JPS6087968A - ろう付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、例えば、熱交換器の各構成部品（チューブ、
フィン、チューブプレート等）間にろう材を介装し、又
は、予めそれらの表面に被着されたろう材を、不活性ガ
ス炉又は真空炉中で溶融させて各部品間をろう付けする
る、う付り方法に関する。そしζ、より詳しくは、炉内
で被ロウ付は品を確実に拘束するためのへローズを使用
したろう付は方法に関する 〔発明の技術的背景及びその問題点〕 例えば、チューブ及びフィンからなる熱交換器コアを製
造するには、チューブ表面に予めろう材を被着させてお
き、該デユープとフィンとを組立て、第１図の如く被ろ
う付は品３を組み立てる。そして、該被ろう付は品３を
一例として上下方向からカーボン板４で挟持すると共に
、保持具１により両力−ボン板４．４の外方を押圧する
。このようにして、被ろう伺げ品３を拘束した状態で真
空炉又は不活性炉に該被ろうイ」け品３を挿入する。そ
して、ろう相を溶融させ、ろう付は品を完成するもので
ある。ところが、炉内においては、高温のため（−例と
して１０００℃以上）保持具１が熱膨張し、不均一な変
形を起こすと共に、被ろうイ１け品３を保持する保持具
１が熱膨張のため延び、被ろう付は品３と押さえ板６の
間に間隙を生ずる。そのため、加圧力が減じ、適正なろ
う付けが阻害される。又、被ろう付は品３自体もいわゆ
る焼き縮みが起こる。即ち、被ろう付は品３の接合部間
のろう被膜厚み分が溶融のため減少し、全体的に高さが
低くなる。そのため、炉内において、被ろう付は品３を
最適状態で拘束することは不可能であった。又、他の方
法によれば、重量物を被ろう付は品３上邪に載置し、熱
膨張等による影響を無くす方法もあった。ところが、こ
の方法によれば、その重量物自体が比較的大きくならざ
るを得ないと共に、それ自体が炉内の熱を奪い、熱効率
の低下を起こしていた。さらには、重量物による場合に
は上下方向のみの拘束しか行い得なかった。

〔発明の概要〕

そこで、本発明は上記の問題点を取り除いたろう付は方
法を提供することを目的とする。

本発明のろう付は方法は被ろう付り品組立工程において
、ろう材を各構成部相間に保有させ、それらを組み立て
て保持具１により保持する。

次いで、ろう付は工程により、加熱した炉内にそれを挿
入し、ろう材を溶融させてろう付げするものである。こ
こにおいて、本発明は特に保持具１と被ろう付は品３と
の間に中空薄肉金属板よりなる被ろう付は品押圧用ベロ
ーズ２を介装する。このベローズ２内には予めガス体が
封入され、加熱によりそのガス圧の増加で該へローズ２
が容易に膨張することを特徴とする。

従って、本方法によれば、炉内において、その温度変化
に応じてベローズ２が膨張し、保持具１の熱膨張による
変形や焼き縮みが生じても、被ろう付は品３を確実に拘
束保持し得る。又、この方法によれば、ろう付は品保持
の方向を上下方向に限ることなく、左右からも保持する
ことができる。さらには、被ろう付は品押圧用ベローズ
２自体が中空薄肉金属板からなるため、熱容量が極めて
小であり、熱効率のよいろう付けを提供し得る。

〔発明の実施例〕

次に、図面に基づいて本発明の各実施例につき説明する
。

第２図は本方法によるろう付は方法を示す説明図である
。又、第３図及び第４図は本方法に用いられる中空薄肉
金属板からなる被ろう付は品押圧用ベローズ２の各実施
例を示す。

