JPS609501B2 - 新規3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 - Google Patents

新規3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体

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JPS609501B2
JPS609501B2 JP51052498A JP5249876A JPS609501B2 JP S609501 B2 JPS609501 B2 JP S609501B2 JP 51052498 A JP51052498 A JP 51052498A JP 5249876 A JP5249876 A JP 5249876A JP S609501 B2 JPS609501 B2 JP S609501B2
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JP
Japan
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carbon atoms
dihydrocarbostyryl
alkyl moiety
formula
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Application number
JP51052498A
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JPS52136177A (en
Inventor
道明 富永
斉 利根
量之 中川
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3・4−ジヒド。
カルボスチリル誘導体に関する。本発明化合物は新規物
質であり、一般式 〔式中R,は水素原子またはアルキル部分の炭素数が1
〜6であるアルアルキル基を示し、R2は水素原子、ア
ルキル部分の炭素数が1〜6であるァルァルキル基、炭
素数2〜4のアルケニル基、それぞれのアルキル部分の
炭素数が1〜6のアルコキシアルキル基またはアルキル
部分の炭素数が1〜6の鎖状若しくは環状アルキルカル
ボニル基を示し、R3は低級アルキル基、芳香環に置換
基を有し若しくは有さず且つアルキル部分の炭素数が1
〜6であるアルアルキル基または芳香環に置換基を有し
且つアルキル部分の炭素数が1〜6のフェノキシアルキ
ル基を示す。
但しR3が低級アルキル基又はフェニル環の3位及び4
位に低級アルコキシ基を置換基として有することがあり
且つアルキル部分の炭素数が1〜6であるフェニルアル
キル基であるとき、R2が水素原子またはアルキル部分
の炭素数が1〜6であるアルアルキル基であってはなら
ない〕で表わされる3・4−ジヒドロカルボスチリル議
導体及びその酸付加塩である。
上記一般式において低級ァルキル基とは炭酸数が1〜6
個の直鏡若しくは分枝状のアルキル基であり、メチル基
「エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、
ィソブチル基、secーブチル基、にrt−ブチル基、
ベンチル基、ヘキシル基等を例示できる。
炭素数2〜4のアルケニル基としてはェチレニル基、2
−フ。。べニル基、1ープロベニル基、1−ブチレニル
基、2ーブチレニル基等を例示出来る。それぞれのアル
キル部分の炭素数が1〜6のアルコキシアルキル基とは
アルキル部分の炭素数が1〜6個の直鎖もしくは分枝状
のァルコキシ基と炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝状の
アルキレン基とが結合したものであり「 ェトキシメチ
ル基、メトキシェチル基、ィソプロポキシェチル基、ブ
トキシプロピル基、sec−ブトキシベンチル基、ヘキ
シルオキシブチル基、ベンチルオキシヘキシル基等を例
示できる。アルキル部分の炭素数が1〜6の鎖状若しく
は環状のァルキルカルボニル基としてはアセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、ィソブチル基、シクロブチ
