JPS609942A - 透湿性防水織物 - Google Patents

透湿性防水織物

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JPS609942A
JPS609942A JP58111928A JP11192883A JPS609942A JP S609942 A JPS609942 A JP S609942A JP 58111928 A JP58111928 A JP 58111928A JP 11192883 A JP11192883 A JP 11192883A JP S609942 A JPS609942 A JP S609942A
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JP
Japan
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cross
fabric
filaments
waterproof fabric
section
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Pending
Application number
JP58111928A
Other languages
English (en)
Inventor
大原 幹男
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は良好な光沢、防水性及び透湿性を有し、特にア
ウトドアースポーツ用衣料に適した織物に関する。
(従来技術) 従来から、普通に用いられている防水布帛は、雨、水の
浸入を防止するため布帛に防水剤をコーティングしただ
けのものであり、雨合羽、傘等に広く使用されている。
この防水布帛は透湿性が無く衣服として着用した場合に
は「蒸れ」が着るしく、不快であった。
最近防水布帛に透湿性を付加する試みがいくつか提案さ
れている。例えば特開昭55−7483号公報の如く多
孔質ポリマーフィルムを織物布帛と積層し防水加工を施
す方法が知られている。この方法によれば防水性能と透
湿性能を兼ね備えた布帛が得られるが、特殊な多孔質フ
ィルムを使用しているため、生産工程が複雑で、生産コ
ストも高く一般的で無い。またフィルムと布帛の積層物
であるため風合いが「堅<」「ドレープ性」k乏しいと
いう衣料素材としては大きな欠点を持っている。
更に特開昭56−169869号公報に見られる如く、
織編物布帛に直接防水剤を塗布する試みもあるが、この
場合は布帛構造がルーズなため透湿性能は優れているが
、防水性能の面で滴足なものは得られない。しかも、織
物布帛のルーズな構造が最終製品とした際に縫い目で経
糸又は緯糸のスリップが生じて製品としての耐久性が劣
るため、商品価値のないものとなる。更に、防水加工の
ために生産コストも高くなる。
また、布帛にカレンダーがげを行ない、織口2綿目をつ
ぶして、防水性を高めることも行なわれているが、カレ
ンダーがけKよって布帛の嵩高性が低下し、ペーパーラ
イクとなり、テカリが生じてくるため、ファツション性
及び良好な風合が要求される衣料分野にはほとんど使用
することができない。
一方、スポーツ用衣料においても、近年はファツション
性及びソフトな風合が要求されるようKなり、%に染色
後の色の鮮明性に加えて、光沢に対する要望が強まって
いる。
布帛に光沢を与えるため、フィラメントの横断面形状を
三角形、五角形、偏平形等の異形にすることは古くから
よく知られている。
横断面形状をまゆ形にしたフィラメントも、米国特許第
3,156,607号明細書、実開昭55−91833
号公報で知られている。しかしながら、前者には、モノ
フィラメントとしてホーシャリ−用途に使用し、あるい
はステープルファイバーとして使用することが記載され
ているのみであり、後者には、ライラグに使用すること
が記載されているのみである。
一方、本発明者は、まゆ形断面のフィラメントから成る
マルチフィラメントを用いた織編物において、隣接する
フィラメント同志が中央の凹部と両端の凸部とで相互に
嵌合し合つて一種の緊密充填構造を形成することを知り
、先に特願昭58−18938号明細書にて、透湿性を
失なうことなく防水性が得られ、しかもパール状の光沢
