JPS608477A - コンクリ−トポンプの駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はコンクリートポンプの駆動装置に関する。

（従来技術） 従来、この種のコンクリートポンプの駆動装置としては
、コンクリート圧送用の一対のポンプシリンダのピスト
ンを駆動する一対のポンプ用油圧シリンダに、油圧ポン
プからポンプ用切換弁を介して作動油を供給して、上記
ピストンを交互に往復作動させると共に、上記ポンプシ
リンダの吸込口と吐出口を開閉するバルブを駆動するバ
ルブ用油叩シリングに油圧ポンプからバルブ用切換弁を
介して作動油を供給して、上記バルブをポンプ用油圧シ
リンダの停止している際に作動させて、コンクリートを
吸入して、圧送するようにしすこものが一般によく知ら
れている。

しカルながら、上記従来のコンクリートポンプの駆動装
置は、バルブ用油圧シリンダを油圧ポンプからの作動油
のみで駆動しているため、バルブ用油圧シリンダの速度
がどうしても遅くなり、このため、バルブ用油圧シリン
ダの作動している時間、つまりポンプシリンダのピスト
ンの停止している時間が長くなって、圧送中のコンクリ
ートに大きな脈動が生じ、また迅速にコンクリートを圧
送することかで外ないという不具合があった。

（発明の目的） そこで、この発明の目的は、バルブ用油圧シリンダの作
動速度を早くし、ポンプ用油圧シリンダの停止している
時間を短かくして、コンクリートの脈動を小さくすると
同時に、コンクリートの圧送を迅速にでトるよ）にする
ことにある。

（発明の構成および作用） 上記目的を達成するため、この発明の構成は、圧力ライ
ンとアキュムレータとを、１次側圧力が２次側圧力より
所定値高い場合と、パイロット室がタンクに開放された
場合とに開く制御弁を介設した分岐ラインを介して接続
すると共に、上記制御弁のパイロット室とタンクとを接
続するパイロットラインｌこパイロットチェック弁を介
設する一方、一対のポンプ用油圧シリンダを交互に作動
させるように制御するポンプ用切換弁に、中立位置で上
記パイロットチェック弁に圧力ラインの圧力をパイロッ
ト信号として伝え得るパイロットラインを開放し、切換
位置で上記パイロットチェック弁のパイロットボートを
タンクに連通させるパイロット通路を設けた点に特徴を
有する。

そして、この発明の作用は、ポンプ用切換弁を切換位置
に位置させている際１こは、油圧ポンプからの作動油を
ポンプ用油圧シリンダに供給すると同時に、上記ポンプ
用切換弁のパイロット通路によって閉鎖されたパイロッ
トチェック弁によってパイロット室が閉じられる制御弁
を通してアキュムレータに作・動油を蓄積する一方、上
記ポンプ用切換弁を中立位置に位置させて、ポンプ用油
圧シリンダを停止させている際には、そのポンプ用切換
弁のパイロット通路を介して、パイロットチェック弁に
圧力ラインの圧力をパイロット圧力として伝えて、パイ
ロットチェック弁を開放して、制御弁を開放し、アキュ
ムレータからの作動油を分岐ラインを通して油圧ポンプ
からの作動油に合流させて、油圧ポンプとアキュムレー
タの両方からの作動油によって、バルブ用油圧シリンダ
を迅速に作動させるようにした点に特徴を有する。

（実施例） 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。

第１図に示すコンクリートポンプ車において、１は車体
、２，３はコンクリート圧送用の一対のポンプシリンダ
、６，７はポンプシリンダ２，３内のピストンを駆動す
るポンプ用油圧シリンダ、８．９はポンプシリンダ２，
３の図示しない吸入口と吐出口とを開閉するバルブ、１
１．１２はバルブ８，９を往復作動させるバルブ用油圧
シリンダ、１３は上記吸込口にコンクリートを導くホッ
パーである。

そして、コンクリートポンプの駆動装置は、第２図に示
すように、ポンプシリンダ２，３内に摺動自在に嵌合し
たピストン１４．１５にポンプ用油圧シリンダ６．７の
ピストンロッド１６＋１７を連結している。

