JPS6088116A - 高寸法安定性,高耐疲労性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維 - Google Patents

高寸法安定性,高耐疲労性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維

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JPS6088116A
JPS6088116A JP19517183A JP19517183A JPS6088116A JP S6088116 A JPS6088116 A JP S6088116A JP 19517183 A JP19517183 A JP 19517183A JP 19517183 A JP19517183 A JP 19517183A JP S6088116 A JPS6088116 A JP S6088116A
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roll
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speed
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Kazuyuki Kitamura
和之 北村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明はポリへキサメチレンアジパミド繊維に関する。
更に詳しくは、ゴム補強用としてタイヤコード、ベルト
等に用いられる高寸法安定性、高耐疲労性ポリへキサメ
チレンアジパミド繊維に関する。
(ロ)従来技術 ポリへキサメチレンアジパばド繊維は、強度、タフネス
、耐熱性、染色性、発色性等がすぐれているため、産業
資材用、インテリア寝装用、衣料用繊維として巾広く使
用されている。特に強度、タフネス、耐熱性、耐疲労性
、ゴムとの接着性等にすぐれているため、タイヤコード
用繊維として広く使用されている。
近年、タイヤにも省エネルギー技術が要求され、より燃
費の少ないタイヤがめられている。そのために、タイヤ
メーカーはよυ転がシ抵抗の小さいタイヤおよびよシ軽
量なタイヤを追求している。
それに伴ない、タイヤコードにも、より寸法安定性の高
い糸並びによシ強度の高い糸か要求されている。また、
タイヤの耐久性を向上せしめる事はタイヤの寿命延長に
よる経済効果は勿論安全性向上の観点からも必要であり
、タイヤコードにもより耐疲労性のすぐれた糸が要求さ
れている。
ナイロン66繊維は、ナイロン6繊維に比べると、耐熱
性、寸法安定性はすぐれているが、ポリエチレンテレフ
タレート繊維に比べると、耐熱性、特に耐湿熱性、耐ア
ばン分解性はすぐれているがポリエチレンテレフタレー
ト繊維に比較して寸法安定性が低い事が最大の欠点であ
る。従って、寸法安定性の要求されるラジアルカーカス
分野には主としてスチール、ポリエチレンテレフタレー
ト、レーヨン等が用いられて来た。スチール、レーヨン
は重量当りの強力が低いためにタイヤ当りのコード使用
量が増え、タイヤの重量増加、コスト上昇をひきおこし
ている。ポリエチレンテレフタレートは耐熱性特に耐湿
熱性が低く、そのためタイヤの走行温度の高くなるトラ
ックパスタイヤ、高速タイヤ等には使用が限定される。
そこでナイロン66繊維のすぐれた高強度、耐熱性、耐
疲労性を生かし、更に寸法安定性を改善する事がめられ
ていた。
れている。この方法は、主としてポリエチレンテレフタ
レートよシ々るポリエステルを高応力下で溶融紡糸し、
9 X 10−3〜70 X 10−3という比シ的高
複屈折率の未延伸糸を熱延伸する事を特徴としており、
未延伸糸の引取速度としては1000乃至2000m1
minが採用されている。この公開特許以降、高速紡糸
