JPS6087871A - 鋼板の縁取り塗装用遮蔽板供給方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼板の両縁部な縁取り塗装をするための遮蔽
板を供給する方法および装置に関する。

塗料等を塗装した鋼板にあっては、溶接時に塗料が分解
して有毒ガスを放出１〜たり、またはブロー・ホール等
の溶接欠陥を生じる等の問題があるため、溶接線となる
鋼板縁部に非塗装部分を形成したいわゆる額縁塗装鋼板
が製造されている。

額縁塗装鋼板はこれまで一般に、被塗装板を移動させる
搬送台と、その上方に板幅方向に往復動して板に向けて
塗料を噴射する塗装カンを備える塗装装置を用いて、塗
装前に予め非塗装部分となるべき鋼板の縁部にテープを
貼布し、塗装後に前記子−プを剥がし取ることにより得
られていた。

しかし、この方法はテープの貼布、剥離に多くの時間と
手間がかかり能率的でないところから。

前記塗装装置において鋼板が塗装区域を通過する除に、
鋼板両側縁部にそって上方に遮蔽板を近接配置して、鋼
板両縁部に自動的に非塗装部分を形成する装置が開発さ
れ１作業の手間は大幅に削減された。

しかしながら、このような場合でもガン・スプレィを度
び重ねることによって遮蔽板の突端に塗料が集積し、こ
れが次第に肥大して鋼板上に落下するため、塗膜異状を
生じて成品の品質低下を招く欠点があった。

本発明の目的は、このまりな塗装装置における従来の遮
蔽板の欠点に対処することであり、塗料の落滴を生じさ
せない遮蔽板供給方法と供給装置とを提供することにあ
る。

本発明の方法は１遮蔽板を牢に塗装作業域に固定配置さ
せるものではなく、これを循環移動させることによって
遮蔽板の一定箇所に塗料が付着集積することを防止させ
ると共に、この遮蔽板が非塗装域を循環通過するさいに
、遮蔽板の表面に付着された塗料を洗浄させ、これによ
って塗装作業域に対しては常に塗料付着のない遮蔽板を
配置させることができるように構成したことである。

本発明方法を実施するための装置の構成は、第１図に示
すように循環駆動機構を備えた遮蔽板１と、この遮蔽板
１を洗浄ずろ洗浄ユニット２と。

遮蔽板１および洗浄ユニット２を鋼板の板幅方向へ移動
させる位置調節機構５とから成り、被塗装鋼板の両側縁
にそった位置に対称同一構造で設けられている。

以下１図面の実施例によって各構成部の構造を具体的に
説明する。

遮蔽板１は、第２図のように、多数の小片板１１をクロ
ーラ（無限軌道）構造にし、かつ、相互移動自在に連結
して同一平面上を循環できろようにしである。循環路の
一部が、塗装域における鋼板Ｓの側縁部を遮蔽できるよ
うに組合せ配置されている。

小片板１１は、第５図および第６図に示すように、隣接
する板相互の間に若干のギャップを設けることによって
、相互移動可能に連結されている。

連結体が直線路上を循環移動する場合には、各小片板の
庇部１１ａがこのギャップを上方からカバーするように
なされている。また、各小片板は、その側端１１ｂを第
７図のように塗装領域方向に向けて傾斜を付けて形成し
てあり、これにより鋼板Ｓの表面との間に形成さオ＋る
ギャップＧをなるべく小さくするように配慮させである
。この傾斜は噴射塗料の回込みを防止するためである。

これらの小片板１１はチェノ１２によって水平環状に連
結され、第２図に示す循環駆動機構１６のスプロケット
によってチェノ１２に循環駆動を与えるようにしである
。

遮蔽板１の循環路のうち、塗装域を外れたー位置１例え
ば第１図に示すような方向変換のための湾曲路の位置に
洗浄ユニット２を設ける。洗浄ユニット２は遮蔽板１が
循環してくる上流側に、シンナなどの洗浄液を噴射する
スプレ・ノズル２１を設け、やや離れた下流側には噴射
された洗浄液と塗料を飛散除去させるためのエヤブロー
・ノズル２２を設けである。これら洗浄域全体は第５図
のようにカバー２６で覆ってあり、循環路の下側には洗
浄液等を集めてユニット外部へ排出するためのドレン受
２４を設けである。

