JPS63159541A - 合成繊維の直接紡糸延伸方法 - Google Patents
合成繊維の直接紡糸延伸方法Info
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- JPS63159541A JPS63159541A JP30633986A JP30633986A JPS63159541A JP S63159541 A JPS63159541 A JP S63159541A JP 30633986 A JP30633986 A JP 30633986A JP 30633986 A JP30633986 A JP 30633986A JP S63159541 A JPS63159541 A JP S63159541A
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は産業資材用に適した高強力繊維の製造方法に間
するものであり、特に改善された寸法安定性、耐疲労性
を有する高強力繊維を高速の直接紡糸延伸法によって効
率的、且つ安、定に製造する方法に関する。
するものであり、特に改善された寸法安定性、耐疲労性
を有する高強力繊維を高速の直接紡糸延伸法によって効
率的、且つ安、定に製造する方法に関する。
溶融紡糸可能な合成高分子重合l$を高速紡糸し、得ら
れた高配向未延沖糸を熱延伸することここよって、寸法
安定性、及び耐疲労性の圏れた繊維か得られろことが提
案されている。たとえばポリエチレンテレフタレート繊
維については特開昭5;3−58032号公報、57−
154410号公報、ポリアミド繊維については特開昭
57−191337号公報、58−60012号公報な
どがある。
れた高配向未延沖糸を熱延伸することここよって、寸法
安定性、及び耐疲労性の圏れた繊維か得られろことが提
案されている。たとえばポリエチレンテレフタレート繊
維については特開昭5;3−58032号公報、57−
154410号公報、ポリアミド繊維については特開昭
57−191337号公報、58−60012号公報な
どがある。
かかる有用な特性を有する繊維は、最近実用(とされる
ようになり、産業資材用途、たとえはタイヤコード、伝
動ベルト等のゴム補強用繊維とし・て好ましく用いられ
ている。特にポリエチレンテレフタレート繊維は主に乗
用車用ラジアルタイヤのカーカス材として、急速に需要
が拡大されつつある。
ようになり、産業資材用途、たとえはタイヤコード、伝
動ベルト等のゴム補強用繊維とし・て好ましく用いられ
ている。特にポリエチレンテレフタレート繊維は主に乗
用車用ラジアルタイヤのカーカス材として、急速に需要
が拡大されつつある。
一方、ナイロン繊維がタイヤコードとして主に用いられ
ているトラックやバス等の大型のバイアスタイヤでは上
記寸法安定性、耐疲労性の改善も有用ではあるが、むし
ろこの用途では繊維材料を減少して、タイヤコストダウ
ンに結びつく高強力化が強く求められているため、ポリ
エチレンテレフタレートの場合のような急速な展開はて
きていない。
ているトラックやバス等の大型のバイアスタイヤでは上
記寸法安定性、耐疲労性の改善も有用ではあるが、むし
ろこの用途では繊維材料を減少して、タイヤコストダウ
ンに結びつく高強力化が強く求められているため、ポリ
エチレンテレフタレートの場合のような急速な展開はて
きていない。
これは高速紡糸をして得られる未延伸糸を熱延伸した繊
維は強度が従来低速紡糸延伸によって得られろ繊維より
もむしろ低く、たとえ前者がタイヤコード加工工程にお
ける強力低下率が少ないという特徴を有しているものの
、タイヤ中のコード強力は従来コードに較べ、はぼ同等
か、若干改良された程度のため、タイヤコストダウンに
結びつけてm維材料を減少できる程メリットは認められ
なかったのである。また前記ポリエチレンテレフタレー
トta (ttても、今まではラジアルタイヤへの適用
性から寸法安定性、及び耐疲労性の改善効果が有用でき
たため、若干の繊維強度の低下も許容されたのであるが
、最近は強度も従来の高強力糸と同等かそれ以上;こ改
善することが求められようになっている。
維は強度が従来低速紡糸延伸によって得られろ繊維より
もむしろ低く、たとえ前者がタイヤコード加工工程にお
ける強力低下率が少ないという特徴を有しているものの
、タイヤ中のコード強力は従来コードに較べ、はぼ同等
か、若干改良された程度のため、タイヤコストダウンに
結びつけてm維材料を減少できる程メリットは認められ
なかったのである。また前記ポリエチレンテレフタレー
トta (ttても、今まではラジアルタイヤへの適用
性から寸法安定性、及び耐疲労性の改善効果が有用でき
たため、若干の繊維強度の低下も許容されたのであるが
、最近は強度も従来の高強力糸と同等かそれ以上;こ改
善することが求められようになっている。
前記特開昭53−58 (131号公報、57−1!5
4410号公報、はポリエチレンテレフタレートを従来
よりも高速で紡糸して、比較的高配向の未延伸糸を得、
これを多段で熱延伸する方法を開示し・ている。前者は
あまり紡速を上げず;こ紡糸口金から紡出しだ糸条に直
ちに冷風を吹きつけることによって、未延伸糸の配向度
を高める方法であり、後者は口金直下に徐冷ゾーンを設
け、紡糸引取り速度を高めることによって比較的高配向
の未延伸糸を得る方法である。
4410号公報、はポリエチレンテレフタレートを従来
よりも高速で紡糸して、比較的高配向の未延伸糸を得、
