JPS6081592A - 燃料噴射式エンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、燃料噴射式エンジンについての技術分野に属
する。

（ロ）従来技術 第１図に示されるように、燃料噴射式エンジンＩにおい
ては、各々の吸気マニホール１′２に、それぞれ、燃料
噴射弁３が取付けられている。そして、燃料噴射弁３よ
り燃料が噴射さｔｌるようになっている。このため、燃
料噴射式エンジン１においては、各燃料噴射弁３に燃料
を分配する必要がある。

従来の燃料噴射式エンジンｌにおいては、デリバリパイ
プ４が備えられており、各燃料噴射弁３への燃料の分配
は、このデリバリパイプ４によって行われていた。また
、第２図に示されるように、デリバリパイプ４は、ボル
ト７によりシリンダヘッド５のフランジ６に取付けられ
ていた。

ところで、自動車におい一ζは、できる限りのコストダ
ウンが要求されていることは言うまでもない。

しかしながら、従来の燃料噴射式エンジン１を搭載した
自動車においては、上記のように、テリバリパイプ４、
フランジ６およびボルト７を備えており、その分だけ車
両全体のコストが上昇するのは避けられなかった。

他方、燃料噴射式エンジン１においては、通常、第２図
に示されるように、燃料噴射弁３の近傍に、シリンダへ
ノドカバー８およびシリンダヘッド５が位置している。

（ハ）発明の目的 本発明の目的は、上記事実に着目して、シリンダへノド
カバーあるいはシリンダヘッド内に、燃料噴射弁に燃料
を分配する燃料分配通路を設け、その代り、デリバリパ
イプはなくすことにより、もって、車両全体のコストを
低減することにある。

（ニ）発明の構成 この目的は、本特定発明によれば、次のような構成をと
る燃料噴射式エンジンによって達成される。

ずなわら、本特定発明に係る燃料噴射式エンジンという
のは、シリンダブロックにシリンダヘッドが取付けられ
ることにより、複数の燃焼室が形成されており、該シリ
ンダヘッドにはシリンダヘッドカバーが取付けられ、ま
た、該シリンダヘッドには、前記燃焼室の数だけ吸気マ
ニホールドが取付けられており、該各々の吸気マニホー
ルドは、それぞれ、前記各燃焼室に連通し、また、該各
々の吸気マニホールドには、それぞれ燃料噴射弁が取付
けられており、該燃料噴射弁より燃料を噴射するように
したエンジンであって、 前記シリンダへノドカバーには、前記各々の燃料噴射弁
に燃料を分配する燃料分配通路が設けられていることを
特徴とする。

また、前記目的は、本併合発明によれば、次のような構
成をとる燃料噴射式エンジンによって達成される。

ずなわら、本併合発明に係る燃料噴射式エンジンという
のは、シリンダブロックにシリンダヘッドが取付けられ
ることにより、複数の燃焼室が形成されており、該シリ
ンダヘッドにはシリンダへノドカバーが取付けられ、ま
た、該シリンダヘッドには、前記燃焼室の数だけ吸気マ
ニホールドが取付けられており、該各々の吸気マニホー
ルドは、それぞれ、前記各燃焼室に迎通し、また、該各
々の吸気マニホールドには、それぞれ燃料噴射弁が取付
けられており、該燃料噴射弁より燃料を噴射するように
したエンジンであって、 ｉｉｌ記シリンダへノドには、前記各々の燃料噴射弁に
燃料を分配する燃料分配通路が設けられていることを特
徴とする。

（ポ）発明の作用 斯かる構成の本特定発明および本併合発明によれば、デ
リバリパイプがないため、その分だけ、部品点数が減少
する。しかもデリバリパイプに付随する部品（例えば、
第２図のフランジ６およびボルト７）も不要となるので
、燃料噴射式エンジン全体とし゛（、従来よりも大１１
目こ部品点数が減少する。

