JP3153335B2 - キノリン誘導体又はその塩 - Google Patents
キノリン誘導体又はその塩Info
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Description
及び血管拡張作用等の薬理作用を有する新規なキノリン
誘導体又はその塩に関する。
心拍出量が低下し、組織の代謝に必要なだけの血液を拍
出できない病的状態とされているが、最近、J.N.C
ohnは心不全を、1)運動耐容能の低下、2)心室性
不整脈の多発と、3)予後不良の徴候を伴った心機能不
全による症候群と記載している(J.N.Cohn:C
irculation 78,1099(198
8))。従来、これらの改善には利尿剤、血管拡張剤及
びジギタリス剤等の強心剤が用いられている。
く用いられており、その一つであるジゴキシンは心臓の
駆出率を上げ、心不全の悪化を抑えていることは認めら
れており、さらに、心拍数が低下し、持続が長く、耐薬
性がなく、経口投与できるなど大変な利点を持っている
が、反面有効血中濃度と中毒量が近く、しばしば、不整
脈を誘発する等の欠点を持っていることもあって、近年
非グリコシド経口強心剤の開発が強力に進められてい
る。
は強心作用を有し、不整脈を抑制又は殆んど誘発せず、
心拍数を著しく増加させることなく血管拡張作用を有す
る等の心疾患治療剤として有用な化合物を提供すること
にある。
明者らは数多くの化合物を合成し、強心作用、抗不整脈
作用、血管拡張作用等を指標としてスクリーニングして
きたところ、下記一般式(1)で表わされるキノリン誘
導体又はその塩がこれらの作用を有し、心疾患治療剤と
して有用であることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
わされるキノリン誘導体又はその塩を提供するものであ
る。
Aが酸素原子のときBは単結合又はメチレン基を示し、
Aが単結合のときBは酸素原子を示す。R1及びR2は水
素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、R3は水
酸基、炭素数1〜6のアルキルスルホニルオキシ基、ア
ジド基及びアミノ基から選ばれる置換基を有していても
よい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルカ
ノイルオキシ基、水酸基、炭素数1〜6のアルキルスル
ホニルオキシ基、アジド基又はアミノ基を示し、破線は
二重結合が存在してもよいことを示す。〕
基としては炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基、例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘ
キシル基等が挙げられ、低級アルキルスルホニルオキシ
基としてはメタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニ
ルオキシ基等が挙げられ、低級アルカノイルオキシ基と
しては炭素数2〜6の直鎖又は分岐鎖のアルカノイルオ
キシ基、例えばアセトキシ基、プロパノイルオキシ基、
ブチリルオキシ基等が挙げられる。また、低級アルキル
基に置換し得る基としては、水酸基、低級アルキルスル
ホニルオキシ基、アジド基又はアミノ基等が挙げられ
る。
例えば塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸又はフマル酸、酒石
酸、マレイン酸、コハク酸等の有機酸との酸付加塩;カ
ルボキシル基のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩又はカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ
土類金属塩等が挙げられる。
子が存在するため光学異性体があるが、その光学活性体
及びラセミ体のいずれも本発明に含まれる。
法に従って製造することができる。
し、R5 は低級アルキルスルホニル基を示し、Xはハロ
ゲン原子を示し、R1 及びR2 は前記と同じ意味を有す
る。〕
ライド等の桂皮酸反応性誘導体を反応させて桂皮酸アミ
ド誘導体(3)を得、これをフリーデルクラフツ反応に
付してキノリン体(4)とし、これにアリルハライドを
反応させてアリルオキシキノリン(5)を得る。アリル
オキシキノリン(5)をクライゼン転移後無水酢酸等の
酸無水物を反応させて6−アリルキノリン(7)を得、
これに過酸を反応させてエポキシ体(8)を得る。次
に、このエポキシ体(8)をアルカリで処理すれば化合
物(1a)が得られる。この化合物(1a)に低級アル
キルスルホン酸ハライドを反応させれば化合物(1b)
が得られ、化合物(1b)にアジ化ナトリウムを反応さ
せれば化合物(1c)が得られる。また化合物(1c)
