JP3234627B2 - ピラノ〔2,3−f〕キノリン誘導体 - Google Patents

ピラノ〔2,3−f〕キノリン誘導体

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JP3234627B2
JP3234627B2 JP11286392A JP11286392A JP3234627B2 JP 3234627 B2 JP3234627 B2 JP 3234627B2 JP 11286392 A JP11286392 A JP 11286392A JP 11286392 A JP11286392 A JP 11286392A JP 3234627 B2 JP3234627 B2 JP 3234627B2
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精一 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強心作用、抗不整脈作用
及び血管拡張作用等の薬理作用を有する新規なピラノ
〔2,3−f〕キノリン誘導体又はその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】うっ血性心不全は心臓の機能異常の為に
心拍出量が低下し、組織の代謝に必要なだけの血液を拍
出できない病的状態とされているが、最近、J.N.C
ohnは心不全を、1)運動耐容能の低下、2)心室性
不整脈の多発と、3)予後不良の徴候を伴った心機能不
全による症候群と記載している(J.N.Cohn:C
irculation 78,1099(198
8))。従来、これらの改善には利尿剤、血管拡張剤及
びジギタリス剤等の強心剤が用いられている。
【0003】今日、強心剤としては、ジギタリス剤が広
く用いられており、その一つであるジゴキシンは心臓の
駆出率を上げ、心不全の悪化を抑えていることは認めら
れており、さらに、心拍数が低下し、持続が長く、耐薬
性がなく、経口投与できるなど大変な利点を持っている
が、反面有効血中濃度と中毒量が近く、しばしば、不整
脈を誘発する等の欠点を持っていることもあって、近年
非グリコシド経口強心剤の開発が強力に進められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は強心作用を有し、不整脈を抑制又は殆んど誘発せず、
心拍数を著しく増加させることなく血管拡張作用を有す
る等の心疾患治療剤として有用な化合物を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実状に鑑み、本発
明者らは数多くの化合物を合成し、強心作用、抗不整脈
作用、血管拡張作用等を指標としてスクリーニングして
きたところ、下記一般式(1)で表わされるピラノ
〔2,3−f〕キノリン誘導体又はその塩がこれらの作
用を有し、心疾患治療剤として有用であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は次の一般式(1)で表
わされるピラノ〔2,3−f〕キノリン誘導体又はその
塩を提供するものである。
【0007】
【化2】
【0008】〔式中、R1 は低級アルキル基を示し、R
2 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級アルキルス
ルホニルオキシ基、低級アルカノイルオキシ基、低級ア
ルコキシ基、アジド基又はアミノ基を示し、R3 は水素
原子又は低級アルキル基を示し、R4 は水素原子、低級
アルキル基、水酸基、低級アルキルアミノ基、ピロリジ
ンジオン、ピロリジニル基、N′−アラルキルピペラジ
ニル基又はN′−アルキルピペラジニル基を示し、破線
は当該部分に二重結合が存在していてもよいことを示
す。ただし、3,4位間に二重結合が存在する場合、3
位及び4位の置換基はR3 及びR4 のみとする。〕
【0009】上記一般式(1)において、低級アルキル
基としては炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基、例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘ
キシル基等が挙げられる。ハロゲン原子としてはフッ素
原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子が挙げられ、