（へ）発明の効果 斯くして、本特定発明および本併合発明によねば、車両
全体のコストダウンをはかることが１ｊＪ能となるとい
う効果を奏する。

また、同時に、減少した部品の分だけ、エンジン全体が
コンパクトになるため、エンジンルームの整備性も良好
となる。

（１・）実施例 つぎに、本発明の実施例を図面を基にＵ２でｉｉ’ｌ’
　１ｆｌｌｌに説明する。

第３図の（８１は、本特定発明の一実施例に係る燃料噴
射式エンジンの上面図、第３図の（Ｉ＋）は、第３図の
ｔａ＋の燃料噴射式エンジンの一部側面図である。

また、第４図は、第３図の（８１の燃料噴射式エンジン
の拡大一部縦断面図である。

第４図におい゛（，１１はシリンダブロック、５はシリ
ンダヘソ１′である。シリンダブロック１１にシリンダ
ヘッド５が取付けられることにより、燃焼室１２が形成
されている。燃焼室１２は、複数個存在する。シリンダ
ヘッド５にはシリンダヘッドカバー８が取付けられてい
る。また、シリンダヘッド５には、吸気マニホールド２
が取付りられている。吸気マニホールド２の」二流には
サージタンク１３が設けられＣいる。サージタンク１３
は、シリンダヘッドカバ−８に一体で設けられている。

空気は、図示しないエアクリーナから導入され、サージ
タンク１３で拡張された後、白ぬきの矢印の如く、吸気
マニホールド２およびシリンダヘッド５に設＋１られた
吸気ボートＩ４を通って燃焼室１２内に吸入される。吸
気マニホールド２および吸気ボート１４は、燃焼室１２
ごとに、燃焼室１２の数だけ設けられている。

第３図の＋ａｌに示されるように、吸気マニホールド２
は、左右に三本づつ分かれている。従って、第３図の（
ａｌかられかるように、本実施例の燃料噴射式エンジン
１は、６気筒の■形エンジンである。

第４図に戻って、吸気マニホールド２において、吸気ボ
ート１４の近傍には、燃料を噴射するための燃料噴射弁
３が取付けられている。エンジン全体については、燃料
噴射弁３も燃焼室１２の数だけ設けられている。

シリンダヘッドカバー８のフランジ部１７ｒ／ｕ：は、
各々の燃料噴射弁３に燃料を分配するための燃料分配通
路１５が穿設されている。

燃料分配通路Ｉ５の内壁面には、断熱部材」６が、はぼ
全周にわたって、鋳込みあるいは圧入によって取付けら
れている。断熱部材Ｉ６は、シリンダヘッドカバー８の
熱が燃料分配通路１５を流れる燃料に伝達するのを防止
している。燃料分配通路Ｉ５の内部には、燃料噴射ブ「
３の燃料取入口１８が開口している。従って、燃料分配
通路１５内の燃料は、燃料取入１」１８を介して燃料噴
射弁３に供給される。

第３図の［ａｌに示されるように、シリンダヘッドカバ
ー８のフランジ部１７は、シリンダへノドカバ−８の全
周囲に設けられＣおり、燃料分配通路１５は、斯かるフ
ランジ部１７の全部のなかに穿設されている。燃料分配
通路１５は、ドリル加重または鋳抜きによっ”（仕上げ
られている。なお、１９は、ドリル加」−または鋳抜き
したあとの孔を塞ぐための盲栓、２Ｉは、燃料供給パイ
プ、２２は、燃料排出パイプである。また、２３は、燃
料分配通路１５内の燃圧脈動を減衰さセるためのパルセ
ージコンタンパ、２４はζ燃料分配通路１５内の燃圧を
所定値に調整するための圧力レギュレータである。パル
セージコンタンパ２３と圧力レギュレータ２４とは、と
もに、シリンダヘッドカバー８に取付けられＣいる。

斯かる実施例によれば、デリバリパイプがムいため、そ
の分だけ、部品点数が減少する。しがも、デリバリパイ
プに付随する部品（例えば、第２図のフランジ６および
ポルＩ・７）も不要となるので、燃料噴射式エンジンＩ
全体として、従来よりも、大巾に部品点数が減少する。