糸を延伸し寸法安定性、耐疲労性を改善する検討が種々
行なわれている。ポリへキサメチレンアジパミド繊維に
関しては、公開特許以降昭58−60012に、ポリへ
キサメチレンアジツクミドを溶融紡糸し、2000m1
min以上の紡糸速度で引取シ、該繊維を延伸する事を
特徴とする方法が開示されている。しかしながら紡糸速
度を早くし、紡出糸の配向度を上げると延伸性が悪化す
る。特にこの傾向は結晶化速度の著しく大きいポリヘキ
サメチレンアジパミドで著L2い。
従って、ポリへキサメチレンアジz9iドの紡糸速度を
早くすればする程、得られた延伸糸の強伸度は低下する
という欠点を持つ。一般にタイヤコードの本来的機能は
補強材料であシ、タイヤコードの強伸度が低下すると、
タイヤ中の糸の使用量を増加する必要があり、そのため
、タイヤの重量増および製造コスト上昇をもたらす。
(ハ)発明の目的 本発明者はポリヘキサメチレンアジパミドの高速紡出糸
の延伸糸の有する優れた疲労性、寸法安定性を保持しつ
つ強伸度の高い延伸糸を得るべく鋭意研究を重ねた結果
、紡糸速度1000m/分以上の高速紡糸によシ得られ
たポリへキサメチレンアジ・ぐミド繊維を延伸速度10
0m/分以下で延伸することによシ高速紡出糸を用いて
も優れた強伸度を有するのみならず、寸法安定性、耐疲
労性においてもすぐれたポリへキサメチレンアジパミド
繊維が得られるとの知見を得て、これに基づき本発明に
到達した。
すなわち、本発明の目的は、強伸度、寸法安定性および
耐疲労性にすぐれたポリへキサメチレンアジノやミド繊
維を提供するにある。
に)発明の構成 本発明に係るポリへキサメチレンアジパミド繊維は、 1)蟻酸相対粘度 50〜150. 2)強度 7.511/d以上、 3)伸度 12チ以上、20%以下。
4) 5.3 g/a時中間伸度 8%以下、5)(伸
度−5,311/r1時中間伸度)6%以上、6)16
0℃の乾熱収縮率 5チ以下、7)寸法安定性 13%
以下 なる要件を具備することを特徴とする。
更に本発明繊維は 1)結晶配向度 0.85以上 0.92未満2)結晶
完全塵 60チ以上 3)測定周波数110 Hzにおける力学的損失正接(
−δ)のピーク温度Tm1LXが次式を満足する。
100≦’rmaX + 4 (9,5−DS )≦1
16但しDSは強度(9/d) なる要件を具備する。
(ホ)発明の効果 本発明によって得られる高強力ポリへキサメチレンアジ
パミド繊維はすぐれた強伸度、寸法安定性および耐疲労
性を有しておシ、タイヤコード用素材、ベルト用累材と
して用い得る。
(へ)実施態様 本発明で用いるポリへキサメチレンアノハミドは、次式
の繰返し単位を主体とするものである。
他のアばド形成単位を10重重量板下添加して変性した
ポリへキサメチレンア−)/′eばドも本発明方法に用
いる事ができる。このような少量のアミド形成単位とし
ては、セパシン酸、ドデカン酸等の脂肪族ジカル?ン酸
、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルデン酸
、デカメチレンジアミン等の脂肪族シアばン、メタキシ
リレンシアばン等の芳香族ジアミン、ε−アミノカプロ
ン酸等のω−アミノカルボン酸、カプロラクタム、ラウ
リンラクタム等のラクタム類が用いうる。また、上記ポ
リヘキサメチレンアジパミドに20重量%以下の?リカ
プラミド、ポリへキサメチレンセバカばド等他種のポリ
アミドを配合したものを用いる事もできる。
更に、上記ポリへキサメチレンアジノ9ずドには、通常
用いられる添加剤、たとえば酢酸鋼、塩化銅、よう化銅
、2−メルカゾトペンズイばダゾール銅錯塩等の銅化合
物、2−メチルカブトペンズイばグゾール、テトラキス
−(メチレン−3−(3゜5−ジt−ブチルー4−ヒド
ロキシフェニル)−ゾロビオネート〕−メタン等の熱安
定剤、乳酸マンガン、次亜リン酸マンガン等の光安定剤
、リン酸、フェニルフォスフオン酸、ビロリン酸ナトリ
