JPS609751B2 - アルコ−ル誘導体の製造方法 - Google Patents

アルコ−ル誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPS609751B2
JPS609751B2 JP15109178A JP15109178A JPS609751B2 JP S609751 B2 JPS609751 B2 JP S609751B2 JP 15109178 A JP15109178 A JP 15109178A JP 15109178 A JP15109178 A JP 15109178A JP S609751 B2 JPS609751 B2 JP S609751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
acid
alkyl group
represented
protonic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15109178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5579363A (en
Inventor
聖 近藤
大英 常本
稔 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP15109178A priority Critical patent/JPS609751B2/ja
Publication of JPS5579363A publication Critical patent/JPS5579363A/ja
Publication of JPS609751B2 publication Critical patent/JPS609751B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyrrole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中Rは置換若しくは末置換のアルキル基又はアリー
ル基、RIは水素原子又はアルキル基であり、×はハロ
ゲン原子である。
)で表わされるアルコール譲導体の製造方法に関するも
のである。更に詳しくは、本発明は一般式(式中Rは置
換若しくは末置換のアルキル基又はアリール基であり、
RIは水素原子又はアルキル基である。
)で表わされるピロール譲導体と一般式CX3CH〇一
(皿) (式中×はハロゲン原子である。
)で表わされるトリハロアセトアルデヒドとをプロトン
酸の存在に反応させ、前記一般式(1)で表わされるア
′コール誘導体を製造する方法に関する。前記一般式(
1)で表わされるアルコール譲体は、例えば顕著な抗炎
症作用を有する1−メチル一5−アロィルピロール−2
−酢酸〔J.Pha−nnacology and E
xperlmenPI Therapeutics、1
85 127(1973)〕の製造用先駆体として有用
である。
即ち、相当する前記一般式(1)のアルコール誘導体を
塩基存在下シアン化剤と反応させ、次いでアリール化剤
と反応させる事により1−メチール−5ーアロィルピロ
ールー2一酢酸に導く事ができる(下記参考例参照)。
従来、アルコール誘導体を製造する方法としては、【1
〕1ーメチルピロールとトリハロアルデヒドとを反応さ
せて得る方法〔近藤ら、日本化学会第37春季年会講演
予稿集0、835頁(1978)〕及び‘2}‘1)の
方法において当モルの塩化亜鉛存在下反応させて得る方
法〔R.C.B1inn.etal.、J.Am。
CheSocへ7037(1954)〕が知られている
。しかし、flーの方法は反応に長時間を要し、工業的
には改良が望まれていた。又{2)の方法は反応を低温
に制御しなければならない、クロラールに対して、ピロ
ール誘導体を化学量論的に必要な量より多く(2倍)使
用しなければならない、触媒となる塩化亜鉛の量が多い
、反応終了後、後処理操作を急がなければならない等の
欠点があり、かつ結果として26.5%と収率が悪く、
工業的には採用し難い。本発明者等は、前記一般式(ロ
)で表わされるピロール誘導体と前記一般式(m)で表
わされるトリハロアセトアルデヒドとの反応を詳細に検
討した結果、触媒量の酸の添加によって、所望の付加反
応を短時間で選択的、高収率で達成できること、しかも
、酸として原料のピロール誘導体及び所望付加体が、安
定なプロトン酸を使用することが最適であることを見出
し、本発明を完成するに至ったものである。
本発明は、プロトン酸の存在下、前記一般式(ロ)の化
合物と、前記一般式(皿)との反応により前記一般式(
1)で表わされるアルコール議導体を製造するものであ
る。
即ち、プロトン酸の存在を必須要件とするものである。
プロトン酸としては、川酢酸、トリクロロ酢酸「トリフ
ルオロ酢酸、メタンスルホン酸、pートルェンスルホン
酸等の有機酸、■アンバーリスト(Amはrl$t)等
の高分子担特のカチオン性イオン交≠奥樹脂を例示する
ことができる。プロトン酸の使用量は、別段制限される
ものではないが、反応の選択性を向上させる上で、有機
酸の場合は原料のピロール誘導体に対し、5〜10モル
%の使用が望ましく、カチオン性イオン交モ剣樹脂の場
合は、原料に対して5〜1の重量%の使用が望ましい。
反応の実施に当っては、無溶媒又は溶媒中において行う
ことが出来る。溶媒としては、例えばジエチルエーテル
、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒
、ベンゼン、トルヱン・ヘキサン等の炭化水素類を挙げ
ることが出来るが、このうち、反応速度、反応選択性、
収率の面からエーテル系溶媒の使用が好ましい。反応は
、特別な加温又は冷却を必要とせず、容易に進行するが
、反応時間の短縮のために、加熱しても差支えない。
以下、実施例及び参考例により本発明を更に詳細に説明
する。
実施例 1 N−メチルピロール(8.1夕、0.1mol)をエー
テル(50の‘)に溶媒した中に、クロラール(16.
