JPS609289Y2 - 熨斗瓦,棟瓦の葺成装置 - Google Patents

熨斗瓦,棟瓦の葺成装置

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JPS609289Y2
JPS609289Y2 JP5221280U JP5221280U JPS609289Y2 JP S609289 Y2 JPS609289 Y2 JP S609289Y2 JP 5221280 U JP5221280 U JP 5221280U JP 5221280 U JP5221280 U JP 5221280U JP S609289 Y2 JPS609289 Y2 JP S609289Y2
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敏夫 福岡
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、漆喰、線上等を一切使用せずに資斗瓦、棟瓦
の葺成が整然とでき、その型斗瓦の位置決めが簡単にで
き、ひいては、簡単且つ迅速に施工でき、特に地震等に
対して強固な喪斗瓦、棟瓦の葺成装置に関する。
従来より、炙斗瓦の葺或は、棟部の両側の桟瓦の上端箇
所間に漆喰や練土を盛り、この上に資斗瓦を載置し、そ
の棟の長手方向の隣接する炙斗瓦間にも練土等を介して
、長手方向に水平状にし、且つ一定の勾配に設けなけれ
ばならず、極めて施工しにく)、これには相当の熟練を
要し、時間がか)る欠点があった。
また、練土等は水分の蒸発によって、亀裂が多数生じ、
その災斗瓦と練土とが剥離腰炙斗瓦が屡々滑り落ちる欠
点があった。
さらに、その賢斗瓦上の棟瓦も練土等を盛って載置する
ことが多く、その焚斗瓦、棟瓦は地震等に対して極めて
弱い弊害があった。
そこで、本考案は、螺子杆を屋根の棟部に適宜の間隔を
おいて複数立設し、断面略山形弧状をなし、長尺で弾性
を有する金属製の主受材の両側が、屋根の棟部両側の桟
瓦の上方を覆うようにしてその主受材を螺子杆の中間に
上下のナツトにて固着し、主受材の両側上面に炙斗瓦を
載置貼着し、形状、材質が主受材と略同等な副資材を、
その主受材の適宜の上方位置に、上下のナツトにて螺子
杆に固着し、この副資材の両側上面にも型斗瓦を載置貼
着腰その複数の螺子杆の上端間に横杆を固着し、最上段
の両側の型斗瓦上に跨って設けた棟瓦と横杆とを針金等
で結束固定したことにより、漆喰、練土等を一切使用せ
ずに炙斗瓦、棟瓦の葺成が、簡易且つ迅速で、整然とで
きるし、型斗瓦、棟瓦は棟部に固定されたこと)なり、
地震等に対して極めて強固にでき前記の欠点を解消した
ものである。
次にその構造を図面について説明する。
1は棟部、2は棟木、3は垂木、4は野地板、5は野地
板4上に敷設された桟瓦である。
6は比較的長さの長い螺子杆であって、全長に亘って外
螺子が螺設され、この下端は先鋭状または先鋭のドリル
状に形成され、その上端には角孔部7が穿設されたり(
第1図、第2図、第5図参照)、或は鉤裂部8が一体形
成されることもある(第7図参照)。
その角孔部7鉤裂部8の何れも、これに工具の端を嵌合
して螺子杆6を回すためのものである。
9は山形金具であって、この頂部には、その螺子杆6に
螺合する内螺子部10が螺設されている。
その山形金具9は、棟部1の上面〔野地板4の上端箇所
〕に、その棟部1の長手方向に適宜の間隔(約1m、)
をおいて釘等で複数固着されている。
その固着した山形金具9,9・・・・・・夫々に、螺子
杆6の下端が螺合され、且つ棟木2の途中まで埋設され
て螺子杆6が棟部1上に立設している。
このように取付けるには、螺子杆6の上端の角孔部7ま
たは鉤裂部8に工具端を適宜嵌合し、これを回して行な
う。
また、その螺子杆6を、山形金具9を使用せず直接棟部
1に固着することもある。
11は弾性を有する金属製の長尺の主受材であって、全
体の断面が略山形弧状をなし、その両側には略垂下する
ように水切突条12,12が屈曲形成され、その山形弧
状の中央頂部付近を除いた中間に複数の浅い凹溝13が
下方に膨出して屈曲形成されている。
その水切突条12,12凹溝13を形成した主受材11