ウム等の増粘剤、二酸化チタン、カオリン等の艶消剤、
エチレンビスステアリルアばド、ステアリン酸カルシウ
ム等の滑剤、および可塑剤を含ませることができる。
本願発明で使用するポリヘキサメチレンアジパミドは蟻
酸相対粘度が50以上150以下である事が必要である
。ここでいう「蟻酸相対粘度」とは、ポリマーを90%
蟻酸に溶解したポリマー濃度8.4重ilチ溶液の25
℃における溶液相対粘度である。蟻酸相対粘度が50未
満の場合、得られたポリへキサメチレンアジツクハト繊
維の耐疲労性が著しく低下する。蟻酸相対粘度が150
を超えると、延伸性が上がらず、十分な強度を有する原
糸を得る事ができず、また寸法安定性も低くなる。
ポリへキサメチレンアジパばドの好ましい蟻酸相対粘度
は60〜100である。
水分率0.1チ以下に乾燥した上記ポリマーをエクスト
ルーダー型紡糸機を用いて紡糸するか、或は、連続重合
完了層の溶融状態の上記ポリマーを配管でスピンヘッド
に導き直接紡糸する。この時の溶融温度は270℃〜3
20℃が好ましい。紡出された糸条は冷却風で冷却され
た後、油剤を付与され、引取りローラで引き取られた後
巻取られる。引取りローラーを用いず油剤を付与後医接
巻取シ機に巻取る事もできる。
巻取)速度は1000m/分以上、6000m/分以下
である事が必要である。巻取シ速度が1000m/分未
満では延伸された繊維の耐疲労性および寸法安定性の向
上が小さい。巻取り速度が6000m/分を超えると延
伸糸の強伸度の低下が大きくなる。よシ好ましくは50
00m/分以下である。
ポリへキサメチレンアノベート繊維は紡糸速度が約60
0m/分〜4000m/分の間では巻をられた糸が吸湿
伸長する為、正常な巻取シが不可能と々る。その為10
00m/分〜4000m/分の巻取速度の時は、冷却さ
れた糸条をスチームセットした後巻取るか、或いは紡出
糸条を引取りロールで引覗った後連続して次のロールと
の間で2.0倍以下の延伸を行ったのち巻取る必要がお
る。
巻取速度が4500m/分を超えると、巻取張力が大き
くなシ、糸条の収縮により紙管が捲取機より抜けなくな
った如捲取チーズの端面が耳高になったシする。特にこ
の傾向は巻取速度が5000m/分をこすと著しくなる
。この場合は紡出糸条を引取りロールで引取った後、次
のロールとの間でそれに10%以下の弛緩を与えて後巻
取る事が必要となる。
本発明繊維を得る為には延伸前の高配向ポリへキサメチ
ン/アジペート未延伸糸の複屈折率は20X10−3〜
50X10づであることが好ましい。20 X 10−
5未満では延伸された繊維の耐疲労性および寸法安定性
の向上が小さい。一方、50 X 10−3を超えると
、本願発明のように延伸方法を工夫しても強度の発現が
不充分である。より好ましくは25 X 10−3ない
し45X10−’である。
一般にタイヤコードの様なデニールの大きい未延伸糸の
延伸においては最終の延伸ロール速度で数百m/分〜数
千m/分が採用されている。延伸速度の上昇は生産性の
上昇となシ、特に近年では直接紡糸延伸方法の採用によ
シ数千m/分の高速となって来た。しかし我々が鋭意検
討した結果、高配向未延伸糸を延伸する場合は、低配向
未延伸糸の場合に比して延伸速度の延伸糸物性に及ぼす
影響が極めて大きい事が判明した。本発明繊維を得る為
には、延伸速度は最終の延伸ロール速度が100m/分
以下でおる事が必要である。これを超えると得られる繊
維の強伸の発現が十分でないだけでなく、耐疲労性、寸
法安定性も低下する。
より好ましくは、50 m 7分以下である。
物性的には延伸速度が低すぎる事による欠点は発生しな
いが、生産性の低下が著しい。実用上採用しうる延伸速
度は2m/分以上である。
本発明繊維を得る為の延伸は1段延伸及び2段以上の多
段延伸のいずれも採用する事ができる。
本発明における延伸ロールとしては、通常使用されてい
る積極駆動ロール2対を使用したネルソンロールユニッ
