JPS607975Y2 - 駐車歯車固定装置 - Google Patents

駐車歯車固定装置

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JPS607975Y2
JPS607975Y2 JP1978141186U JP14118678U JPS607975Y2 JP S607975 Y2 JPS607975 Y2 JP S607975Y2 JP 1978141186 U JP1978141186 U JP 1978141186U JP 14118678 U JP14118678 U JP 14118678U JP S607975 Y2 JPS607975 Y2 JP S607975Y2
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JP
Japan
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parking
lever
gear
pin
manual plate
Prior art date
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Application number
JP1978141186U
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English (en)
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JPS5556756U (ja
Inventor
和夫 小栗
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車等の車両の駐車時に車両が移動しな
いように自動変速機の出力軸を固定する駐車歯車の固定
装置に関するものである。
従来、トルクコンバータおよび遊星歯車装置を有する自
動車の自動変速機において例えば米国特許第30434
03号に示される如く、変速レバーを駐車位置にしたと
き変速機の出力軸と一体的に設けた駐車歯車にパーキン
グポールを噛合せて出力軸を固定することが行われてい
る。
しかし、上記パーキングポールを駐車歯車に噛合せるた
めのパーキングロッドは、変速レバーと連動して揺動す
るマニュアルプレートと連結されているため、変速レバ
ーの操作力を調整するときパーキングロッドの往復移動
量を大きくしようとすると、マニュアルプレートの回転
移動範囲の占める面積が大きくなり駐車歯車固定装置を
小型化することができなかった。
また、従来変速レバーをパーキング位置にするときの操
作力の調整は、パーキングポールを押圧するためのカム
面の傾斜角度を変化させることによっても行われるが、
この場合には種々の車両に応じて、カムの傾斜角度を変
更する必要があり、コスト高になる欠点をも有していた
この考案は、上記従来の欠点を解消し、変速レバーの操
作力の変更が容易であり、かつコンパクトな駐車歯車の
固定位置を提供することを目的とするものである。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明する
自動変速機の出力軸と一体的に設けた駐車歯車1に対向
させて、この駐車歯車1に噛合せ可能なパーキングポー
ル2を配設する。
このパーキングポール2は、ピン3によりケーシングに
揺動可能に支持するとともにリターンスプリング4によ
り常時駐車歯車1との噛合が外れる方向に付勢している
上記パーキングポール2の揺動端部の背面にはパーキン
グカム2aを設ける。
このパーキングカム2aとケーシングのガイド面5との
間には、パーキングロッド6の先端に回転可能に支持し
たローラ6 at 6 bが上記リターンスプリング
4により挟持される。
上記パーキングカム2aは、パーキングロッド6が駐車
歯車の軸方向に左行した位置(第1図の位置)において
は、パーキングポール2を押圧して駐車歯車1に噛合せ
るとともに、右行位置(第2図の位置)においては、パ
ーキングポール2を駐車歯車1から外すように両端の平
担部2b、2cとその間の斜面部2dを有している。
上記パーキングロッド6の移動は、下記のように変速レ
バー7の操作と連動するようにしている。
変速レバー7はリンク機構8を介してセレクトレバー9
に接続し、このセレクトレバー9の揺動中心となるマニ
ュアルバルブシャフト10を回転させるようにしている
このマニュアルバルブシャフト10は、図示しないレバ
ーを介してマニュアルコントロールバルブを操作し、油
圧回路を切換えて自動変速機を各変速状態に切換える。
上記マニュアルシャフト10の一端部ニマニュアルプレ
ート11を固定している。
このマニュアルプレート11の揺動端部に設けたカム溝
11aにパーキングレバー12に突設したピン13を嵌
合している、パーキングレバー12は、ケーシングに設
けたピン14に揺動可能に支持し、揺動端を上記パーキ
ングロッド6に摺動可能に嵌合して、この考案において
係止部を構成するブロック片15のピン15aに嵌合し
ている。
上記マニュアルプレート11の回転中心P1は、ピン1
5aとパーキングレバー12の回転中心P2との間に位
置するとともに、パーキングレバー12に突設したピン
13は、マニュアルプレート11の回転中心P1とパー
キングレバー12の回転中心P2との間に有り、この構
成により、マニュアルプレート11の揺動をパーキング
レバー12により拡大して伝達するようにしている。
また、上記マニュアルプレート11に設けたカム溝11
aは、第1図および第2図に示すように回転中心P1廻
りのマニュアルプレート11の揺動方向と同じ方向に延
びて形成されており、このカム溝11aに前記ピン13
が摺動自在に遊嵌している。
そして、第1図に示す駐車位置Pと第2図に示す後退位
置Rとの間の変速レバー7の移動に対応するマニュアル
プレート11の揺動位置で上記ピン13にカム溝11a
後部の係合部11bが係合する。
これによりマニュアルプレート11と共にパーキングレ
バー12を揺動するようにしている。
また変速レバー7の後退位置Rと第1変速位置の間にお
いては、ピン13はカム溝11a内を摺動するのみでパ
ーキングレバー12は停止した状態を保持するようにし
ている。
さらに、ブロック片15はパーキングロッド6のカラ一
部6c、6d間のスプリング16によって常時カラ一部
6d側に押圧されるようにし、駐車歯車1の位置がパー
キングポール2との噛合位置でないときに、変速レバー
7を駐車位置Pにしても、スプリング16を圧縮したま
まにしておき、この後何らかの原因で車両がわずか移動
したときに駐車歯車1をパーキングポール2に噛合せる
ようにしている。
以上の構成において、変速レバー7を操作して第1速位
置より後退位置Rの間では、マニュアルプレート11の
カム溝11aはピン13を係止しない。
しかし変速レバー7が後退位置よりパーキング位置Pに
移行すると、カム溝11a後部の保合部11bがピン1
3に係合し、マニュアルプレート11の動きと共にピン
13を移動させる。
これによってパーキングレバー12は、ピン14を中心
