JPS607474Y2 - 電解コンデンサの素子固定装置 - Google Patents

電解コンデンサの素子固定装置

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JPS607474Y2
JPS607474Y2 JP15498979U JP15498979U JPS607474Y2 JP S607474 Y2 JPS607474 Y2 JP S607474Y2 JP 15498979 U JP15498979 U JP 15498979U JP 15498979 U JP15498979 U JP 15498979U JP S607474 Y2 JPS607474 Y2 JP S607474Y2
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JP
Japan
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fixing device
capacitor element
element fixing
electrolytic capacitor
outer case
Prior art date
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Expired
Application number
JP15498979U
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JPS5678243U (ja
Inventor
英男 木村
保彦 千葉
Original Assignee
日本ケミコン株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5678243U publication Critical patent/JPS5678243U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電解コンデンサのコンデンサ素子をケース内
部で保持固定する素子固定装置に関するものである。
電解コンデンサは、小型のものを除けば通常第1図に示
されるように、陽極電極箔と陰極電極箔との間にセパレ
ータ紙を介在させて巻回してなるコンデンサ素子1に電
解液を含浸させたのち、前記コンデンサ素子1の電極箔
部から引出された外部端子接続用のタブ2を封口端子板
3の内部側端子接続部4に溶接、圧着等の手段により接
続し、外部端子5と電気的な接続を行なう。
次いでコンデンサ素子1は、有底筒状の外装ケース6内
に収納され、封口端子板3により前記外装ケース6の開
口部が閉じられ、外装ケース6の開口端周縁を内側にカ
ールさせて密閉して構成されている。
この時、コンデンサ素子1は外装ケース6中で振動する
のを防ぐために、コンデンサ素子1と外装ケース6との
間に、ピッチ、アタクチックポリプロピレンなどの素子
固定剤7が充填されている。
この素子固定剤7の充填は通常コンデンサ素子1を外装
ケース6内に収納する前に溶融させた素子固定剤7を注
入して、その後コンデンサ素子1の収納がなされる。
ところで、この素子固定剤6は外装ケース6の底面部か
ら側面部に充填されているので、近年多用されている防
爆外装ケースの防爆溝8を塞ぎ、その防爆性能を著しく
阻害することになる。
またこの素子固定剤6は熱伝導率が悪く、かつケース内
の対流空間も狭くなるのでコンデンサ素子1の発熱を効
率良く外部へ逃がすことができず、電解コンデンサの寿
命や最高使用温度に制限を受けることになる。
第2図は別の従来例を示したもので、コンデンサ素子1
の底面部と外装ケース6の底面部との間に、スポンジ状
のウレタン樹脂や弾力性のある各種ゴム材等からなる弾
性部材9を介在させてコンデンサ素子1を弾性部材9に
よりコンデンサ素子1を封口端子板3に押しつけてコン
デンサ素子1の固定を計っている。
またこの弾性部材9は、必要に応じて通気孔10が設け
られ、防爆溝8の開放動作を行ない易くすることもある
ところで、本例においては前述の欠点はないものの、長
期間の使用により弾性部材9の弾力が劣化しコンデンサ
素子1の固定を果せなくなったり、ゴム材から滲み出し
てきた物質により腐食を起こす欠点がある。
本考案は、従来のこのような欠点を改良した電解コンデ
ンサの素子固定装置に関するもので、合成樹脂製でバネ
作用を有する舌部を持つ板状体であることを特徴と腰コ
ンデンサ素子と外装ケース底面部との間に配置されて素
子固定機能を果すものである。
第3図a、 b、 cは、本考案の素子固定装置を示し
たもので、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等
の合成樹脂からなる円板状の一体威型物からなり、同図
aの平面図に示すように、円形基板11に中心部12と
周縁枠部13とを残して複数個の窓14(本例では4個
)が設けられており、この窓14の位置に窓14より幾
分小さい舌部15がbの正面図、Cの縦断面図に示すよ
うに、基板11の窓14の一辺から下方に向って斜めに
突出して設けられている。
またこの舌部15は、円形基板11よよりも薄く形成さ
れており十分なバネ作用を有する構造となっている。
舌部15は窓14より幾分小さく形成されているので、
平面図側から見て重なり部分がなく一体成型が容易であ
る。