上記両ポンプ用油圧シリング６．７のロッド側室６ａ、
７ａには、３位置切換弁からなるポンプ用主切換弁２５
の負荷ポー）Ａ、Ｂを負荷ライン２Ｇ。

２７を介して夫々接続し、このポンプ用主切換弁２５の
圧力ボートｐを油圧ポンプ２３に第１圧力ライン２４を
介して接続すると共に、上記ポンプ用油圧シリンダ６．
７のヘッド側室６ｂと７１）とをライン３３を介して接
続して、ポンプ用主切換弁２５の切換作動によってポン
プ用油圧シリンダ６と７を交互に進退作動させるように
している。

上記ポンプ用主切換弁２５のパイロット室３５゜３６に
は、正逆設定用切換弁３７を介設したパイロットライン
３８．３９を介して、ポンプ用切換弁の一例としての３
位置形のポンプ用パイロット切換弁４１の１次側ボート
Ｐ、Ｔを接続して、このパイロット切換弁４１を切換位
置Ｓ１またはＳ２に位置させ、ポンプ用主切換弁２５を
切換位置■１またはＶ２に位置させ、ポンプ用油圧シリ
ング６゜７を交互に進退作動させるようにしている。上
記パイロット切換弁４１はパイロット通路４３を備えて
、中立位置Ｓ。でボート！とｍを、切換位置Ｓ１および
Ｓ２でポート℃とｎを夫々接続するようになっている。

また、上記正逆転設定用切換弁３７はコンクリートポン
プの正逆転を始動時に設定するためのものである。

一方、油圧ポンプ２３には、中間に上流側より順次チェ
ック弁４５とパイロットチェック弁４６を設けた第２圧
力ライン４７を介して、２位置切換弁からなるノ、ぐル
ブ用切換弁５０の圧力ポ−）Ｐを接続している。上記バ
ルブ用切換弁５０の負荷ボー）Ａには、負荷ライン５１
を介してバルブ用油圧シリンダ１１のヘッド側室１１ｂ
を接続すると共に、上記負荷ライン５１から分岐して中
間にロジックバルブ５２を有する負荷ライン５３を介し
てバルブ用油圧シリンダ１２のロッド側室１２ａを接続
する一方、上記バルブ用切換弁５０の負荷ボートＢには
負荷ライン５５を介してバルブ用油圧シリンダ１２のヘ
ッド側室１２１＋を接続すると共に、上記負荷ライン５
５から分岐して中間にロジックバルブ５６を有する負荷
ライン５７を介してバルブ用油圧シリンダ１１のロッド
側室１１ａをＪ＆続している。

上記ロジックバルブ５２とロジックバルブ５６とは全く
同じ構造で、段付弁体６１を、パイロット室６２に縮装
したバネ６３によって常閉方向に付勢するようになって
いる。

」二記ロジックバルブ５２．５６のパイロット室６２．
６２にはパイロットチェック弁６５の２次側を接続し、
また、上記パイロットチェック弁６５の１次側に、ロジ
ックバルブ５２．５６とバルブ用油圧シリンダ１１．１
２のロッドｆｔｌ’ｌ　室１２　ａ　＋１１、ａとの間
の負荷ライン５３．５７を夫々、チェック弁６６．６７
を介して接続して、負荷ライン５３．５７からパイロッ
トチェック弁６５の１次側への流れを阻止するようにし
ている。

上記チェック弁６６．６７およびパイロットチェック弁
６５の１次側にはライン６８を介して、手動形２位置切
換弁からなるバルブ引上げ用切換弁７１の負荷ボートＢ
を接続している。また、」１記パイロットチェック弁６
５には、パイロットライン６９を介して、第２圧力ライ
ン４７のチェック弁４５とパイロットチェック弁４６と
の間の圧力を導くようにしている。

また、上記バルブ引上げ用切換弁７１の圧力ポ−）Ｐと
負荷ボートＡとは、第２圧力ライン４７のパイロットチ
ェック弁４６を迂回して、そのパイロットチェック弁４
６の１次側と２次側に接続したバイパスライン７２に接
続している。また、上記バルブ引上げ用切換弁７１の負
荷ボー）Ａよりも下流側より、上記パイロットチェック
弁４６にパイロット圧力を導くようにしている。

一方、第２圧力ライン４７のパイロットチェック弁４６
とバルブ用切換弁５０との間には、分岐ライン７５を介
してアキュムレータ７６を接続している。上記分岐ライ
ン７５には制御弁７７を介設しており、この制御弁７７
は、前述のロジックのバルブ５２．５６と全く同一構造
をしたロジックバルブ８１と絞り８２からなり、上記ロ
ジックバルブ８１の１次側と２次側を」１記分岐ライン
７５に接続し、このロジックバルブ８１とアキュムレー
タ７６との間の分岐ライン７５を絞り８２を介してロジ
ックバルブ８１のパイロット室６２に接続している。上
記ロジックバルブ８１のパイロット室６２には、パイロ
ットチェック弁８５を有するパイロットライン８６を介
してタンク８７を接続している。