ト、ff極ffi動ロールとフリーロールの組み合わせ
、或はスフやモノフィラメント等の多糸条の延伸に用い
られるように積極駆動ロールを5本〜9本組み合わせた
ロールユニットを用いる事ができる。
延伸ロールの前には延伸糸条に張力をかける為、フィー
ドロールをもうけ、フィードロールと延伸ロールの間で
5チ未満のストレッチをかける事が好ましい。勿論延伸
ロールを3段以上の多段にし、第1段延伸ロールと第2
段延伸ロールの間で5チ未満のストレッチをかける事も
できる。
第1段延伸ロールは鏡面仕上げされていることが好まし
く、第2段以降の延伸ロールは鏡面、あるいはIO8以
下の梨地面が好ましく、また、鏡面、梨地面が交互に混
在していてもよい。ネルソンロールユニットあるいは積
極駆動ロールとフリーロールの組み合わせに対する糸条
の周回回数は2回〜7回が用いられる。鏡面程回数は少
なくてすみ、梨地の粗度が粗くなる程多くなる。7回以
上の周回回数も採用されるが、ロール長が長くなり経済
的でなくなる。
延伸ロールは、通常室温よシ高い温度に保たれる。例え
ば、高配向未延伸糸を従来方法で延伸する特開昭58−
60012号公報では、第1延伸ロールは80〜150
℃、第2延伸ロールは160〜240℃に保持されてい
る。勿論本発明でもこのような温度を採用してもよいが
、本発明では延伸ロールを室温に保持しても延伸が何ら
支障なく行表える。これによって設備が簡略化され、ま
た省エネルギーにもなる。
本発明繊維を得るには延伸ロールの間に糸条加熱体を設
けて加熱延伸を行う。糸条加熱体は糸条を接触加熱或い
は非接触加熱せしめる。糸条加熱体の温度は接触加熱の
場合180〜260℃、非接触加熱の場合は200〜2
80℃が採用される。
接触加熱の場合180℃未満では十分な延伸が行なわれ
ず、260℃を超えると糸条は熔断する。
非接触加熱の場合200℃以下では十分な延伸が行なわ
れず、280℃以上では糸条は熔断する。
通常糸条加熱体としてはホットプレートが多く用いられ
るが、従来方法では該温度は180〜220℃が採用さ
れている。例えば、特開昭58−60012号公報では
150〜210℃が採用されている。本発明の繊維を得
る方法でも接触加熱で180〜230℃、非接触加熱で
200〜240℃という温度も採用されるが、より高強
伸度、より高寸法安定性の繊維を得る為には糸条加熱体
の温度を高温にした方がいい。好ましくは接触加熱で2
30〜255℃、非接触加熱で240〜275(14) ℃である。接触加熱で糸条加熱体の温度を高くすると、
糸条加熱体上に糸に付与した仕上剤よりのタール物が蓄
積しやすい。従って、非接触加熱を採用する事が好まし
い。
本発明繊維を得る為に好適な例を添附図面について説明
する。第1図に紡糸工程、第2図に1段延伸の時の延伸
工程、第3図に2段延伸の時の延伸工程を示すが、本発
明はこの例に限定されない。
以下余白 (15) 第1図において、溶融されたポリヘキサメチレンアジパ
ミドは多数の細孔を持つ紡口lよシ吐出され、訪日直下
に設けた加熱筒2により糸条近傍の温度を調整された雰
囲気を通り、次いで冷風チャンバー3より定速で吹き出
す冷風によシ冷却固化すれ、スチームコンディショナー
5に吹き込んでいるスチーム4でセットされ、オイリン
グロール6で仕上剤を付与せしめた後、引取りロール7
で引き取シながらワインダー8にて未延伸糸ノ4ツケー
ジ9として巻き取られる。
この様にして巻取られた未延伸糸パッケージ9は第2図
の延伸工程の原糸として延伸熱処理装置に供給される。
未延伸糸1?ツケージよシ解舒された糸条はフィードロ
ール10に供給され、第1延伸ロール11との間で数チ
のストレッチをかけられる。第1延伸ロール11と第2
延伸ロール13の間には糸条加熱体12が設置され、糸
条は第1延伸ロール11と第2延伸ロール13の間で熱
延伸され、延伸糸14として巻き取られる。