に揺動し、ブロック片15およびスプリング16を介し
てパーキングロッド6を左行させ、ローラ6aによりパ
ーキングポール2のカム面2aを押圧して、このパーキ
ングポール2を駐車歯車1に噛合せる。
なお、この場合駐車歯車1の歯先とパーキングポール2
が衝合するときには、パーキングレバー12はスプリン
グ16を圧縮し、この後車両が前後にわずか移動すると
パーキングポール2と駐車歯車1が噛合う。
また、上記操作とは逆に変速レバー7を駐車位置Pより
他の変速位置に変える場合には、マニュアルプレート1
1のカム溝11a後部の係合部11bにより、後退位置
Rまでピン13が係止されてパーキングレバー12を回
転し、パーキングロッド6を右行させ、リタンスプリン
グ4により駐車歯車1とパーキングポール2との噛合を
はずす。
以上の説明において、マニュアルプレート11は、変速
レバー7と連動して揺動するが、この考案においては、
このマニュアルプレート11の半径を小さくすることに
より揺動スペースを小さくしている。
またこの場合マニュアルプレート11の揺動端部のスト
ロークに対してパーキングロッド6のストロークを大き
くするためパーキングレバー12を設けているが、この
パーキングレバー12は駐車位置Pの付近においてのみ
揺動するので、その揺動スペースを小さくすることがで
き、駐車歯車固定装置をコンパクトにすることができる
さらに種々の車種の変速機において、変速レバー7を駐
車位置Pにする場合の操作力を調整する必要が生じるが
、パーキングポール2のカム面2aを変更することなく
パーキングレバー12のレバー比(ピン14とピン13
の間隔とピン14とピン15との間隔の比率)を変える
ことにより行うことができ、変更が容易でコストが低く
なる。
なお、上記実施例は、マニュアルプレートにカム溝を、
パーキングレバーにピンを設けたものであるが、このカ
ム溝とピンとの関係を逆にし、パーキングレバーにカム
溝を、マニュアルプレートにピンを設けても上記実施例
と同様な効果を奏すことは云うまでもない。
以上のように、この考案においては、駐車歯車固定装置
をコンパクトにすることができるとともに、種々の車種
に応じて変速レバーの操作力を容易に調整し得る効果を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の駐車歯車固定装置の一実施例を示
す説明図、第2図は、第1図の変速レバーの位置を変え
たときの説明図、第3図は、第1図の駐車歯車固定部の
■−■矢視図、第4図は、第1図のパーキングレバ一部
のIV−IV矢視切断図である。 1:駐車歯車、2:パーキングポール、2a:カム面、
6:パーキングロッド、7:変速レバー、11:マニュ
アルプレート、11a:カム溝、11b:係合部、12
:パーキングレバー13:ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速レバーの駐車位置への移動に連動してパーキングポ
    ールを自動変速機の出力軸と一体的に設けた駐車歯車に
    噛合せて出力軸を固定する装置において、上記パーキン
    グポールに設けたカム面を押圧する往復動可能なパーキ
    ングロッドと、このパーキングロッドに一端をスプリン
    グを介して係止し他端をケーシングに回転可能に支持し
    たパーキングレバーと、上記パーキングレバーの回転軸
    とパーキングロッドの係止部の間の位置に回転軸を有し
    かつ変速レバーと連動して揺動するマニュアルプレート
    とを備え、上記マニュアルプレートの回転軸とパーキン
    グレバーの回転軸の間の位置でパーキングレバーとマニ
    ュアルプレートのいずれか一方にピンが突設され、かつ
    他方にマニュアルプレートの揺動方向に延び上記ピンを
    摺動自在に遊嵌するカム溝が形成されており、このカム
    溝は変速レバーの後退位置と駐車位置との間の移動に対
    応するマニュアルプレートの揺動位置でのみ、上記ピン
    と係合する係合部を備えていることを特徴とする駐車歯
    車固定装置。
JP1978141186U 1978-10-14 1978-10-14 駐車歯車固定装置 Expired JPS607975Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978141186U JPS607975Y2 (ja) 1978-10-14 1978-10-14 駐車歯車固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978141186U JPS607975Y2 (ja) 1978-10-14 1978-10-14 駐車歯車固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5556756U JPS5556756U (ja) 1980-04-17
JPS607975Y2 true JPS607975Y2 (ja) 1985-03-19

Family

ID=29116790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978141186U Expired JPS607975Y2 (ja) 1978-10-14 1978-10-14 駐車歯車固定装置

Country Status (1)

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006030998A1 (de) * 2006-07-05 2008-01-10 Zf Friedrichshafen Ag Betätigungselement für die Parksperre eines Getriebes und Parksperre für ein Getriebe

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2860731A (en) * 1956-08-02 1958-11-18 Gen Motors Corp Positive parking brake
US3043403A (en) * 1958-10-10 1962-07-10 Gen Motors Corp Brake mechanism

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US2860731A (en) * 1956-08-02 1958-11-18 Gen Motors Corp Positive parking brake
US3043403A (en) * 1958-10-10 1962-07-10 Gen Motors Corp Brake mechanism

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JPS5556756U (ja) 1980-04-17

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