を還元すれば化合物(1d)が得られる。
と同じ意味を有する。〕
ヨウ化ナトリウム等のハロゲン化アルカリを反応させれ
ば化合物(1e)が得られ、これを加水分解すれば化合
物(1f)が得られる。また、〔方法1〕と同様に、化
合物(1f)に低級アルキルスルホン酸ハライドを反応
させれば化合物(1g)が得られ、次いでアジ化ナトリ
ウムを反応させれば化合物(1h)が得られ、化合物
(1h)を還元すれば化合物(1i)が得られる。
ライド等の桂皮酸反応性誘導体を反応させて桂皮酸アミ
ド誘導体(10)を得、これをフリーデルクラフツ反応
に付して6−ヒドロキシキノリン体(11)とし、これ
にアリルハライドを反応させて6−アリルオキシキノリ
ン(12)を得る。6−アリルオキシキノリン(12)
をクライゼン転移後無水酢酸等の酸無水物を反応させて
7−アリルキノリン(14)を得、これに過酸を反応さ
せてエポキシ体(15)を得る。次に、このエポキシ体
(15)をアルカリで処理すれば化合物(1j)が得ら
れる。この化合物(1j)に低級アルキルスルホン酸ハ
ライドを反応させれば、化合物(1k)が得られ、化合
物(1k)にアジ化ナトリウムを反応させれば化合物
(1l)が得られる。また化合物(1l)を還元すれば
化合物(1m)が得られる。
a)〜(1m)を接触還元に付すことにより、下記のテ
トラヒドロキノリン誘導体(1n)が得られる。
j)を接触還元すれば対応するテトラヒドロキノリン誘
導体が得られ、当該テトラヒドロキノリン誘導体を前記
と同様に低級アルキルスルホニル化、アジド化、次いで
還元することにより化合物(1b)〜(1d)、化合物
(1g)〜(1i)、化合物(1k)〜(1m)のテト
ラヒドロキノリン誘導体が得られる。
合物を単離するには通常の手段、例えば抽出、再結晶、
カラムクロマトグラフィー等によればよい。
はその塩は、優れた抗不整脈作用、強心作用及び血管拡
張作用等を有し、心不全に代表される心疾患治療剤とし
て有用である。
説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
ミドの合成:3−アミノ−o−クレゾール3.0g(2
4.7mmol)をアセトン52mlに懸濁し、これにピリジ
ン2.34g(29.6mmol)を加え氷水冷却下にシン
ナモイルクロリド4.52g(27.1mmol)を加え常
温で20分間撹拌した。反応後溶媒を減圧留去した残渣
に水を加え、不溶の固体を濾取し、水次いで酢酸エチル
で洗い標題化合物の白色粉末4.72g(75.9%)
を得た。
536,1446,1345,1248,12031 H-NMR(CDCl3:CD3OD=7:2)δ(ppm):2.17(3H,s),6.71(1H,
br.d,J=8),6.79(1H,br.d,J=16),7.03(1H,t,J=8),7.10(1
H,br.d,J=8),7.35-7.65(5H,m),7.70(1H,d,J=16)
ン−2−オンの合成:N−(3−ヒドロキシ−2−メチ
ルフェニル)シンナマミド1.57g(6.2mmol)と
塩化アルミニウム4.12g(30.9mmol)をクロル
ベンゼン20mlに懸濁し、125℃で1時間撹拌した。
反応液を冷後、氷水に注ぎ不溶物を濾取し、水次いでn
−ヘキサンで洗い標題化合物の褐色固体0.70g(6
4.3%)を得た。
496,1386,1304,1247,11401 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:3)δ(ppm):2.26(3H,s),6.28(1
H,d,J=9),6.77(1H,d,J=8.5),7.23(1H,d,J=8.5),7.66(1
H,d,J=9),9.72(1H,s),10.39(1H,br.s,NH)
リン−2−オンの合成:1,2−ジヒドロ−7−ヒドロ
キシ−8−メチルキノリン−2−オン0.70g(4.
0mmol)、炭酸カリウム0.69g(5.0mmol)、沃
化アリル1.01g(6.0mmol)、ジメチルホルムア
ミド14mlの懸濁液を50℃で2時間撹拌した。反応液
を減圧濃縮した残渣に水を加え、不溶物を濾取し、水次
いでエーテルで洗い風乾し標題化合物の白色針状晶0.
73g(84.9%)を得た。
498,1309,1251,11411 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:2)δ(ppm):2.33(3H,s),4.65(2
H,d,J=5),5.31(1H,d,J=10),5.43(1H,d,J=18),6.02-6.17
(1H,m),6.36(1H,d,J=9),6.83(1H,d,J=9),7.38(1H,d,J=
9),7.69(1H,d,J=9),10.38(1H,br.s,NH)
メチルキノリン−2−オンの合成:7−アリルオキシ−
1,2−ジヒドロ−8−メチルキノリン−2−オン2.