また、未延伸パッケージ9は同様に第3図の延(16) 伸工程の原糸として延伸熱処理装置に供給される。
未延伸糸パッケージ9より解舒された糸条はフィードロ
ール10に供給され、第1延伸ロール11との間で数チ
のストレッチをかけられる。第1延伸ロール11と第2
延伸ロール13の間、並びに第2延伸ロール13と第3
延伸ロール16の間にはそれぞれ糸条加熱体12.15
が設置され、糸条は第1延伸ロールと第2延伸ロール、
第2延伸ロールと第3延伸ロールの間で2段熱延伸され
延伸糸14として巻き取られる。また、第3図の第2延
伸ロールと第3延伸ロールの間で15%以下の弛緩熱処
理をする事もできる。
以上述べた製法で作られたポリへキサメチレンアジペー
ト繊維杜次の如き特性を有している。
1)蟻酸相対粘度 50〜150. 2)強 度 7.5.9/d以上、 3)伸 度 12%以上、20%以下、4) 5. a
 lvd時中間伸度 8チ以下、5)(伸度−5,3,
9/d時中間伸度) 6%以上、6)160℃の乾熱収
縮率 5係以下、7)寸法安定性13チ以下、 さらに、好ましくは、次の特性を兼備している。
8)結晶完全度 60%以上、 9)結晶配向度 0.85υ上、0.92未満、10)
測定周波数110Hzにおける力学的損失正接(taf
iδ)のピーク温度’rmaxが次式を満足する。
100<TrrlaX+4(9,5−D、S、)<11
6(但しり、S、は強度、9/d ) 蟻酸相対粘度は90チ蟻酸にポリマー濃度8.4重量%
となるように溶解せしめた溶液の25℃における相対粘
度である。強伸度および中間伸度は20℃、65%RH
の温湿度調整された部屋で24時間コンディショニング
された試料を呂律製作所製オートグラフS−100を用
い、80回/mの撚りを入れた25crnの原糸長で降
下スピード30cm1分、チャートスピード6(1m/
分でめた値である。乾熱収縮率は20℃、65%RHの
温湿度調整された部屋で24時間コンディジ、ニングさ
れた試料にデニールめ1/20相尚の荷重(初荷重)を
かけて測長した1、Omの原糸を160℃のエアーオー
プン中で30分間自由収縮させた後上記部屋で4時間コ
ンディショニングした後初荷重相当の荷重をかけて測長
してめた。
寸法安定性は5.3 Vd時の中間伸度と160℃の乾
熱収縮率を和したものである。
結晶配向度は理学電気製広角X綜散乱装置を用いて、C
uKaを線源として測定した。(1,0,0)赤道線干
渉のデバイ環上に沿った強度分布の半値幅H0から次式
を用いてめた。
180° aO f、 = −−τ− 80 結晶完全塵は理学電気製広角X線散乱装置を用いて、C
uKaを線源として測定した。(1,0,0)。
(0,1,O)+(1,1,0)の結晶面間隔α(10
0) 。
α((010)+(110)l よシ次式を用いてめた
T’maxは東洋が−ルドウィン社製Vibron D
DV−nc型を使用し、110 Hzの測定周波数、昇
温速度3℃/分乾燥空気中でめた力学的損失正接(ta
nδ)のピーク温度よ請求めた。
以下余白 本発明に係るポリへキサメチレンアゾパミト繊維は、5
.3Vd定応力の伸び(5,3,97d時中間伸度)が
小さく、剛性が高いにもかかわらず熱収縮率が但い。従
って、寸法安定性が高い繊維となっている。また、中間
伸度が低いにもかかわらず、破断伸度が大きく破断エネ
ルギーが大きい。結晶配向は従来糸と余り変わらないが
、結晶安全度は高く、また非晶部はルーズで動き易くな
っている。
非晶部の動き易さの目安となるT□axは繊維の引き伸
ばしによって変化し、繊維本来の動き易さを見るには引
張強度の補正を行う必要がある。その補正は引張強度1
g/d当シ4である。
本発明の繊維は従来の高速紡糸された未延伸糸を数百m
〜数千mの速度で延伸された繊維に比しすぐれた寸法安
定性、疲労性を有する。
(ト)実施例 次に本発明方法を実施例全あげて具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