これを多段で熱延伸する方法を開示し・ている。前者は
あまり紡速を上げず;こ紡糸口金から紡出しだ糸条に直
ちに冷風を吹きつけることによって、未延伸糸の配向度
を高める方法であり、後者は口金直下に徐冷ゾーンを設
け、紡糸引取り速度を高めることによって比較的高配向
の未延伸糸を得る方法である。
また、ポリアミド繊維について提案されている特開昭5
7−191337号公報、58−60012号公報もそ
れぞれナイロン6、ナイロン66を高速紡糸して、配向
度を高めた未延伸糸を得、これを熱延伸する方法である
。そしてこの方法によって寸法安定性、及び耐疲労性の
優れた繊維がポリエステル、ポリアミドに共通して得ら
れることが知られている。
7−191337号公報、58−60012号公報もそ
れぞれナイロン6、ナイロン66を高速紡糸して、配向
度を高めた未延伸糸を得、これを熱延伸する方法である
。そしてこの方法によって寸法安定性、及び耐疲労性の
優れた繊維がポリエステル、ポリアミドに共通して得ら
れることが知られている。
しかし、これらの方法によって得られる繊維の欠点は、
強度が1羊来の高強力繊維よりも低いことである。従来
の高速紡糸延伸法によって得られるaGlの寸法安定性
、及び耐疲労性等の特徴は基本的には未延伸糸特性の制
御がポイントであり、そのため、神々の紡糸工程上の工
夫が提案されているが、引続く熱延伸工程は従来の高強
力糸を製造するプロセスをあまり改善することなく適用
し・ているのが実情である。その結果、一般的には未延
伸糸配向度を高めるに従い、延伸後の繊維の強度は低く
なっている。
強度が1羊来の高強力繊維よりも低いことである。従来
の高速紡糸延伸法によって得られるaGlの寸法安定性
、及び耐疲労性等の特徴は基本的には未延伸糸特性の制
御がポイントであり、そのため、神々の紡糸工程上の工
夫が提案されているが、引続く熱延伸工程は従来の高強
力糸を製造するプロセスをあまり改善することなく適用
し・ているのが実情である。その結果、一般的には未延
伸糸配向度を高めるに従い、延伸後の繊維の強度は低く
なっている。
また、高速紡糸した比較的高配向の未延伸糸の熱延伸を
、最近、多くは生産効率のよい直接紡糸延伸法が採用さ
れるようになり、たとえばポリエステル繊維について特
開昭59−15513号公報、59−66515号公報
等の提案がある。しかし、それらの方法によって得られ
る繊維の特性も基本的には前記したものと大差なく、今
後、市場で求められろレベルの高強力化はまだ達成され
ていない。
、最近、多くは生産効率のよい直接紡糸延伸法が採用さ
れるようになり、たとえばポリエステル繊維について特
開昭59−15513号公報、59−66515号公報
等の提案がある。しかし、それらの方法によって得られ
る繊維の特性も基本的には前記したものと大差なく、今
後、市場で求められろレベルの高強力化はまだ達成され
ていない。
本発明は産業資tオ用途に適し・た、改善された寸法安
定性、及び耐疲労性を有するポリエステル、ポリアミド
等の合成′a推を従来の高強度繊維よりもより高強度に
して達成すること、及び同時に該高強力糸を巻取り速度
4000 m/min以上の高速の直接紡糸延伸法によ
って、効率的、且つ安定に製造するための新規な延伸法
を提供することを目的とする。
定性、及び耐疲労性を有するポリエステル、ポリアミド
等の合成′a推を従来の高強度繊維よりもより高強度に
して達成すること、及び同時に該高強力糸を巻取り速度
4000 m/min以上の高速の直接紡糸延伸法によ
って、効率的、且つ安定に製造するための新規な延伸法
を提供することを目的とする。
本発明は溶融紡糸可能な合成高分子重合体を溶融紡糸し
た後、連続して延伸し、合成繊維とする方法において、 紡糸速度1500 m/min以上で引取り、引続き3
段以上の多段延伸をして4000 m/min以上の高
速で巻取るに際し、紡糸速度を制御するための引取りロ
ールと最終延伸熱処理ロールまでの間に配置された、ネ
ルソン型中間延伸熱ロール群への糸条の巻付は回数をそ
れぞれ2回以下とし・、該ネルランコール群の各ロール
ユニットへの糸条の接触時間を101)/V秒(ここで
Vは糸条速度: m/m1n) 以下とすることを特徴とする合成繊維の直接紡糸延伸方
法。
た後、連続して延伸し、合成繊維とする方法において、 紡糸速度1500 m/min以上で引取り、引続き3
段以上の多段延伸をして4000 m/min以上の高
速で巻取るに際し、紡糸速度を制御するための引取りロ
ールと最終延伸熱処理ロールまでの間に配置された、ネ
ルソン型中間延伸熱ロール群への糸条の巻付は回数をそ
れぞれ2回以下とし・、該ネルランコール群の各ロール
ユニットへの糸条の接触時間を101)/V秒(ここで
Vは糸条速度: m/m1n) 以下とすることを特徴とする合成繊維の直接紡糸延伸方
法。
本発明の溶融紡糸可能な合成高分子重合体からなる合成
繊維とは、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の
ポリエステル類、及びポリカブラミド、ポリヘキサメチ
レンアジパミド、ポリテトラメチレンアジパミド、ポリ
へキサメチレンセバカミド等のポリアミド類等の結晶性
高分子化合物からなる繊維である。
繊維とは、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の
ポリエステル類、及びポリカブラミド、ポリヘキサメチ
レンアジパミド、ポリテトラメチレンアジパミド、ポリ