また、押されることで窓14の内へ舌部15へ収容され
るので装置全体が厚くならない。
また窓14の外周部の枠部13は円形基板11の補強の
役目を果たす。
第4図は、本考案の素子固定装置を用いた電解コンデン
サを示したもので、有底筒状の外装ケース6の底面部に
素子固定装置が舌片15の先端部を下にして配置され、
その上部にコンデンサ素子1が収納され、さらにその上
部に封口端子板3が取付けられ、外装ケース6の開口端
を密閉している。
この構造において、素子固定装置は舌片15のバネ作用
により、円形基板11がコンデンサ素子1を上方の封口
端子板3へ押し付けてコンデンサ素子1を固定させる。
第5図は、本考案の素子固定装置の別の実施例を示した
もので、円形基板11の中心部12に上方へ向うテーパ
状突起16を設けたものである。
このテーパ突起16はコンデンサ素子1の中心の巻芯穴
へ挿入され、コンデンサ素子1の保持を行なうもので、
特にコンデンサ素子1の径が外装ケース6の径に比べて
極めて細い場合とか、コンデンサ素子1が縦長の場合の
外装ケース6内での素子1の傾きを防止できる。
以上のように構成された本考案の素子固定装置は、ナイ
ロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材を
用いるので、各種ゴム材のようにコンデンサ素子を腐食
させる恐れがない。
また、舌部のバネ作用の劣化も殆んどなく長期間にわた
って安定してコンデンサ素子を固定し続けることができ
る。
また、本考案の素子固定装置は一体成型が可能なため安
価で多量生産が容易であり、しかも電解コンデンサ組立
時にも外装ケース底部へ入れるだけで済み、工程は大幅
に簡素化される。
更に、外装ケース底部に防爆弁が設けられていても、本
考案の素子固定装置ならば舌部と窓部の隙間からガスが
流通するので、防爆機能を何ら阻害することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の電解コンデンサを示す部分断面
図、第3図は本考案の素子固定装置を示すa平面図、b
正面図、C縦断面図であり、第4図は本考案の素子固定
装置を用いた電解コンデンサの内部構造を示す部分断面
図である。 第5図は本考案の素子固定装置の別の実施例を示す正面
図である。 1・・・・・・コンデンサ素子、3・・・・・・封口端
子板、6・・・・・・外装ケース、11・・・・・・円
形基板、14・・・・・・窓、15・・・・・・舌部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂製一体成形物からなる円形板状の基板の
    中心部と外縁部以外の区域に設けられた複数個の窓部と
    、この窓部の一辺から斜め方向に突出したバネ作用を有
    する舌部とを有することを特徴とする電解コンデンサの
    素子固定装置。
  2. (2)円形板状の基板の中心部で舌部が突出した反対面
    側にテーパ状突起が設けられたところの実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電解コンデンサの素子固定装置。
JP15498979U 1979-11-08 1979-11-08 電解コンデンサの素子固定装置 Expired JPS607474Y2 (ja)

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JP15498979U JPS607474Y2 (ja) 1979-11-08 1979-11-08 電解コンデンサの素子固定装置

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JP15498979U JPS607474Y2 (ja) 1979-11-08 1979-11-08 電解コンデンサの素子固定装置

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JPS5678243U JPS5678243U (ja) 1981-06-25
JPS607474Y2 true JPS607474Y2 (ja) 1985-03-13

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ID=29667240

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JP2577818Y2 (ja) * 1992-02-14 1998-08-06 ニチコン株式会社 電解コンデンサ
JP3871077B2 (ja) * 1996-11-20 2007-01-24 日立エーアイシー株式会社 電解コンデンサ
JP2010087286A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nippon Chemicon Corp 電解コンデンサ
KR20130054946A (ko) * 2010-04-14 2013-05-27 니폰 케미콘 가부시키가이샤 전해 콘덴서 및 전해 콘덴서의 제조 방법

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JPS5678243U (ja) 1981-06-25

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