ディップコードの物性測定法は原糸のそれに準じたが強
伸度測定は80日Δの撚りは入れずに測定した。また、
「中間伸度」は原糸については5.39/d時の伸度で
あるが、ディップコードについては2.6511/11
時の伸度である。「耐疲労性」はJIS L−1017
3・2・2・IA法に準じ、グツドイヤー法のチューブ
疲労試験を行った。
チューブ形状 内径 12.5m+ 外径 26m 長さ 230I++++1 曲げ角度 90゜ 内圧 3.5J/cm”G 回転数 850 rpm 上記条件下に疲労試験を行ないチューブが破裂するまで
の時間を測定した。
実施例1 ヘキサメチレンジアンモニウムアジペートの50係水溶
液を2000部/時の割合で定量供給し、濃縮槽で70
係に濃縮後、第1反応器中17.5kg/crn2の圧
力を保ちつつ220℃から250℃まで1.5時間で昇
温せしめた。ついで、第2反応器中で温度を280℃に
昇温しつつ圧力を常圧まで戻した。気液分離槽で水蒸気
を分離後、徒重合器中350mmHg、 280℃で1
5分間重合した後配管で紡糸スピンヘッドに導き、29
8℃で0.27闘φの孔624個を有する紡糸口金から
紡出した紡出糸の蟻酸相対粘度は65であった。直ちに
冷却し、スチーミングした後紡糸油剤を付与し第1表に
示した。引取シスピードで回転する引取りロールに同口
せしめた後引取シスピードと等速で巻き取った。次いで
該未延伸糸を室温のフィードロールと室温の第1延伸ロ
ールの間で1%の伸長をかけた後、第1延伸ロールと室
温の第2延伸ロールの間で第1表に示す延伸倍率にて延
伸した。その際第1延伸ロールと第2延伸ロールの間に
238℃、250m/mのホットプレートラ設置した。
延伸速度は第2延伸ロール周速で15rn/分である。
延伸比は15分間糸切れのしない最大延伸比である。こ
こで得られた延伸糸物性を第1表に示す。
上述のように得られた1890dの原糸に下撚f: 3
2. OT/ 10cm、さらに上撚を32.0 T/
 10cn+かけ2本合糸して生コードとなし、リッツ
ラー社のコンピユートリーターを用い、第1ゾーンは温
度160℃、張力2.okg/コード、時間140秒、
第2ゾーンは温度230℃、張力3.8kg/コード、
時間40秒、第3ゾーンは温度230℃、張力2.6に
!9/コード、時IV140秒でレゾルシン・ホルマリ
ンラテックス液によるディップ処理を行った。
接着剤付着量は4.5%である。このディッゾコードの
物性を第2表に示した。
紡糸速度が1000w′mln以上で、結晶完全度は高
くなり’rma工は低下しすぐれた寸法安定性および耐
疲労性を有している事がわかる。また紡糸速度が早くな
る程寸法安定性および疲労性は向上するが強度が低くな
る。
以下余白 実施例2 実施例1において紡糸速度f:1500m/分、300
0m/分となし、他は同じ条件で製造した未延伸糸を、
同じ〈実施例1の延伸方法にて延伸速度のみ第3表およ
び第4表に示す条件に設定し、延伸糸を得た。これらの
延伸糸を実施例1と同様にしてディップコードを得た。
結果を第3表〜第6表に示す。
延伸速度が100m/分を超えると結晶完全度、強伸度
、寸法安定性および耐疲労性の低下が見られる。
比較例1 実施例1において紡糸速度(i71500m/分、30
00m/分となし、他は同じ条件で製造した未延伸糸を
第1ネルソンローラーに引き取シ、引き続き順次よシ大
きな周速で回転する第2−第4ネルソンローラーに導き
、3段階に分けて延伸熱セラトラ行ない、1500m/
分の速度で巻き取った。第1〜第4ネルソンローラー全
構成する各ゴデツトロール組’kGl−Ga とすると
各ロールr97) の温度はG1 :室温、Gz:80℃、G、:220℃
、G4 :230℃とした。各ロールの周速比はG2 
/ Gl :” 1.01 、 GB / G2 =可
変、G4/Gs=1.6、巻取速度/G4=0.95で