へキサメチレンセバカミド等のポリアミド類等の結晶性
高分子化合物からなる繊維である。
本発明の合成高分子重合体の分子量は産業資材用!Ii
維に適した高強力繊維とするために、高分子量であるこ
とが好ましく、例えば数平均分子量で2:5000以上
であることが好ましい。
維に適した高強力繊維とするために、高分子量であるこ
とが好ましく、例えば数平均分子量で2:5000以上
であることが好ましい。
本発明の合成高分子量重合体は紡糸機中で溶融されたの
ち、紡糸口金より細孔を通して紡出され、糸条となって
冷却固化後1501) m/min以上の高速で引取ら
れる。該糸条は加熱筒や1呆温筒によって囲まれた徐冷
ソーンを通過した後、冷風で冷却固化される。糸条は引
取りロールで引取られる前に油剤が付与される。該引取
りロールで引取られた糸条がもし引続き延伸されること
なく巻取られた場合には、その未延伸糸の複屈折は、例
えばポリエチレンテレフタレートの場合は15X10−
3以上、通常は20X10−3〜80X10−3、ナイ
ロン6.66等ポリアミドでは20X10−3以上、通
常は25X10−3〜40X10−3と比較的高配向で
ある。
ち、紡糸口金より細孔を通して紡出され、糸条となって
冷却固化後1501) m/min以上の高速で引取ら
れる。該糸条は加熱筒や1呆温筒によって囲まれた徐冷
ソーンを通過した後、冷風で冷却固化される。糸条は引
取りロールで引取られる前に油剤が付与される。該引取
りロールで引取られた糸条がもし引続き延伸されること
なく巻取られた場合には、その未延伸糸の複屈折は、例
えばポリエチレンテレフタレートの場合は15X10−
3以上、通常は20X10−3〜80X10−3、ナイ
ロン6.66等ポリアミドでは20X10−3以上、通
常は25X10−3〜40X10−3と比較的高配向で
ある。
以上のような比較的高配向の未延伸糸を一旦巻取る二と
なく連続して延伸する。紡糸速度は1500*/min
以上て、延伸巻取速度は4000 m/min以上、通
常は4500 m/min以上の高速紡糸延伸法である
。紡糸速度1500 m/min以上の速度で引取られ
た未延伸糸は、既に分子配向が進んでおり、はぼ配向結
晶化が開始されようとする状態であり、このような状態
の未延伸糸は次に若干の熱か与えられれば直ちに結晶化
を開始する前駆的状態にある。従ってこのような未延伸
糸に従来のままの熱延伸法を適用すると、本来延伸によ
って分子配列を高めたいにもかかわらず、むしろ結晶化
が先行してしまい、その結果十分な分子配向が達せられ
ず、高強度糸を得ることはできない。このこと:、tf
ilえば延沖の途中段階でサンプリングした中間延伸糸
は、従来の低速紡糸で得られた低配向未延伸糸を熱延伸
した場合に比べ、同一複屈折で比較した場合、密度が相
当高く結晶化が進んでいることからも推定することがで
きる。
なく連続して延伸する。紡糸速度は1500*/min
以上て、延伸巻取速度は4000 m/min以上、通
常は4500 m/min以上の高速紡糸延伸法である
。紡糸速度1500 m/min以上の速度で引取られ
た未延伸糸は、既に分子配向が進んでおり、はぼ配向結
晶化が開始されようとする状態であり、このような状態
の未延伸糸は次に若干の熱か与えられれば直ちに結晶化
を開始する前駆的状態にある。従ってこのような未延伸
糸に従来のままの熱延伸法を適用すると、本来延伸によ
って分子配列を高めたいにもかかわらず、むしろ結晶化
が先行してしまい、その結果十分な分子配向が達せられ
ず、高強度糸を得ることはできない。このこと:、tf
ilえば延沖の途中段階でサンプリングした中間延伸糸
は、従来の低速紡糸で得られた低配向未延伸糸を熱延伸
した場合に比べ、同一複屈折で比較した場合、密度が相
当高く結晶化が進んでいることからも推定することがで
きる。
このように分子配向に先行して結晶化が進むために、延
伸工程では、形成された結晶の一部を破壊しながら分子
鎖の再配列をすることになり、この結果として、延伸時
に高い張力が発生し、分子鎖切断が多く生し、無視てき
ない程度の分子量低下が起こる。このように従来の低配
向未延伸糸を熱延伸する場合とは異なった延伸挙動か起
こるので、本発明の紡速1500m/min以上て紡糸
された比較的高配向の未延伸糸を熱延伸する場合は1、
その未延伸糸の特徴を十分考慮した熱延伸法が適用され
ねばならない。そこで高速紡糸された比較的高配向の未
延伸糸を延沖し・て高配向度化し、高強力糸を得る方法
について鋭意検討を行なった結果本発明の直接紡糸延伸
法を確立するに至った。
伸工程では、形成された結晶の一部を破壊しながら分子
鎖の再配列をすることになり、この結果として、延伸時
に高い張力が発生し、分子鎖切断が多く生し、無視てき
ない程度の分子量低下が起こる。このように従来の低配
向未延伸糸を熱延伸する場合とは異なった延伸挙動か起
こるので、本発明の紡速1500m/min以上て紡糸
された比較的高配向の未延伸糸を熱延伸する場合は1、
その未延伸糸の特徴を十分考慮した熱延伸法が適用され
ねばならない。そこで高速紡糸された比較的高配向の未
延伸糸を延沖し・て高配向度化し、高強力糸を得る方法
について鋭意検討を行なった結果本発明の直接紡糸延伸
法を確立するに至った。
即ち、本発明は紡糸速度1500 m/min以上の高
速で引取り、引続き3段以上の多段延伸をして、400
0 m/min以下の高速で巻取る方法に於いて、紡糸
速度を制御するための引取りロールと最終延伸熱処理ロ
ールまでの中間に配置された延伸熱ロール群への糸条の