低級アルキルスルホニルオキシ基としてはメタンスルホ
ニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基等が挙げら
れ、低級アルカノイルオキシ基としては炭素数2〜6の
直鎖又は分岐鎖のアルカノイルオキシ基、例えばアセト
キシ基、プロパノイルオキシ基、ブチリルオキシ基等が
挙げられ、低級アルコキシ基としては炭素数1〜6の直
鎖又は分岐鎖のアルコキシ基、例えばメトキシ基、エト
キシ基、イソプロピルオキシ基、n−ペンチルオキシ基
等が挙げられる。置換基を有していてもよいピロリジニ
ル基又はピペラジニル基としては、ピロリジンジオン、
ピロリジニル基、ピペリジニル基、N′−アラルキルピ
ペラジニル基、N′−アルキルピペラジニル基等が挙げ
られる。
【0010】また、本発明化合物(1)の塩としては、
例えば塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸又はフマル酸、酒石
酸、マレイン酸、コハク酸等の有機酸との酸付加塩;カ
ルボキシル基のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩又はカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ
土類金属塩等が挙げられる。
【0011】また、本発明化合物(1)には不斉炭素原
子が存在するため光学異性体があるが、その光学活性体
及びラセミ体のいずれも本発明に含まれる。また、本発
明は立体異性体も当然に包含するものである。
【0012】本発明化合物(1)は、例えば次に示す方
法に従って製造することができる。
【0013】〔方法1〕ピラノ〔2,3−f〕キノリン環の形成:
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】〔式中、R1 、R3 及びR4 は前記と同じ
意味を有し、R5 は水素原子又は低級アルキル基を示
し、R6 は低級アルカノイル基を示し、Xはハロゲン原
子を示す〕
【0017】すなわち、まずニトロフェノール類(a)
を接触還元してアミノフェノール類(b)を得、これを
桂皮酸ハライドと反応させ、次いでフリーデルクラフト
反応に付すことによりキノリン類(2)を得る。また、
このキノリン類(2)は、シクロヘキセノン類(d)に
アンモニアを反応させ、次いでこれにアクリル酸を反応
させてオクタヒドロキノリン類(f)を得、さらにこれ
を脱水素することによっても製造される。次に、このキ
ノリン類(2)にアリルハライド類を反応させて化合物
(3)を得、これを加熱して、クライゼン転位後無水酢
酸等の脂肪酸無水物又は脂肪酸塩化物を反応させて化合
物(5)を得、さらに過酸を反応させてエポキシ体
(6)を得、これをヨウ化ナトリウム等のハロゲン化ア
ルカリで処理することにより本発明化合物(1−1)を
製造する。また、この化合物(1−1)を加水分解する
ことにより3−ヒドロキシ体(1−2)を製造すること
ができる。
【0018】〔方法2〕テトラヒドロキノリン環の形成:
【0019】
【化5】
【0020】すなわち、化合物(1−3)を接触還元す
れば、テトラヒドロキノリン体(1−4)が得られる。
なお、原料としてR2 が水酸基である化合物(1−2)
を用いた場合には、下記反応式に示すように対応する2
−ヒドロキシ置換テトラヒドロキノリン体(1−5)以
外に、化合物(1−6)が副生する。
【0021】
【化6】
【0022】〔方法3〕一般式(1)におけるR2 の変換:
【0023】
【化7】
【0024】すなわち、R2 が水酸基である化合物
〔(1−2)又は(1−5)〕にアルキルスルホン酸ク
ロリドを反応させて化合物(1−7)を得、これにアジ
化ナトリウムを反応させて化合物(1−8)を得、次い
でこれを還元すれば化合物(1−9)が得られる。ま
た、化合物(1−2)又は(1−5)のアミド窒素を必
要に応じてベンジル基等により保護した後ヨウ化アルキ
ル等のアルキル化剤を反応させ、次いで当該保護基を脱
離させれば化合物(1−10)が得られる。
【0025】〔方法4〕3−4位間への二重結合の導入及びその還元:
【0026】
【化8】
【0027】すなわち、化合物(1−7)をアルカリで
処理することにより、3−4位間に二重結合を有する化
合物(1−11)が得られ、これを接触還元すれば化合
物(1−12)が得られる。