斯くして、本実施例によれば、車両全体のコストダウン
をはかることが可能きなるというジノ果を奏する。

また、同時に、減少した部品の分だけ、エンジン全体力
コンパクトになるため、エンジンルームの整備性も良好
となる。

なお、エンジン作動中、燃焼により生ずる熱で、シリン
ダへノドカバー８の温度は上昇する。しかしながら、本
実施例においては、燃料分配通路１５内に、断熱部材１
５が取付けられているため、シリンダヘッドカバー８の
熱による燃料のヘーバ発生を防ぐことができる。

さらに、本実施例において、サージタンク１３は、シリ
ンダヘッドカバー８と一体化されている。

このため、サージタンク１３．の謔ｊ性は向」二し、そ
の膜振動の固有振動数は高いものになっている。

通常、エンジンの吸気騒音のなかには、サージタンク１
３の壁面の膜振動と、吸気脈動とが共振した結果体した
ものも含まれているが、本実施例によれば、サージタン
ク１３の膜振動の固有振動数が高くなるため、斯がる共
振に基づ（吸気騒音は生しなくなる。

このように、本実施例によれば、車両のコストダウン以
外に、吸気騒音が減少するという効果も奏する。

第５図は、本併合発明の一実施例に係る燃料噴射式エン
ジンの一部縦断面図である。この実施例は、燃料分配通
路１５を、シリンダヘッドカバー８ではなく、シリンダ
へラド５に設けたものである。

その他の構成、作用、および、効果についζは、前記特
定発明の実施例の場合と全く同じであるので、図番のみ
を付して、その説明は省略する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の燃料噴射式エンジンの斜視図、第２図
は、従来の燃料噴射式エンジンの一部縦断面図、 第３図のｔａ）は、本特定発明の一実施例に係る燃料噴
射式エンジンの上面図、 第３図のｆｂｌは、第３図の（ａｌの燃料噴射式エンジ
ンの一部側面図、 第４図は、第３図の［ａ）の燃料噴射式エンジンの拡大
一部縦断面図、 第５図は、本併合発明の一実施例に係る燃料噴射式エン
ジンの一部縦断面図である。 １・−−−−一燃料噴射式エンジン ２−−−−−−吸気マニホールド ３−一〜−−−−燃料噴射弁 ５−−−−〜−シリンダヘッド ８−−−シリンダへノドカバー ＩＬ−−−シリンダブロック １２−・−燃焼室 １５−−−燃料分配通路 出願人　トヨタ自動車株大侭仕 ７′ 第２図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　シリンダブロックにシリンダヘッドが取付けら
   れることにより、複数の燃焼室が形成されζおり、該シ
   リンダヘッドにはシリンダヘッドカバーが取付けられ、
   また、該シリンダヘッドには、前記燃焼室の数だけ吸気
   マニホールドが取付けられており、数台々の吸気マニホ
   ールドは、それぞれ、前記各燃焼室に連通し、また、数
   台々の吸気マニホールドには、それぞれ燃料噴射弁が取
   付けられており、該燃料噴射ブ［より燃料を噴射するよ
   うにしたエンジンであっζ、 前記シリンダヘッドカバーには、前記各々の燃料噴射弁
   に燃料を分配する燃料分配通路が設けられていることを
   特徴とする燃料噴射式エンジン。
2. （２）　シリンダブロックにシリンダヘッドが取付けら
   れることにより、複数の燃焼室が形成されており、該シ
   リンダヘッドにはシリンダヘッドカバーが取付けられ、
   また、該シリンダヘッドには、前記燃焼室の数だけ吸気
   マニホールドが取付けられており、数台々の吸気マニホ
   ールドは、それぞれ、前記各燃焼室に連通し、また、数
   台々の吸気マニホールドには、それぞれ燃料噴射弁が取
   付けられており、該燃料噴射弁より燃料を噴射するよう
   にしたエンジンであって、 前記シリンダヘッドには、前記各々の燃料噴射弁に燃料
   を分配する燃料分配通路が設けられていることを特徴と
   する燃料噴射式エンジン。