巻付は回数をそれぞれ2回以下とし、該ネルソンロール
群の各ロールユニットへの糸条の接触時間を100/V
秒(ここでVは糸条速度: m/m1n)以下とする
ことを特徴とする合成糊を市の直接紡糸延伸方法である
。
速で引取り、引続き3段以上の多段延伸をして、400
0 m/min以下の高速で巻取る方法に於いて、紡糸
速度を制御するための引取りロールと最終延伸熱処理ロ
ールまでの中間に配置された延伸熱ロール群への糸条の
巻付は回数をそれぞれ2回以下とし、該ネルソンロール
群の各ロールユニットへの糸条の接触時間を100/V
秒(ここでVは糸条速度: m/m1n)以下とする
ことを特徴とする合成糊を市の直接紡糸延伸方法である
。
更に本発明法を図面を用いて詳述する。第1図は本発明
の直接紡糸延伸法の1例であり、4段延伸法を示したも
のである。1500m/min以上の高速紡糸法によっ
て、引取りロール(5)て引取った比較的高配向の未延
伸糸糸条(Y)は第1延伸ロール(6)と第4延伸ロー
ルく9)間で延伸された後、第4延伸ロール(9)と張
力調整ロール(10)の間で熱固定処理される。
の直接紡糸延伸法の1例であり、4段延伸法を示したも
のである。1500m/min以上の高速紡糸法によっ
て、引取りロール(5)て引取った比較的高配向の未延
伸糸糸条(Y)は第1延伸ロール(6)と第4延伸ロー
ルく9)間で延伸された後、第4延伸ロール(9)と張
力調整ロール(10)の間で熱固定処理される。
一般に繊維の延伸ここ於いては歪速度勾配を小きくして
延伸することが分子鎖の配列を高め、高強力糸を得やす
いことが知られており、高強力糸の延伸は通常2段延伸
以上の多段延伸法が採用されている。しかし本発明のよ
うな高速紡糸延伸法では延伸速度が高いために、従来の
方法を適用するだけでは満足出来る高強力糸は得られな
い。そこで更に多段延伸した場合の効果が期待される。
延伸することが分子鎖の配列を高め、高強力糸を得やす
いことが知られており、高強力糸の延伸は通常2段延伸
以上の多段延伸法が採用されている。しかし本発明のよ
うな高速紡糸延伸法では延伸速度が高いために、従来の
方法を適用するだけでは満足出来る高強力糸は得られな
い。そこで更に多段延伸した場合の効果が期待される。
しかし単に従来の方式のまま、延伸段数を増やし4ても
、糸条が延伸中に受ける熱履歴が大きくなり、次の延伸
工程で障害になる程度に結晶化が進んでしまう。特に本
発明で用いる比較的高配向の未延伸糸は前記したように
結晶化し易い状態にあるため、その影響が無視てきない
。
、糸条が延伸中に受ける熱履歴が大きくなり、次の延伸
工程で障害になる程度に結晶化が進んでしまう。特に本
発明で用いる比較的高配向の未延伸糸は前記したように
結晶化し易い状態にあるため、その影響が無視てきない
。
通常、ロールへの糸条の巻けけ回数は糸条がロールの回
転速度ζこなるまで、即ち、糸条がロール上を滑らなく
なる回数、あるいは更に数回分余分である4〜8回程度
巻付けろ。これは繊維素財、繊度、油剤、ロール表面の
粗さや、温度等、糸条とロール表面との摩擦に係わる要
因によって変(ヒするが、通常上記回数の範囲である。
転速度ζこなるまで、即ち、糸条がロール上を滑らなく
なる回数、あるいは更に数回分余分である4〜8回程度
巻付けろ。これは繊維素財、繊度、油剤、ロール表面の
粗さや、温度等、糸条とロール表面との摩擦に係わる要
因によって変(ヒするが、通常上記回数の範囲である。
従来の延伸法は、先ず適正と予想されるロール温度及び
ロール間延伸倍率を設定する。次いでロールへ糸条を巻
付け、ロール上て糸条がそのロール速度となるまで、即
ち、糸条がロール上で滑らなくなるまで巻き付は後、次
工程ロールへ進む方法が採用されていたことになる。そ
の結果糸条とロールとの接触時間は長く、通常100/
V秒(ここでVは糸条の速度: m/m1n)を越える
接触時間となっていた。
ロール間延伸倍率を設定する。次いでロールへ糸条を巻
付け、ロール上て糸条がそのロール速度となるまで、即
ち、糸条がロール上で滑らなくなるまで巻き付は後、次
工程ロールへ進む方法が採用されていたことになる。そ
の結果糸条とロールとの接触時間は長く、通常100/
V秒(ここでVは糸条の速度: m/m1n)を越える
接触時間となっていた。
即ち、糸条がロールとて滑らなくなろまて巻き付:する
ことか必要とされていたのである。
ことか必要とされていたのである。
一方、本発明法に於いては、適正と予想したロール温度
及びロール間延伸倍率を設定した後、ロールへの糸条巻
付は回数を1〜2回、即ちロール接触時間を100/V
秒(ここで■は糸条の速度: m/m1n)以下、好ま
しくは1回とし、初期に設定したロール回転速度には、
必ずしも糸条速度が一致しなくともよいのである。もし
一致していなけれはむし・ろロール回転速度の設定を変
化させて糸条速度に一致させればよく、結果的に各ロー
ル上での滑りはおさまって、次工程送ることが可能だか
らである。
及びロール間延伸倍率を設定した後、ロールへの糸条巻
付は回数を1〜2回、即ちロール接触時間を100/V
秒(ここで■は糸条の速度: m/m1n)以下、好ま
しくは1回とし、初期に設定したロール回転速度には、
必ずしも糸条速度が一致しなくともよいのである。もし
一致していなけれはむし・ろロール回転速度の設定を変
化させて糸条速度に一致させればよく、結果的に各ロー
ル上での滑りはおさまって、次工程送ることが可能だか
らである。