【0028】〔方法5〕一般式(1)におけるR4 の変換:
【0029】
【化9】
【0030】〔式中、R1 及びR3 は前記と同じ意味を
有し、Xはハロゲン原子を示し、R9及びR10は隣接す
る窒素原子と一緒になって低級アルキルアミノ基、置換
基を有していてもよいピロリジニル基、置換基を有して
いてもよいピペラジニル基を形成する〕
【0031】すなわち、化合物(1−11′)に過酸を
反応させることにより、化合物(1−13)が得られ
る。なお、当該化合物(1−13)の立体異性体は例え
ばカラムクロマトグラフィー等により分離することがで
きる。また、化合物(1−11′)にN−ブロモスクシ
ンイミド、N−ヨードスクシンイミド等のハロゲン化剤
を反応させれば化合物(1−14)が得られる。なお、
このとき4位にスクシンイミドが結合した化合物(1−
15)が副生する。また、化合物(1−14)にアミン
類を反応させれば化合物(1−16)が得られる。な
お、化合物(1−14)の立体異性体は例えばカラムク
ロマトグラフィー等により分離することができる。
【0032】上記反応において、反応混合物から目的化
合物を単離するには通常の手段、例えば抽出、再結晶、
カラムクロマトグラフィー等によればよい。
【0033】
【発明の効果】斯くして得られる本発明化合物(1)又
はその塩は、優れた抗不整脈作用、強心作用及び血管拡
張作用等を有し、心不全に代表される心疾患治療剤とし
て有用である。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
【0035】合成例1 a)5−ヒドロキシ−8−メチルカルボスチリル(2)
(R1=CH3 )の合成i)2−アミノ−4−エトキシ
トルエンの合成:4−エトキシ−2−ニトロトルエン1)
10g(55.2mM)を酢酸100mlに溶かし、これに
10%パラジウム炭素触媒3gを加え、水素雰囲気下室
温で2時間攪拌した。触媒を濾去後濃縮し、残渣に飽和
重曹水を加えアルカリ性とした後クロロホルムで抽出し
た。乾燥後、濃縮すると2−アミノ−4−エトキシトル
エン8.34g(定量的収率)が淡褐色油状物として得
られた。
【0036】IR(Cap):3365, 2965, 2930, 1617, 1582,
1508, 1476, 1314, 1281, 1211,1180, 1138, 1111, 10
40cm-1. NMR(CDCl3):1.37(3H,t,J=7.1Hz), 2.09(3H,s), 3.52(2
H,br),3.96(2H,q,J=7.1Hz), 6.23-6.31(2H,complex m),
6.92(1H,dd,J=9.3,0.8Hz).
【0037】1)K.Shibuya,Y.Takaha
shi,H.Shigyo andT.Ohta;He
terocycles 29,2199(1989)記
載の方法により合成。
【0038】ii)2−シンナムアミノ−4−エトキシト
ルエンの合成:2−アミノ−4−エトキシトルエン8.
34g(55.2mM)とピリジン5.23g(66.2
mM)をアセトン150mlに溶かし、冷却下攪拌しながら
ここにシンナモイルクロライド10.15g(61.0
mM)を加え室温で一夜攪拌した。溶媒を濃縮後クロロホ
ルムに溶かし水洗後乾燥濃縮した。得られた残渣をアル
ミナクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム)で精
製し、再結晶(クロロホルム−n−ヘキサン)すると2
−シンナムアミノ−4−エトキシトルエン13.0g
(88.9%)が淡黄色結晶として得られた。
【0039】IR(KBr):3258, 1654, 1629, 1583, 1533,
1490, 1455, 1446, 1338, 1308,1270, 1215, 1110, 10
46, 963cm-1 . NMR(CDCl3):1.40(3H,t,J=7.1Hz), 2.25(3H,s), 4.04(2
H,q,J=7.1Hz),6.57(1H,d,J=15.6Hz), 6.66(1H,m),7.04-
7.14(2H,complex m), 7.35-7.44(3H,complex m),7.50-
7.60(2H,complex m), 7.77(1H,d,J=15.6Hz).
【0040】iii )5−ヒドロキシ−8−メチルカルボ
スチリルの合成:2−シンナムアミノ−4−エトキシト
ルエン3.9g(14.8mM)にクロルベンゼン28.
