JPS6080486A - 携帯型鎖縫いミシンのためのフツク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鎖縫い用ミシン、特に携帯型のもののフック駆
動装置に関する。

鎖縫いミシンは様々な分野の生産仕上げ工程において、
隣接する布の端縁を結合するために使用される。かかる
ミシンは通例、縫合前に布を切断するための可動切断刃
を縫い釦の前面に備えるため、「切断ミシン」又は「か
がり綴じミシン」と〔従来の技術〕 上記の一般型ミシンでは、２個のフックの動きは直線状
の交互に前後するパターンに従う。これは構造的、機能
的両側面での欠点を含む。かかるミシンの構造は嵩高で
、フック作動のため多数の構成要素を必要とする。この
結果、生産費の増大とミシン重量の増加を伴う。更に機
能上については現在産業界が要求するような、高速度で
縫合する時でも欠点の無い縫い目形成を確実にする加速
と減速をフックの動きに与える点で、この往復運動する
フックは劣っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

一方で非常にごじんまりした軽量なミシン構造を提供し
、他方機械的な調整によってその軌道に沿って適宜速度
の増減を行い、非常に高い縫合速度でも信頼できる作動
を保証するフックの動きを成就できるフック駆動装置を
、上述した種類のミシンに設置することが本発明の主要
目的である。

〔問題を解決するための手段〕

本発明に依り、指摘したような鎖縫いミシンにフック駆
動装置を設置することによってこの目的は達成され、該
ミシンは、携帯用ケース内に、モータとその関連駆動装
置と、鎖縫いのループ及び結び目を形成する２個のフッ
クと可動切断刃とを含む型の、特に携帯用の鎮縫いミシ
ンのためのフック駆動装置にして、上方フックと下方フ
ックが曲線状を成し、箱型支持ケース内に傾斜して支持
されるフック保持柄を有し、該フックの各々は、揺動ヨ
ークの１端部が偏心的に間接連結された歯車を含む駆動
装置によって作動され、上記ヨークの他端部は該フック
の保持柄の各々に固着した支持ブロックにその中心で蝶
番連結され、■方が駆動軸に連結する上記２個の駆動歯
車が互いに係合し、更に該切断刃を駆動する第３の歯車
とも係合することを特徴とする。

更に本発明に依れば、曲線フックの柄は該ケースの横方
向の垂直面と縦方向の垂直面の双方に対し、傾斜した状
態で箱型ケース内に支持され、該柄の軸も′そ−れぞれ
の歯車の縦方向の軸と交差する。

提案のフック駆動装置により、フック軌道での必要な減
速と加速は、提案の装置の正に形態そのものにより、強
制的に即ち機械的に決定されるので、極めて確実な方法
で有効に達成される。

信頼性の高い作動の提供に加えて、本発明は非常に高い
縫合速度を可能にする。次に縫い目ピッチを長さ７龍な
いし８鰭に増加させ得ることにより、例えば長さ２０Ｉ
Ｉ１ｍｌの非常に長い布区分に亘る長いかがり縫いで糸
の大幅な節約をもたらすという別の利点が提案の本装置
にある。

本発明に従い約９０度の角度延長を備えた曲線状のフッ
ク移動軌道沿いに、フックが交差する個所における糸の
移動のための著しい減速と、糸の高移送率及び針の交差
点におりる最大限の減速とが便宜に提供され、これは針
の下降移動の最終部分間の減速との組合わせにより、縫
い目の完璧な形成を確実にする。

〔実施例及び作用〕

本発明のフック駆動装置の特徴、詳細及び利点は、添付
図を参照に好適実施例を以下説明することにより、一層
容易に理解されよう。

第１図で略図的に番号１で示ず携帯型鎖線いミシンは、
全体として番号２で示し箱型ケース３に内蔵された本発
明によるフックを組み込む。４と５はミシン針と可動切
断刃をそれぞれ示し、５ａは切断刃金床を、６と７はモ
ータと関連駆動装置を示し、その駆動軸は７ａで表わす
。該駆動軸７ａは反時計廻り方向に回転し、２個の側方
歯車９．１０と係合する中央歯車８に連結し、該３個の
歯車は同数の歯を有し、ケース３内で同一平面上に担持
される。番号１１と１２は、縫合する布地を横断する作
動軌道に対する、下方フックと上方フックをそれぞれ示
す。下方フック１１ば歯車９に、上方フック１２は歯車
８により駆動され、歯車ＩＯは第２図に詳しく示すカム
状の部分によって、作動切断刃５を調整する。