この時、引取りロール(5:延伸工程に於ける給糸ロー
ルでもある。)と最終延伸ロールでは、当初からロール
上での糸条の滑りがなくなる十分な回数をロールに巻付
けておくことが必要である。
ルでもある。)と最終延伸ロールでは、当初からロール
上での糸条の滑りがなくなる十分な回数をロールに巻付
けておくことが必要である。
しかしながら、本発明法では引取りロールの巻付は回数
も通常の鏡面ロールの場合には1〜2回程度で十分てあ
り、多くとも4回以下である。これは高速紡糸のため、
紡糸張力が高いこと、及び多段延伸のため1段目に割り
当てられる延伸培率が低いことにより、引取りロール前
後の張力差か小さく、少ない巻付は回数でも延伸張力が
紡糸部に波及することはないからである。最終延伸ロー
ル(9)は熱処理に必要な分を含めて十分な回数巻付け
ることが好ましい。
も通常の鏡面ロールの場合には1〜2回程度で十分てあ
り、多くとも4回以下である。これは高速紡糸のため、
紡糸張力が高いこと、及び多段延伸のため1段目に割り
当てられる延伸培率が低いことにより、引取りロール前
後の張力差か小さく、少ない巻付は回数でも延伸張力が
紡糸部に波及することはないからである。最終延伸ロー
ル(9)は熱処理に必要な分を含めて十分な回数巻付け
ることが好ましい。
前記したように一段目延伸以降の中間延伸ロール(6,
7,8)への糸条の巻き付は回数は1回、多くとも2回
で十分である。このような方法を採用することによって
、糸条が各段階の延伸状態において、それぞれ最も延伸
配向されやすい状態で延伸されることが可能である。
7,8)への糸条の巻き付は回数は1回、多くとも2回
で十分である。このような方法を採用することによって
、糸条が各段階の延伸状態において、それぞれ最も延伸
配向されやすい状態で延伸されることが可能である。
本発明法の如き、延伸時に糸条の巻付は回数を極端に減
らしたプロセスに於ては、特に次の点を配慮することが
好ましい。
らしたプロセスに於ては、特に次の点を配慮することが
好ましい。
即ち、ロールへの糸条巻付は回数が少ないので、その短
いロール表面との接触時間中に糸条温度を昇温させねば
ならないが、特にフィラメント数の多い太い繊度糸条を
延伸する場合には配慮が必要である。そのためにはロー
ルを筺温ボックスで囲んだり、該検温ボックス内にロー
ル温度近傍の温度に加熱した空気を吹込んだり、加熱空
気を循環させるなどの方法が採用されろ。また延伸性向
上のため、延伸の開始前、または延伸中に糸条に噴射空
気によって糸条単糸を相互に交絡させる方法が採用され
るが、本発明法では糸条温度以上に加熱された空気、ま
たは加熱蒸気等を用い、既に加熱されている糸条を冷却
させずに交絡処理させることが好ましい。
いロール表面との接触時間中に糸条温度を昇温させねば
ならないが、特にフィラメント数の多い太い繊度糸条を
延伸する場合には配慮が必要である。そのためにはロー
ルを筺温ボックスで囲んだり、該検温ボックス内にロー
ル温度近傍の温度に加熱した空気を吹込んだり、加熱空
気を循環させるなどの方法が採用されろ。また延伸性向
上のため、延伸の開始前、または延伸中に糸条に噴射空
気によって糸条単糸を相互に交絡させる方法が採用され
るが、本発明法では糸条温度以上に加熱された空気、ま
たは加熱蒸気等を用い、既に加熱されている糸条を冷却
させずに交絡処理させることが好ましい。
各ロール温度は表面温度で、引取りロール(5)は40
〜100°C5最終延伸ロール(9)は繊維のTm 〜
(Tm−30°C)、例えばポリエチレンテレフタレー
トでは260〜230℃、ナイロン6ては225〜19
5℃、ナイロン66では260〜230℃である。各中
間延伸ロール群(6゜7.8)の温度はいづれも引取り
ロール(5〉と最終延伸ロール(°9)との範囲内とし
、延伸の前段階程低く設定する。ロール間の延伸培率:
i通常延伸の前段階はど高くするが、2段階以上を同一
にしてもよい。
〜100°C5最終延伸ロール(9)は繊維のTm 〜
(Tm−30°C)、例えばポリエチレンテレフタレー
トでは260〜230℃、ナイロン6ては225〜19
5℃、ナイロン66では260〜230℃である。各中
間延伸ロール群(6゜7.8)の温度はいづれも引取り
ロール(5〉と最終延伸ロール(°9)との範囲内とし
、延伸の前段階程低く設定する。ロール間の延伸培率:
i通常延伸の前段階はど高くするが、2段階以上を同一
にしてもよい。
また、延伸後の熱処理を十分行なうために、該最終延伸
ロール(9)の後に更に熱ロール(図示せず)を設置し
、両ロール間で10%以下の弛緩熱処理を行なう。該熱
処理ロールは上記最終延伸ロール(9)と同じ温度範囲
に設定することが好ましく、該温度範囲内で同一にし・
でもよく、異なる温度に設定することもてきる。また熱
処理ロールの後、または熱処理ロールの代りに張力調整
ロール(10)を設置し、このロールと熱処理ロールま
たは最終延伸ロール間で10%以下の弛緩熱処理をした
後巻取る。
ロール(9)の後に更に熱ロール(図示せず)を設置し
、両ロール間で10%以下の弛緩熱処理を行なう。該熱
処理ロールは上記最終延伸ロール(9)と同じ温度範囲
に設定することが好ましく、該温度範囲内で同一にし・
でもよく、異なる温度に設定することもてきる。また熱
処理ロールの後、または熱処理ロールの代りに張力調整
ロール(10)を設置し、このロールと熱処理ロールま
たは最終延伸ロール間で10%以下の弛緩熱処理をした
後巻取る。
次に実施例に基づいて説明するが、本発明に係る繊維及