16g(10mmol)をN,N−ジメチルアニリン48ml
に懸濁し窒素雰囲気下230℃で9時間加熱撹拌した。
反応液に冷後n−ヘキサンを加え析出した結晶を濾取
し、クロロホルムで洗い、標題化合物の黄色結晶1.4
0g(64.8%)を得た。クロロホルムの洗浄液より
7−アリルオキシ−1,2−ジヒドロ−8−メチルキノ
リン−2−オンの淡褐色個体0.62g(28.7%)
を回収した。
171,11591 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:2)δ(ppm):2.34(3H,s),3.43(2
H,d,J=7),5.06(2H,br.d,J=13),5.90-6.09(1H,m),6.33(1
H,d,J=9),7.13(1H,s),7.63(1H,d,J=9),8.58(1H,s),10.1
2(1H,br.s,NH)
メチルキノリン−2−オンの合成:6−アリル−1,2
−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−8−メチルキノリン−2
−オン1.60g(7.43mmol)をピリジン25mlに
とかし、これに無水酢酸2.1ml(22.2mmol)を滴
下し常温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した残渣
をクロロホルムで洗い、標題化合物の白色粉末1.69
g(88.3%)を得た。
601,1369,1226,1204,11471 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.26(3H,s),2.38(3H,s),3.32(2
H,d,J=6),5.06-5.99(3H,m),6.62(1H,d,J=10),7.29(1H,
s),7.70(1H,d,J=10),9.57(1H,br.s,NH)
ポキシプロピル)−8−メチルキノリン−2−オンの合
成:7−アセトキシ−6−アリル−1,2−ジヒドロ−
8−メチルキノリン−2−オン1.60g(6.22mm
ol)をクロロホルム60mlにとかし、これにm−クロル
過安息香酸酸4.02g(18.6mmol)を加え、常温
で20時間撹拌した。反応液を5%亜硫酸ナトリウム水
溶液、飽和重曹水、食塩水で順次洗い芒硝で乾燥し、溶
媒を減圧留去した。残渣を少量のクロロホルムで洗い、
標題化合物の白色粉末1.66g(98.2%)を得
た。
205,11471 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.27(3H,s),2.42(3H,s),2.55(1
H,dd,J=5,2.5),2.77-3.19(4H,m),6.63(1H,d,J=9),7.41
(1H,s),7.72(1H,d,J=9),9.62(1H,br.s,NH)
テトラヒドロフロ〔3,2−g〕キノリン−7−オンの
合成:7−アセトキシ−1,2−ジヒドロ−6−(2,
3−エポキシプロピル)−8−メチルキノリン−2−オ
ン6.46g(23.6mmol)をジメチルホルムアミド
260mlにとかし、これに1N−カセイソーダ溶液10
6mlを加え50℃で30分間撹拌した。反応液を減圧濃
縮した残渣に水を加え、不溶物を濾取し、エーテルで洗
い、標題化合物の淡黄色針状晶3.38g(61.8
%)〔mp259−261℃〕を得た。
5;N,5.96 実測値 :C,66.52;H,5.7
0;N,6.05 IR(KBr)cm-1:3273,3169,2916,1636,1609,1567,1425,124
8,1159,10621 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:4)δ(ppm):2.28(3H,s),3.11(1
H,dd,J=16,7),3.20-3.32(1H,m),3.65(1H,dd,J=12,6),3.
72(1H,dd,J=12,5),4.84-4.95(2H,m),6.29(1H,d,J=9),7.
20(1H,s),7.65(1H,d,J=9),10.50(1H,s,NH)
3,7,8−テトラヒドロフロ〔3,2−g〕キノリン
−7−オンの合成:2−ヒドロキシメチル−9−メチル
−2,3,7,8−テトラヒドロフロ〔3,2−g〕キ
ノリン−7−オン906mg(3.92mmol)をピリジン
18mlに懸濁し、これにメタンスルホニルクロリド0.
40ml(5.17mmol)を加え、常温で、1時間撹拌し
た。反応液を減圧濃縮した残渣をクロロホルムで洗い、
標題化合物の白色粉末933mg(77.1%)を得た。
156,9901 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:1)δ(ppm):2.30(3H,s),3.09(3
H,s),3.14(1H,dd,J=16,6),3.44(1H,dd,J=16,9),4.41(1
H,dd,J=12,6),4.48(1H,dd,J=12,4),5.09-5.20(1H,m),6.