本発明に依れば、フック１１．１２の調整はＵ字形の対
応する揺動ヨーク１３を介して、歯車８．９によって達
成する。該ヨーク１３は、各歯車８．９の対応する一方
に偏心的に形成された座１５に受容されるポール状の後
端１４を有し、揺動ヨーク１３の前端は、実施例ではね
じ１７によってフック１１．１２の関連の保持柄１１ａ
、１２ａに緊締された支持ブロック１６に、１３ａにお
いて枢着する。

本発明に依れば、該保持柄１１ａ、１２ａは、対応する
歯車８，９の縦の軸線と交差するそれらの軸線が傾斜設
置されるように、ケース３内に担持される。各々の保持
柄１１ａ、１２ａにとって傾斜設置は２重、即ち支持ケ
ース３の縦の垂直面、及び横の垂直面双方に対して２重
の傾斜設定である。こうして上記の構造により歯車８，
９の連続的回転運動は約９０度の振幅角度を持つ、フッ
ク１１　’、　１２の往復揺動運動に変換される。

本発明に依れば、歯車８，９とフック１１，１２の対応
する領斜柄１１ａ、１２ａの間に、前面を支持ブロック
１６の中心部分に枢着し後部を偏心的に歯車８，９に枢
着する揺動ヨーク１３を介入させることにより、フック
の軌道に沿って所望の加速と減速が機械的に誘導されて
、歯車８，９と関連の保持柄１１ａ、１２ａ間の搭載レ
バアームの連続的変化により実行可能となる。実際、提
案の装置によれば、揺動ヨーク１３が最大の揺動位置に
あり、フック１１．１２が曲線運動の最高速度にある時
レバアームは極度に短くなり、他方、揺動ヨーク１３の
連続的な９０度回転に際し、該レバアームは長（なり、
回転半径に対し前進と後退の組合わせが歯車回転に起り
、結果として第６図に示すように、フック１１．１２の
先端部の減速が最大になる。フック１１．１２の最大限
の減速は、それらが互いに交差する点に到る際にも生ず
る（第４図）。

提案の装置が可能とする同時性により、歯車９の１回転
のみでフック１１の完全な前後周期を調整でき、フック
１１は針が上方に戻る際に、プレト３　ａの下で急速に
糸を拾い上げることができ、更に、糸１８の連続する急
速な送りは、該フックｌｌの前方移動限界位置又は上方
フック１２との交差点における最大限の減速により可能
である（第４図）。次にフック１２はフック１１から糸
１８を拾い上げ、予め切断刃５及び金床５ａが切断した
縫合すべき布材料の上方位置に糸を移動させ、続いてそ
の頂上移動限界位置でフック１２によって形成されるル
ープを針が下降行程で貫通する迄減速するく第６図）。

第３図は針がその最低限界位置にあり、糸１８の側方部
分１８ａ、’１８ｂが引っ張られた状態を示す。次に針
４が上昇し始めるに従って、下方フック１１は針目近く
に形成された在来型のループと接触する。

第４図はフックの交差する位置を示し、第５図は釦が頂
上移動限界位置に到達後、下降行程を始める際のフック
位置を示す。完全を期して付は加えれば、第２図は可動
切断刃を作動させる連動装置を示し、これは完璧な切断
条件と、敏速な刃の置換方式を提供する。

保持柄ｊｌａ、１２ａに以下の傾斜度を付けることによ
り、非富に満足すべき作業が達成できる。

几度３　月ＪしＬ （ケースの縦の垂直面　（ケースの横の垂直面に対して
保持柄が形　に対して保持柄が形成する角度）　成する
角度） フック１１ニア°ないし８°　６°ないし８゜好適には
７°３０′　好適には７゜ フック１２：６°ないし８°　３０°ないし３８゜好適
には７°　好適には３４゜ 〔発明の効果〕 以上の説明から、本発明のフック駆動装置がその目的を
有効に達成し、前述した利点を確実なものとてきること
が理解されよう。