は、一枚の薄板材が多段のロール成形機等で一体的に成
形されている。
この主受材11の略中夫に、その長手方向に適宜の間隔
をおいて(約1m、)、立上り縁部が形成された長孔状
の貫孔14が複数穿設されている。
その凹溝13には、両面接着テープ15が略埋設される
ようにして、この下面が貼着され、上面には、使用時に
剥がす剥離紙が設けられている。
そして、その複数の螺子杆6夫々の中間位置に下側のナ
ツト16′を螺合しておき、その螺子杆6,6・・・・
・・に、主受材11の貫孔14夫々を挿通し、上側のナ
ツト16が螺合され、その上下のナツト16,16′に
て貫孔14箇所が挟持固定される。
このとき、主受材11の両側が、屋根の棟部両側の桟瓦
5,5の上方を覆うようにして取付けられている。
その主受材11の両側に、資斗瓦17が、長手方向に複
数載置され、その下面が両面接着テープ15にて貼着さ
れている。
18は副受材であって、全体の断面及び材質は、主受材
11と同等で、山形弧状をなし、長尺で弾性を有する金
属製とし、その中間には、両面接着テープ20を埋設す
る凹溝19が長手方向に沿って複数個設けられ、その頂
部には、その主受材11の貫孔13と同径、同ピツチ(
約1m間隔)の貫孔21が設けられている。
その副受材18は、主受材11の適宜の上方位置に、こ
れに平行に、その主受材11と同様に上下のナツト16
.16’にて螺子杆6に固定されている。
その副受材18は2段以上にしたり(図面では2段)、
或は図示しないが1段のみにすることもある。
この副受材18の両側上面にも、賢斗瓦17が、長手方
向に複数載置され、その下面が両面接着テープ20にて
貼着されている。
22は螺子穴部で、前記の螺子杆6の上端の角孔部7の
底面より下側に、或はその鉤裂部8の頂面より下側に穿
設されている。
その螺子穴部22に、丸棒等を挾持するクリップ24付
の螺子23が螺合され、この複数のクリップ24.24
・・・・・・間に亘って横杆25が止着されている(第
1図、第2図参照)。
或は、その横杆25は、複数の螺子杆6,6・・・・・
・上端間に、針金等で直接結束して取付けられることも
ある。
26は半円状等の棟瓦で、最上段の左右の資斗瓦17,
17上に跨って載置され、その横杆25と、棟瓦26の
頂部(一般に、この頂部に取付孔が設けられている)と
が針金27等で結束固定されている。
28は面戸であって、桟瓦5と主受材11間に介在され
、面戸28の上部は、水切突条12に接するように構成
されている。
次に作用効果について説明する。
本考案においては、螺子杆6を屋根の棟部1に適宜の間
隔をおいて複数立設し、断面略山形弧状をなし、長尺で
弾性を有する金属製の主受材11を螺子杆6の中間に上
下ナツト16.16’にて固着し、形状、材質等が主受
材11と略同等な副受材18を、その主受材11の適宜
の上方位置に、上下のナツト16.16’にて固着し、
その主受材11副受材18夫々の両側上面に型斗瓦17
を載置固着したので、この主受材11副受材18の長手
方向は、自ずと直線状になっており、これらの上面に単
に炙斗瓦17を載置貼着することで、高さの位置決めす
ることなく、その棟の長手方向に対する炙斗瓦17相互
を均一の高さにできるし、寅斗瓦17の勾配も所望な値
に均一化できる。
実際にこの勾配をつけるには、その主受材11副受材1
8夫々を適宜な高さとし、棟瓦26を横杆25に結束す
るときに、針金27等に適宜の張力を与えて、棟瓦26
を少し下降させることで、弾性を有する主受材11副受
材18を彎曲させ、これによって主受材11副受材18
を所望の勾配にできる。
従って、従来では、型斗瓦は漆喰、線上等の上に載せつ
)棟の長手方向に、高さ位置を均一にして水平状にした
り、或は一定の勾配に形成するのに極めて面倒で難しく
、これには相当な熟練を要し、施工に時間がか)つたが
、本考案ではこれらの欠点を解消し、何等の技術も要せ
ず、しかも練土等も一切使わず、極めて整然と賓斗瓦の
葺成ができるし、その施工も簡易且つ迅速に行うことが
できる。
また、屋根が大型化した場合、その主受材11副受材1
8の高さ位置及びこれらの間隔を適宜変えることによっ