6mlを加え浴温125℃で加熱攪拌しつつ、ここに塩化
アルミニウム9.2g(69.0mM)を加えて30分間
攪拌した。冷却後氷水に注ぎn−ヘキサンを加えて析出
結晶を濾取し、クロロホルム−メタノール(4:1)の
混液に溶かした。乾燥後濃縮し得られた残渣をクロロホ
ルムで洗浄した後、再度クロロホルム−メタノール
(4:1)の混液に溶かした。再度濃縮し、残渣をクロ
ロホルムで洗浄後メタノールに溶かし活性炭処理後濃縮
すると5−ヒドロキシ−8−メチルカルボスチリル2.
4g(92.7%)が無色結晶として得られた。
【0041】IR(KBr) :3125, 1640, 1631, 1612, 156
4, 1500, 1445, 1384, 1348,1272, 1238, 1135, 1066,
844, 803cm-1. NMR(CDCl3:CD3OD=3:1):2.38(3H,s), 6.61(1H,d,J=9.6H
z),6.62(1H,d,J=8.1Hz), 7.21(1H,d,J=8.1Hz),8.35(1H,
d,J=9.6Hz).
【0042】合成例2 5−アリルオキシ−8−メチルカルボスチリル(3)の
合成:5−ヒドロキシル−8−メチルカルボスチリル
6.35g(36.3mM)、ヨウ化アリル6.07g
(36.1mM)、n−テトラブチルアンモニウムブロミ
ド1.16g(3.6mM)をジメチルホルムアミド10
8mlに溶かし、ここに炭酸カリウム10g(72.5m
M)を加えて浴温50℃で2時間攪拌した。溶媒を留去
後、残渣をクロロホルムに溶かして水洗した。乾燥後濃
縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液;クロロホルム)で精製後、再結晶(クロ
ロホルム−n−ヘキサン)すると5−アリルオキシ−8
−メチルカルボスチリル(3)4.98g(63.8
%)が無色鱗片状結晶として得られた。
【0043】mp. 193.5−195℃ IR(KBr):3153, 3011, 1639, 1607, 1486, 1444, 1303,
1273, 1233,1144, 1088, 992, 856, 789cm-1 . NMR(CDCl3):2.36(3H,s), 4.63(2H,m), 5.33(1H,m), 5.
46(1H,m),6.11(1H,m),6.55(1H,d,J=8.1Hz), 6.60(1H,d,
J=9.8Hz),7.24(1H,dd,J=8.1,0.7Hz), 8.23(1H,d,J=9.8H
z),9.19(1H,br).
【0044】合成例3 6−アリル−5−ヒドロキシ−8−メチルカルボスチリ
ルの合成:5−アリルオキシ−8−メチルカルボスチリ
ル3.9g(18.1mM)を窒素雰囲気下、浴温200
℃で熔融し1時間同温度に保った。冷却後クロロホルム
−メタノール(4:1)の混液に溶解し、2N水酸化ナ
トリウム水溶液で抽出した。水層はクロロホルムで洗浄
した後、濃塩酸で酸性としクロロホルム−メタノール
(4:1)の混液で抽出し、乾燥後濃縮すると粗6−ア
リル−5−ヒドロキシ−8−メチルカルボスチリル3.
4gが黄土色結晶として得られた。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム:酢酸
エチル=1:1)で精製後、再結晶(クロロホルム−メ
タノール−n−ヘキサン)すると純粋な6−アリル−5
−ヒドロキシ−8−メチルカルボスチリル2.7g(6
9.2%)が無色結晶として得られた。
【0045】mp. 179−180℃ IR(KBr):3206, 1628, 1558, 1442, 1353, 1295, 1218,
1154, 833cm-1. NMR(CDCl3:CD3OD=10:1):2.34(3H,s), 2.58(2H,br.s,N
H,OH),3.43(2H,d,J=6.1Hz), 5.11(1H,dd,J=7.6,1.2Hz),
5.18(1H,t,J=1.6Hz), 6.00(1H,m),6.57(1H,d,J=9.8Hz),
7.08(1H,s),8.24(1H,d,J=9.8Hz).