ルカルボニル基、シクロベンチルカルボニル基、シクロ
ヘキシルカルボニル基等を例示できる。それぞれのアル
キル部分の炭素数が1〜6のアルコキシカルボニルアル
キル基とは、炭素数が1〜6個の直鏡若しくは分枝状の
ァルコキシ基がカルボニル基に結合し更に炭素数が1〜
6個の直鎖若しくは分枝状のアルキレン基とが結合した
ものであり、メトキシカルボニルメチル基、ェトキシカ
ルボニルメチル基、ィソプロポキシカルボニルメチル基
、ェトキシカルボニルェチル基、sec−ブトキシカル
ボニルプロピル基、ィソブトキシカルボニルベンチル基
、また、芳香環に置換基を有し若しくは有さず且つアル
キル部分の炭素数が1〜6であるァルァルキル基とは、
炭素数が1〜6個の直鎖若しくは分鎖状のアルキレン基
とフェニル基または1〜3個の同一若しくは相異なる置
換基を有するフェニル基とが結合したものであり、該置
換基としてはヒドロキシ基、メトキシ基、ェトキシ基、
プロポキシ基、ィソプロポキシ基、ブトキシ基等の低級
アルコキシ基、メチレンジオキシ基「エチレンジオキシ
基等の低級アルキレンジオキシ基、塩素原子、臭素原子
、ョーソ原子、フッソ原子等のハロゲン原子、カルバモ
ィル基、カルボキシ基、メトキシカルボニル基、ェトキ
シカルボニル基等を例示できる。また芳香族に置換基を
有し且つアルキル部分の炭素数が1〜6のフェノキシア
ルキル基とは、炭素数が1〜6個の直鎖若しくは分枝状
のアルキレン基と1〜3個の同一若しくは相異なる置換
基を有するフェノキシ基とが結合したものであり、該置
換基としてはヒド。キシ基、メトキシ基、ェトキシ基、
プロポキシ基、ィソプロポキシ基、ブトキシ基等の低級
アルコキシ基、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ
基等の低級アルキレンジオキシ基、塩素原子、臭素原子
、ヨード原子、フッソ原子等のハロゲン原子、カルバモ
ィル基、カルボキシ基、メトキシカルボニル基、ェトキ
シカルボニル基等を例示できる。本発明の化合物は8−
アドレナリン作動阻害作用を有し、不整脈、狭心症等の
心臓病薬、抗高血圧薬等に有効であるが、特に81一受
容体に選択的に働くP−フロッカー剤として有用である
本発明化合物の代表的なものとしては、例えば8ーヒド
ロキシ−5−〔3−(4−力ルバモイルフエネチルアミ
ノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕一3・4ージヒドロ
カルボスチリル、8ーヒドロキシー5−〔3−(3・4
−メチレンジオキシフエネチルアミノ)一2ーヒドロキ
シプロポキシ〕一314−ジヒドロカルボスチリル、8
ーヒドロキシ−5−〔3一(3・4・5−トリメトキシ
フエネチルアミノー2ーヒドロキシフ。ロポキシ〕一3
・4ージヒドロカルボスチリル、8ーヒド。キシ−5−
〔3−(3・4−ジメトキシフエノキシエチルアミノ)
−2ーヒド。キシプロポキシ〕一3・4ージヒドロカル
ボスチリル、8−ヒドロキシ−5−〔3−(4ーカルバ
モイルフエノキシエチルアミノ)一2ーヒドロキシプロ
ポキシ〕−3・4−ジヒドロカルボスチリル、8−ヒド
ロキシー5−〔3−(3・4ーメチレンジオキシフエノ
キシエチルアミノ)一2ーヒドロキシプロポキシ)一3
・4−ジヒドロカルボスチリル、8−ヒドロキシー5−
{2−ヒドロキシ−3一〔1・1−ジメチル−3−(3
・4一ジメトキシフエノキシ)プロピルアミノ〕プロポ
キシ}−3・4−ジヒドロカルボスチリル、8ーヒドロ
キシ−5−{2ーヒドロキシー3一〔1ーメチル−2−
(3・4一ジメトキシフエノキシ)エチルアミノ〕プロ
ポキシ}−304ージヒドロカルボスチリル、8ーヒド
ロキシ−5一〔3−(3・4・5ートリメトキシフエノ
キシエチルアミノー2一ヒドロキシプロポキシ〕一3・
4ージヒドロカルボスチリル、8−エチレニルオキシー
5一(2−ヒドロキシー3ーイソプロピルアミノプロポ
キシ)一3・4ージヒドロカルボスチリル、8一(2ー
ブチレニルオキシ)一5−(3−secーブチルアミノ
ー2一ヒドロキシプロポキシ)一3・4ージヒドロカル
ボスチリル、8ーアセトキシ−5一(3−teれーブチ
ルアミノー2一ヒドロキシプロポキシ)−3・4ージヒ