を呈する織物として、略まゆ形断面のフィラメントから
成るマルチフィラメントを経糸及び/又は緯糸に用いる
織物を提案した。かかる織物は丸断面のフィラメントか
らりマルチフィラメントを用いた織物よりも、はるかに
防水性が優れ、且つ透湿性も失なわれないが、アウトド
アスポーツ用衣料としては未だ防水性が不十分であるこ
とが判った。
(発明の目的) 本発明の目的は、かかる先願の欠点を克服し、バール状
の光沢を有し、適度な透湿性を具備すると共に、防水加
工を施さなくても十分な防水性を有し、特にアウトドア
スポーツ用衣料に適した織物を提供するととKある。
(発明の構成) 本発明者は、上記目的を達成する織物としては、前記緊
密充填構造を形成フィラメントの充填密度が亮いものほ
ど有利であり、かかる高充填密度の緊密充填構造を形成
する構成フィラメントとしては、その横断面形状を偏平
とし、横断面におげろ長軸方向の外周部に沿って複数個
の凹部な設けたものが有効であることを見い出し、本発
明に到達した。
即ち、本発明は断面における長軸方向の各外周部に沿っ
て、少くとも2個の凹部が存在する偏平状異形フィラメ
ントから成るマルチフィラメントを経糸及び/又は緯糸
に用いたことを特徴とする透湿性防水織物である。
尚、織物の防水性及び遡51性は下記の方法で測定した
ものである。
(1) 防 水 性 染色仕上げされた織物を2枚重ねとし、内径2Gの円筒
の底面に密着させる。この円筒を常温の水中に毎秒5c
11の速さで沈めていき、円筒内部へ1aの高さく水の
体積約3 cc ) K水が透過したときの水面と円筒
底面との距離(深さ)を測定し、その長さをもって耐水
圧とする。耐水圧が大きいほど防水性が良いことを示し
、通常、SOO鰭H,0以上、好ましくは800 mH
,0以上必要である。
(2) 透 湿 性 耐水圧と同じく円筒の底面に織物を2枚重ねて密着させ
た円筒を100αの深さの熱水中へ沈め、円筒内の水の
高さが50cTR(水の体積的150 ec ) Kな
る迄の時間を測定し透湿性の尺度とする。この値が小さ
い程透湿性が良いことを示し、通常70秒以下の透湿性
が要求される。
本発明を図面によって説明する。
第1図及び第2図は、本発明において用いるフィラメン
トの横断面形状の例を夫々示す拡大断面図、第3図及び
第4図は第1図及び第2図に夫々示した横断面形状を有
するフィラメントを紡糸する際に使用する紡糸ノズルを
夫々示す拡大平面図、第5図及び第6図は本発明の織物
中での、第1図及び第2図に夫々示した横断面形状を有
するフィラメントの集合状態を夫々示す拡大断面図であ
る。
第1図及び第2図において、(りは横断面の長軸の長さ
、(ロ)は横断面の短軸の長さを示す。
本発明の織物を構成するフィラメントの横断面形状は第
1図及び第2図に示す様に、偏平で且つ横断面の長軸方
向の各外周部に沿って少くとも2個の凹部な有している
ことが必要である。
ここで、フィラメント横断面形状が円形であれば、緊密
充填構造が形成され難いため拠防水性が得られず、しか
もパール状の光沢も現出しない。また、横断面形状がま
ゆ形の如く偏平であっても、横断面の長軸方向の外周部
の1つに1ケの凹部しか存在しない場合は。
かかる外周部での隣接フィラメントとの低合点は1ケ所
に限られるために形成された緊密充填構造の充填密度は
比較的低く十分な防水性能が得られない。
本発明の織物に用いるフィラメントの好ましい態様とし
ては、横断面の長軸の長さく/)と短軸の長さくト)と
の関係が7>1.5W、41好ましくはl=2w前後を
満足するものである。
ここで、J(1,5Wとなると横断面形状が円形に近ず
き、前述した様に織物中での緊密充填状態が形成され離
くなると共に1パール状の光沢が失なわれる傾向がある
かかるフィラメントの横断面形状は長軸に対して、第1
図の如く対称型であってもよい。
そして、この様なフィラメントは第3図及び第4図に示
すような形状の紡糸ノズルから、合成ポリマーを紡糸す
ることKよって容易に得ることができる。ノズルの寸法
は、使用する合成ポリマーの11i類、紡糸条件及び所
望する紡出糸条の横断面形状に応じて、適宜変更すれば
よい。
この様なフィラメントから構成されるマルチフィラメン
トを経糸及び/又は緯糸に用いるのであるが、この際に
マルチフィラメント 礪の全繊度を30 de=160