びコード物性の定義、及び測定法は次の通りである。
びコード物性の定義、及び測定法は次の通りである。
(イ)強度 T/D、伸度 El
、JIS−L1017によった。試料をかせ状にとり、
20゛C165%RHの温湿度調節された部用に24時
間以上放置後、゛°テンシロン しITL−41”型引
張試験機(東洋ポールドウ、・ン=1+1製)を用い、
試長25cm、引張速度30cm/minで測定した。
20゛C165%RHの温湿度調節された部用に24時
間以上放置後、゛°テンシロン しITL−41”型引
張試験機(東洋ポールドウ、・ン=1+1製)を用い、
試長25cm、引張速度30cm/minで測定した。
(ロ)乾熱収縮率 ΔS
試料をかせ状にとり、20℃、65%RHの温湿度調節
室で24時間以上放置した後、試料の0゜13/d:2
十目当する荷重を掛けて測定した長さり。
室で24時間以上放置した後、試料の0゜13/d:2
十目当する荷重を掛けて測定した長さり。
の試料を無緊張状態で177°Cのオーフン中て30分
間処理する。処理後のサンプルを風乾し、上記温湿度調
節室で24時間以上放置し・、再び上記荷重をかけて測
定した長さLoから次式によって算出した。
間処理する。処理後のサンプルを風乾し、上記温湿度調
節室で24時間以上放置し・、再び上記荷重をかけて測
定した長さLoから次式によって算出した。
乾熱収縮率(%) = (L−LO) /L、a(2)
中間伸度 ME 前記した強度及び伸度と同様、コードの荷重−沖長曲線
一二於いて10.1kg時沖度を求め、中間伸度とする
。
中間伸度 ME 前記した強度及び伸度と同様、コードの荷重−沖長曲線
一二於いて10.1kg時沖度を求め、中間伸度とする
。
(3)強力利用率
処理コート=(処理コート強力/生コート強力)X10
0 % 加硫コート:(加硫コード強力/処理コート強力)xi
oo % (4)GY疲労寿命 JIS L−10173,2,2,1(1)A法;こ
よった。
0 % 加硫コート:(加硫コード強力/処理コート強力)xi
oo % (4)GY疲労寿命 JIS L−10173,2,2,1(1)A法;こ
よった。
〔実施例−1〕
fc酸相対粘度3.9で、熱安定剤として酢酸鋼を0.
05重量%、よう化カリウム0.05重量%、臭化カリ
ウム0.05重量%を吸着させたナイロン6チップを第
1図に示すプロセスで溶融紡糸延伸した。ポリマ温度は
290℃、紡糸口金口径0.3mmφ、孔数は紡糸速度
500 m/minの時136ホール、他の紡糸速度で
は68ホールを用いた。
05重量%、よう化カリウム0.05重量%、臭化カリ
ウム0.05重量%を吸着させたナイロン6チップを第
1図に示すプロセスで溶融紡糸延伸した。ポリマ温度は
290℃、紡糸口金口径0.3mmφ、孔数は紡糸速度
500 m/minの時136ホール、他の紡糸速度で
は68ホールを用いた。
紡糸口金の直下ミニは長さ25cmの加熱箇を設け、筒
内雰囲気温度を300℃となるように加熱し・た。雰囲
気温度とは加熱筒上端より12.5cm下の位置で、且
つ最外周糸条より1cm離れた位置て測定した温度であ
る。加熱筒の下には長ざ120 c rnのユニフロー
型チムニ−を取り付け、20℃で30m/minの冷風
を糸条に直角に吹き付け、冷却した。
内雰囲気温度を300℃となるように加熱し・た。雰囲
気温度とは加熱筒上端より12.5cm下の位置で、且
つ最外周糸条より1cm離れた位置て測定した温度であ
る。加熱筒の下には長ざ120 c rnのユニフロー
型チムニ−を取り付け、20℃で30m/minの冷風
を糸条に直角に吹き付け、冷却した。
前記紡糸口金から紡出された糸条は加熱筒雰囲気中を通
過した後、急冷固化され、次いで非水系油剤を付与され
た後、紡糸速度を制御するため所定の速度で回転する引
取りロールで引取られ、連続して4段延伸熱処理され巻
取とられた。各延伸ロールは全て周長0.7mである。
過した後、急冷固化され、次いで非水系油剤を付与され
た後、紡糸速度を制御するため所定の速度で回転する引
取りロールで引取られ、連続して4段延伸熱処理され巻
取とられた。各延伸ロールは全て周長0.7mである。
紡糸速度に応じて吐出量を変えて紡糸し、また延伸条件
を種々変えたが、延伸熱処理後巻取った繊維の繊度が約
472デニールとなるようにした。
を種々変えたが、延伸熱処理後巻取った繊維の繊度が約
472デニールとなるようにした。
中間延伸ロールへの糸条の巻付は回数を変えて比較した
が、その紡糸延伸条件は第1表の通りである。
が、その紡糸延伸条件は第1表の通りである。
次に上記得られた延伸糸を紡糸速度500m/minの
場合は4木、その他の場合は8本をそれぞれ合糸して約
1890デニールとした。次いて32T/10cmの下
撚りをかけた後、下撚りコード2本合わせて下撚りとは
反対方向に327/10cmの上1、kりをかけ生コー
ドとした。
場合は4木、その他の場合は8本をそれぞれ合糸して約
1890デニールとした。次いて32T/10cmの下
撚りをかけた後、下撚りコード2本合わせて下撚りとは
反対方向に327/10cmの上1、kりをかけ生コー
ドとした。
該コードはリッラー社製ディッピング機によって接着剤
付与及び熱処理をした。RFL液に浸漬し、付着量5%
となるよう液濃度及び液切り条件を調整した。次に乾燥
ゾーンを130℃で90秒間定長で通過させ、熱処理ゾ
ーンは200℃、40秒間、熱処理ゾーン出口の応力(
張力を処理コード繊度て除した値)が約1g/dとなる