この洗浄ユニット２は、遮蔽板１と共に位置調節機構ろ
の架台５１上に所定の位置関係を保って固定保持されて
いる。架台５１は仮数水の脚注６２を有し、各脚柱の支
持端にはキャスタろろを取付けた可動式の支持枠体であ
って、エヤ・シリンダろ４（第２図参照）を備えており
、このシリンダの作動によって鋼板Ｓの板幅方向に移動
できるようになっている。したがって、架台ろ１の位置
を適当に移動させることによって、鋼板Ｓの板幅に合わ
せて、または所望の額縁幅に合わせて、鋼板Ｓに対する
遮蔽板１の係合位置を調節させることができるようにな
っている。

このように構成した本発明の装置においては。

鋼板Ｓの移動速度と同期して遮蔽板１と同じ方向へ循環
移動させつつ、塗装域において鋼板表面を塗装ガンによ
って吹付塗装する。このとき塗装域に係合される遮蔽板
は、いつまでも塗装域に停止しているものではなく、好
ましくは鋼板と同速で移動して塗装域から外れるもので
あるので、遮蔽板上に多くの塗料が集積することがなく
、シたがって落滴も生じない。ン【お遮蔽板の側端１１
ｂに傾斜ケ１＝Ｊげであるが、この程度の傾斜にょる落
滴はまったく無視しつるものである。

＠装置を出て洗浄域に循環された３ｇ蔽板は、まず洗浄
液スプレ・ノズルの噴射によって塗料が洗い落され、さ
らにエア・ノズルの噴射を受ｋｆることによって残液等
が吹飛ばさＪｔて、付着塗料の除去と液滴の乾燥とが行
われる。この洗浄作業は。

遮蔽板に対１−で塗料が吹付けられた直後に行われるも
のであるので、付着塗料の除去効率は極めて良く、洗浄
域を一回通過することによって完全な洗浄が可能となる
。

本発明によれば、鋼板の側縁部を額縁塗装するにさいし
、多数枚の鋼板を連続的に塗装する場合においても、遮
蔽板における落滴なまったく生じさせることがないので
、良品質の額縁塗装鋼板を得ることができる。また、板
幅に応じて遮蔽装置全体を調整移動することができるの
で適用範囲も広い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法の基本構成を概略的に示す説明図。第
２図は本発明法を実施する装置の一実施例の構成を示す
平面図。第５図は第２図をＩＩＩ　−Ｉ１１方向からみ
た側面図。第４図は第２図を１＼？−ｔＶ方向からみた
正面図。第５図は遮蔽板の部分的な側面図。第６図は第
５図をＶｌ　−■１方向からみた底面図。第７図は第５
図のＶｌｌ　−Ｖｌｌ線からみた横断面図。 １：遮蔽板 ２　：洗浄ユニット ２１：洗浄液スプレ・ノズル ２２：エヤ・ブロー・ノズル ろ　：位置調節機構 Ｓ：鋼板 ＦＬ：コンベヤ・ローラ 特許出願人　住友金属工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　多数の小片板を互いに相対移動自在に連結して
   遮蔽板を構成すること、前記遮蔽板をほぼ同一平面内で
   循環移動させること、鋼板の塗装作業域において鋼板の
   長手方向両側繰上にそって前記遮蔽板を配置すること、
   前記塗装作業域外において循環中の前記遮蔽板を洗浄す
   ることを特徴とする鋼板の縁取り塗装用遮蔽板供給方法
   。
2. （２）多数の小片板を互いに相対移動自在に連結してな
   る遮蔽板と、鋼板の塗装一作業域において鋼板の長手方
   向両側繰上にそって前記遮蔽板を配置しかつ該遮蔽板を
   ほぼ同一平面内で循環移動させる駆動機構と、該駆動機
   構を鋼板の幅方向に移動させる位置調節機構と、前記塗
   装作業域外において前記遮蔽板を洗浄する洗浄ユニット
   とを備えた鋼板の縁取り塗装用遮蔽板供給装置。