JPS608147A - ホイ−ル式油圧シヨベルのブレ−キ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、前後進レバーによりコントロールバルブを
切替えて前進または後進を行い、空気圧により制御する
作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置とパーキングブレ
ーキ装置とをそなえたホイール式油圧ショベルのブレー
キ回路に関するものである。

第１図は油圧ショベルの一例を示し、車輪４をそなえた
下部走行体３の上部には、上部旋回体１が旋回自在に装
架されている。上部旋回体１の前部には作業装置２が支
持されている。

ホイール式油圧ショベルの制動には、走行ｔ４＝ｌ）車
体の減速、または停止を行うサービス制動と、作業時に
おける車体の移動を防止する作業制動と、駐車時におけ
る車体の移動を防止するパーキング制動とがある。

つぎに、従来のホイール式油圧ショベルのブレーキ回路
を第２図により説明する。

前後進操作レバー（以下操作レバーという）５は支持部
６を支点として揺動できるようになっており、その下端
部はＯツド７を介してコントロールバルブ８のスプール
に連結されている。操作レバー５を前進がわ、または後
進がわに揺動させると、コントロールバルブ８が切替え
られ、図示してない走行油圧回路に圧油が流れ、走行用
油圧モータが駆動されて、前進、または後進が行われる
エンジンで駆動される圧縮機９の吐出がわは圧気タンク
１０に連結されており、圧気タンク１０は給気管１１を
介して、足踏みペブル１３で切替えるサービスブレーキ
バルブ１２１しｔ＜−１５で切替える作業用ブレーキ／
＜ルブ１４、し、＜−１７で切替えるパーキングプレー
キノくルブ１６の人力ボートに連結されている。

サービスブレーキバルブ１２％作業用ブレーキバルブ１
４の出力ポートはシャトル弁１８に連結されており、シ
ャトル弁１８の圧力取出し管１９は空気圧を油圧に変換
するとともに増圧をするブースタ２０に連結されている
。ブースタ２０は油圧配管２１を介して作業ブレーキ兼
サービスブレーキ装置２２の制御部に連結されている。

ブレーキ装置２２は車輪４を制動するためのもので、制
御部にブースタ２０からの油圧が作用するとばねに抗し
てブレーキシューが拡開されてブレーキドラムに対する
制動が行われ、制御部への油圧の作用が除かれると制動
が解除されるように構成されているポジティブブレーキ
装置である。

パーキングブレーキ／くルブ１６の出力ポートは導気管
２３を介してパーキンダブ１ノーキ装置２４の制御部に
連結されている。ｉ４−キングブレーキ装置２４は推進
軸等に設けられ、制御部に圧気が供給されるとブレーキ
ばねに抗してブレーキシューが収縮されて制動が解除さ
れ、制御部の圧気が排出させられるとブレーキばねによ
り制動が行われるように構成されているネガティブブレ
ーキ装置である。

足踏みペブル１３を踏みこんでサービスブレーキバルブ
１２を図示のａ位置からｂ位置に切替えると、圧気がシ
ャトル弁１８、圧力取出し管１９を経てブースタ２０に
送られ、ブレーキ装置２２の制御部に油圧が作用して車
輪４の制動が行われる。レバー１５により作業用ブレー
キ／〈ルブ１４を図示のａ位置からｂ位置に切替えると
、同様にブレーキ装置２２の制御部に油圧が作用して車
輪４の制動が行われる。

また、レバー１７により１＜−キングブレーキｌ＜ルブ
１６を図示のａ位置からｂ位置に切替えると、圧気がパ
ーキングブレーキ装置２４の制御部に給送されて、パー
キングブレーキ装置２４の制動が解除される。

上述した従来のホイール式油圧ンヨベルには下記の難点
がある。

（１）自走と作業とをくり返す場合には、操作が多くな
り面倒であり１時間がかかる。

（２）作業時に作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置の
制にるのを忘れ、車体が動いてしまうことがある。

（３）自走時に作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置の
制動を解くのを忘れて発進操作をして、動力系統、ブレ
ーキ系統に無理な力を掛けることがある。

（４）長時間駐車をする際に、作業ブレーキ兼サービス
ブレーキ装置に制動を掛けたままにすると、ブレーキ系
統に空気圧、油圧が作用したままになり、シール、バッ
キング等の寿命が短かくなり、空気洩れ、油洩れを招く
おそれがある。また、夜間等の気温低下時には、圧縮空
気中の水蒸気が凝結して水になり、その凍結問題や空圧
機器、配管の錆の発生につながる。