ドロカルボスチリル、8ーアセトキシ−5一(3−イソ
プロピルアミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)一3・4
−ジヒドロカルボスチリル、8ーアセトキシー5一〔3
一(3・4ージメトキシフエネチルアミノ)一2−ヒド
ロキシプロポキシ〕−3・4ージヒドロカルボスチリル
、8−シクロヘキシルカルボニルオキシー5一(3一s
ecーブチルアミノー2−ヒドロキシプロポキシ)一3
・4ージヒドロカルポスチリル、8ーイソプチリルオキ
シ一5一〔3−(3・4−ジメトキシフヱネチルアミノ
)−2−ヒドロキシプロポキシ〕一314−ジヒドロカ
ルボスチリル、8ーイソブチリルオキシ一5−〔3−(
3・4・5−トリメトキシフヱネチルアミノ)一2−ヒ
ドロキシプロポキシ〕一3・4ージヒドロカルポスチリ
ル、8ーメトキシエトキシ−5一〔3一(314ージメ
トキシフエネチルアミ/)−2−ヒドロキシプロポキシ
〕−3・4−ジヒドロカルボスチリル、8ーメトキシエ
トキシー5一(3一tenープチルアミノー2−ヒドロ
キシプロポキシ)一3・4ージヒドロカルボスチリル、
8−エトキシー5一〔3一(1・1−ジメチルフエネチ
ルアミノ)一2ーヒドロキシプロポキシ〕−3・4ージ
ヒドロカルボスチリル、8−フトキシエトキシ−1ーベ
ンジルー5一〔3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)一
2−ヒドロキシプロポキシ〕−3・4ージヒドロカルボ
スチリル、等を挙げることができる。本発明化合物はR
2がペンジル基、アルケニル基、アルキルカルボニル基
又はアルコキシアルキル基の場合を例にとれば次式の如
くして製造される。
又は (但しR,、R2及びR3はいずれも上記に同じ)即ち
上式でR,が水素原子の場合には式(1)で表わされる
8ーベンジルオキシ−5ーヒドロキシ−3・4ージヒド
ロカルポスチリルを出発原料として、之にェピハロゲノ
ヒドリンを反応させ、得られる反応生成物(D)又は(
m)を単離精製することなくR3N&で表わされるアミ
ンを反応させることにより又式(0)で表わされる8−
ペンジルオキシー5一(2・3ーエポキシプロポキシ)
−3・4−ジヒドロカルボスチリルもしくは式(m)で
表わされる8ーベンジルオキシー5−(3ーハロゲノー
2一ヒドロキシプロポキシ)一3・4ージヒドロカルボ
スチリルを単離したのちR3N比で表わされるアミンを
反応させることにより式(V)で表わされる新規3・4
−ジヒドロカルボスチリル誘導体を得る。
R,がアルキル部分の炭素数が1〜6であるアルアルキ
ル基の場合にはェピハロゲノヒドリンと反応させたあと
式(D)で表わされる8ーベンジルオキシ−5−(21
3−エボキシプロポキシ)一3・4−ジヒドロカルボス
チリル又は式(m)で表わされる8−ペンジルオキシー
5−(3−ハロゲノー2−ヒドロキシプロポキシ)−3
・4ージヒドロカルボスチリルを単離精製したのちR,
Xで表わされるハロゲン化化合物を反応させて式(W)
で表わされる3・4−ジヒドロカルボスチリル誘導体を
得、次いでR3NH2で表わされるアミンと反応させる
ことにより式(V)で表わされる新規の3・4−ジヒド
ロカルボスチリル誘導体を得る。このようにして得られ
た式(V)の化合物の8位を脱アルアルキル化して、式
(の)で表わされる8−ヒドロキシ−3・4ージヒドロ
カルボスチリル誘導体を得、更に得られた式(V)の化
合物とR2×で表わされるハロゲン化合物を反応させる
ことにより式(肌)で表わされる3・4−ジヒドロカル
ボスチリル誘導体を得る。又必要に応じて上記行程で得
られた式(V)、式(W)及び式(W)の3・4ージヒ
ドロカルボスチリル誘導体を薬理的に許容される酸と反
応させることにより各々の酸付加塩を得る。本行程の化
合物は反応終了後常法に従って反応混合物から単離され
る。例えば反応混合物より溶剤を蟹去することによって
得られる。得られた目的化合物を例えば分別再結晶法、
カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー等
の慣用手段により更に精製し得る。次に上記各反応を更
に詳述する。
一般式(1)で示される8ーベンジルオキシー5−ヒド
