JPS609730A - 合成樹脂被覆金属管およびその製造方法 - Google Patents

合成樹脂被覆金属管およびその製造方法

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JPS609730A
JPS609730A JP58118498A JP11849883A JPS609730A JP S609730 A JPS609730 A JP S609730A JP 58118498 A JP58118498 A JP 58118498A JP 11849883 A JP11849883 A JP 11849883A JP S609730 A JPS609730 A JP S609730A
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JP
Japan
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synthetic resin
layer
coating
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black
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JP58118498A
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Toshio Kurahashi
倉橋 俊男
Hajime Hirai
甫 平井
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ポリエチレン被覆鋼管等の合成樹脂被覆金属
管およびその製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点 〕
金属管の表面処理は、目的、用途に応じて各種の材料、
方法によって行われている。ポリエチレン等の合成樹脂
被覆もその一方法であシ、金属管に合成樹脂被覆を施す
ことによシ、防食性、耐候性、耐衝撃性等を増すことが
できる。
通常、金属管に被覆する合成樹脂被覆層は合成樹脂層と
、金属管に対する合成樹脂の接着性を増すための接着剤
層よシなっている。ところで、合成樹脂層は、耐候性を
増すために、紫外線安定剤としての充填剤顔料であるカ
ーボンブラックで黒色にしたものも一部用いられている
。ところがこのままでは、ストック時、太陽熱の吸収が
大きく、そのためにパイプの変形、内面モルタルライニ
ング鋼管ではその亀裂発生等の原因となシ、特に熱帯地
域での黒色ポリエチレン被覆鋼管の使用に問題があった
この防止方法として、外面に白色塗料を塗シ太陽光を遮
蔽する方法があるが、特にポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の非極性の合成樹脂表面の塗布は難しく、ポリエチ
レンの場合、次の(Jα)コロナ放電等の方法にょシ非
極性のポリエチレン樹脂被膜表面を活性化加工した後、
通常の塗料で全面塗装する方法。
(1b)特殊水性アクリル塗料、特殊ゴム塗料等を加温
された非極性のポリエチレン樹脂被膜表面に塗布する方
法。
(2)粉体ポリエチレン塗布方法 ポリエチレン樹脂をTダイス等による押出し被覆直後、
水冷前で未硬化の溶融状態のポリエチレン被膜上に、粉
体の白色ポリエチレンを粉体ガンあるいは上部からの散
布によシ、付着させる方法。
ところが(])の場合、ポリエチレン樹脂は非極性であ
るため、付着性が悪くはがれやすい、塗料が乾燥するま
で長時間かが9その間−・ンドリンクできないので作業
能率が悪い、表面処理をしたシ特殊塗料を使用するめで
コストが高くつく等の問題がある。(2)の場合、粉体
塗料粒度は一般的に粗< (100〜200/、)仕上
がシ表面がザラザラになシ外観が悪い、粉体塗料は押出
機等で十分練られていないので塗膜性能が悪く、この層
を起点として低温割れを生じる危険性がある。粉体塗料
塗布層はポーラス状になシやすく、金属管被覆膜として
機能せず、したがって耐衝撃性について、その下層の被
膜を所定の厚みを確保した上で所期の機能を満足させな
がら、さらに粉体ポリエチレンを塗布するので、経済的
でない、さらにこの方法による場合には最も重要な防食
層たる黒色ポリエチレン被膜の表面欠陥(ヘコミ疵、搬
送コーラ疵等)の検査が事実上不可能となるため、この
防食層品質の保証をしえなくなる。
〔発明の目的〕
本発明は、前記問題点を解決し、被覆層全体を従来一般
に用いられている押出被覆法を採用でき作業性および生
産性に優れ、白色合成樹脂と黒色合成樹脂層との層間が
完全に融合しておシ剥がれがなぐ、白色合成樹脂層も保
護層として機能し経済的であシ、シかも外面が滑らかで