40(1H,d,J=10),7.22(1H,s),7.65(1H,d,J=10),10.05(1H,
br.s,NH)
ラヒドロフロ〔3,2−g〕キノリン−7−オンの合
成:2−メタンスルホニルオキシメチル−9−メチル−
2,3,7,8−テトラヒドロフロ〔3,2−g〕キノ
リン−7−オン1.12g(3.61mmol)とアジ化ナ
トリウム2.35gをジメチルホルムアミド50mlに懸
濁し、120℃で2時間撹拌した。冷後、反応液を水に
注ぎ、析出した結晶を濾取し、標題化合物の淡褐色結晶
0.90g(97.0%)を得た。
473,1422,1289,12491 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.30(3H,s),3.08(1H,ddd,J=16,
6,1),3.40(1H,ddd,J=16,9,1),3.47(1H,dd,J=13,6),3.54
(1H,dd,J=13,4),5.02-5.14(1H,m),6.47(1H,d,J=9),7.20
(1H,s),7.64(1H,d,J=9),9.24(1H,bs.s,NH)
ラヒドロフロ〔3,2−g〕キノリン−7−オンの合
成:2−アジドメチル−9−メチル−2,3,7,8−
テトラヒドロフロ〔3,2−g〕キノリン−7−オン
1.08g(4.21mmol)をテトラヒドロフラン36
mlとメタノール36mlの混合溶液にとかし、これに10
%パラジウム炭素0.90gを加え、水素気流中常温で
2時間撹拌した。反応液よりパラジウム炭素を濾別し濾
液を減圧留去して、標題化合物の白色粉末0.36g
(37.5%)を得た。
2),2.28(3H,s),2.93-3.09(3H,m),3.33(1H,dd,J=16,9),
4.83-4.96(1H,m),6.45(1H,d,J=9),7.18(1H,s),7.63(1H,
d,J=9),9.10(1H,br.s,NH) 得られた標題化合物0.36gをメタノールにとかし、
4N−塩酸−ジオキサン溶液0.49mlを加え溶媒を減
圧留去した残留物をメタノール−エーテルで再結晶し、
標題化合物の塩酸塩0.28g(66.6%)を淡黄色
プリズム晶〔mp>280℃〕として得た。
0;H,5.92;N,10.03 実測値 :C,56.2
0;H,5.90;N,9.85 IR(KBr)cm-1:3378,3176,2916,1642,1611,1567,1438,124
3,11581 H-NMR(CD3OD)δ(ppm):2.37(3H,s),3.12(1H,ddd,J=16,
7,2),3.22(1H,dd,J=14,9),3.28-3.42(1H,m),3.56(1H,dd
d,J=16,9,2),5.11-5.22(1H,m),6.52(1H,d,J=9),7.43(1
H,s),7.96(1H,d,J=9)
シメチル−9−メチルフロ〔3,2−g〕キノリン−7
−オンの合成:2−ヒドロキシメチル−9−メチル−
2,3,7,8−テトラヒドロフロ〔3,2−g〕キノ
リン−7−オン1.64g(7.08mmol)を酢酸80
mlにとかし、これに10%パラジウム炭素1.64gを
加え、水素気流中70℃で4時間撹拌した。触媒を濾別
した溶液を減圧乾固して標題化合物の白色粉末1.44
g(87.2%)を得た。これをクロロホルム−メタノ
ール−n−ヘキサンで再結晶し、標題化合物の無色針状
晶〔mp225−227℃〕を得た。
5;N,5.91 実測値 :C,65.76;H,6.3
3;N,5.82 IR(KBr)cm-1:3341,3219,1642,1470,1398,1213,1188,110
7,10591 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:2)δ(ppm):2.09(3H,s),2.43-
2.85(4H,m),2.98(1H,dd,J=16,7),3.15(1H,dd,J=16,9),
3.66(2H,t,J=6),4.68(1H,t,J=6,OH),4.74-4.85(1H,m),
6.78(1H,s),8.85(1H,s,NH)
ルホニルオキシメチル−9−メチルフロ〔3,2−g〕
キノリン−7−オンの合成:2,3,5,6,7,8−
ヘキサヒドロ−2−ヒドロキシメチル−9−メチルフロ
〔3,2−g〕キノリン−7−オン1.35g(5.7
9mmol)をピリジン27mlに懸濁し、メタンスルホニル
クロリド0.54ml(7.0mmol)を加え常温で1時間
撹拌したのち、溶媒を減圧留去し、残渣をクロロホルム
で洗い、標題化合物の白色粉末1.46g(81.1
%)を得た。
349,1176,11061 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.07(3H,s),2.55-2.91(4H,m),3.
02(1H,dd,J=16,7),3.07(3H,s),3.31(1H,dd,J=16,10),4.