ロキシー3・4ージヒドロカルポスチリルとェピハロゲ
ノヒドリンとの反応は適当な塩基性化合物、たとえば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、金属ナトリウム、金属カリウム等の無機塩
基性化合物、あるいはピリジン、ピベリジン、ピベラジ
ン等の有機塩基性化合物等の存在下、無溶媒またはメタ
ノール、ェタ/ール、ィソプロパノ−ル等の低級アルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
エーテル、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トル
ェン、キシレン等の芳香族炭化水素類および水等を溶媒
として反応させるが、なかでもメタノール、エタノール
等が有利に用いられる。
ェピハロゲノヒドリンとしては、ハロゲン原子が塩素原
子、臭素原子またはよう素原子であるどの化合物でも用
いられ、これらェピハロゲ/ヒドリンは一般式(1)の
8−ペンジルオキシー5−ヒドロキシ−3・4−ジヒド
ロカルボスチリルに対して等モルないし過剰量好ましく
は5〜1ぴ音モル量を反応させる。
反応は0〜150qoで進行するが、一般には50〜1
0ぴ○で行なうのがよい。そしてこれらのヒドロキシル
基は上記反応において(2・3−ェポキシ)プロポキシ
基または3−ハロゲノー2一ヒドロキシプロポキシ基と
なるので結局反応生成物は混合物として得られる。これ
らの反応生成物は、たとえば分別結晶法、カラムクロマ
トグラフィー等一般に用いられる精製法によって分離精
製できる。本発明の目的化合物製造のためには特にこれ
らの分離精製をすることなく混合物のままアルキルアミ
ンとの反応を行なってもよいが、R,がアルキル部分の
炭素数が1〜6であるアルアルキル基の場合には単離精
製したのち次の行程に進む方が好ましい。一般式(0)
の2・3ーェポキシプロポキシ体または一般式(m)の
3−ハロゲノー2一ヒドロキシプロポキシ体と一般式虫
,Xとの反応は、一般式(0)で示される2・3−ェポ
キシプロポキシ体または一般式(m)で示される3−ハ
ロゲノ−2一ヒドロキシプロポキシ体を例えば、水素化
ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアミド、金属
ナトリウム、金属カリウムなどのアルカリ金属またはそ
の化合物と反応させてカルボスチリル基の1位の窒素原
子の位置のアルカリ金属塩に導く。
このアルカリ金属塩に導く反応は、該アルカリ金属また
はその化合物を適当な溶媒、たとえば芳香族系溶媒(ベ
ンゼン、トルェン、キシレンなど)、nーヘキサン、シ
クロヘキサン、エーテル系溶媒(ジェェチルェーテル、
1・2−ジメトキシェタン、ジオキサンなど)、非プロ
トン性の極性溶媒(ジメチルホルムアミド、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド、ジメチルスルホキサィドなど)な
ど、好ましくは非プロトン性の極性溶媒中で0〜200
こ0、好ましくは室温〜50qoにて反応させて行なわ
れる。得られた2・3ーェポキシプロポキシ体または3
ーハロゲノ−2一ヒドロキシプロポキシ体のアルカリ金
属塩を、常法により、一般式友,Xで表わされるハロゲ
ン化化合物と反応させる。この反応は適当な溶媒、たと
えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドを用
い、室温で処理することにより好適に進行する。反応剤
の各使用割合は、一般式(D)又は一般式(m)の化合
物に対して、アルカリ金属またはその化合物は1〜5倍
モル、好ましくは1〜3倍モル、ハロゲン化化合物は1
〜5倍モル、好ましくは1〜3倍モルである。
本発明に用いられるアミンとしてはメチルアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、se
c−ブチルアミン、teれーブチルアミン等の炭素数1
〜4のアルキル基を有するアミン類、ベンジルァミン、
フェネチルアミン、1・1ージメチルフエネチルアミン
、3・4ージメトキシフエネチルアミン、4ーヒドロキ