（５）駐車時にパーキングブレーキ装置の制動を掛ける
のを忘れて車体の逸走を招く危険性がある。

この発明は上記の難点を除くためのもので、前後進操作
レバーによりコントロールｌくルブを切替えて前進また
は後進を行い、空気圧により制御する作業ブレーキ兼サ
ービスブレーキ装置ドパ−キングブレーキ装置とをそな
えたホイール式油圧ショベルにおいて、足踏みペダルに
より切替えるサービスブレーキバルブと、ソレノイド式
の作業用ブレーキバルブと、ソレノイド式のパーキング
ブレーキバルブとの入力ポートを圧気源に連結し。

サービスブレーキバルブおよび作業用ブレーキｌ＜ルブ
の出力ポートを作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置の
制御部に接続し、パーキングブレーキバルブの出力ポー
トをパーキングブレーキ装置の制御部に接続し、前後進
操作レバーの中立位置では作業用ブレーキバルブのソレ
ノイドを電源がわに接続し、前後進操作レバーの前後進
操作位置ではその操作レバーに連動するカムを介して切
替えられて作業用ブレーキバルブのソレノイドとの接続
を遮断するとともに、パーキングブレーキ１＜ルブのソ
レノイドを電源がわに接続するリミ・ントスイツチを設
け、かつ、このリミットスイ・ンチはメインスイッチに
接続し、ソレノイドの励磁による作業用ブレーキバルブ
の切替えにより作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置の
制動が行われ、ソレノイドの励磁によるパーキングブレ
ーキバルブの切替えによりパーキングブレーキ装置の制
動が解除されるように構成したことを特徴とする。

以下、この発明の一実施例を第３図により説明する。同
図において第２図と同じ構成要素は同じ符号で表わしで
ある。

ソレノイド式の作業用ブレーキバルブ２５のソレノイド
２５ａは電気回路２７によりＩＩミ・ントスイッチ２８
の一方の出力端子２８ｂに接続されており、ソレノイド
式のパーキングプレーキノくルブ２６のソにノイド２６
ａは電気回路２９によりリミットスイッチ２８の他方の
出力端子２８Ｃに摘入 続されている。リミットスイッチ２８の推力端子２８ａ
は電気回路３０によりメインスイッチ３１に接続されて
おり、メインスイッチ３１は電源としての蓄電池３２に
接続されている。メインスイッチ３１はエンジンキーを
入れると閉路し、エンジンキーを切ると開路するように
なっている。リミットスイッチ２８は操作レバー５に設
けたカム３３により切替えられるようになっている。す
なわち、操作レバー５が図示の中立位置にある時にはリ
ミットスイッチ２８の出力端子２８ｂを介して電気回路
３０と電気回路２７とが接続されており、操作レバー５
を前進位置、または後進位置に揺動させるとリミットス
イッチ２８が切替えられ、出力端子２８ｃを介して電気
回路３０と電気回路２９とが接続する。なお、カム３３
をＯツド７に設けてリミットスイッチ２８の切替えを行
うようにしてもよい。

その他の構成は従来のものと同じである。

エンジンキーを入れるとメインスイッチ３１が閉路する
。このとき、操作レバー５が中立状態になっておれば、
電流は電気回路３０．１１ミツトスイツチ２８、電気回
路２７に通じ、ソレノイド２５ａが励磁さｎる。それに
より作業用ブレーキノくルブ２５がａ位置からｂ位置に
切替えられ、圧気がブースタ２０に供給され、前述した
ように作業ブレーキ兼す−ビスブ１ノーキ装＠２２の制
動が掛かる。

操作レバー５を前進、または後進がわへ揺動させると、
カム３３によりリミットスイッチ２８が切替えられ、電
流は電気回路３０、リミットスイッチ２８、電気回路２
９に通じ、ソレノイド２６ａが励磁されて、パーキング
ブレーキバルブ２６がａ位置からｂ位置に切替えられる
。これにより圧気がパーキングブレーキ装置２４の制御
部に給キ 送され、そのプレーサ装置２４の制動が解除される。こ
れと同時に、ソレノイド２５ａが消磁され、作業用ブレ
ーキバルブ２５がばねの力でａ位置に切替えられ、ブー
スタ２０の圧気が大気に解放され、作業ブレーキ兼サー
ビスブレーキ装置２０の制動（車輪４の制動）も解除さ
れる。

操作レバー５を中立位置にすれば、ソレノイド２５ａが
励磁されて作業用ブレーキバルブ２５がｂ位置に切替え
らｒ１４るとともに、ソレノイド２６ａが消磁されてパ
ーキングブレーキバルブ２６がａ位置に切替えられる。

