得られた試料を熱処理後、実施例1と同様の方法で
観察した。
結果を第2表に示す。
余  白 第2表 表から明らかなように、温度1000℃での単結晶化率
は12%と非常に小さく、接合のみされた状態である。
しかし、温度の上昇と共に、単結晶化率は高くなり、1
370℃の温度で多結晶体は全て単結晶化した。
なお、上記実施例では通常の乾式法にて作成したフェラ
イト粉末について述べたが、例えば共沈法のようにあら
かじめフェライト化した原料を使用しても一向にさしつ
かえない。
以上詳細に述べたように、本願発明の単結晶フェライト
製造法は、単結晶フェライト基板と多結晶フェライト粉
末を用い、ホットプレス法にて接合、単結晶育成するも
のであり、従来のブリッジマン法に比べ、安価でかつ組
成偏析の少ない良質の単結晶が簡単に製造できるため、
その工業上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ホットプレスに用いる型を示し、図中Aが単
結晶フェライト基板、Bが多結晶フェライト粉末である
。 第2図は、多結晶フェライトの焼結温度と平均結晶粒径
の関係を示す。 1:型(上パンチ)、 2:型(ダイス)、3:匿(下
パンチ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単結晶フェライト基板を型中に挿入し、前記単結晶
    フェライトとほぼ同組成の多結晶フェライト粉末を型中
    に充填したる後、ホットプレス法により加圧焼結し、前
    記多結晶フェライトを単結晶化することを特徴とする単
    結晶フェライトの製造方法。 2、多結晶フェライト粉末として、フェライト生成率が
    20%以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の単結晶フェライトの製造方法。
JP59220207A 1984-10-19 1984-10-19 単結晶フエライトの製造方法 Pending JPS61101484A (ja)

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JP59220207A JPS61101484A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 単結晶フエライトの製造方法

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JPS61101484A true JPS61101484A (ja) 1986-05-20

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ID=16747561

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63203367A (ja) * 1987-02-19 1988-08-23 Fujitsu Ltd カラ−印字制御方式
JPH0616087U (ja) * 1991-07-18 1994-03-01 ヨット・エス・シュテットレル・ゲゼルシャフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー キャップを備えたフエルトペン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63203367A (ja) * 1987-02-19 1988-08-23 Fujitsu Ltd カラ−印字制御方式
JPH0616087U (ja) * 1991-07-18 1994-03-01 ヨット・エス・シュテットレル・ゲゼルシャフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー キャップを備えたフエルトペン

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