シフエネチルアミン等の芳香族に置換基を有し若し〈は
有さず且つアルキル部分の炭素数が1〜4であるアルア
ルキル基を有するアミン類、4ーカルバモイルフエノキ
シエチルアミン、4ーメトキシフエノキシエチルアミン
等の芳香環に置換基を有し且つアルキル部分の炭素数が
1〜4であるフェノキシアルキル基を有するアミン類が
挙げられる。
これらアミン類と上記反応生成物との反応は、無溶媒で
も行われるがたとえばジオキサン、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、ベンゼン、トルェン、キシレン等の芳
香族炭化水素のほか水、ジメチルホルムアミド等さらに
好ましくはメタノール、エタノール等の極性溶媒中で行
なうのがよい。アミン類は上記反応生成物に対して過剰
量用いられるが、一般には約3〜8倍モル量を用いるの
がよい。本反応は特に加熱することなく進行するが、好
まくは約50〜80ooで行なうのがよい。一般式(V
)の3・4−ジヒドロカルボスチリル誘導体の8位の脱
アルアルキル化反応は、通常の接触還元触媒の存在下に
反応は行なわれ、該触媒としては例えばラネーニッケル
、パラジウム炭素等が一般に有利に使用される。またこ
の反応は溶媒中で進行し、使用される溶媒としては例え
ばメタノール、エタノール、ィソプロパノール等の低級
アルコール類し酢酸、水素が挙げられる。反応条件は特
に限定されないが、通常水素圧常圧下に室温で有利に進
行する。一般式(W)と一般式友2Xで表わされるハ。
ゲン化化合物との反応は無溶媒でも行われるがたとえば
ジオキサン、エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルェン、キシレン等の芳香族炭化水
素、アセトン、メチルエチルケトン、アセトフェノン等
のケトン類のほかジメチルホルムアミド、アセトニトリ
ル、メタノール、エタノール等の溶媒中で行なわれる。
一般式(の)の化合物に対してハロゲン化化合物は過剰
量用いられるが、一般には約2〜5倍量を用いるのがよ
い。本反応は特に加熱することなく進行するが、好まし
くは約50〜80つ○で行なうのがよい。上記行程で得
られた一般式(V)、一般式(W)および一般式(肌)
で示される314−ジヒドロカルボスチリル誘導体を医
薬上許容される酸例えば、塩酸、硫酸、りん酸、臭化水
素酸等の無機酸、しゆう酸、マレィン酸、フマール酸、
りんご酸、酒石酸、くえん酸、安臭香酸等の有機酸と酸
付加塩を形成させることもできる。
尚一般式(V)、一般式(W)及び一般式(W)の3・
4ージヒドロカルボスチリル議導体の光学異性体も当然
に包含する。
以下に本発明を更に詳細に説明するために参考例及び実
施例を記載するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
参考例 1 518−ジヒドロキシー3・4ージヒドロカルボスチリ
ル21.6夕と炭酸カリ19.9夕をアセトン480の
‘と水120Mの混合液に加えて3び分間縄梓還流した
のち「 2ーメトキシエチルブロマイド76夕を加える
8時間鷹梓還流を行ったのち溶媒を留去し、残澄に水を
加えてエーテルで抽出する。
水層を塩酸々性としたのちクロロホルムで抽出しクロロ
ホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥する。クロロホ
ルムを蟹去して帯黒色油状物として5−ヒドロキシー8
一(2ーメトキシエトキシ)−304ージヒドロカルボ
スチリルを15タ得る。実施例 15−ヒドロキシ−8
一(2−メトキシエトキシ)−304−ジヒドロカルボ
スチリル10夕とエピクロルヒドリン13のこピベリジ
ン4戊商を加えて95〜10000で4時間燈梓する。
過剰のェピクロルヒドリンを蟹去したのち残総をクロロ
ホルムに溶解する。クロロホルム層を稀NaOHおよび
水で洗浄後Na2S04で乾燥する。クロロホルムを蟹
去したのち残澄をメタノール100地に溶解し、te九
ーブチルアミン20夕を加えて8時間還流する。過剰の
アミンと溶媒を留去したのち残湾に塩酸ガスを含むメタ
ノールを加えて溶解する。メタノールを留去して得られ
た残澄をメタノールーェーテルより再結晶して白色針状
晶の5−(3一teれ−ブチルアミノ−2ーヒドロキシ
