JPS6089092A - 可撓性発熱線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、採暖器具等に使用される可撓性発熱線の構成
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の正の抵抗温度係数を有する発熱線（以下ＰＴＣ＠
熱線と記す）は、例えば第１図に示す如く構成されてい
た。第１図において３はＰＴＣ発熱層であり、その内側
の平行な一対の電極２，２′は芯糸１，１′上にスパイ
ラルに巻付けられており、その外表面は絶縁体４でチュ
ービングされている。

本構成では、ＰＴＣ発熱層ａのＰＴＣカーブによ！ｌｌ
ある自己制御温度に設定することができるが、外部より
の抑圧、屈曲、ねじり等により局部的に電極２，７間距
離が小さくなったりＰＴＣ発熱層３の一部に導電性物質
が誤って混入していた場合など、ＰＴＣ発熱線全体の抵
抗値がほとんど変わ３　べ−・ らず、その局部に電流が集中し局部過熱、アーク発生、
さらには電極２，２′間ショートが生じ、火傷、火炎な
ど安全性を損なう面を有していた。電極２，２′間ショ
ートに関しては、ＰＴＣ発熱線全体に流れる電流値に大
きな変化があるので電流ヒユーズ等により危険ではある
が而単に通電を停止させることができるが、上記の如く
、ＰＴＣ発熱線全体の抵抗値がほとんど変わらず、変わ
ってもＰＴＣ発熱線自身の自己制御抵抗値範囲内であり
その局部に電流が集中した場合などは安全性全確保する
ことができないものであった。

発明の目的 本発明は上記従来の間頼点全解消するもので、安全で信
頼性の高いものを提供することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明は熱溶融性電気絶縁層
全弁して配置された一対の電極の少なくとも一方と、別
個に設けたもう一つの導体電極との間に、ＰＴＣ発熱層
を設け、このＰＴＣ発熱層の異常昇温の際に前記熱溶融
性電気絶縁層全溶融させ、前記一対の電極を短絡し、異
常全検知するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

第２図のごとく、芯糸１，１′上にスパイラル状に電極
２，２′が巻付けられており、一方の電極２′上にナイ
ロン１２よりなる熱溶融性絶縁層５が被覆して設けられ
ている。その上に別個の導体６を設けたのち、第２図の
ようにＰＴＣ発熱層３を被覆し、次いで外被４を被覆す
る。また、第３図においては、一方の電極２′に熱溶融
絶縁層５を被覆し、これと導体６とｔ撚９線とし、別の
電極２と共に、平行ケーブル状にＰＴＣ発熱層３、外被
４全順次形成されている。これらばＰＴＣ発熱層ａの異
常昇温の際、熱溶融性絶縁層５が溶融し、電極２′、と
導体６間が短絡し、異常昇温全検知する。

熱溶融性絶縁層５の材料としてぼ結晶性の熱可塑性高分
子が適し、ポリアミド、ポリエステル、ポ５、−〇・ リオレフィン、ポリウレタン等があるが、ポリアミドの
１種であるナイロン１１、ナイロン１２及びその変性体
、共重合体が１５０〜２００℃に融点を有し、溶融粘度
も低く最適である。

以上の構成により、局部的な異常過熱に対しても十分な
安全性を解保することができる。即ち、外部よりの抑圧
、屈曲、ねじり等により局部的に電極２，２′闇や導体
６との間距離が小さくなったり、ＰＴＣ発熱体３の中に
ある導電性物質が混入されていたり、あるいは電極線自
身が断線するかあるいは断線しかかっていたりあるいは
外的要因でＰＴＣ発熱線が加熱されたりする場合、熱溶
融性電気絶縁層５の溶融に導き、電極線２′と導線６と
が接触し、異常過熱、局部過熱全防止することができる
というすぐれた特長全有するものである。

な）第２図、第３図のように一方の電極２’に熱溶融性
電気絶縁層５を設けるだけでなく、両電極２゜２′に設
けてもよＡｏまたＰＴＣ発熱層３ばカーボンブラック全
中心とする粒子状導電剤を含有させた高分子組成物であ
り、例えばこれに用いる樹脂としてはポリエチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレン−エチルアクリレート
共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィンやポリアミド、ポリハロゲン化ビニリデン、ポリ
エステル等の結晶性樹脂があり、各々の結晶変態点付近
で急激な正の温度係数全示す。また一対の電極２．２′
の距離は０．３〜２ｗｒｒｎ程度であり、ＰＴＣ発熱層
５は高比抵抗の組成物でよく、自己温度制御性のための
ＰＴＣ特性は容易に得られる。

発明の効果 以上のように本発明によれば次の効果を得ることができ
る。

外部からの抑圧、屈曲、ねじり等により局部的に電極間
距離が小さくなったｖ；ＰＴＣ発熱層に導電性物質が混
入されていたり電極自身が断線ないしは断線し刀）刀）
っていたりさらには外的要因で異常に加熱されたりする
場合などに生じる局部過熱、異常過熱さらにはアーク発
生による過熱を熱溶融温度以下に抑えることができ、安
全性全確保烙せることができる。

７　、．

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の描造孕示す正面図、第２図、第３図のそ
れぞれのａ、ｂは本発明の一実施例の構造を示す正面１
メ１と側面図である。 １．１／・・・・・芯糸、２，２１・・・・・電極、３
・・・・・ＰＴＣ発熱層、５°°゛°熱溶融性絶縁層、
６・・・・・・導体。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名第１
図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）熱溶融性電気絶縁層を介して配置した一対の電極
   の少なくとも一方と、別個に設けたもう一つの導体との
   間に正の抵抗温度係数（以下ＰＴＣと略す）を有するＰ
   ＴＣ発熱層を設け、このＰＴＣ発熱層の異常昇温の際に
   前記熱溶融性電気絶縁層を溶融して前記電極と導体を短
   絡させ、異常を検知する構成とした可撓性発熱線。 ？）熱溶融性電気絶縁層が管状ｉし、その内側と外側に
   電極全配置した特許請求の範囲第１項記載の可撓性発熱
   線。 ０）一対の電極の一方と、別個に設けたもう一つの導体
   をそれぞれ別個の芯糸上にスパイラル状に巻付けた特許
   請求の範囲第１項、または第２項記載の可撓性発熱線。 Ｇ４）　ｉｖＩ＋溶融性電気絶縁層がポリアミド樹脂で
   ある特許請求の範囲第１項記載の可撓性発熱線。 （５）ＰＴＣ発熱層が、カーボン含有ポリオレフィン系
   重合体よりなる特許請求の範囲第１項記載の