【0046】合成例4 5−アセトキシ−6−アリル−8−メチルカルボスチリ
ル(5)の合成:6−アリル−5−ヒドロキシ−8−メ
チルカルボスチリル3.2g(14.9mM)をピリジン
50mlに溶かし無水酢酸3.5g(34.3mM)を加え
て室温で1時間攪拌した。濃縮後クロロホルムに溶か
し、飽和重曹水、2N塩酸水溶液、水で洗浄後乾燥濃縮
すると5−アセトキシ−6−アリル−8−メチルカルボ
スチリル3.5g(91.4%)が無色結晶として得ら
れた。
【0047】IR(KBr):3160, 3010, 1749, 1662, 1603,
1445, 1370, 1213, 1145,1090, 842, 791cm-1. NMR(CDCl3):2.42(6H,s), 3.29(2H,m), 5.07(1H,m), 5.
14(1H,m),5.88(1H,m), 6.65(1H,d,J=9.8Hz), 7.23(1H,
s),7.68(1H,d,J=9.8Hz), 9.07(1H,br.s).
【0048】合成例5 5−アセトキシ−6−(2,3−エポキシ)プロピル−
8−メチルカルボスチリル(6)の合成:5−アセトキ
シ−6−アリル−8−メチルカルボスチリル3.5g
(13.6mM)をクロロホルム70mlに溶かし、冷却攪
拌下m−クロル過安息香酸3.85g(純度85%とし
て19.4mM)を加え室温で一夜攪拌した。過剰の15
%亜硫酸ナトリウム水溶液を加えてよく攪拌した後、飽
和重曹水で洗浄し、乾燥後濃縮すると5−アセトキシ−
6−(2,3−エポキシ)プロピル−8−メチルカルボ
スチリル3.7g(定量的収率)が無色結晶として得ら
れた。
【0049】IR(KBr):3160, 3035, 3000, 1743, 1664,
1600, 1447, 1368, 1219,840cm-1. NMR(CDCl3):2.43(3H,s), 2.46(3H,s), 2.54(1H,m),2.7
5-2.83(3H,complex m), 3.11(1H,m), 6.67(1H,d,J=9.8H
z),7.33(1H,s), 7.67(1H,d,J=9.8Hz),9.07(1H,br.s).
【0050】実施例1 3−アセトキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラ
ヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オ
ンの合成:5−アセトキシ−6−(2,3−エポキシ)
プロピル−8−メチルカルボスチリル15.3g(5
6.0mM)をジメチルホルムアミド612ml、イソプロ
パノール153mlとアセトン153mlの混液に加え、さ
らにヨウ化ナトリウム22.6g(151mM)を加えて
浴温70℃で一夜攪拌した。溶媒を留去後、残渣をクロ
ロホルムに溶かして水洗し乾燥後濃縮した。得られた残
渣をエタノールで洗浄し、再結晶(クロロホルム−メタ
ノール−n−ヘキサン)すると3−アセトキシ−6−メ
チル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ
〔2,3−f〕キノリン−8−オン14.7g(96.
0%)が無色結晶として得られた。
【0051】実施例2 3−ヒドロキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラ
ヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オ
ンの合成:3−アセトキシ−6−メチル−3,4,7,
8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリ
ン−8−オン4.1g(15.0mM)をクロロホルム1
90mlとメタノール230mlの混液に溶かし2N水酸化
ナトリウム11.3mlを加え室温で40分間攪拌した。
溶媒を留去した後クロロホルム−メタノール(10:
1)の混液で抽出し乾燥後濃縮し再結晶(クロロホルム
−メタノール)すると3−ヒドロキシ−6−メチル−
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オン3.19g(92.1%)が
無色結晶として得られた。
【0052】実施例3 3,4,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−6−メチル
−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン及び
3,4,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−3−ヒドロ
キシ−6−メチル−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリ
ン−8−オンの合成:6−メチル−3−ヒドロキシ−
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オン6.67g(28.9mM)を
酢酸1lに溶かし、10%パラジウム−炭素5.9gを
加えて水素雰囲気下浴温80℃で3時間攪拌した。触媒
を濾去後濃縮して得られた残渣を再結晶(クロロホルム
−メタノール−n−ヘキサン)すると3,4,7,8,
9,10−ヘキサヒドロ−3−ヒドロキシ−6−メチル
−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン5.