プ。ポキシ)−8−(2ーメトキシエトキシ)−3・4
ージヒドロカルボスチリル塩酸塩6.8夕を得る。mp
l95〜19600実施例 25−(203−エポキシ
プロポキシ)−8−(2−メトキシエトキシ)−3・4
ージヒドロカルボスチリル3.0夕と4−メトキシフヱ
ノキシエチルアミン2.0夕をメタノール100の上に
加えて3時間還流する。
メタノールを蟹去したのち、残澄をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出剤はクロロホルム:メタノール
=40:1)により精製する。溶媒を蟹去したのち残澄
を塩酸ガスを含むメタノールに溶解する。メタノールを
留去したのち残糟をメタノールーェーテルより再結晶し
て白色粉末晶の5一〔3一(4ーメトキシフェ/キシエ
チルアミノ)一2一ヒドロキシプロポキシ〕‐8−(2
−メトキシエトキシ)一3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル塩酸塩1.5夕を得る。mp78〜800○実施例
3 8−ペンジルオキシー5ーヒドロキシ−3・4−ジヒド
ロカルボスチリル9.2夕とエピブロモヒドリン18夕
をメタノール120の‘に溶解し、炭酸カリ4.8夕を
加えて3時間蝿洋還流する。
メタノールと過剰のェピブロモヒドリンを減圧蟹去する
。残留物をメタノール100の‘に溶解し、4ーメトキ
シフェノキシエチルアミン5.7夕を加えて5時間蝿拝
遼流する。メタノールを蟹去したのち残澄をクロロホル
ムに溶解し、IN−HC1、IN−NaOH及び水で洗
浄したのち無水M森04で乾燥する。クロロホルムを留
去したのち残澄を酢酸エチルで抽出する。酢酸エチルを
留去し、残澄をアセトンーェーテルより再結晶して無色
粉末晶の8ーベンジルオキシー5一〔3一(4ーメトキ
シフエノキシエチルアミノ)−2山ヒド。キシプロポキ
シ〕一3・4−ジヒドロカルボキスチリル5.69を得
る。mp67〜6900実施例 4 8ーベンジルオキシー5一〔3一(4ーメトキシフエノ
キシエチルアミノ)一2一ヒドロキシプロポキシ〕一3
・4ージヒドロカルボスチリル4.5夕をメタノール1
30叫に溶解したのちIN−HCIを加えてpH3とす
る。
10%パラジウム炭素1.09を加えて常温常圧で接触
還元する。
触媒を除去したのち炉液を濃縮乾固する。残溝をアセト
ンーェーテルより再結晶して無色プリズム晶の8−ヒド
ロキシ−5−〔3−(4−メトキシフエノキシヱチルア
ミノ)−2一ヒドロキシプロポキシ〕一3・4ージヒド
ロカルボスチリル塩酸塩2.9夕を得る。mpl93〜
4℃実施例 5 8−ヒドロキシー5一(3一にrtーブチルアミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)一3・4ージヒドロカルボス
チリル0.7夕をアセトン20の‘に懸濁しIN−Na
OH3.0の‘を加えて均一溶液とする。
アセチルクロラィド0.2夕を少量のァセトンに溶解し
て水冷蝿梓下に滴下する。30分間水冷下に放置したの
ちIN−HC12の‘を加えて溶媒を減圧轡去する。
残澄をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒
クロロホルム:メタノールコ8:1)により精製する。
溶媒を蟹去し務澄をメタノールーェーテルより再結晶し
て無色鱗片晶の8ーアセトキシー5一tenーブチルア
ミノー2一ヒドロキシプロポキシ)−3・4−ジヒドロ
カルボスチリル塩酸塩0.4夕を得る。mp247〜2
48q0(分解点)実施例 68ーヒドロキシ−5−(
2−ヒドロキシ−3−イソプロピルアミノプロポキシ)
一3・4−ジヒドロカルボスチリル0.66夕をアセト
ン10の‘に懸濁させたのちIN−NaOH3.0の【
を加えて均一溶液とする。
シクロヘキシルカルボニルクロライド0.35夕を少量
のァセトンに溶解し氷袷蝿投下に滴下する。30分間氷
冷下に放置したのちIN−HCIを加えてpH3とする
溶媒を減圧蟹去したのち残澄を水に溶解しクロロホルム
で抽出したのち水層を減圧濃縮乾園する。残澄をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒クロロホルム:メタ