上記パイロットチェック弁８５には、′第２圧力ライン
４７のパイロットチェック弁４６とバルブ用切換弁５０
との間の圧力を、パイロットライン９１、ポンプ用切換
弁４１のパイロットボー）ｍ＋そのパイロット通路４３
．パイロットポート℃およびパイロットライン９２を介
して、伝え得るようにしている。したがって、ポンプ用
パイロット切換弁４１が中立位置Ｓ。に存するときには
、上記パイロアトチェック弁８５は、パイロット通路４
３．パイロットライン９１．９２を介して第２圧力ライ
ン４７の圧力がパイロット圧力として伝えられて開放し
、制御弁７７のロジックバルブ８１のパイロット室６２
をタンク８７に連通させて、ロジックバルブ８１を開放
させるようになっている。

一方、バルブ用切換弁５０に接続した負荷ライン５１．
５５には、夫々、シーケンス弁９５．９７を介設したパ
イロットライン９６．９８を介して、ポンプ用パイロッ
ト切換弁４１の２次側のボートＡ、Ｂおよび両側の第１
パイロット室１０１，１０２に接続している。また、上
記パイロットライン９６゜９８には、夫々、シーケンス
９’５．９７を迂回するライン１０３，１０４にチェッ
ク弁１０５゜１０６を設けている。また、上記ポンプ用
パイロット切換弁４１の両側の第２パイロツト室１（１
７゜１０８には、夫々パイロットライン１１１．１１２
を介して、シーケンス弁９５．９７の１次側のパイロッ
トライン９６．９８に接続している。

上記ポンプ用パイロット切換弁４１は、第２パイロツト
室１０７または１０８に高圧のパイロット圧力が伝えら
れても、中立位置Ｓ。がら切換ゎることがないが、第１
パイロツト室１０１または１０２に高圧圧力が伝えられ
ると、切換位置ｓ１またはＳ２に切換わる構造になって
いる。したがって、上記ポンプ用パイロット切換弁４１
は、バルブ用油圧シリンダ１１．１２がストローク途中
に存するときには、負荷ライン５１または５５の圧力が
高圧にならなくて、シーケンス弁９５または９７が開放
しないため、中立位置Ｓ。に存したままであるが、バル
ブ用油圧シリンダ１１．１２がストロークエンドに到達
しているときには、負荷ライン５１または５５の圧力が
高圧になって、シーケンス弁９５または９７が開放し、
第１パイロツト室１０１または１０２に高圧のパイロッ
ト圧力か導かれるため、ポンプ用パイロット切換弁４１
は切換位置Ｓ１　またはＳ２に切換わるようになってい
る。

一方、バルブ用切換弁５０のパイロット室１２１゜１２
２は、正逆転設定用切換弁１２３と、中間にパイロット
チェック弁１２５を介設したパイロットライン１２６お
よび中間にパイロットチェック弁１２７を介設したパイ
ロットライン１２８とを介して、夫々、ポンプ用油圧シ
リンダ６．７のロッド側室６ａ、７ａに接続して、ポン
プ用油圧シリンダ６．７のロッド側室６ａ、７ａの圧力
によって、バルブ用切換弁５０を切換作動し得るように
している。上記パイロットチェック弁１２５には、ポン
プ用油圧シリンダ７のロンド側端面から一定距離の個所
の圧力を、パイロットライン１３１を介して伝える一方
、パイロットチェック弁１２７にはポンプ用油圧シリン
ダ６のロンド側端面から一定距離の個所の圧力をパイロ
ットライン１３２を介して伝えるよ）にしている。