34-5.09(3H,m),6.83(1H,s),7.41(1H,s,NH)
ドロ−9−メチルフロ〔3,2−g〕キノリン−7−オ
ンの合成:2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2
−メタンスルホニルオキシメチル−9−メチルフロ
〔3,2−g〕キノリン−7−オン0.73g(2.3
4mmol)、アジ化ナトリウム1.52g(23.4mmo
l)をジメチルホルムアミド30mlに懸濁し、120℃
で2時間反応したのち反応液を氷水に注ぎ、析出した結
晶を濾取し、標題化合物の淡黄色粉末0.604g(定
量的)を得た。
383,1270,1211,11821 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.09(3H,s),2.55-2.92(4H,m),2.
95(1H,dd,J=16,6),3.29(1H,dd,J=16,9),3.44(2H,d,J=
5),4.92-5.04(1H,m),6.82(1H,s),7.41(1H,br.s,NH)
ドロ−9−メチルフロ〔3,2−g〕キノリン−7−オ
ンの合成:2−アジドメチル−2,3,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−9−メチルフロ〔3,2−g〕キノリ
ン−7−オン0.608g(2.31mmol)を酢酸12
mlにとかし、10%パラジウム炭素0.60gを加え水
素気流中、常温で15時間反応したのち、触媒を除き、
溶媒を減圧留去して、標題化合物の白色粉末0.313
g(58.1%)を得た。
2),2.08(3H,s),2.54-3.02(7H,m),3.22(1H,dd,J=15,9),
4.73-4.85(1H,m),6.81(1H,s),7.38(1H,br.s,NH) 得られた標題化合物0.313gを塩酸塩としたのち、
メタノール−エーテルで再結晶し、標題化合物の塩酸塩
0.263g(72.3%)、無色プリズム晶〔mp>
280℃〕を得た。
N,10.42;Cl,13.19 実測値 :C,57.93;H,6.32;
N,10.41;Cl,13.19 IR(KBr)cm-1:3416,3232,2890,1668,1623,1469,1373,135
9,1214,11861 H-NMR(CD3OD)δ(ppm):2.14(3H,s),2.46-2.88(4H,m),2.
94(1H,dd,J=16,7),3.14(1H,dd,J=13,9),3.23-3.44(2H,
m),4.94-5.05(1H,m),6.89(1H,s)
ラヒドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−8−オンの合
成:7−アセトキシ−1,2−ジヒドロ−6−(2,3
−エポキシプロピル)−8−メチルキノリン−2−オン
1.61g(5.89mmol)と沃化ナトリウム0.44
g(2.95mmol)をアセトン97mlとイソプロパノー
ル129mlの混合溶液にとかし、75℃で2時間撹拌し
た。反応後、溶媒を減圧留去し残留物を水及びクロロホ
ルムで洗い、標題化合物の白色針状晶1.61g(定量
的)〔mp260−261℃〕を得た。
1;N,5.06 実測値 :C,65.25;H,5.5
9;N,5.10 IR(KBr)cm-1:3160,1724,1644,1599,1248,1161,1063,103
11 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.07(3H,s),2.27(3H,s),2.97(1
H,br.d,J=17),3.21(1H,dd,J=17,5),4.22(1H,d,J=12),4.
38(1H,br.d,J=12),5.27-5.33(1H,m),6.48(1H,d,J=9),7.
12(1H,s),7.62(1H,d,J=9),8.87(1H,br.s,NH)
ラヒドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−8−オンの合
成:3−アセトキシ−10−メチル−2,3,8,9−
テトラヒドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−8−オン
0.709g(2.59mmol)をクロロホルム32mlと
メタノール48mlの混合溶液にとかし、2N−カセイソ
ーダ溶液2.6mlを加え、常温で1時間撹拌した。反応
液を減圧濃縮し、不溶の固体を濾取し水及びエーテルで
洗い、標題化合物の白色粉末0.543g(90.6
%)を得た。クロロホルム−メタノール−n−ヘキサン
で再結晶し、標題化合物の無色針状晶〔mp261−2
62℃〕を得た。
7,12571 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:4)δ(ppm):2.24(3H,s),2.75(1
H,dd,J=16,6),3.04(1H,dd,J=16,4),3.97-4.22(3H,m),5.
