JPS6096308A - 圧延ロ−ルおよび圧延装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は撓み易くした圧延四−ルおよびその圧延ロール
を中間ロールとして用いた圧延装置に関する。

従来、ワークロールとバックアップロールとの間に中間
ロールを、その軸心を圧下ラインより適宜オフセットし
て配設し、押付は装置によってこの中間ロールをワーク
ロールおよびバックアップロールの間に押込み圧接させ
るように構成した圧延装置が知られている。この圧延装
置においては、その押付は装置の作用により、中間ロー
ルを水平方向Ｋｔｄｌ長方向にわたって撓ませながらワ
ークロールとバックアップロールとの間忙押込ませ、圧
延時の圧延力によるワークロールの変形に見合うようワ
ークロールを軸長方向にわたって鉛直方向に撓み変形さ
せ、それにより圧延材の形状制御おの制御効果を増大さ
せるようにしている。

ところで、従来ではこうした中間ロールは中実の一体も
のを使用していたため、水平方向の弾性的な撓みにも限
度があり、形状制御やクラウン制御に十分な効果を発揮
できないという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、圧延材の形状制御およびクラウン制御を
効果的になし得るようにする圧延ロールおよび実際に前
記制御を効果的になし得る圧延装置を提供するととにあ
る。

その目的を達成するために、本発明の圧延ロールは、軸
芯をなすアーバーと、該アーバー外周に嵌合されたスリ
ーブとから構成され、かつアーバーを軸線方向に複数に
分断して撓み易くしである。

また本発明の圧延装置はその圧延ロールを、中間ロール
トシてワークロールとバックアップロール間に介在させ
ベンディング手段によりベンディングさせるようにした
ものである。

以下、本発明を図面を参照して説明する。

第１図〜第３図は本発明の圧延装置の一実施例を示すも
ので、第１図、第２図中１．２は上下のワークロール、
３．４は上下のバックアップロール、５はハウジングで
ある。

上ワークロール１と上バツクアップロール３との間には
、本発明の圧延ロールが中間ロール６として、上下バッ
クアップロール３．４軸心間を結ぶ圧下ラインより適宜
圧延ライン下流側にオフセットして設けられている。こ
の中間ロール６け、第２図に示すように、軸芯をなすア
ーバー６ａと、該アーハ−６Ｂ外周に焼成め嵌合された
スリーブ６ｂとから構成され、かつ前記アーバー６１Ｌ
は軸方向中央部で分断され左右に分けられており、一方
スリーブ６ｂは一体ものとされている。

そして、この中間ロール６のオフセット側に１中間ロー
ル６の胴部中央と接するよう押付はロール７が水平に並
設され、かつ該押付はロール７の軸箱８が、第３図にも
示すように１中間ロール軸箱９に形成されたガイド部１
０に係合されている。

この場合、押付はロール軸箱８は、昇降動は規制される
ものの、前後動（圧延ライン方向〕は自由なように係合
されている。なお、符号１１はキー、１２は軸箱８の外
れ止め部材である。

また、左右のハウジング５．５間（第２１Ｎにおいて上
下で示す）Ｋは、支持ビーム１３が掛は渡され、該支持
ビーム１３の内側部には、各押付はロール軸箱８を介し
て押付はロール７を中間ロール６へ押付けるためのシリ
ンダ１４．１４を備えたシリンダブロック１５が昇降可
能に備見られている。また、該シリンダブロック１５は
、その上方に配置したバランスシリンダ１６により吊下
げ支持され、また該バランスシリンダ１６は支持ビーム
１３上に設置したモータ１７により伸縮作動せしめられ
る構成とされている。なお、１８はウオーム機構である
。

前記構成において、圧延材の形状制御およびクラウン制
御を行なうに当っては、シリンダブロック１５内の各押
付はシリンダ１４を突出して各軸箱８の側部を押付ける
ことにより押付はロールを中間ロール６の中央に押付け
、該押付は力により中間ロール６を水平方向に軸長方向
にわたって撓み変形させ、その変形の状態および程度に
より上ワークロール１の鉛直方向の撓みを長さ方向にお
いて調整する。この際、押付はロール７を中間ロール６
に対して押付けると、その部分の上下ワークロール１．
２の間の間隙が減少してその部分の圧延材の板厚を減少
し、また逆に押付はロール７の押付は力を弱めると、そ
の部分の板厚が増すように作用する。