第３図に示す被ろう付は品押圧用ベローズ２は薄肉１テ
ンレス鋼板を夫々皿状に成形して互いに反対向きに重合
わせると共に、それらの外周を溶接等により密閉し、そ
の中空内に窒素ガス（Ｎｕ等の不活性ガス）を封入し、
中空マント状にしたものである。かかるマット体をｌ又
は２以上積層し、第２図の如く被ろう付は品３と保持具
１との間に介装して、マット型の抑圧用ベローズ２を構
成する。このようなマット型の押圧用ベローズ２は炉内
に挿入すると第３図Ａの状態からＢの如く膨張する。そ
れにより、保持具１が不均一に変形したとしても、その
隙間に応じてベローズが膨張し、被ろう付は品３を確実
に押圧保持する。それにより、各構成部品間の寸法を正
確に維持し、ろう付は不良を起こすことなく、安定した
ろう付は品を提供し得る。次に、第４図は本ろう付は方
法に用いられる被ろう付は品押圧用ベローズ２の第２実
施例である。この実施例では中空薄肉金属板が蛇腹状に
形成され、その両端が閉塞されて窒素ガスＮ２が封入さ
れたものである。

なお、ベローズ２の平面形状は円形であっても方形であ
ってもよい。

〔発明の効果〕

本発明のろう付は方法は、被ろう付り品組立工程におい
て、各構成部材間にろう材を保をさせて組立て、それら
を保持具により保持する。

次いで、ろう付は工程において、加熱した炉内にそれを
挿入し、ロウ材を溶融させてろうイでｊけするものであ
る。ここにおいて、本方法は特に、前記保持具１と被ろ
う付は品３との間に被ろう付は品押圧用ヘローズ２を介
装したことを特徴する。このベローズ２はガス体が予め
封入された薄肉金属製からなり、加熱によりそのガス圧
の増加で容易に膨張するものである。

本ろう付１ノ方法は以上のような構成からなり、次の効
果を有する。

（１）本方法によれば、加熱炉の温度に応じて被ろう付
Ｌｊ品押圧力が比例的に変化する。そのため、温度変化
に基づく保持具の熱膨張による変形量や製品の焼き縮量
に応じて押圧力が加減され、無理なく炉内で被ろう付は
品３を適宜な押圧力で保持することができる。それによ
り、信頼性の高いろう付は品を製造することができる効
果がある。

（２）又、本方法によれば、被ろう付は品押圧用ベロー
ズ２はその内部にガス体を封入した中空薄肉金属板より
なるため、その熱容量が極めて小さい。従って、該へロ
ーズ２が不必要に炉内の熱を吸収することがない。その
ため、熱効率のよいろう付は方法を提供し得る効果があ
る。

（３）又、本方法の被ろう付は品押圧用ベローズ２は、
中空薄肉金属板内に封入されたガス圧の増加により押圧
力を調整するものであるから、比較的小さなベロースで
大きな加圧力を得ることができる。そのため、場所をと
ることなく、被ろう付は品３を押圧できるから、炉内占
有体積が小となり、同一時間内でその分だけより多くの
ろう付は品を迅速に生産することができる。

（４）　さらに、本方法に使用される被ろう付は品押圧
用ベローズ２は極めて簡単な構成からなるから、故障の
ない信頼性の高いろう付りを安価にすることができる。

（５）又、本方法によれば、被ロウ付は品３を上下方向
からのみならず、側方からも確実に拘束し得る。

（６）　さらに、真空炉又は不活性炉（一般にその気圧
が数ａｍ　ｌ　ｇ以下）において、炉内の負圧により押
圧用ベロー２が膨張し、より強固に被ロウ付は品３を拘
束し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来型ろう付は方法における被ろう付は品の保
持方法を示す一実施例。第２図は本方法による被ろう付
は品３の保持方法を示す説明図、第３図は本方法に用い
られる被ろう付は晶押圧用ベローズ２の横断面説明図、
第４図は同へローズの他の実施例である。 １・・・保持具、２・・・被ろう付は品押圧用ベローズ
、３・・・被ろう付は品、４・・・カーボン板、５・・
・ナンド、６・・・押さえ板。 代理人　弁理士　窪　［１１卓　美

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ろう材を各構成部材間に保有させ、それらを組み立てて
   保持具（１）により保持する被ろう付は品組立工程と、
   次いで加熱した炉内にそれらを挿入し、ろう材を溶融さ
   せてろう付りするろう付は工程と、を有するろう付は方
   法において、ガス体が予め封入され、加熱によるそのガ
   ス圧の増加で容易に膨張する中空薄肉金属板からなる被
   ろう付り品押圧用ベローズ（２）を、前記保持具（１）
   と被ろう付は品（３）との間に介装したことを特徴する
   ろう付は方法。