10(1H,d,J=4.0),6.28(1H,d,J=9),7.13(1H,s),7.63(1H,
d,J=9),10.45(1H,br.s,NH)
8,9−テトラヒドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−
8−オンの合成:3−ヒドロキシ−10−メチル−2,
3,8,9−テトラヒドロピラノ〔3,2−g〕キノリ
ン−8−オン0.382g(1.65mmol)をピリジン
16mlにとかし、メタンスルホニルクロリド0.166
ml(2.15mmol)を加え、常温で1時間撹拌したの
ち、溶媒を減圧留去し、残渣をクロロホルムで洗い、標
題化合物の白色結晶0.42g(82.1%)を得た。
351 H-NMR(CDCl3:DMSO-d6=7:3)δ(ppm):2.28(3H,s),3.18(3
H,s),3.06-3.37(2H,m),4.30(1H,d,J=12),4.49(1H,br.d,
J=12),5.25-5.31(1H,m),6.33(1H,d,J=9),7.18(1H,s),7.
65(1H,d,J=9),10.53(1H,s,NH)
ドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−8−オンの合成:
3−メタンスルホニルオキシ−10−メチル−2,3,
8,9−テトラヒドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−
8−オン0.846g(2.74mmol)とアジ化ナトリ
ウム1.78g(27.4mmol)をジメチルホルムアミ
ド33mlに懸濁し、120℃で2時間撹拌した。反応液
を氷水に注ぎ、析出した固体を濾取し、標題化合物の淡
黄色結晶0.229g(32.7%)を得た。
320,1215,11571 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.26(3H,s),2.96(1H,dd,J=17,
6),3.22(1H,dd,J=17,5),4.02-4.34(3H,m),6.48(1H,d,J=
10),7.14(1H,s),7.62(1H,d,J=10),8.95(1H,br.s,NH)
ドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−8−オンの合成:
3−アジド−10−メチル−2,3,8,9−テトラヒ
ドロピラノ〔3,2−g〕キノリン−8−オン0.45
1g(1.76mmol)をジメチルホルムアミド100ml
にとかし、10%パラジウム炭素0.65gを加え、水
素気流中、常温で4時間反応したのち、反応液より触媒
を除き、溶媒を減圧留去して、標題化合物の淡黄色粉末
0.32g(78.8%)を得た。これをクロロホルム
−メタノール−n−ヘキサンで再結晶し標題化合物の無
色プリズム晶0.269g〔mp235−239℃〕を
得た。
1;N,11.98 実測値 :C,66.66;H,6.1
0;N,11.89 IR(KBr)cm-1:3400,3160,2983,1653,1600,1479,1457,141
0,1291,12171 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.24(3H,s),2.69(1H,dd,J=16,
8),3.09(1H,dd,J=16,5),3.20-3.45(1H,m),3.52(2H,br.
s,NH2),3.93(1H,dd,J=10,7),4.27(1H,br.d,J=10),6.46
(1H,d,J=9),7.11(1H,s),7.61(1H,d,J=9),8.79(1H,br.s,
NH)
ンナマミドの合成:4−アミノ−2,5−ジメチルフェ
ノール10g(72.9mmol)とピリジン7.1mlをア
セトン160mlにとかし、これにシンナモイルクロリド
13.4g(80.4mmol)を加え常温で15時間撹拌
した。反応液を減圧濃縮し、不溶の固体を濾取し、水及
びアセトンで洗い、標題化合物の灰色粉末14.5g
(74.6%)〔mp278−280℃(分解)〕を得
た。
405,1348,12241 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.08(3H,s),2.10(3H,s),6.64
(1H,s),6.91(1H,d,J=16),7.12(1H,s),7.54(1H,d,J=16),
7.35-7.70(5H,m),9.13(1H,br.s,NH),9.30(1H,s,OH)
キノリン−2−オンの合成:N−(2,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)シンナマミド14.2g(5
3.1mmol)と塩化アルミニウム35.4g(0.27
mol )をクロルベンゼン100mlに懸濁し125℃で1
時間撹拌した。冷後、反応液を氷水に注ぎ、析出した固
体を濾取し、水及びエーテルで洗い、標題化合物の褐色
粉末8.58g(85.4%)〔mp>280℃〕を得
た。
313,1280,11021 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.29(3H,s),2.34(3H,s),6.48
(1H,d,J=10),6.92(1H,s),8.00(1H,d,J=10),9.17(1H,s,O
H),10.60(1H,br.s,NH)
ルキノリン−2−オンの合成:1,2−ジヒドロ−5,
8−ジメチル−6−ヒドロキシキノリン−2−オン2
