JPS60801Y2

JPS60801Y2 - 電気調理器

Info

Publication number: JPS60801Y2
Application number: JP10863379U
Authority: JP
Inventors: 照男竹田; 洋一日高
Original assignee: タイガー魔法瓶株式会社
Priority date: 1979-08-06
Filing date: 1979-08-06
Publication date: 1985-01-11
Also published as: JPS5626009U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、炊飯ジャー等の電気調理器に関し、更に詳し
くは、この種電気調理器における内ケースと底部材との
連結構造に関するも：のである。

従来のこの種電気調理器、例えば炊飯ジャーは、第１図
に示すような構造を有している。

この場合、本体ケース１を構成する外ケース２は板金製
の胴部材７と合成樹脂製の底部材８とを無理嵌めによっ
て連結して構成されており、該底部材８は支持具９を介
して内ケース３の底部１５に対して連結支持されている
。

しかも、該支持具９の上端は、内ケース３の底部１５上
に配設固定される放熱板４の取付脚１７および内ケース
底部１５下方に配設される遮熱板１０の取付片１８と共
に内ケース底部１５に対してビス１９で共線めされてい
る。

このような構造の炊飯ジャーにおいては、内鍋５を米等
を収容した状態で本体ケース１内に収納する際に、放熱
板４上に誤って落下せしめるようなことを繰返すと、内
ケース底部１５の取付脚１７固着部分が下方に湾曲変形
する。

その結果、内ケース底部１５と支持具９を介して連結さ
れた底部材８も相対的に下方に変位し、底部材８と胴部
材７との無理嵌め部に隙間が生じ、ひいては外れてしま
うという問題を内包しでいる。

本考案は、上記問題を解消しようとするもので、以下第
２図を参照して本考案の実施例にかかる電気調理器を説
明する。

この実施例は炊飯、保温兼用の炊飯ジャーを示している
。

図において符号１は本体ケースで、該本体ケース１は、
板金製の胴部材７と合成樹脂製の底部材８とを無理嵌め
方式の結合手段によって連結してなる外ケース２とアル
ミニウム等の軽合金製の内ケース３とによって構成され
、両者の間には断熱材２０が配設されている。

前記内ケース３の底部１５上面には、電気ヒータ６を内
蔵せる円盤状の放熱板４がその取付脚１７．１７・・・
をビス１９，１９・・・によって固着することによって
固定されている。

符号５は本体ケース１内に着脱自在に収納される内鍋、
１１はセンターサーモである。

又、該放熱板４と内ケース底部１５との間には、放熱板
４からの幅対熱を上方に反射するための深皿状の遮熱板
１０が介設される。

該遮熱板１０は、その周壁部１０ａを内ケース３の周側
壁１６の下端部内面に適、宜個数のリベット２１，２１
・・・等の固着手段によって固着することによって取付
けられている。

なお、遮熱板１０の底部１０ｂにはセンターサーモ１１
および取付脚１７，１７・・・を貫通せしめるための孔
２２および２３，２３・・・が形成されている。

前記リベット２１，２１・・・は、内ケース３と底部材
８とを連結支持するための支持具９゜９、・・・の一端
９ａ、９ａ・・・を内ケース周側壁１６下端部外面に沿
う如くして固着する固着手段を兼用している。

前記支持具９，９・・・の他端９ｂ、９ｂ・・・は、底
部材８に形成された突部８ａ、８ａ・・・に対してビス
２４，２４・・・によって連結固定されている。

図面中符号１２は操作レバー、１３は操作レバー１２の
操作によってセンターサーモ１１および炊飯スイッチ１
４を作動せしめるための作動レバーである。

このような構造の炊飯ジャーにおいては、米等を収容し
た内鍋５を本体ケース１内に収納する際に、放熱板４上
に誤って落下せしめるようなことがあっても、その衝撃
力は放熱板４の取付脚１７を介して内ケース底部１５に
吸収される。

その結果、内ケース底部１４の取付脚固定部は変形する
ことがあるが、支持具９には、前記衝撃力が作用せず、
底部材８が変位することがなくなる。

従って、底部材８と胴部材７との無理底め結合部におけ
る隙間の発生および外れを未然に防止することができる
。

なお、本考案は、図示の炊飯ジャーの他に同様構造の本
体ケースを有する他の電気調理器に適用可能なことは勿
論である。

続いて、本考案の電気調理器の効果を述べる。

即ち、本考案によれば、本体ケース１を構成する内ケー
ス３と外ケース２の底部材８とを連結支持すべき支持具
９，９・・・の一端９ａ、９ａ・・・を前記内ケース３
の周側壁１６下端部外面に沿う如くして固着したので、
内ケース底部１５上に固定された放熱板４上に米等を収
容した内鍋５を衝撃的に落下せしめるようなことがあっ
ても、その衝撃力は内ケース底部１５に吸収されて、支
持具９．９・・・には作用しない。

従って外ケース２の底部材８が変位することがなくなり
、胴部７と底部材８との結合部分における隙間の発生お
よび外れを未然に防止することができる。

又、放熱板４と内ケース底部１５との間に深皿状の遮熱
板１０を介設せしめると、放熱板４からの輻射熱を効果
的に内鍋５側へ反射することができるとともに、底部材
８側への遮熱効果の向上を期待することができる。

更に、支持具９の一端９ａと遮熱板１０の周壁部１０ａ
とを内ケース３の周側壁１６に対して固着手段２１で三
者一体に固着するようにしているので、１個の固着手段
２１で三部材を同時に固着できることとなり、組付作業
性が著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の炊飯ジャーの一部欠除した縦断面図、第
２図は本考案の実施例である炊飯ジャーの一部欠除した
縦断面である。１・・・・・・本体ケース、２・・・・・・外ケース、
３・・・・・・内ケース、４・・・・・・放熱板、５・
・・・・・内鍋、６・・・・・・電気ヒータ、７・・・
・・・胴部材、８・・・・・・底部材、９・・・・・・
支持具、９ａ・・・・・・支持具一端、９ｂ・・・・・
・支持具他端、１０・・・・・・遮熱板、１０ａ・・・
・・・周壁部、１５・・・・・・内ケース底部、１６・
・・・・・内ケース周側壁、２１・・・・・・固着手段
。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

無理嵌め等の結合手段で連結された胴部材７と底部材８
とからなる外ケース２と、電気ヒータ６を内蔵せる放熱
板４を内底部に固定した内ケース３とによって構成した
本ケース１内に内鍋５を着脱可能に収納し得るようにす
るとともに、前記内ケース３の周側壁１６には、適宜個
所に支持具９．９・・の一端９ａ、９ａ・・と、前記放
熱板４と内ケース３の底部１５との間に介設される遮熱
板１０の周壁部１０ａとを前記周側壁１６に沿う如＜シ
て固着手段２１，２１・・によって三者一体に固着する
一方、前記支持具９，９・・の他端９ｂ、９ｂ・・を前
記ケース２の底部材８に連結せしめたことを特徴とする
電気調理器。