て、築地棟〔上下の炙斗瓦17,17の間隔を長手方向
に一定にしたものを、一般に云う〕を簡易且つ整然とで
きる。
また、本考案では、主受材11副受材18は、螺子杆6
を介して棟部1に取付けられており、その主受材11副
受材18に載置貼着されている賓斗瓦17は、主受材1
1副受材18螺子杆6を介して棟部1に固着されている
こと)なり、極めて強固な喪斗瓦17の葺成ができる。
さらに、本考案では、その複数の螺子杆6,6・・・・
・・上端間に横杆25を固着し、最上段の両側の災斗瓦
17.17上に設けた棟瓦26と横杆25とを針金27
等で結束固定したので、この棟瓦26も強固な葺成がで
きる。
従って、従来は、漆喰や線上等を盛り、これに賢斗瓦や
棟瓦を載置して葺成しており、これでは線上等の水分が
蒸散すると、亀裂が生腰炙斗瓦、棟瓦と練土等と剥離現
象が起こり、著しく滑り落ちやすい欠点があったが、本
考案では、その型斗瓦17棟瓦26は螺子杆6を介して
棟部1に固着され、地震、風圧等の大きな外力が加わっ
ても、そこから滑り落ちるようなこともなく、極めて強
固な賢斗瓦17棟瓦26の葺成ができる。
また、主受材11の両側が、屋根の棟部1両側の桟瓦5
,5の上方を覆うようにし、この主受材11の両側上に
賓斗瓦17を載置貼着したことで、賓斗瓦17は桟瓦5
の上方を確実に覆うようにでき、雨水はそこから内部に
浸入しにく)、棟部1の雨仕舞を良好にできる。
また、本考案の主要な構成部材の螺子杆6主受材11副
受材18横杆25等は全て工場生産したものであり、こ
れを現場(屋根上)にて組立てるのみで施工でき、施工
性に優れ、ひいては施工費を大幅に軽減できる。
なお、主受材11の両側寄りの下側に水切突条12.1
2を設けて、の内側に面戸28が接触するように介在す
れば、棟部1の雨仕舞を一層確実にできる。
また、横杆25を螺子杆6,6・・・・・・上端間に固
着するのに、クリップ24付螺子23を使用すれば、取
付けも簡単で、一層強固な取付ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の縦断面図、第2図は本考案の要部の一
部切除した側面図、第3図は主受材の斜視図、第4図は
副受材の斜視図、第5図は螺子杆及び山形金具の斜視図
、第6図は第5図の螺子杆上部の拡大断面図、第7図は
別の実施例の螺子杆上部の斜視図である。 1・・・・・・棟部、5・・・・・・桟瓦、6・・・・
・・螺子杆、11・・・・・・主受材、16.16’・
・・・・・ナツト、17・曲・型斗瓦、18・・・・・
・副受材、25・・・・・・横杆、26・・・・・・棟
瓦、27・・・・・・針金である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺子杆6を屋根の棟部1に適宜の間隔をおいて複数立設
    し、断面略山形弧状をなし、長尺で弾性を有する金属製
    の主受材11の両側が、屋根の棟部1両側の桟瓦5,5
    の上方を覆うようにして、その主受材11を螺子杆6の
    中間に上下のナツト16.16’にて固着し、主受材1
    1の両側上面に喪斗瓦17を載置貼着し、形状、材質が
    主受材11と略同等な副資材18を、その主受材11の
    適宜の上方位置に、上下のナラ)16.16’にて螺子
    杆6に固着し、この副資材18の両側上面にも慰斗亙1
    7を載置貼着し、その複数の螺子杆6.6・・・・・・
    上端間に横杆25を固着し、最上段の両側の慰斗瓦17
    ,17上に跨って設けた棟瓦26と横杆25とを針金2
    7等等で結束固定したことを特徴とした賢斗瓦、棟瓦の
    斎戒装置。
JP5221280U 1980-04-17 1980-04-17 熨斗瓦,棟瓦の葺成装置 Expired JPS609289Y2 (ja)

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JPS56153522U JPS56153522U (ja) 1981-11-17
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