ノール=8:1)により精製する。溶媒を轡去し残湾を
メタノールーェーテルより再結晶して無色鱗片状晶の8
−シクロヘキシルカルボニルオキシ−5−(2−ヒドロ
キシー3ーイソプロピルアミノプロポキシ)一3・4−
ジヒドロカルボスチリル塩酸塩0.45夕を得る。mp
227−8℃実施例 7 5一(3−tenーブチルアミノー2一ヒドロキシプロ
ポキシ)一8−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボス
チリル1.5夕をメタノール20の‘に懸濁させ、IN
−NaOH6叫を加えて均一な溶液とする。
アリルフロマイド1.0夕を加えたのち4時間磯梓還流
する。溶媒を留去したのち残燈をクロ。ホルムで抽出す
る。クロロホルムを留去したのち残澄を塩酸ガスを含む
メタノールーェーテルより再結晶して白色針状晶の8−
アリルオキシ−5一(3−にrtーブチルアミノ−2−
ヒドロキシプロポキシ)−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル塩酸塩0.9夕を得る。mp177〜17800上
記実施例1〜7の本発明化合物をにより下記第1表に記
載した。
第 1 表 実施例 8〜20 上記各実施例と同様の方法により次の各化合物を得た。
この結果を下記第2表に示す。第 2 表 上記第2表に於けるDecは分解点を表わす。
実施例 211−ペンジル−8ーヒドロキシー5一(3
一企てtーブチルアミノー2ーヒドロキシ)プロポキシ
ー3・4−ジヒドロカルポスチリルハイド。
フロラィド0.75夕をアセトン10心に懸濁させた後
、1規定カ性ソーダ3.3の上を加えて均一な溶液とす
る。氷冷下蝿押しながらアセチルクロラィド0.15夕
を加えて20分間放置する。1規定塩酸でPH3とした
後、アセトンを蟹去し残澄をクロロホルムで抽出する。
クロロホルム層を飽和食塩水で一度洗浄した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥する。クロロホルムを蟹去し、残燈と
して無色固体0.3夕を得る。この化合物はNMRIR
データより、1−ペンジルー8−アセチルオキシー5一
(3一tertーブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロ
ポキシ−3.4−ジヒドロカルボスチリル塩酸塩と確認
する。‘NMR 6(ppm) (DMS。 d
6)5.03 ソングレツトL2H)2.3 3
ンングレツト(3H) 1.36 ンングレツト(9H) IR KSr法

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1は水素原子またはアルキル部分の炭素数が
    1〜6であるアルアルキル基を示し、R_2は水素原子
    、アルキル部分の炭素数が1〜6であるアルアルキル基
    、炭素数2〜4のアルケニル基、それぞれのアルキル部
    分の炭素数が1〜6のアルコキシアルキル基またはアル
    キル部分の炭素数が1〜6の鎖状若しくは環状アルキル
    カルボニル基を示し、R_3は低級アルキル基、芳香環
    に置換基を有し若しくは有さず且つアルキル部分の炭素
    数が1〜6であるアルアルキル基または芳香環に置換基
    を有し且つアルキル部分の炭素数が1〜6のフエノキシ
    アルキル基を示す。 但しR_3が低級アルキル基又はフエニル環の3位及び
    4位に低級アルコキシ基を置換基として有することがあ
    り且つアルキル部分の炭素数が1〜6であるフエニルア
    ルキル基であるとき、R_2が水素原子またはアルキル
    部分の炭素数が1〜6であるアルアルキル基であっては
    ならない〕で表わされる3・4−ジヒドロカルボスチリ
    ル誘導体。
JP51052498A 1976-03-17 1976-05-07 新規3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 Expired JPS609501B2 (ja)

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