あった。
これらの延伸糸を実施例1と同様に処理し、ディップコ
ードを得た。結果を第3表〜第6表に併記した。
実施例2に比して結晶完全度、強度、寸法安定性および
耐疲労性の低下が見られる。
以下余白 (28) 〆Q1’V (+J1) 実施例3 実施例2において使用した1500m/分の紡糸速度の
未延伸糸を用い、実施例1の延伸方法にてヒータ一温度
のみ第7表に示す売件に設定し、延伸糸を得た。これら
の延伸糸を実施例1と同様にしてディップコードを得た
。結果を第8表に示す0 延伸温度の高い方が延伸性も向上し、結晶完全度が上が
り、寸法安定性もよくなる事が判る。
以下金山 (32) 実施例4 実施例2において使用した1400m/分の紡、。
糸速度の未延伸糸を用い、実施例1の延伸方法の中で第
1延伸ロールと第2延伸ロールの間に第4図に示したヒ
ーター表面に糸条溝18をもち表面を含め保温材19で
保温されたヒーター17を設けた。ヒーター長は500
mであシ、糸条はヒーター溝中をヒーターに非接触とな
るように走行せしめた。ヒータ一温度を第9表に示す条
件に設定し、延伸糸を得た。これらの延伸糸を実施例1
と同様にしてディップコードを得た。結果を第10表に
示す。
非接触加熱の方がよ多温度が上げられ、延伸性も向上す
る事が判る。
以下余白 実施例5 第11表に示した蟻酸相対粘度のチップを用いて押出機
で溶融し、305℃で0.25mφの孔624個を有す
る紡糸口金から紡糸し、350℃に加熱された150m
mの加熱筒を通し、冷却し、スチーミング後、紡糸油剤
を付与し、1400tV/mlnの引取シスピードで回
転する引取シロールに周回せしめた後、引取りスピード
と等速で巻き取った。
次いで、該未延伸糸全室温のフィードロールと105℃
の第1延伸ロールの間で1%の伸長をかけた後、第1延
伸ロールと第2延伸ロールの間で第11iに示す延伸倍
率にて延伸した。カお、第2延伸ロールの温度は220
℃である。その際第1延伸ロールと第2延伸ロールの間
に240℃、250m+の接触式ホットプレートを設置
した。延伸速度は12m/分である。ここで得られた延
伸糸物性を第11表に示す。これらの延伸糸を実施例1
と同様にしてディッゾコードを得た。結果を第12表に
示す。
(39) (40) 粘度が上昇すると疲労性が向上するが、到達強度は蟻酸
相対粘度80〜90でほぼ飽和する事が判る。
比較例2 実施例5で使用した未延伸糸を使用し、第1ネルソンロ
ーラーに引き取り、引き続き順次より大きな周速で回転
する第2−第4ネルソンローラーに導き、3段階に分け
て延伸熱セットを行ない、1500m/分の速度で巻き
取った。第1−第4ネルソンローラーを構成する各ゴデ
ツトローラー組を01〜G4とすると各ロールの温度は
G1 :室温、G鵞 :80℃、Gs:220℃、G4
 :230℃とした。各ロールの周速比はG2//Gl
=1.01.G、/G雪=可変、G4 /Gs = 1
.6巻取速度/G4=0.95である。これらの延伸糸
を実施例1と同様に処理しディ、プコードを得た。
結果を第13表、第14表に示した・ 実施例5に比して強度の低下、結晶完全度、寸法安定性
、耐疲労性の低下が見られる。
特開昭GO−8811G(12)
【図面の簡単な説明】
第1図tj二本発明のポリヘキサメチレンアジパミド未
延伸糸を製造する為の代表的な溶融紡糸装置の配置図で
ちゃ、第2図は1段延伸の延伸熱処理装置の配置図、第
3図は2段延伸の延伸熱処理装置の配置図である。第4
図は非接触ヒーターの断面図である。 1・・・紡口、2・・・加熱筒、3・・・冷風チャンバ
ー、4・・・スチーム配’f、5・・・スチームコンデ
ィショナー、6・・・オイリングロール、7・・・引き
取シロール、8・・・ワインダー、9・・・未延伸糸パ
ッケージ、lO・・・フィードロール、ll・・・第1
圧[ロール、12・・・糸条加熱体、13・・・第2延
伸ロール、14・・・延伸糸)4 yケージ、15・・