76g(85.5%)が無色結晶として得られた。この
再結晶母液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;クロロホルム:酢酸エチル=1:1)で精製し再
結晶(クロロホルム−n−ヘキサン)すると3,4,
7,8,9,10−ヘキサヒドロ−6−メチル−2H−
ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン600mg
(9.6%)が無色結晶として得られた。
【0053】実施例4 3,4,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−3−メタン
スルホニルオキシ−6−メチル−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オンの合成:3,4,7,8,
9,10−ヘキサヒドロ−3−ヒドロキシ−6−メチル
−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン1g
(4.29mM)をピリジン60mlに溶かし、氷冷攪拌下
にメタンスルホン酸クロリド650mg(5.68mM)を
加え室温で1時間30分攪拌した。途中1時間経過時に
メタンスルホン酸クロリド60mg(0.53mM)を追加
した。メタノールを加えて過剰の試薬を分解した後濃縮
し残渣をクロロホルム−メタノール(4:1)の混液に
溶かして水洗した。1N塩酸で洗浄の後乾燥し、濃縮後
得られた結晶をクロロホルムで洗浄濾取すると3,4,
7,8,9,10−ヘキサヒドロ−3−メタンスルホニ
ルオキシ−6−メチル−2H−ピラノ〔2,3−f〕キ
ノリン−8−オン1.26g(94.4%)が無色結晶
として得られた。
【0054】実施例5 3−アジド−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒド
ロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オンの
合成:3−メタンスルホニルオキシ−6−メチル−3,
4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−
f〕キノリン−8−オン1.82g(5.89mM)、ア
ジ化ナトリウム3.64g(56mM)にジメチルホルム
アミド182mlを加えて浴温120℃で30分間攪拌し
た。濃縮後残渣をクロロホルムに溶かして水洗し、乾燥
後濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;クロロホルム:メタノール=2
0:1)で精製した後再結晶(クロロホルム−メタノー
ル−n−ヘキサン)すると3−アジド−6−メチル−
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オン890mg(59.0%)が無
色結晶として得られた。
【0055】実施例6 3−アミノ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒド
ロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン塩
酸塩の合成:3−アジド−6−メチル−3,4,7,8
−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン
−8−オン419mg(1.64mM)をテトラヒドロフラ
ン60mlに溶かし、10%パラジウム−炭素360mgを
加えて水素雰囲気下室温で1時間攪拌した。触媒を濾去
した後メタノールで洗浄し濃縮して得られた残渣をクロ
ロホルムに溶かして2N塩酸で抽出した。クロロホルム
で洗浄後2N水酸化ナトリウムでアルカリ性としてクロ
ロホルムで抽出した。乾燥濃縮後得られた3−アミノ−
6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピ
ラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オンを塩酸塩として
再結晶(メタノール−エーテル)すると250mg(5
7.2%)が無色結晶として得られた。
【0056】実施例7 7,8−ジヒドロ−6−メチル−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オンの合成:3−メタンスルホニ
ルオキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ
−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン2.
46g(7.96mM)をジメチルスルホキシド123ml
に溶かし2N水酸化ナトリウム12.3mlを加えて浴温
70℃で30分間攪拌した。クロロホルム2.5lを加
えて水洗し、水層はクロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム層を合わせて乾燥後濃縮しエーテルを加えて析出結
晶を濾取した。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液;クロロホルム:酢酸エチル=1:1)で
精製し活性炭処理(メタノール)後再結晶(メタノー
ル)すると7,8−ジヒドロ−6−メチル−2H−ピラ
ノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン1.1g(64.