したがって、上記の操作により、圧延材の形状制御およ
びクラウン制御がなされるのである。

ところで、上記の場合、中間ロール６け軸芯をなすアー
バー６ａが中央で分断されているので、中央部で極端に
撓みやすくなり、形状制御能力がアップする。このこと
は、特にロール長さに比べ板幅が狭い材料を圧延する場
合に有効である。なお、この場合、アーバー６＆は分断
されている本のの、スリーブ６ｂが一体ものであるため
、これＫより必要な剛性は保たれる。また、中間ロール
６は極端に撓みやすいものであるから小径にする必要は
なく、むしろ大径化を図ることができ、面圧強度上も有
利にガし得る。

このように、中間ロール６を水平方向から制御すること
によりワークロール１の撓みを自在処調整でき、圧延材
の形状を任意に幅広く制御することができる。また、前
記の操作に併せて、上下ワ−クロール１，２の鉛直方向
のベンディング制御を行なうことにより、圧延材の形状
制御、クラウン制御をより高精度、高範囲にわたって行
なうことができる。

また、板厚の変化によって各ロールを昇降させる必要が
あるが、本実施例においては、中間ロール軸箱９のガイ
ド部１０に押付はロール軸箱８を係合せしめてあり、し
かも軸箱８は圧延ライン方向には移動できるが、上下方
向には自由に移動できず、軸箱９側と一体としであるの
で、押付はロール７は中間ロール６と一体に昇降作動を
行ない得る。したがって、押付はロール７の芯出し調整
が不要である。また、本実施例においては、押付はロー
ル７と押付は装置８とを切離せるので、ロール交換をユ
ニット的に簡単に行なうことができる。

なお、以上の説明においては中間ロール６を水平方向に
ベンディングさせる場合について述べたが、中間ロール
軸箱１９ａ、　１ｏｂ、２０ａ、２０ｂに各々垂直ベン
ダー用油圧筒２１　ａ　ｓ　２１ｂを設け、中間ロール
６に垂直方向のベンディングを与えるようＫしてもよい
。垂直方向のベンディングを与える場合も撓み量を大き
く設定できるので、形状制御能力はアップする。

また、前記実施例においては、中間ロール６を上ワーク
ロール１と上バツクアップロール３との間に設は九ので
、押付はロール７を上ワークロール１側に配置したが、
中間μｍル６を下ワークロール２と下バツクアツプロー
ル４の間に設ければ、押付はロール７を下ワークロール
２側圧配置し、上下両方に設ければ、上下ワークロール
１．２側両方に押付はロール７を配置することは言うま
でもない。

また、本発明は前記実施例に限らず、中間ロールをワー
クロールとバックアップロールとの間に介在せしめ、中
間ロールをベンディングさせる形式のものであれば全て
に適用できる。

また、前記実施例においては、アーバーを二つに分断し
たものを示したが、これに限られることなく三つ以上に
分断してもよい。また、分断箇所また、本発明の圧延ロ
ールは上述の如く中間ロールとして適用するばかりで々
く、バックアップロールやワークロールとして適用する
ことも可能である。

以上説明したように１本発明の圧延ロールは、軸芯をな
すアーバーと、該アーバー外周に嵌合されたスリーブと
から構成し、かつ前記アーバーを軸線方向に複数に分断
してなるから、きわめて柔軟に撓ませることができる。

したがって、たとえば中間ロールとして適用しベンディ
ング手段によりこの中間ロールをベンディングさせるよ
うＫした場合、きわめて大きい形状制御能力を発揮する
ことができる。また、ベンディングさせるための力を小
さくすることができ、したがって押付は装置の小型化が
図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略側面図、第２図は第１
図の■−■矢視詳細図、第３図は第２図のＩ−１矢視図
、第４図は本発明の圧延リールの他の実施例を示す縦断
面図である０ １．２・・・・・・ワークソール、３，４・・・・・・
バックアップロール、５・・・・・・ハウジング、６・
・・・・・中ｆｉｌｌ　ロール、６ａ・・・・・・アー
バー、６ｂ・・・・・・スリーブ、７・・・・・・押付
はロール。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧延ロールにおいて、軸芯をなすアーパーと、該
   アーバー外周に嵌合されたスリーブとから構成され、か
   つ前記アーバーは軸線方向に複′＃に分断されているこ
   とを特徴とする圧延ロール。
2. （２）ワークロールとバックアップロールとの間忙中間
   ロールを介在させた圧延装置において、前記中間ロール
   を、軸芯をなしかつ軸線方向に複数に分断されたアーバ
   ーと、該アーバー外周に嵌合されたスリーブとから構成
   するとともに１この中間ロールをベンディングさせるベ
   ンディング手段を具備してなることを特徴とする圧延装
   置。