なお、１４１はタンクライン、１４２はリリーフ弁であ
る。

上記構成のコンクリートポンプの駆動装置は次のように
動作する。

いま、コンクリートポンプを正転方向に駆動すべく、正
逆転設定用切換弁３７，１２３を夫々切換位置＼’ｌＩ
■２に位置させ、バルブ引上げ用切換弁７１を切換位置
■１に位置させており、そして、第２図に示すように、
ポンプ用油圧シリンダ６がピストンロッド１６をストロ
ークエンドまで引込み、ポンプ用油圧シリンダ７がピス
トンロッド１７をストロークエンド主で突出させ、ポン
プ用パイロット切換弁４１力仲立位置Ｓ。に位置して、
ポンプ用主切換弁２５力仲立位置■。に位置し、かつ、
バルブ用切換弁５０が切換位置Ｖ、に位置して、負荷ラ
イン５１．５３およびロジックバルブ５２を介してバル
ブ用油圧シリンダ１１．］２に作動油を供給して、第２
図に示すように、バルブ用油圧シリンダ１１のピストン
ロッド１１ｃをストロークエンドまで突出させて、ポン
プシリング２の吸込口を閉じ、吐出口を開くと共に、バ
ルブ用油圧シリンダ１２のピストンロッド１２ｃをスト
ロークエンドまで引き込ませて、ポンプ用シリンダ３の
吸込口を間外、吐出口を閉じた状態になったとする。

そうすると、上記ピストンロッドｌｉｅ、１２ｃがスト
ロークエンドに位置するため、負荷ライン５１の圧力が
上列して、パイロットライン９６のシーケンス弁９５を
開放して、ポンプ用パイロット切換弁４１の第１パイロ
ツト室１０１に負荷ライン５１の圧力がｆ云えられて、
ポンプ用パイロ・ント切換弁４１は、切換位置Ｓ１に切
換えられ、その結果、負荷ライン５１の高圧の圧力は、
パイロットライン９６．シーケンス弁９５．ポンプ用パ
イロット切換弁４１．正逆転設定用切換弁３７．パイロ
ットライン３８を介して、ポンプ用主切換弁２５のパイ
ロット室３５に伝えられる。このため、ポンプ用主切換
弁２５は切換位置■２に位置させられ、ポンプ用油圧シ
リンダ７のロッド側室７ａには第１圧力ライン２４．負
荷ライン２７を介して作動油が供給され、かつ、両ポン
プ用油圧シ啼ング６，７のヘッド側室６ａ、７ａがライ
ン３３で接続されているため、ポンプ用油圧シリンダ６
゜７は矢印Ｘ６．Ｘ、に示すように作動して、ポンプシ
リンダ２からコンクリートを圧送し、ポンプシリンダ３
内にコンクリートを吸入する。

一方、この動作中、ポンプ用パイロット切換弁４１のパ
イロット通路４３はパイロットライン１０９を介してタ
ンク９９に連通するため、パイロットチェック弁８５に
はパイロット圧力が伝えられなくて閉じている。したが
って、第２圧力ライン４７．バイパスライン７２．その
圧力によって開かれたパイロットチェック弁４６を通っ
て、分岐ライン７５に流入した作動油は、制御弁７７の
ロジックバルブ８１の弁体６１を、バネ６３を圧縮して
上昇させて、ロジックバルブ８１を開放して、アキュム
レータ７６内に流入して蓄積される。なお、このとき、
ロジックバルブ８１のパイロット室６２内の作動油は絞
り８２を通してアキュムレータ７６側に供給される。

次に、ポンプ用油圧シリンダ６がストロークエンドまで
突出すると共に、ポンプ用油圧シリンダ７がストローク
エンドまで引っ込んだとする。

そうすると、パイロットチェック弁１２７には、パイロ
ットライン１３２を介して、ポンプ用油圧シリンダ６の
ロッド側室６ｂの高圧の圧力がパイロット圧力として伝
えられるため、パイロットチェック弁１２７は開放する
。このため、負荷ライン２７の高圧の作動油は、パイロ
ットチェック弁１２７、パイロットライン１２８．切換
位置Ｖ２に存する正逆転設定用切換弁１２３を介して、
バルブ用切換弁５０のパイロット室１２１に導かれ、そ
の結果、バルブ用ケ物弁５０は切換位置■２に切換わる
。したがって、バルブ用油圧シリンダ１１のロッド側室
１１ａには負荷ライン５５．５７を介して作動油が供給
される一方、バルブ用油圧シリンダ１２のヘッド側室１
２ｂには負荷ライン５５を介して作動油が供給されて、
バルブ用油圧シリンダ１１．１２は矢印ＹｌｌｌＹ１２
　に示す如く作動する。