・糸条加熱体、16・・・第3に伸ロール、17・・・
ヒーター、18・・・糸条溝、19・・・保温材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.1)蟻酸相対粘度 50〜150.2)強度 7.
    5 #/d以上、 3)伸度 12q6以上、20係以下、4) 5.39
    7t1時中間伸度8%以下、5)(伸度−5,311/
    d時中間伸度)6チ以上6) [ocの乾熱収縮率 5
    %以下、7)寸法安定性 13チ以下 々る要件を具備するポリへキサメチレンアジパミド繊維
    。 2、結晶完全塵が60チ以上である特許請求の範囲第1
    項記載のポリへキサメチレンアジパミド繊維。
JP19517183A 1983-10-20 1983-10-20 高寸法安定性,高耐疲労性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維 Granted JPS6088116A (ja)

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DE19843437943 DE3437943A1 (de) 1983-10-20 1984-10-17 Polyhexamethylenadipinsaeureamid-faser mit hoher masshaltigkeit und hoher ermuedungsfestigkeit und verfahren zu ihrer herstellung
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GB08426341A GB2148788B (en) 1983-10-20 1984-10-18 Polyhexamethylene adipamide fiber having high dimensional stability and high fatigue resistance, and process for preparation thereof
SU843805252A RU1827000C (ru) 1983-10-20 1984-10-19 Способ получени полигексаметиленадипамидного волокна
FR8416069A FR2553794B1 (fr) 1983-10-20 1984-10-19 Fibre de polyhexamethylene adipamide ayant une haute stabilite dimensionnelle et une forte resistance a la fatigue, et procede pour sa preparation
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241354A (ja) * 1985-08-16 1987-02-23 旭化成株式会社 ナイロン66経編地
JPH03185110A (ja) * 1989-12-15 1991-08-13 Asahi Chem Ind Co Ltd 高耐疲労性高強力ポリヘキサメチレンアジパミド繊維の製造方法
JP2009150492A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Kenwood Corp ねじの緩み止構造
JP2019517952A (ja) * 2016-04-25 2019-06-27 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 耐久性が改善されたケーシング補強部材を有する航空機用タイヤ

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