ようストレッチをかけて通過させた。ノルマルゾーンは
200 ’Cて40秒間、1%の弛緩を与えて通過させ
た。
付与及び熱処理をした。RFL液に浸漬し、付着量5%
となるよう液濃度及び液切り条件を調整した。次に乾燥
ゾーンを130℃で90秒間定長で通過させ、熱処理ゾ
ーンは200℃、40秒間、熱処理ゾーン出口の応力(
張力を処理コード繊度て除した値)が約1g/dとなる
ようストレッチをかけて通過させた。ノルマルゾーンは
200 ’Cて40秒間、1%の弛緩を与えて通過させ
た。
上記処理したコードは次にゴム加硫処理を行ない、加硫
後強力を測定し・た。加硫処理条件は以下の通りCある
。処理コードを未加硫ゴムトッピングシートに平行に並
へ、別の未加硫ゴムシートと合わせてモールドにセット
し、160’Cに設定したヒートプレス機で30分間加
硫処理した。ヒートプレス機からモールドを取り出した
後直ちにモールドを水冷し、ゴム中のコードを急激に自
由収縮させた。次いでゴムシートからコードを取り出し
、24時間以上20℃、65%RHの温湿度調整室に放
置した後加硫後強力を測定した。
後強力を測定し・た。加硫処理条件は以下の通りCある
。処理コードを未加硫ゴムトッピングシートに平行に並
へ、別の未加硫ゴムシートと合わせてモールドにセット
し、160’Cに設定したヒートプレス機で30分間加
硫処理した。ヒートプレス機からモールドを取り出した
後直ちにモールドを水冷し、ゴム中のコードを急激に自
由収縮させた。次いでゴムシートからコードを取り出し
、24時間以上20℃、65%RHの温湿度調整室に放
置した後加硫後強力を測定した。
延伸糸、処理コード及び加硫コードの特性を第3表に示
した。本発明の中間延伸ロール群への糸条巻付は数をI
Tとした延伸法を適用した場合には延伸倍率が高まり、
その結果、高強度糸が得られる。また、本発明法によれ
ば寸法安定性、耐疲労性を保持して高強力の処理コード
が得られ、加硫コード強力も高い。
した。本発明の中間延伸ロール群への糸条巻付は数をI
Tとした延伸法を適用した場合には延伸倍率が高まり、
その結果、高強度糸が得られる。また、本発明法によれ
ば寸法安定性、耐疲労性を保持して高強力の処理コード
が得られ、加硫コード強力も高い。
〔実施例−2〕
硫酸相対粘度3.4で、熱安定剤として酢酸鋼を0.0
5重量%、よう化カリウム0.05重量%臭1ヒカリウ
ム0.05重重呈を吸着させてナイロン6チップを第1
図に示すプロセスで溶融紡糸延伸した。ポリマ温度は2
90℃、紡糸口金孔径0.25φ、孔数は68ホールを
用いた。紡糸口金の直下には長さ10cmの加熱筒を設
け、筒内雰囲気温度を290℃となるよう制御した。加
熱筒の下には長さ1mの対面吸引吹出し型チムニ−を取
り付け、20℃の冷風で25m/minの速度で糸条に
直角に吹きつけ、冷却した。
5重量%、よう化カリウム0.05重量%臭1ヒカリウ
ム0.05重重呈を吸着させてナイロン6チップを第1
図に示すプロセスで溶融紡糸延伸した。ポリマ温度は2
90℃、紡糸口金孔径0.25φ、孔数は68ホールを
用いた。紡糸口金の直下には長さ10cmの加熱筒を設
け、筒内雰囲気温度を290℃となるよう制御した。加
熱筒の下には長さ1mの対面吸引吹出し型チムニ−を取
り付け、20℃の冷風で25m/minの速度で糸条に
直角に吹きつけ、冷却した。
前記紡糸口金から紡出された糸条は加熱筒雰囲気中を通
過後、急冷固化され、次いで油剤を付与された後250
0 m/l1in、及び3500 m/minで回転す
る引取りロールでそれぞれ引取られた。該引取り糸条は
一旦巻取られることなく引続いて4段延伸熱処理された
後巻取られた。延伸糸繊度は約420デニールとなるよ
う吐出量を変更させた。
過後、急冷固化され、次いで油剤を付与された後250
0 m/l1in、及び3500 m/minで回転す
る引取りロールでそれぞれ引取られた。該引取り糸条は
一旦巻取られることなく引続いて4段延伸熱処理された
後巻取られた。延伸糸繊度は約420デニールとなるよ
う吐出量を変更させた。
本テストでは中間延伸ロールへの糸条の巻付は回数を変
え、ロールと糸条との接触時間を変えて比較したが、そ
の紡糸延伸条件は第3表の通りである。
え、ロールと糸条との接触時間を変えて比較したが、そ
の紡糸延伸条件は第3表の通りである。
上記得られた延伸糸を3本合糸して約1260デニール
とした後、下撚りを39T/m、上撚り39T/mで合
撚糸し生コードとした。該生コードは実施例−1と同様
にして接着剤を付与し、緊張熱処理して処理コードとし
た。但し熱処理条件は、乾燥ゾーンを150℃、熱処理
ゾーンを215℃、ノルマルゾーンを215℃に変更し
て処理した。また加硫処理条件は170℃で行なった。
とした後、下撚りを39T/m、上撚り39T/mで合
撚糸し生コードとした。該生コードは実施例−1と同様
にして接着剤を付与し、緊張熱処理して処理コードとし
た。但し熱処理条件は、乾燥ゾーンを150℃、熱処理
ゾーンを215℃、ノルマルゾーンを215℃に変更し
て処理した。また加硫処理条件は170℃で行なった。
延伸糸、処理コード、及び加硫コードの物性を第5表に
示した。本発明法にでは高倍率延伸ができ、その結果得
られた延伸糸は強度が高い。また処理コードは中間伸度
、乾収値からモジュラス、寸法安置性は従来法の場合と
同等を保持しながら高強力であり、更に加硫コード強力
も高い。
示した。本発明法にでは高倍率延伸ができ、その結果得
られた延伸糸は強度が高い。また処理コードは中間伸度