4.6g(0.14mol )、炭酸カリウム38.8g
(0.28mol )、沃化アリル33.0g(0.20mo
l )、ジメチルホルムアミド400mlの混合溶液を50
℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した残渣に水を
加え、不溶の固体を濾取し、水及びn−ヘキサンで洗
い、標題化合物の褐色粉末7.98g(26.4%)
〔mp180−184℃〕を得た。
H,dt,J=5,2),5.29(1H,dq,J=11,2),5.44(1H,dq,J=17,2),
6.08(1H,ddt,J=17,11,5),6.68(1H,d,J=10),6.99(1H,s),
7.99(1H,d,J=10),9.42(1H,br.s,NH)
−ヒドロキシキノリン−2−オンの合成:6−アリルオ
キシ−1,2−ジヒドロ−5,8−ジメチルキノリン−
2−オン2.60g(11.3mmol)をN,N−ジメチ
ルアニリン30mlに懸濁し窒素雰囲気下200℃で10
時間撹拌した。反応液をそのままシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、クロロホルム:メタノール(4
0:1)で溶出し、標題化合物の褐色結晶0.956g
(36.8%)〔mp220−223℃(分解)〕を得
た。また原料化合物0.798g(30.7%)とその
脱アリル体0.415g(19.3%)を回収した。
7;N,6.01 実測値 :C,72.08;H,6.5
3;N,6.07 IR(KBr)cm-1:3191,1643,1606,1588,1405,1273,1240,119
1,11801 H-NMR(CDCl3:CD3OD=10:1)δ(ppm):2.38(3H,s),2.46(3
H,s),3.63(2H,dt,J=6,2),4.95(1H,dq,J=17,2),5.05(1H,
dq,J=10,2),5.98(1H,ddt,J=17,10,6),6.65(1H,d,J=10),
8.06(1H,d,J=10)
8−ジメチルキノリン−2−オンの合成:7−アリル−
1,2−ジヒドロ−5,8−ジメチル−6−ヒドロキシ
キノリン−2−オン1.22g(5.32mmol)をピリ
ジン12mlにとかし、無水酢酸0.81g(7.93mm
ol)を加え常温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し
た残渣をクロロホルムで洗い、標題化合物の白色結晶
1.26g(87.4%)〔mp224℃(分解)〕を
得た。
H,s),3.20-3.68(2H,br.),4.96(1H,dq,J=17,2),5.07(1H,
dq,J=10,2),5.86(1H,ddt,J=17,10,6),6.70(1H,d,J=9),
7.98(1H,d,J=9),9.43(1H,br.s,NH)
1,2−ジヒドロ−5,8−ジメチルキノリン−2−オ
ンの合成:6−アセトキシ−7−アリル−1,2−ジヒ
ドロ−5,8−ジメチルキノリン−2−オン1.20g
(4.42mmol)をクロロホルム20mlにとかし、m−
クロル過安息香酸3.06g(17.7mmol)を加え、
常温で15時間撹拌した。反応液を5%亜硫酸ナトリウ
ム水溶液、飽和重曹水、食塩水で順次洗い、芒硝で乾燥
ののち溶媒を減圧留去し、標題化合物の白色粉末1.2
3g(96.8%)〔mp227−229℃(分解)〕
を得た。
2;N,4.73 実測値 :C,65.11;H,5.8
1;N,4.74 IR(KBr)cm-1:3169,3039,1741,1652,1610,13731 H-NMR(CDCl3:CD3OD=10:1)δ(ppm):2.33(3H,s),2.41(3
H,s),2.44(3H,s),2.42-3.18(5H,m),6.71(1H,d,J=10),8.
00(1H,d,J=10)
5,6−テトラヒドロフロ〔2,3−g〕キノリン−6
−オンの合成:6−アセトキシ−7−(2,3−エポキ
シプロピル)−1,2−ジヒドロ−5,8−ジメチルキ
ノリン−2−オン1.21g(4.21mmol)をジメチ
ルホルムアミド15mlにとかし、1N−カセイソーダ溶
液10mlを加え、50℃で30分間撹拌した。反応液を
減圧濃縮した残渣を水で洗い、標題化合物の淡黄色粉末
0.761g(69.3%)〔mp259−262℃
(分解)〕を得た。
61 H-NMR(CDCl3:CD3OD=5:1)δ(ppm):2.37(3H,s),2.39(3H,
s),3.15(1H,dd,J=17,7),3.25-3.45(1H,m),3.76(1H,dd,J
=12,6),3.81(1H,dd,J=12,4),4.85-5.02(1H,m),6.63(1H,
d,J=10),8.04(1H,d,J=10)
−2,3,5,6−テトラヒドロフロ〔2,3−g〕キ
ノリン−6−オンの合成:4,9−ジメチル−2−ヒド
ロキシメチル−2,3,5,6−テトラヒドロフロ
〔2,3−g〕キノリン−6−オン0.70g(2.8
5mmol)をピリジン40mlにとかし、メタンスルホニル
クロリド0.49g(4.28mmol)を加え、常温で1
時間反応後、溶媒を減圧留去し、残留物をクロロホルム
で洗い、標題化合物の白色粉末0.67g(72.6
%)〔mp198−200℃(分解)〕を得た。
H,s),3.18(1H,dd,J=17,7),3.47(1H,dd,J=17,9),4.42(1
H,dd,J=11,6),4.49(1H,dd,J=11,4),5.04-5.20(1H,m),6.
