JPS6097851A - 耐熱容器 - Google Patents

耐熱容器

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JPS6097851A
JPS6097851A JP58206281A JP20628183A JPS6097851A JP S6097851 A JPS6097851 A JP S6097851A JP 58206281 A JP58206281 A JP 58206281A JP 20628183 A JP20628183 A JP 20628183A JP S6097851 A JPS6097851 A JP S6097851A
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JP
Japan
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heat
crystallinity
homopolymer
polyethylene terephthalate
copolymer
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JP58206281A
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正孝 桜田
達雄 古瀬
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 °本発明は、オーブン、電子レンジ等の加熱機器で調理
材料と共に加熱できる耐熱性容器に関する。
従来、オーブンや電子レンジには、それぞれ別々の容器
を用い、その内に調理材料を入れて調理している。その
内、オーブンでは主として金属の圧延品が用いられてお
り、調理材料と共に容器も加熱されるので、たとえばケ
ーキ類では150〜180℃、グラタンでは210〜2
30℃の加熱が行なわれる。従って、非常に高い耐熱性
が要求される。又、電子レンジでは主として耐熱性ガラ
ス容器が用いられる。これは、電子レンジでは金属はシ
ョートを起こす恐れがあるためで、金属容器はもちろん
、金属による図柄の容器も使用できないからである。以
上のごとき容器は、重く、女性が使用する場合の多い家
庭における加熱機器用容器としては、より軽く、しかも
耐熱性のあるものがめられる。
所で、プラスチックは、軽いといった長所がある半面、
耐熱性が弱いという欠点を有している。
しかし中にはポリメチルペンテンやポリサルフォシ等の
耐熱性を有するプラスチックもあるが、それらは非常に
高価であり、この点で市場性のある低価格で耐熱性のあ
る容器がめられていた。
ここで樹脂の結晶性に着目すると、非晶部分は低7温で
融解するが、結晶部分は非常に高い温度まで融解しない
。従って、高い結晶性があり、しかもその結晶が耐熱性
を持てば、この目的は達せられるはずである。
しかしながら、たとえばポリエチレンテレフタレート樹
脂に造核材を混入させて形成し、この成形品を結晶化さ
せると、確かに耐熱性は向上するがその反面もろくなり
、容易にひびが入ったり欠けたりする。しかも、くり返
し加熱、冷却を続けると、結晶化はより進むのである。
本発明は、以上の点を解決することを目的とするもので
ある。すなわち、ポリエチレンテレフタレートのホモポ
リマーを主成分とする表面層とポリエチレンテレフタレ
ートの共重合ポリマーを主成分とする中間層より成る耐
熱性容器に係るものである。
さらに詳しく説明する。ポリエチレンテレフタレートは
、エチレングリコールとテレフタル酸の縮重合物であり
、重合時にエステル結合が生成す、る。
グリコールも塩基酸も2つずつ反応基を持っているので
、次々に反応し、重合度の大きな高分子を作る。以上の
ように、グリコールとしてエチレングリコール、二塩基
酸として、テレフタル酸の2成分のみで重合したものが
、ポリエチレンテレフタレートのホモポリマーで、結晶
性が高く、高融点となる。以上の二成分の内、グリコー
ルをエチレングリコール以外のグリコール、たとえば、
ネオペンチルグリコールなどにしたり、二塩基酸をテレ
フタル酸以外の二塩基酸たとえばイソフタル酸などにし
、これらのエチレングリコールやテレフタル酸以外のも
ので置きかえられる成分を5〜40パーセント含有させ
て共重合ポリマーを作成すると、結晶性の低いポリマー
で、かつ、ホモポリマーとも強固に接着する樹脂が得ら
れる。
上記ポリエチレンテレフタレートのホモポリマーと共重
合ポリマーを多層化するには、射出成形の方法や押出成
形後圧空成形する方法などがある。
ゲート部やキャビティ中に樹脂が固化してしまわない内
に共重合ポリマーを射出成形する事により、共重合ポリ
マーの層の表面をホモポリマーで覆った多1層のサンド
イッチ射出成形容器を得ることも考えられる。この他、
共重合ポリマーで射出成形した成形物をそれよりも大き
なキャビティを持つ金型内に入れて、さらにホモポリマ
ーを射出して融着、固化させる方法や、共押出したシー
トを圧空成形や真空成形する方法等が考えられる。
共重合ポリマーは弾性があり、ホモポリマーの結晶化が
進んでもろくなる熱条件になっても結晶化はほとんど進
まず、簡単に割れたりしなくなる。
又、ホモポリマーは150〜200℃の温度をかける事
により結晶化が進む。好ましくは、造核材として0.0
1〜1ミクロンメーターの無機物をホモポリマーに加え
て加熱すると結晶化が進搗本莱二次転位点以上で融点未
満の温度で加熱する事に 5− なるが、当然共重合ポリマーの融点よりも低い温度で加
熱して、ホモポリマーの結晶化を進める事となる。従っ
て共重合ポリマーもなるべく融点の高いものが好ましい
。その点で、共重合ポリマーは、対称性の良い芳香核を
含む二塩基酸や、対称性の良いグリコールを第3成分と
して選択する必要があると共に混入量を低く抑え、5〜
10パーセントにしてお(必要がある。
すなわち、5パーセント以下では結晶化が進んでもろく
なってしまうからである。
又、10パーセント以上では融点の低下が大きく7V? なって、ホモ亥すマーの耐熱性の向上に対応できなくな
る問題が生まれるので、5〜10パーセントにしておく
のが好ましい。
〆 又、表面層、すなわちホモ1リマーは、結晶化させる事
によって内部の分子鎖が強固に結合し、り゛ 耐熱性の向上を示すのであるが、一般にXラタンなどの
高温状態で使用するに必要な耐熱性、約220〜230
℃の耐熱には、約40パーセント以上σ結晶化度が必要
である。40パーセント以下の 6− 結晶化度で、このような熱を加えられると変形する問題
が生ずる。従って、40パ一セント以上の結晶化度がめ
られるが、主としては40〜95パーセントが好ましい