、乾収値からモジュラス、寸法安置性は従来法の場合と
同等を保持しながら高強力であり、更に加硫コード強力
も高い。
本発明は優れた寸法安定性、及び耐疲労性を有する高強
力繊維を高速の直接紡糸延伸法によって効率的、且つ安
定に製造することができる。本発明法によって得られる
繊維は各種産業用途、たとえばタイヤコード、■ベルト
、搬送用ベルト等のゴム補強用コード、およびローブ、
シートベルト、縫糸、漁網、各種カバーシート等に有用
できろ。
力繊維を高速の直接紡糸延伸法によって効率的、且つ安
定に製造することができる。本発明法によって得られる
繊維は各種産業用途、たとえばタイヤコード、■ベルト
、搬送用ベルト等のゴム補強用コード、およびローブ、
シートベルト、縫糸、漁網、各種カバーシート等に有用
できろ。
また本発明の安定な高速紡糸延伸力を採用する二とによ
り生産効率が上がり、大幅な製造コストダウンが可能と
なる。
り生産効率が上がり、大幅な製造コストダウンが可能と
なる。
第1図は本発明に係る紡糸延伸工程の一実施態様を示す
工程図である。 Y・・・・・・紡出糸条(未延伸糸条)l・・・・・・
紡糸口金 2・・・・・・加熱筒 3・・・・・・冷風チムニ− 4・・・・・・給油ロール 5・・・・・・引取りロール 6・・・・・・第1延伸ロール 7・・・・・・第2延伸ロール 8・・・・・・第3延伸ロール 9・・・・・・第4延伸ロール 10・・・・・・張力調整ロール 11・・・・・・巻取機 12・・・・・・保温ボックス
工程図である。 Y・・・・・・紡出糸条(未延伸糸条)l・・・・・・
紡糸口金 2・・・・・・加熱筒 3・・・・・・冷風チムニ− 4・・・・・・給油ロール 5・・・・・・引取りロール 6・・・・・・第1延伸ロール 7・・・・・・第2延伸ロール 8・・・・・・第3延伸ロール 9・・・・・・第4延伸ロール 10・・・・・・張力調整ロール 11・・・・・・巻取機 12・・・・・・保温ボックス
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 溶融紡糸可能な合成高分子重合体を溶融紡糸した後、連
続して延伸し、合成繊維とする方法において、 紡糸速度1500m/min以上で引取り、引続き3段
以上の多段延伸をして4000m/min以上の高速で
巻取るに際し、紡糸速度を制御するための引取りロール
と最終延伸熱処理ロールまでの間に配置されたネルソン
型中間延伸熱ロール群への糸条の巻付け回数をそれぞれ
2回以下とし、該ネルソンロール群の各ロールユニット
への糸条の接触時間を100/V秒(ここでVは糸条速
度:m/min) 以下とすることを特徴とする合成繊維の直接紡糸延伸方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30633986A JPS63159541A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 合成繊維の直接紡糸延伸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30633986A JPS63159541A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 合成繊維の直接紡糸延伸方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63159541A true JPS63159541A (ja) | 1988-07-02 |
Family
ID=17955910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30633986A Pending JPS63159541A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 合成繊維の直接紡糸延伸方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63159541A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011122276A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Tmt Machinery Inc | 紡糸巻取設備 |
JP2016079538A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | Tmtマシナリー株式会社 | 紡糸延伸装置 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP30633986A patent/JPS63159541A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011122276A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Tmt Machinery Inc | 紡糸巻取設備 |
JP2016079538A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | Tmtマシナリー株式会社 | 紡糸延伸装置 |
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