2夕、0.11mol)をエーテル(50私)に溶媒し
たものを加える。
ヒドロキノン(5の9)、pートルエンスルホン酸(2
00の9)を添加した後、1期時間蝿拝しながら還流す
る。トリェテルアミン(5の‘)を加え、5分間麓拝し
た後塩化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗った後「無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。渡過、濃縮して、1−メチ
ル−2−(2・2・2−トリクロロ−1ーヒドロキシエ
チル)ピロールの褐色粗結晶(24.1のを得た。融点
:64〜6がo(文献値66.5〜67.20)NMR
(C〇14):63‐61(知日、S)、5‐03(I
H、s)、5.95(IH、m)、6.32(IH、m
)、6.47(IH、m)、実施例 2 Nーメチルピロール(1.62夕、20mmol)をエ
ーテル(10の上)に熔解した中に、クロラール(3.
24夕、22mmol)をエーテル(10の【)に溶解
したものを加える。
トリクロロ酢酸(163の9、lmmol)をエーテル
(2の)に溶解し加える。反応混合物を1斑時間加熱還
流下燭拝した。冷却後、トリェテルアミン(0.5の‘
)を加え、5分間橿拝した後、酢酸エチル(50の【)
、水(50の‘)を加え、有機層を分液した。有機層を
塩化ナトリウム水溶液で洗った後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。セラィトで櫨遇した後、トリェチルアミ
ン(0.5机と)をもう一度加え、減圧下、溶媒を蟹去
した。1−メチル−2一(2・2・2ートリクロロー1
ーヒドロキシェチル)ピロールの粗結晶(4.70夕)
を得た。
実施例 3 N−メチルピロール(1.62夕、20のmol)をエ
ーテル(10w上)に溶解した中にへクロラール(3.