商品価値の高い被覆金属管を得ようとすることを目的と
している。
〔発明の構成〕
この目的を達成するための本発明の被覆金属管は、金属
管の外周に、最外層として白色合成樹脂層が、その内側
層として黒色合成樹脂層が存在し、前記最外層および内
側層はそれぞれ被覆による厚み均一な層状をなしておシ
、かつ相互の界面が融合状態にあることを特徴とするも
のである。
また本発明の製造方法は、軸方向へ搬送される金属管の
表面に、押出機を用いて同一ダイスから層状をなして白
色合成樹脂および黒色合成樹脂を押出し、黒色合成樹脂
層上に白色合成樹脂層が存在するよう被覆することを特
徴とするものである。
〔発明の具体例〕
以下本発明を図面に示す具体例によってさらに詳述する
第1図および第2図は、それぞれ3層Tダイスおよび2
層Tダイスを用いて押出し被覆によって得られる被膜形
状をそれぞれ示すものである。 − 1は鋼管等の金属管で、この上に順次ポリエチレンコー
ポリマー等の接着剤層2、たとえばカーボンブラック等
の顔料を1〜6チ混入して黒色に着色したポリエチレン
等からなる黒色合成樹脂層3、ならびにたとえばチタン
ホワイト等の顔料を1〜2チ混入して白色に着色したポ
リエチレン等からなる白色合成樹脂層4が積層されてい
る。
両図の例は、黒色合成樹脂層3が3層となるようラップ
させながら巻付けたものである。また第1図の例は、各
層2 、3 、 ’4を、、同時的に巻付けたものであ
るが、第2図の例は一旦接着剤層2を被覆した後、黒色
および白色合成樹脂層3.4を同時的に巻付けたもので
ある。
ここで、接着剤層2の厚みは150〜450μ黒色合成
樹脂の厚みは2〜3朋、白色合成樹脂の厚みは100〜
300μ程度が望ましい。
このような被膜構造は次のような方法によって得ること
ができる。
第3図〜第5図は6層Tダイス8を用いろ例で、吐出口
9を共通にしこの吐出口9に至る途中で樹脂が合流する
ように3流路を形成したTダイス8に対して、各流路に
対して白色合成樹脂押出機5、黒色合成樹脂押出機6お
よび接着剤押出機7を接続しておく。この場合、第5図
に示すように、黒色合成樹脂層3に対して、白色合成樹
脂層4は上面であってかつ金属管1の流れの上流側に、
また接着剤層2け下面であって金属管1の流れの下流側
に押出されるよう、Tダイス8の流路および吐出口が形
成される。
このような押出装置を用いて、通常の巻付被覆法に従っ
て、スパイラル送シされる金属管1に連続的に巻付被覆
を行う。この場合、上記例においては、被膜中Wと金属
Wlの1回転当シの送シ量Pとの関係を適肖に選んで第
1図のように、黒色合成樹脂層3が3層となるよう巻付
けられる。また第1図および第5図に示すように、接着
剤層2および白色合成樹脂層4の一部がラップするよう
にするのが好ましく、シたがってそれらの巾は、それぞ
れW/3+α1およびW/3+α2とされる。βは重複
化である。したがって、送シ量はほぼW/3−βとなる
関係がある。
他方、第2図に示す被覆構造を得る場合には、まず接着
剤層2を通常の巻付被覆によって得た後、第6図のよう
°な2層Tダイス10を用い、第7図に示す層状態で巻
付被覆するものである。
なお、白色合成樹脂と黒色合成樹脂とはその樹脂ベース
を同一とするのが高い融合性を得る上で好ましく、また
黒色合成樹脂のラップ層数は、上記の3層例のほか適宜
の数を選択できる。
一方、上記例はTダイによる被覆方式を示したものであ
るが、第8図のように、非回転で軸方向に搬送金属管1
にクロスへラドダイ(丸ダイ) 11を用いて被覆する
こkもできる。また、Tダイにしろクロスへラドダイに
しろ、前記各例1d1つのダイスを用いて各異色樹脂を
層状に共押出しを行うものであるが、必要ならば上流に
黒色押出用ダイスを下流に白色押出用ダイスをタンデム
に配置するようにしてもよい。しかし、この方法は、先
の被膜が未硬化の状態で次の樹脂を被覆する必要がある
ため、技術的に多大な困難を伴い不利である。
〔実施例〕
大径鋼管60′。”X 12.71111’X 12 
m’に被覆を行うに当って、鋼管素材にまずプラスト処
理を施し、次いで高周波誘導加熱装置によシ、鋼管を1
30℃に加熱した後、速かに被覆を行った。
被覆は、従来例の白色塗料塗布方法(従来例1)、粉体
ポリエチレン塗布方法、ならびに本発明法との3種を行
った。本発明法の場合、第3図に示すTダイスを用いて
、第1図に示す被覆鋼管を得た。
接着用層および黒色ポリエチレン層の形成のために3法
とも同種のものを用いた。従来の2法において接着剤層
は、ポリエチレンコーポリマー(三井石油化学工業■製
「アトマーNEO50J)を用い220℃に溶融し、3
00μの被膜とした。黒色ポリエチレン層としては、昭
和電工■製「84002E」を用い、これを240℃に