このバルブ用油圧シリンダ１１．１２の作動中においで
は、それらがストロークエンドに存するときに比べて、
負荷ライン５５の圧力が低くなる。

したがって、負荷ライン５５の圧力がパイロットライン
９８を介して導びかれるシーケンス弁９７は閉じたまま
であって、第１パイロツト室１０２に圧力が伝えられな
いが、パイロットライン９８゜１１２を介して第２パイ
ロツト室１０８に圧力が伝えられる一方、負荷ライン５
１がバルブ用切換弁５０を介してタンクライン１４１に
連通するため、ポンプ用パイロット切換弁４１の第１．
第２パイロット室１０１，１０７はパイロットライン１
１１．１０３．９６．チェック弁１０５を介してタンク
ライン１４１に連通する。したがって、ポンプ用パイロ
ット切換弁４１を中立位置に復帰させて、ポンプ用主切
換弁２５を中立位置Ｖ。に復帰させると共に、パイロッ
トライン９１．；ｔ’、ンプ用パイロット切換弁４１の
パイロット通路４３゜パイロットライン９２を介して、
第２圧力ライン４７の圧力をパイロット圧力として、パ
イロットチェック弁８５に伝えて、パイロットチェック
弁８５を開放する。しすこがって、制御弁７７のロジッ
クバルブ８１のパイロット室６２がパイロットチェック
弁８５．パイロットライン８Ｇを介してタンクＳ７に連
通するため、ロジックバルブ８１は開放され、アキュム
レータ７６に蓄積されていた高圧の作動油は分岐ライン
７５を通って、第２圧力ライン４７に吐出され、油圧ポ
ンプ２３からの作動油に合流して、バルブ用切換弁５０
を通って、バルブ用油圧シリンダ１１．１２に供給され
る。この上）に、バルブ用油圧シリンダ１１．１２は油
圧ポンプ２３とアキュムレータ７Ｇとの両方から作動油
で駆動されるため、作動速度が早く、見方を変えると、
バルブ用油圧シリンダ１１．１２がストロークエンド主
でいく時間が短いｔこめ、ポンプ用油圧シリンダ６、マ
の停止している時間が短かくなる。したがって、コンク
リートの脈動を小さくできると同時に、コンクリートの
圧送を迅速にすることがでトる。また、アキュムレータ
７６から作動油が吐出されるのは、ポンプ用パイロット
切換弁４１力仲立位置Ｓ。に位置してポンプ用油圧シリ
ンダ６．７が停止している場合のみであるので、上記ポ
ンプ用パイロット切換弁４１のパイロット通路４３はイ
ンクロック作用を行うことになり、機器の安全を確保で
きる。

なお、このとき、ロジックバルブ５６は、パイロットチ
ェック弁６５がパイロットライン６９の圧力によって開
かれるため、勿論、開放している。

次に、バルブ用油圧シリンダ１１．１２がストロークエ
ンドに達し、つまり、ポンプ用シリンダ２の吸込口を開
と、吐出口を閉じる一方、ポンプ用シリンダ３の吸込口
を閉じ、吐出口を開くと、負荷ライン５５の圧力が上昇
し、この圧力がパイロットライン９８を介してシーケン
ス弁９７に伝えられ、シーケンス弁９７を開放スる。

そうすると、負荷ラインＳ５の高圧の作動油はパイロッ
トライン９８．シーケンス弁９７を介して、ポンプ用パ
イロット切換弁４１の第１パイロツト室１（）２に伝え
られ、ポンプ用パイロット切換弁４１が切換位置Ｓ２に
切換えられて、ポンプ用主切換弁２５が切換位置Ｖ１に
切換えられる。そして、ポンプ用油圧シリンダ６．７は
、夫々、前回と逆方向（矢印り、Ｌ　と逆方向）に作動
させられ、前述と同様のサイクルを行う。

次に、」二記コンクリートポンプの作動を停止して、コ
ンクリートポンプ車（第１図参照）を走行させるとする
。

このとき、バルブ８または９のうもの下方に突出してい
る方を次のように引ト上げることができる。

すなわち、バルブ引上げ用切換弁７１を切換位置Ｖ２に
位置させる。そうすると、油圧ポンプ２３からの作動油
は、チェック弁４５、バルブ引−Ｌげ用切換弁７１のボ
ートＰ、　Ｂ、ライン６８、チェック弁６６．６７’お
よび負荷ライン５３．５７を通して、バルブ用油圧シリ
ンダ１１．１２のロッド室１１ａ、１２ａに夫々供給さ
れる一方、バルブ用油圧シリンダ１１．１２のヘッド側
室１１１〕、１２１）の作動油は夫々負荷ライン５１．
５５を通り、さらにバルブ用切換弁５０を通って、一方
はタンクライン１４１に、他方は第２圧力ライン４７お
よびバイパスライン７２およびバルブ引上げ用切換弁７
１のポートＡ、Ｔを通ってタンク１５０に排出させられ
る。したがって、バルブ用油圧シリンダは共にヘッド側
に移動し、バルブ８＋　９（第１図参照）は共に上昇さ
せられる。しだがって、コンクリート車の走′行中にお
いて、バルブ８，９が障害物と衝突することがなくなり
、安全が確保される。