すなわち、作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置２２の
制動が掛かるとともに、パーキングブレーキ装置２４の
制動も掛かる。

エンジンキーを切ルとメインスイッチ３１は開路され、
パーキングブレーキ装＠２４の制動が掛かったままで、
ソレノイド２５ａの消磁により作業用ブレーキバルブ２
５がａ位置に切替えられて作業ブレーキ兼サービスブレ
ーキ装置２２の制動が解除されるＤ 以上説明したこの発明によれば下記の効果が得られる○ （１）作業用ブレーキバルブおよびパーキングブレーキ
バルブが操作レバーと連動して切替えられるので、操作
が簡単である。

（２）操作レバーを中立位置にすれば、作業プレーーキ
兼サービスブレーキ装置の制動が自動的に掛かるので、
車体の逸走を防止でき、安全である。

（３）操作レバーを前進、または後進がわへ揺動させる
と、作業ブレーキ兼す−ビスブレーキ装埴の制動は自動
的に解除されるので、走行動力系統およびブレーキ系統
に過大な力が掛からない。

（４）エンジンキーによりメインスイッチが開路される
と、作業ブレーキ兼廿−ビスブレーキ装置の制動が自動
的に解除されるので、シール、バッキング等の寿命が長
くなり、空気洩れや油洩れを防止できる。また、圧縮空
気中の水分の凝結もなくなり、凍結や錆の発生を防止で
きる。

（５）前進時および後進時以外は常にパーキングブレー
キ装置の制動が掛かつており、作業時には作業ブレーキ
兼サービスブレーキ装置の制動作用を補助し、駐車時の
制動の掛は忘れがなくなり、逸走する危険がない。

【図面の簡単な説明】

第１図はホイール式油圧ショベルの一例を示す側面図、
第２図は従来のホイール式油圧ショベルのブレ−キ系統
を示す図、第３図はこの発明のブレーキ系統の一実施例
を示す図である。 ５・・前後進操作レバー、７・・口・レド、８・・コン
トロールバルブ、９・・圧縮機。 ］、　Ｏ−・圧気タンク、　１１・・給気管、１２１１
・サービスブレーキバルブ、 １３・１足踏みペダル、１８中・シャトル弁１９・・圧
力取出し管、２０−・ブー スタ、　２１・φ油圧配管、２２・譬作業ブレーキ兼サ
ービスブレーキ装置、 ２３１１・導気管、　２４・・パーキングブレーキ装置
、　２５−・ソレノイド式の作業用ブレーキバルブ、　
２５ａ＊・ソレノイド、２６・０ソレノイド式のパーキ
ングブレーキバルブ、　２５　ａ＠＊ソレノイド、　２
７一−電気回路、　２８−・リミットスイッチ、２９・
・電気回路、　３０・・電気回路、３１・・メインスイ
ッチ、　３２・Ｏ蓄電池、３３・・カム 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前後進操作レバーによりコントロールバルフヲ切替えて
   前進または後進を行い、空気圧により制御する作業ブレ
   ーキ兼サービスブレーキ装置とパーキングブレーキ装置
   とをそなえたホイール式油圧／ヨベルにおいて、足踏み
   ペダルにより切替えるサービスブレーキバルブとソレノ
   イド式の作業用ブレーキバルブと、ソレノイド式のパー
   キングブレーキバルブとの入力ポートを圧気源に連結し
   、サービスブレーキバルブおよび作業用ブレーキバルブ
   の出力ポートを作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置の
   制御部に接続し、パーキングブレーキバルブの出力ポー
   トをパーキングブレーキ装置の制御部に接続し１前後進
   操作レバーの中立位置では作業用ブレーキバルブのソレ
   ノイドを電源がわに接続し、前後進操作レバーの前後進
   操作位置ではその操作レバーに連動するカムを介して切
   替えられて作業用ブレーキバルブのソレノイドとの接続
   を遮断するとともに、パーキングブレーキバルブのソレ
   ノイドを電源がわに接続するリミットスイッチを設け、
   かつ、このリミットスイッチはメインスイッチに接続し
   、ソレノイドの励磁による作業用ブレーキバルブの切替
   えにより作業ブレーキ兼サービスブレーキ装置の制動が
   行われ、ソレノイドの励磁によるパーキングブレーキバ
   ルブの切替えによりパーキングブレーキ装置の制動が解
   除されるように構成したことを特徴とするブレーキ回路
   。