状態である。
所で、以上のような条件を満足しても、あまりにスキン
層が薄かったりコア層が厚くても、又、コア層が薄すぎ
ても良好な効果は得られない。本発明の耐熱容器が有す
る特性を充分に発揮させるには、少なくとも、耐熱性が
より高いホモポリマーが60〜90パーセントを占める
必要がある。
すなわち、60パーセント以下では熱変形を起こしやす
くなり、90パ一セント以上ではもろくなって、割れた
り、欠けたりし易くなる為である。
以上が本発明の耐熱容器であるが、本発明品の用途とし
ては、オープンや電子レンジを用いて白味を直接加熱す
る事が可能な耐熱性を有する容器とすることを目的とし
ているので、いわゆるトレーの他に、弁当箱のような容
器、乳幼児用の容器なども同じように成形し、利用でき
る。
本発明品の特長は、単なる耐熱性があるという事だけで
はなく、何回も利用できる点にある。
すなわち、1度だけの加熱に耐えるだけで良いならば多
層化する必要は必ずしもないと考えられるが、何回も加
熱すると結晶化が相当高い所まで進んでしまい、これに
よって、もろくなってこわれてしまう。多層化するには
これを防ぐのがその目的の一つである。次に、表面層の
結晶化度を高くできるので、内容物による汚染に対する
抵抗が大きくなり、表面硬度が高(なって、キズが付き
にくくなるなどの良さが出るのである。
以上のように、本発明の耐熱容器は従来あった成形機を
利用して容易に成形でき、しかもその物性の向上が著し
いものがある。
以下本発明の実施例を述べる。射出成形機は■名機製作
所のサンドイッチ成形機M−20OAを用いた。この成
形機には、50ミリメートル径のスクリューを持つ2つ
の射出装置があり、スキン側の樹脂としては、ポリエチ
レンテレフタレートのホモポリマーに結晶化促進剤が入
っているTen1tePET Thermoplast
ic Po1yester 5132(イーストマ/コ
ダック社製)を用い、コア側の樹脂としては、ポリエチ
レンテレフタレートの共重合ポリマーのユニペラ)RN
−133(日本ユニペット社製)を用いた。金型は、セ
ンターゲート(ピンポイントゲート)の2ヶ取り金型で
、キャビティ は浅いトレーの形状で厚さ1.5ミリの
ものであった。
まス、スキン側の樹脂をキャビティの容量の45パーセ
ントに相当する量だけ射出した。
スキン樹脂が射出終了すると同時に、コア側の樹脂をキ
ャビティの容量の50パーセントに相当する量だけ射出
し、次にスキン樹脂を射出して、キャピテイを完全に充
填した。保圧・冷却後、金型を開き成形品を取り出した
。射出成形時の金型温度は120℃とした。成形品は、
スキン層がホモポリマーコア層が共重合ポリマーになっ
ており、スキン層は50パーセントの結晶化度を示し、
コア層は、20パーセントの結晶化度であった。
得られた成形品、すなわちトレーにグラタンを詰めて、
電気オープンで220℃で焼いた所、トレーの結晶化度
は上昇したが、容器の変形はなく、 9 − 又、1mの所から容器を落下させてコンクリートに当て
ても割れるような事はなかった。
比較例(1)として、上記Ten1te PET Th
ermoplasticPolyester 5132
単体で上記金型を用いてトレーを成形した。すなわち、
コア側射出機を駆動させずに、スキン側射出機のみで射
出成形した。金型温度は実施側と同じ120℃とした。
得られたトレーの結晶化度は55チとなった。
220℃の電気オープンを用いて、実施例と同様にして
グラタンを焼いた所、トレーの結晶化度は95チまで上
がり、1mの所からコンクリートに落下させた所、割れ
てしまった。
比較例(2)は、コア側樹脂のみ、すなわち共重合ポリ
マーのユニペラ)R−133のみを射出し、実施例と同
一の形状のトレーを得た。トレーの結晶化度は15チと
なった。実施例と同様にして、グラタンを焼いた所、容
器周縁部が変形してしまった。この為、再利用できない
ものと判断した。
上記のごとく、本発明は耐熱性の高い容器であり、幼児
の食事を再加熱したりできる他、容器が早く10− 冷えて持ち易い。落下しても割れないなど、その効果は
非常に太きいものである。
特許出願人 凸版印刷株式会社 代衣者鈴木和夫 =11−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエチレンテレフタレートのホモポリマーを主
    成分とする表面層と、ポリエチレンテレフタレートの共
    重合ポリマーを主成分とする中間層を少な(とも1層以
    上含む多層の耐熱容器。
  2. (2)表面層に造核剤を混入させている事を特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の耐熱容器。
  3. (3)表面層の結晶化度を、40パ一セント以上にして
    なる事を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の耐熱容器。
  4. (4)ポリエチレンテレフタレートのホモポリマーが、
    容器全体積の60〜90パーセントを占める事を特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載
    の耐熱容器。
JP58206281A 1983-11-02 1983-11-02 耐熱容器 Granted JPS6097851A (ja)

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JP58206281A JPS6097851A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 耐熱容器

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JP58206281A JPS6097851A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 耐熱容器

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Publication Number Publication Date
JPS6097851A true JPS6097851A (ja) 1985-05-31
JPH0562067B2 JPH0562067B2 (ja) 1993-09-07

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ID=16520711

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