溶を得た。
これに対して、本発明法は、その他の条件は同一である
が、接着剤、黒色ポリエチレンおよび白色ポリエチレン
について同一の230℃の溶融温度とした。
3法について白色層を形成する条件は次の通りである。
+1) 従来例1(白色塗料塗布方法)接着剤層および
黒色合成樹脂層を押出被覆によって形成した後、その被
覆鋼管を90℃に加温し、水性アクリル塗料(1’−8
IGMACRYL、J )を50μ塗装した。
(2) 従来例2(粉体ポリエチレン塗布方法)被覆後
、水冷前において、未硬化の被覆層上に、100〜20
0μの白色ポリエチレン(昭和電工■製「84002E
」)を粉体塗布ガンにて塗布し200μの白色層を得た
(3)本発明法 チタンホワイトを1.5チ混入した白色ポリエチレン樹
脂(昭和電工■製「84002E」)を、接着剤および
黒色ポリエチレンと共に同時に押出し被覆した。
結果は第1表に示す通シである。
第 1 表 〔発明の効果〕 以上の通シ、本発明の被覆構造においては、黒色合成樹
脂と共に白色合成樹脂が押出しによシ被覆されるので、
白色合成樹脂の表面は平滑であシ、外観に優れ、商品価
値が高いものとなる。また共押出しによシ製造されるも
のであるから、白色および黒色合成樹脂層の層間が融合
状態にあシ、特に合成樹脂のベースを共通することによ
シ、たとえ非極性のポリエチレンを使用したとしても、
両層間が剥がれることはない。
さらに、白色合成樹脂層も黒色合成樹脂層と共に金属管
に対して保護層として機能し、特に耐衝撃性を発揮する
ので、従来の粉体ポリエチレン塗布方法による場合のよ
うな、余分なコストを要することがない。
他方、本発明法は、白色および黒色合成樹脂を同時に被
覆して一工程で済ませるものであフ、かつ通常行われて
いる押出し法に則ってダイスのわずかな改変のみで行う
ことができるので、作業性および生産性に優れ、従来法
のように被覆工程が二工程となることはないし、白色塗
料塗布方法における加熱工程も不要である。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明に係る金属管の被覆構造例
を示す縦断面図、第3図は第1図例を得るためのTダイ
スの例を示す概略断面図、第4図は被覆状態を示す斜視
図、第5図はそのv−V線矢視暴断面図、第6図は第2
図例を得るためのTダイスの例を示す概略断面図、第7
図は押出時の被膜構造の横断面図、第8図はクロスへラ
ドダイによる被覆法の断面図である。 ■・・・・・・金属管 2・・・・・・接着剤層3・・
・・・・黒色合成樹脂層 4・・・・・・白色合成樹脂層 8.10・・・・・・Tダイス 11・・・・・・クロ
スへッドタイ第1図 第2図 第4図 第5図 第7図 =ヒニ: A ll’#”m 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 fl) 金属管の外周に、最外層として白色合成樹脂層
    が、その内側層として黒色合成樹脂層が存在し、前記最
    外層および内側層はそれぞれ被覆による厚み均一な層状
    をなしておシ、かつ相互の界面が融合状態にあることを
    特徴とする合成樹脂被覆金属管。 (2)軸方向へ搬送される金属管の表面に、押出機を用
    いて同一ダイスから層状をなして白色合成樹脂および黒
    色合成樹脂を押出し、黒色合成樹脂層上に白色合成樹脂
    層が存在するよう被覆することを特徴とする合成樹脂被
    覆金属管の製造方法。
JP58118498A 1983-06-30 1983-06-30 合成樹脂被覆金属管およびその製造方法 Pending JPS609730A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4767154A (en) * 1986-04-30 1988-08-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automobile roof structure
US4784431A (en) * 1986-04-30 1988-11-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automobile roof structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4767154A (en) * 1986-04-30 1988-08-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automobile roof structure
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