 de、特に50〜100 daとすることが好ましく
、フィラメント数を20〜160フイラメント、特に3
4〜90フイラメントとすることが好ましい、。
フィラメント数は多い程防水性の面からは良いが、余り
に多いのは製糸することが困難で毛羽等になり易く、し
かも光沢が失なわれてしまう。
また、織物とするときの線密度は、経糸密度と緯糸密度
の和が200〜300本/インチであることが好ましい
尚、本発明において用いるフィラメントの素材は、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ7クリc
−二)リル等の任意の合成ポリマーを用いることができ
るが、特にポリアミドを用いた場合に良好な結果が得ら
れる。
勿論、本発明の織物に更に公知の防水加工を施してもよ
いことは首うまでもない。
3作 用) 本発明の構成を有する織物では、隣接フィラメント同志
の凹凸部が第5図及び第6図の様に長軸方向の外周部の
少くとも2ケ所で嵌合することができるため極めて高密
度の緊密充填構造が形成される結果、十分な防水性能の
向上が透水性能を失なうことなく可能になったのである
。更に、フィラメント横断面形状が偏平であるため、バ
ール状の良好な光沢が得られる。
(発明の効果) 本発明によれば、良好なバール状光沢を呈し、かつ透湿
性、防水性が共に良好な織物を提供することができる。
また、防水加工等を施す必要がないから防水織物を安価
に提供することができる。
本発明の織物は、光沢、透湿性、防水性を兼ね備えてい
るため、特にアウトドアースポーツ用衣料として用いる
のに好適である。
(実 施 例) 以下、実施例により、本発明を説明する。
第3図及び第4図に示した形状の紡糸口金を用いて、ナ
イロン6を溶融紡糸し、常法によって延伸して、70 
ae/4 Bフィラメントのマルチフィラメントを得た
。このフィラメントの横断面形状は第1図及び第2図に
示すような形状であり、長辺長さく/lと短辺長さ侠)
との比を表−1に示す。このマルチフィラメントを用い
て経糸密度165本/インチ、緯糸密度95本/インチ
の織物を製織した。
一方、比較のために、横断面形状が丸形及びfゆ形の7
0 de/48フイラメントナイロン6マルチフイラメ
ントを用いて、上記織物と同規格の織物を製織した。
両方の織物について、光沢、防水性及び透湿性の評価を
行った。その結果を表−1に併せて示す。
表 −1 表−1からも明らかなように、本発明σ)i物は、良好
なバール状光沢を有し、透湿性を損なうことなく一層の
防水性が得られた。
尚、光沢の評価は織物を肉眼で観察して実施したもので
ある。
【図面の簡単な説明】
蕗1図及び第2図は、本発明において用(するフィラメ
ントの横断面形状の例を夫々示す拡大断面図、第3図及
び卯゛4図は第1図及びM2図に夫々示した横断面形状
を有するフィラメントを紡糸する際に使用する紡糸ノズ
ルを夫々示す拡大平面図、第5図及び第6図は本発明の
織物中での第1図及び第2図に夫々示した横断面形状を
有するフィラメントの集合状態を夫々示す拡大断面図で
ある。 図中において i:横断面の長細長さ W:横断面の短軸長さ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)断面における長軸方向の各外周部に沿って少くと
    も2個の凹部が存在する偏平状異形フィラメントから成
    るマルチフィラメントを経糸及び/又は緯糸に用いたこ
    とを特徴とする透湿性防水織物。 (2: 横断面の長細長さくりと短軸長さ局とがl〉1
    .5Wである特許請求の範囲第(1)項記載の透湿性防
    水織物。 (3) マルチフィラメントの全繊度が30〜160d
    a 、フィラメント数が20〜160フイラメントであ
    る特許請求の範囲第+11項記載の透湿性防水織物。 (4) 織物の経糸密度と緯糸密度の和が200〜30
    0本/インチである特許請求の範囲第(1)項記載の透
    湿性防水織物。
JP58111928A 1983-06-23 1983-06-23 透湿性防水織物 Pending JPS609942A (ja)

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