9%)が淡黄色結晶として得られた。
【0057】実施例8 6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピ
ラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オンの合成:7,8
−ジヒドロ−6−メチル−2H−ピラノ〔2,3−f〕
キノリン−8−オン153mg(0.72mM)をメタノー
ル4mlと酢酸エチル10mlの混液に溶かし、10%パラ
ジウム−炭素55mgを加えて水素雰囲気下室温で2時間
攪拌した。触媒を濾去した後濃縮して得られた残渣を再
結晶(クロロホルム−エーテル)すると6−メチル−
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オン94mg(60.9%)が無色
結晶として得られた。
【0058】実施例9 (3R* ,4R* )−3−ブロモ−4−ヒドロキシ−6
−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラ
ノ〔2,3−f〕キノリン−8−オンと(3R * ,4S
* )−3−ブロモ−6−メチル−4−(1−スクシンイ
ミノ)−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ
〔2,3−f〕キノリン−8−オンと(3R* ,4
* )−3−ブロモ−4−ヒドロキシ−6−メチル−
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3
−f〕キノリン−8−オンの合成:7,8−ジヒドロ−
6−メチル−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8
−オン770mg(3.62mM)をテトラヒドロフラン4
4mlと水11mlの混液に溶かし−2℃に冷却攪拌下、N
−ブロモスクシンイミド759mg(4.26mM)を加え
て17分間攪拌した。反応液に亜硫酸ナトリウム水溶液
とクロロホルムを加え過剰のN−ブロモスクシンイミド
を分解した後有機層を分離乾燥した。濃縮後得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ク
ロロホルム後クロロホルム:メタノール=50:1)で
精製後クロロホルムに溶かし水洗すると(3R* ,4R
* )−3−ブロモ−4−ヒドロキシ−6−メチル−3,
4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−
f〕キノリン−8−オン365mg(23.6%)、(3
* ,4S* )−3−ブロモ−6−メチル−4−(1−
スクシンイミノ)−3,4,7,8−テトラヒドロ−2
H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン720mg
(56.5%)、(3R* ,4S* )−3−ブロモ−4
−ヒドロキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒ
ドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン
222mg(19.8%)がそれぞれ無色結晶として得ら
れた。
【0059】実施例10 (3R* ,4S* )−3−ヒドロキシ−4−イソプロル
アミノ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−
2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オンの合
成:(3R* ,4S* )−3−ブロモ−4−ヒドロキシ
−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−
ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン1g(3.2
3mM)とイソプロピルアミン694mg(11.7mM)を
ジメチルホルムアミド18mlとエタノール8.8mlの混
液に加えて懸濁した。攪拌しつつここに1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン760mg
(5.0mM)をジメチルホルムアミド10mlに溶かした
溶液を加えて浴温50℃で30分間攪拌した。反応液を
濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液;クロロホルム:メタノール=20:1)
で精製後メタノールで洗浄し、更に再結晶(クロロホル
ム−n−ヘキサン)すると(3R* ,4S* )−3−ヒ
ドロキシ−4−イソプロピルアミノ−6−メチル−3,
4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−
f〕キノリン−8−オン300mg(50.5%)が無色
結晶として得られた。
【0060】実施例11 3−メトキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒ
ドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン
の合成:3−ヒドロキシ−6−メチル−3,4,7,8
−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン
−8−オン300mgをテトラヒドロフラン300mlに溶
かし、ベンジルブロミド366mg、水酸化カリウム36
6mg、テトラブチルアンモニウムブロミド209mgを加