24夕、22mmol)をエーテル(10被上)に溶解
したものを加える。
アンバーリスト(Am戊rl$t)(160の9)を添
加した後、1細時間還流下燈拝した。冷却後、トリェチ
ルアミン(0.5のと)を加え、5分間櫨拝した後、セ
ラィトで猿過した。濃縮し「1−メチル−2一(2・2
・2−トリクロロー1−ヒドロキシェチル)ピロールの
褐色粗結晶(4.68夕)を得た。参考例 1実施例1
で得た1ーメチルー2一(2・2・2ートリクロロー1
ーヒドロキシエチル)ピロール(1.14夕、5肌mo
l)をメタノール(15の‘)に溶解した後、水(15
の【)及びシアン化ナトリウム(750の9、15mm
ol)を添加する。
4500で鷹拝しながら水酸化カリウム(979の9、
15のmol)を水(10の‘)に溶解したものを6時
間で滴下した。
滴下終了後、6時間燈梓を続けた後、水(100机上)
、希塩酸を加え酸性とし、酢酸エチルで2回抽出した。
合わせた有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、残澄をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(nーヘキサン:酢酸エチル
)で精製し、5ーシアノー1ーメチルピロールー2一酢
酸(430の9、52%)を得た。m.P.:125〜
126q0. NMR(CDC13):63.64(田、s)、6.0
5(IH、d「 J=虹セ)、6.68(IH、d、J
=4世).IR(KBr):320リ22151740
肌‐1,参考例 2テトラヒドロフラン(THF)中マ
グネシウム(1.14夕、46.9m a■m)とpー
プロモトルエン(8.20夕、47.9mmol)より
グリニャール試剤を調製する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるピロール誘導体と一般式 CX_3CHO で表わされるトリハロアセトアルデヒドとを、プロトン
    酸の存在下に反応させる事を特徴とする、一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼ で表わされるアルコール誘導体の製造方法(式中、Rは
    置換若しくは末置換のアルキル基又はアリール基、R′
    は水素原子又はアルキル基、Xはハロゲン原子である。 )。2 Rが低級アルキル基である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 3 プロトン酸として有機酸を用いる事からなる特許請
    求の範囲第1又は2項に記載の方法。 4 プロトン酸として高分子担持のカチオン性イオン交
    換樹脂を用いる事からなる特許請求の範囲第1又は2項
    に記載の方法。
JP15109178A 1978-12-08 1978-12-08 アルコ−ル誘導体の製造方法 Expired JPS609751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15109178A JPS609751B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 アルコ−ル誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15109178A JPS609751B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 アルコ−ル誘導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5579363A JPS5579363A (en) 1980-06-14
JPS609751B2 true JPS609751B2 (ja) 1985-03-12

Family

ID=15511126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15109178A Expired JPS609751B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 アルコ−ル誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS609751B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5579363A (en) 1980-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS609751B2 (ja) アルコ−ル誘導体の製造方法
JPH04149151A (ja) 4―ブロモ―3―ヒドロキシ酪酸エステル誘導体の製造法
JPH1036325A (ja) アミノフェニルアセチレン化合物の製造方法
US4371705A (en) Synthesis of alpha-amino acids
US4370493A (en) Synthesis of alpha-amino acids
JPH021827B2 (ja)
US4375555A (en) Synthesis of alpha-amino acids
JPS588372B2 (ja) 光学活性β−置換アルデヒド化合物の製造方法
JPH0696564B2 (ja) α−(ω−ヒドロキシアルキル)フルフリルアルコ−ル及びその製造法
JPS62126164A (ja) 4−アルコキシ−2−オキソ−ピロリジン−1−酢酸アルキルエステルおよびその製法
EP0663394B1 (en) Process for preparing 5-aminodihydropyrrole, intermediate thereof and process for preparing said intermediate
JPH0262886A (ja) 光学活性なフェロセニルホスフィンおよびその製法
JP2797559B2 (ja) ニトロン化合物およびその製造法
JPS6219582A (ja) γ−チオブチロラクトン誘導体の製造方法
HU193454B (en) Process for producing 3-phenyl-butyraldehyde derivatives
JPH0597735A (ja) 光学活性二級アルコ−ルの製造方法
JPS63253058A (ja) アミノカルボン酸誘導体の製造方法
JPH0317085A (ja) ジオキサボリナン化合物
JPH02237963A (ja) トロポロン誘導体
JPS6350340B2 (ja)
JPH07247267A (ja) フェニルエーテル類の製造方法
JPS6043067B2 (ja) 2‐アルコキシインドリジン誘導体およびその製法
JPS6036416B2 (ja) 2−(シス−2−ペンテニル)シクロペンタノン誘導体の製造方法
JPH03153660A (ja) 4―ハロ―3―ヒドロキシブタンニトリルのスルホン酸エステルおよびその製造法
JPS58128373A (ja) 置換されたジビニルピリジンの製造方法および新規な置換ジビニルピリジン化合物