68(1H,d,J=10),7.96(1H,d,J=10)
−テトラヒドロフロ〔2,3−g〕キノリン−6−オン
の合成:4,9−ジメチル−2−メタンスルホニルオキ
シメチル−2,3,5,6−テトラヒドロフロ〔2,3
−g〕キノリン−6−オン0.25g(0.773mmo
l)とアジ化ナトリウム0.50g(7.74mmol)を
ジメチルホルムアミド5mlに懸濁し、120℃で2時間
反応したのち、氷水に注ぎ析出した結晶を濾取し、標題
化合物の淡黄色粉末0.21g(定量的)〔mp209
−210℃(分解)〕を得た。
3 実測値 :C,62.08;H,5.20;N,20.5
2 IR(KBr)cm-1:2085,1681,1652,1444,1401,1297,12681 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.36(3H,s),2.38(3H,s),3.09(1
H,dd,J=17,6),3.42(1H,dd,J=17,9),3.46(1H,dd,J=13,
6),3.56(1H,dd,J=13,4),4.97-5.12(1H,m),6.66(1H,d,J=
10),7.94(1H,d,J=10),9.51(1H,br.s,NH)
−テトラヒドロフロ〔2,3−g〕キノリン−6−オン
の合成:2−アジドメチル−4,9−ジメチル−2,
3,5,6−テトラヒドロフロ〔2,3−g〕キノリン
−6−オン0.16g(0.59mmol)をジメチルホル
ムアミド4mlにとかし、10%パラジウム炭素0.16
gを加え、水素気流中、常温で2時間反応したのち、触
媒を除き、溶媒を減圧留去して、標題化合物の淡黄色粉
末0.106g(73.3%)〔mp>290℃〕を得
た。
2571 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.32(3H,s),2.34(3H,s),3.06
(1H,dd,J=14,8),3.10-3.28(1H,m),3.47(1H,dd,J=14,6),
4.96-5.13(1H,m),6.48(1H,d,J=10),7.98(1H,d,J=10),8.
25(3H,br.s,NH+NH2) 得られた標題化合物0.106gを塩酸塩としたのちメ
タノール−エーテルで再結晶し、標題化合物の塩酸塩8
8mg(72.5%)を淡褐色プリズム晶〔mp>290
℃〕として得た。
H,6.26;N,9.67;Cl,12.23 実測値 :C,57.86;
H,6.21;N,9.40;Cl,12.26 IR(KBr)cm-1:1645,1608,1557,1389,1253,11051 H-NMR(CD3OD)δ(ppm):2.38(3H,s),2.41(3H,s),3.10-3.
42(2H,m),3.12(1H,dd,J=17,8),3.54(1H,dd,J=17,9),5.0
0-5.19(1H,m),6.64(1H,d,J=10),8.18(1H,d,J=10)
Claims (1)
- 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、Aは酸素原子又は単結合を示し、Aが酸素原子
のときBは単結合又はメチレン基を示し、Aが単結合の
ときBは酸素原子を示す。R1及びR2は水素原子又は炭
素数1〜6のアルキル基を示し、R3は水酸基、炭素数
1〜6のアルキルスルホニルオキシ基、アジド基及びア
ミノ基から選ばれる置換基を有していてもよい炭素数1
〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルカノイルオキシ
基、水酸基、炭素数1〜6のアルキルスルホニルオキシ
基、アジド基又はアミノ基を示し、破線は二重結合が存
在してもよいことを示す。〕で表わされるキノリン誘導
体又はその塩。
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JP14554592A JP3153335B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | キノリン誘導体又はその塩 |
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---|---|---|---|
JP14554592A JP3153335B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | キノリン誘導体又はその塩 |
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JPH05339271A JPH05339271A (ja) | 1993-12-21 |
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Family Applications (1)
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JP14554592A Expired - Lifetime JP3153335B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | キノリン誘導体又はその塩 |
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1992
- 1992-06-05 JP JP14554592A patent/JP3153335B2/ja not_active Expired - Lifetime
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