えて50℃で12時間攪拌した。不溶物を濾去後、濾液
を濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;クロロホルム)で精製すると7−ベ
ンジル−3−ヒドロキシ−6−メチル−3,4,7,8
−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン
−8−オン340mgが得られた。このベンジル体440
mgをテトラヒドロフラン50mlに溶かし、ヨウ化メチル
976mg、テトラブチルアンモニウムブロミド50mg、
水酸化カリウム771mgを加えて、50℃で3時間攪拌
した。不溶物を濾去後、濾液を濃縮して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロ
ホルム)で精製すると7−ベンジル−3−メトキシ−6
−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラ
ノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン433mgが得られ
た。このものを10%パラジウム−炭素存在下、常温、
常圧で接触還元することにより3−メトキシ−6−メチ
ル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ
〔2,3−f〕キノリン−8−オンを得た。
【0061】実施例12 (3R* ,4S* )−3,4−ジヒドロキシ−6−メチ
ル−3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ
〔2,3−f〕キノリン−8−オンと(3R* ,4
* )−3,4−ジヒドロキシ−6−メチル−3,4,
7,8−テトラヒドロ−2H−ピラノ〔2,3−f〕キ
ノリン−8−オンの合成:7,8−ジヒドロ−6−メチ
ル−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン1
g(4.69mM)をクロロホルム38mlに溶かし、ここ
にm−クロル過安息香酸1.42g(85%純度として
7.0mM)を加えて室温で1時間攪拌した。亜硫酸ナト
リウム水溶液を加えて攪拌し過剰の試薬を分解した後有
機層を分取した。飽和重曹水で洗浄した後乾燥濃縮する
と褐色油状物2.36gが得られた。これをメタノール
60mlとジオキサン60mlの混液に溶解した後室温攪拌
下に2N水酸化ナトリウム4ml(8mM)を加えて30分
間攪拌した。濃縮後残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製すると(3R* ,4S* )−3,4−ジヒド
ロキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ−
2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン310
mg(26.7%)と(3R* ,4R* )−3,4−ジヒ
ドロキシ−6−メチル−3,4,7,8−テトラヒドロ
−2H−ピラノ〔2,3−f〕キノリン−8−オン18
0mg(15.2%)がそれぞれ無色結晶として得られ
た。
【0062】実施例1〜12と同様にして、表1〜表8
に示す化合物を得た。なお、表中には実施例1〜12で
得られた化合物の物性も示した。表中、3,4位結合及
び7,8位結合の欄のsは単結合を、dは二重結合を示
し、φはフェニル基を示し、i-Prはイソプロピル基を示
す。
【0063】
【化10】
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】
【表6】
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 隆 埼玉県浦和市皇山町7−32 (72)発明者 神谷 一博 東京都立川市西砂町5−66−15 (72)発明者 小野木 和弘 埼玉県入間市扇台6−2−7 (72)発明者 佐藤 精一 東京都杉並区上荻4−4−1 アビター レ西荻202号 (72)発明者 大田 富夫 埼玉県狭山市鵜ノ木4−41 (72)発明者 内田 康美 千葉県市川市大野3−1739 (56)参考文献 特開 平1−96182(JP,A) 特開 平2−53790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 491/00 - 491/22 A61K 31/33 - 31/555 A61P 9/00 - 9/14 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は低級アルキル基を示し、R2 は水素原
    子、ハロゲン原子、水酸基、低級アルキルスルホニルオ
    キシ基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルコキシ
    基、アジド基又はアミノ基を示し、R3 は水素原子又は
    低級アルキル基を示し、R4 は水素原子、低級アルキル
    基、水酸基、低級アルキルアミノ基、ピロリジンジオ
    ン、ピロリジニル基、N′−アラルキルピペラジニル基
    又はN′−アルキルピペラジニル基を示し、破線は当該
    部分に二重結合が存在していてもよいことを示す。ただ
    し、3,4位間に二重結合が存在する場合、3位及び4
    位の置換基はR3 及びR4 のみとする。〕で表わされる
    ピラノ〔2,3−f〕キノリン誘導体又はその塩。
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