JPS608138Y2 - エンジンの始動液供給装置 - Google Patents

エンジンの始動液供給装置

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Publication number
JPS608138Y2
JPS608138Y2 JP15793779U JP15793779U JPS608138Y2 JP S608138 Y2 JPS608138 Y2 JP S608138Y2 JP 15793779 U JP15793779 U JP 15793779U JP 15793779 U JP15793779 U JP 15793779U JP S608138 Y2 JPS608138 Y2 JP S608138Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starting
engine
starting fluid
fluid supply
intake passage
Prior art date
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Expired
Application number
JP15793779U
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English (en)
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JPS5674854U (ja
Inventor
四三 苅山
晴彦 竹友
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの始動液供給装置に関するものである
一般に、気温が一30℃乃至−50°Cにも低下するよ
うな極寒地では、エンジンを停止した状態で夜間車輌を
放置した場合や、エンジンが初爆後完爆に至らなかった
場合には、混合気の燃焼の際に生じる水分が作動室内に
おいて氷結し、摺動面に氷が付着し、その氷によってシ
ール部材と摺動面との間のシール性が低下し、クランキ
ングの際に、十分な圧縮圧力が得られず、エンジンの始
動性は極めて低いものである。
そこで、その対策としてエンジンの始動時に、始動液と
してエチレングリコールを主成分とする不凍液(通常、
エンジンのラジェータに注入されるもの)を直接に若し
くは吸気通路を通じて作動室内に供給し、該始動液(不
凍液)によって作動室内の氷結が防止されるとともに、
氷結した氷が融解されて作動室内のシール性を向上せし
めることが行われている。
従来、実開昭53−10773汚公報に示されているよ
うに始動液は、作動室内に、直接に、若しくは燃料と同
一の吸気通路を通じて供給しているが、共通のサージタ
ンクから各気筒にそれぞれ接続される1次吸気通路と、
2次吸気通路とを備え、該サージタンク始動燃料を噴射
する燃料噴射ノズルを備えてなる多気筒エンジンでは各
気筒に十分に霧化された状態で、かつ略等しい量の始動
液(約10cc程度)を供給する必要があるばかりか、
始動燃料をサイクル毎にむらなく均等に供給する必要が
あり、従来の方法をそのまま適用するのは難しいという
問題点がある。
本考案は、かかる点に鑑み、共通のサージタンクから各
気筒にそれぞれ接続される1次吸気通路と、2次吸気通
路とを備え、該サージタンクに始動燃料を噴射する燃料
噴射ノズルを設けてなるエンジンにおいて、前記2次吸
気通路のスロットル弁下流に、始動液供給通路を開口さ
せることにより、エンジンの各気筒に、始動液が十分に
霧化され、かつ略均−に供給されるエンジンの始動液供
給装置を提供することを主目的とする。
以下、本考案の構成を実施例について図面に基づ°いて
説明する。
1.2はそれぞれ第1気筒および第2気筒で、1次吸気
通路3,3を通じて、共通のサージタンク4に連通され
ている。
5,5は2次吸気通路で、1次吸気通路3,3とは独立
に第1気筒1および第2気筒2に接続されている。
6は始動液供給通路で、各2次吸気通路5,5の2次ス
ロットル弁7,7の下流に開口され、エンジンの始動時
にエチレングリコールを主成分とする始動液(不凍液)
を、始動液供給ノズル8,8を通じて供給するように構
成されている。
9はサージタンク4に連通された主吸気通路で、サージ
タンク4への開口部付近に始動燃料を噴射する始動燃料
噴射ノズル10が設けられている。
11は主吸気通路9に設けられた1次スロット弁で、始
動燃料噴射ノズル10の上流に位置している。
12.12は燃料噴射ノズルで、1次吸気通路3,3に
設けられ、エンジンの始動後燃料を供給するように構成
されている。
13°は始動液を供給する始動液供給ポンプで、始動液
供給通路6を通じて始動液供給ノズル8に接続されてい
る。
14は始動液タンクで、始動液供給ポンプ13に接続さ
れている。
15は始動スイッチで、始動液供給ポンプ13に電気的