本発明の実施に当り、本発明の保護範囲を逸脱すること
なく、あらゆる部分を他の技術的及び、（又は）機能的
に等価の部品で置換可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に依るフック駆動装置を組込んだ携帯型
ミシンの倒立面図である。 第２図は該フック駆動装置の構成要素の拡大図である。 第３図ないし第６図は該フック駆動装置の４つの異なる
作動位置におけるそれぞれの斜視図、第３ａ図ないし第
６ａ図は第３図ないし第６図それぞれの対応平面図であ
る。 ■・・・携帯型鎖線いミシン、２・・・フック、３・・
・箱型ケース、４・・ベシン針、５・・・可動切断刃、
５ａ・・・切断刃金床、６・・・モーフ、７・・・駆動
装置、７ａ・・・駆動軸、８・・・中心歯車、９，１０
・・・側方歯車、１１・・・下方フック、１２・・・上
方フック、１３・・・揺動コーク、１４・・・ボール状
端部、１５・・・座、１６・・・支持プロ・ツク、１７
・・・ねじ、１８・・・糸。 特許出願人　メタルブラスト　ニス・ アール　・　エル ＦＩＧ、４ａ ＦＩＧ、６ 手続補正書（ハ） 昭和５９年ｌＯ月９日 特許庁長官志　賀　学　殿 ■、　事件の表示 昭和５９年嗜縄犠第１３１１９１号 ２、　発明の名称 携帯型鎖線いミシンのためのフック駆動装置３、　補正
をする者 事件との関係　特許出願人 名　称　メタルブラスト　ニス・アール・エル４、代理
人 ５、　補正命令の日付　昭和５９年　９月２５日６、　
補正により増ＪＪ［１１−る発明の数悄止の内容（特願
昭５９−１３１１９１）明細書第１２頁第１行乃至第４
行の「第３図ないし・・・・・・対応平面図である。」
を下記の通り補正する。 記 第３図は針が最低位置にある時のフック駆動装置の作動
位置を示す側面図であり、第３ａ図はそれに対応する平
面図、第４図はフックの交差する位置を示す斜視図であ
り、第４ａ図はそれに対応する平面図、第５図は針が下
降し始める際のフックの位置を示す側面図であり、第５
ａ図は対応ず”−″−第６図はループを針が貫通する位
置を１１７１１．７、−であり、第６ａ図はその対応平
面図である。 許出願人　メタルプラスト ニス・アール・エル 代

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ）携帯用ケース内に、モータとその関連駆動装置と、
   鎮縫いのループ及び結び目を形成する２個のフックと可
   動切断刃とを含む型の、特に携帯用の鎮縫いミシンのた
   めのフック駆動装置にして、上方フック（１２）と下方
   フック（１１）が曲線形状を成し、箱型支持ケース（３
   ）内に傾斜して支持されるフック保持柄（１１ａ　。 １２ａ）を有し、該フック（１１，１２）の各々は揺動
   ヨーク（１３）の１端部（１４）が偏心的に間接連結さ
   れた歯車（８、９）を含む駆動装置によって作動され、
   上記ヨークの他端部（１３ａ）は該フックの保持柄（ｌ
   ｌａ、１２ａ）の各々に固着した支持ブロック（１６）
   、にその、中心で蝶番連結され、１方（８）が駆動軸（
   ７ａ）に連結する上記２個の駆動歯車（８゜９）が互い
   に係合し、更に該切断刃（５）を駆動する第３の歯車（
   １０）とも係合することを特徴とする該フック駆動装置
   。 ２）該フック保持柄（１１ａ　、　１２ａ）が、該ケー
   ス（３）の横の垂直面（角度β）と縦の垂直面（角度α
   ）の双方に対し傾斜配置により該ケース（３）内に支持
   され、該フック保持柄（ｌｌａ、１２ａ）の軸がそれぞ
   れの歯車（８，９）の長手方向の軸と交差することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載のフック駆動装置
   。 ３）該ケース（３）の縦の面に対する該保持柄（１１ａ
   、１２ａ）の１万（１’２ａ）の１頃斜角度（α）が、
   ６°ないし８°の範囲で好適には７゜であり、該ケース
   （３）の横の面に対する該保持柄（１２ａ）の傾斜角度
   （β）が、３０°ないし３８°の範囲で、好適には３４
   °であることを特徴とする特許請求の範囲第１項または
   第２項に記載のフック駆動装置。 ４）該フック保持柄（ｌｌａ、１２ａ）の他方（１１ａ
   ）の、該ケース（３）の縦の面に対する傾斜角度（α）
   が、７゛ないし８°の範囲で、好適には７°３０′、該
   ケース（３）の横の面に対する該−保持柄（１１ａ）の
   傾斜角度（β）が、６°ないし８°の範囲で、好適には
   ７°であることを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   は第２項に記載のフック駆動装置。 ５）３個の該駆動歯車（８，９，１０）が該ケース（３
   ）の縦の平面と同面上に延長し、該歯車（８，９，１０
   ）の軸がそれぞれ同じ水平面を横に延長するように配置
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項ない
   し第４項のいずれかに記載のフック駆動装置。