上記動作中において、ロジックバルブ５２．５６のパイ
ロット室６２．６２には、パイロットチェック弁６５お
るびライン６８を通して、第２圧力ライン４７の高圧の
圧力が導かれるため、ロジックバルブ５２．５６は閉鎖
している。したがって、タンクライン１４１１こ通じる
ライン５１．５５は高圧のライン６８ａｌｌと分離され
、上記動作は支障なく行われる。

なお、第２図において、ポンプ用油圧シリンダ６．７に
接続したチェック弁１３５，１３７とパイロットライン
１３６，１３８はポンプ用油圧シリンダ６．７のストロ
ークエンドでの衝撃を吸収するためのクッション回路を
構成するものである。

」二記実施例では、ポンプ用切換弁として、ポンプ用パ
イロット切換弁４１を用いたが、ポンプ用パイロット切
換弁を用いなくてポンプ用主切換弁のみからなる装置の
場合には、ポンプ用主切換弁にパイロット通路を設けて
、それをポンプ用切換弁としてもよい。また、制御弁は
、上記実施例に限らず、同一機能を果すものならばどの
ような構造のものであってもよく、たとえば、ポペット
形のパイロットチェック弁であってもよい。また、油圧
ポンプとして正逆転可能なポンプを用いて、ポンプ用切
換弁で油圧ポンプの回転方向を制御して、ポンプ用油圧
シリンダの作動方向を制御するようにしてもよい。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、この発明のコンクリート
ポンプの駆動装置は、前述の如く構成しているので、バ
ルブ用油圧シリンダの作動速度を早くして、ポンプ用油
圧シリンダの停止している時間を短かくして、コンクリ
ートの脈動を小さくすると同時に、コンクリートの圧送
を迅速にすることができ、しかも、アキュムレータから
の作動油の吐出を、ポンプ用切換弁のパイロット通路に
よって、ポンプ用油圧シリンダの停止していると外のみ
に行うようにすることかで軽、機器の安全を確保でトる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はコンクリートポンプ車の概略正面図、第２図は
この発明の一実施例の回路図である。 ２．３・・・ポンプシリンダ、６，７・・・ポンプ用油
圧シリンダ、８．９・・・バルブ、１１．１２・・・バ
ルブ用油圧シリンダ、２３・・・油圧ポンプ、４１・・
・ポンプ用パイロット切換弁、５０・・・バルブ用切換
弁、７５・・・分岐通路、７６・・・アキュムレータ。 特許出願人　極東開発工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンクリート圧送用の一対のポンプシリング内の
   ピストンを駆動する一対のポンプ用油圧シリンダに油圧
   ポンプから圧力ラインを介して供給する作動油を、ポン
   プ用切換弁によって制御して、」二記ピストンを交互に
   往復作動させると共に、上記ポンプシリングの吸込口と
   吐出口を開閉するバルブを駆動するバルブ用油圧シリン
   グに油圧ポンプから圧力ラインを介して供給する作動油
   を、バルブ用切換弁によって制御して、上記バルブを、
   上記ポンプ用油圧シリンダの停止している際に作動させ
   て、コンクリートを吸入して圧送するコンクリートポン
   プの駆動装置において、 」―配圧力ラインに分岐ラインを介してアキュムレータ
   を接続し、」１記分岐ラインに、１次側圧力が２次側圧
   力よ１）所定値高い場合と、パイロット室がタンクに開
   放された場合とに開く制御弁を介設すると共に、上記制
   御弁のパイロ帰室とタンクとを接続するパイロットライ
   ンにパイロットチェック弁を介設する一方、上記ポンプ
   用切換弁に、中立位置で」二記パイロットチェック弁に
   圧力ラインの圧力をパイロット信号として伝え得るパイ
   ロットラインを開放し、切換位置で上記パイロットチェ
   ック弁のパイロットポートをタンクに連通させるパイロ
   ット通路を設けたことを特徴とするコンクリートポンプ
   の駆動装置。