に接続されている。
次に、上記始動液供給装置の動作について説明すると、
先ず、エンジンの温度が設定温度、例えば−20’C以
下の場合、図示しない温度スイッチが閉じて始動液供給
可能な状態になる。
この状態で、始動スイッチ15を閉じると、始動燃料噴
射ノズル10より始動燃料がサージタンク4内に噴射さ
れ、1次吸気通路3,3を経て各気筒1,2に分配され
ると同時に、始動液供給ポンプ13の作動回路(図示省
略)が閉威し、始動液タンク14から吸入した始動液を
始動液供給通路6を経て始動液供給ノズル8,8から所
定量供給され、作動室の負圧により該作動室内に吸入さ
れる。
この場合、始動燃料と始動液とは異なる通路すなわち、
1次吸気通路3と2次吸気通路5から別々に供給される
ものであるため、通路壁面に付着し作動室内に流入する
始動燃料の流れが始動液によって乱されることがなく、
作動室に流入する燃料が安定し、始動液の供給によるシ
ール性の向上とあいまって、エンジンの始動性はきわめ
て向上する。
かくして、エンジンが始動すると、前記温度スイッチは
開かれ、燃料は燃料噴射ノズル12,12から1次吸気
通路3,3内に噴射され、エンジンの作動が継続される
また、エンジンの温度が設定温度以上のときは、前記温
度スイッチは閉じていないから、始動スイッチ15を閉
じても始動液供給ポンプ13の作動回路は開成されたま
まで、始動液が供給されることはない。
なお、上記装置においては、この種の始動液はエンジン
にとってあまり好ましくないため、エンジンの始動性を
向上させる必要最小限の量に規制されている。
本考案は、上記のように、共通のサージタンクから各気
筒にそれぞれ接続される1次吸気通路と、2次吸気通路
とを備え、該サージタンクに始動燃料を噴射する燃料噴
射ノズルを設けてなるエンジンにおいて、燃料を供給す
る1次吸気通路とは異なる2次吸気通路に、エンジンの
始動時に始動液を供給する始動液供給通路を開口せしめ
たため、始動液によって始動燃料の流れが乱されること
なく、しかも始動液は十分に霧化され、各気筒に略等量
ずつ供給されるという実用上優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す全体構成図である。 1・・・・・・第1気筒、2・・・・・・第2気筒、3
・・・・・・1次吸気通路、4・・・・・・サージタン
ク、5・・・・・・2次吸気通路、6・・・・・・始動
液供給通路 8・・・・・・始動液供給ノズル、10・
・・・・・始動燃料噴射ノズル、12・・・・・・燃料
噴射ノズル、13・・・・・・始動液供給ポンプ、15
・・・・・・始動スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共通のサージタンクから各気筒にそれぞれ接続される1
    次吸気通路と、2次吸気通路とを備え、該サージタンク
    に始動燃料を噴射する燃料噴射ノズルを設けてなるエン
    ジンにおいて、前記2次吸気通路のスロットル弁下流に
    、エンジンの始動時始動液を供給する始動液供給通路を
    開口させたことを特徴とするエンジンの始動液供給装置
JP15793779U 1979-11-13 1979-11-13 エンジンの始動液供給装置 Expired JPS608138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15793779U JPS608138Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 エンジンの始動液供給装置

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JP15793779U JPS608138Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 エンジンの始動液供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5674854U JPS5674854U (ja) 1981-06-18
JPS608138Y2 true JPS608138Y2 (ja) 1985-03-20

Family

ID=29669191

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JP15793779U Expired JPS608138Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 エンジンの始動液供給装置

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JPS5674854U (ja) 1981-06-18

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