JPH0331006Y2 - - Google Patents

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JPH0331006Y2
JPH0331006Y2 JP1984039101U JP3910184U JPH0331006Y2 JP H0331006 Y2 JPH0331006 Y2 JP H0331006Y2 JP 1984039101 U JP1984039101 U JP 1984039101U JP 3910184 U JP3910184 U JP 3910184U JP H0331006 Y2 JPH0331006 Y2 JP H0331006Y2
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JP
Japan
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electrode
battery
external terminal
annular hanging
cylindrical
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JP1984039101U
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JPS60150774U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は正、負極をセパレータを介して同心円
状に配置せる構造の円筒形電池に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 この種構造はアルカリ乾電池で一般に採用され
ており、又古くはニツケルカドミウム電池、近年
では例えば特開昭58−135568号公報に開示されて
いるように非水電解液電池にも適用されている。
さて、上記構造の電池における一つの問題点は
外部衝撃などによつて一方の電極活物質が電池内
の上部空間を介して他方の電極側に移行して自己
放電し容量の低下を招くことである。
斯る問題点を解消するために出願人は改良せる
電池構造を提案した。(実願昭58−17132号参照)。
第4図は改良された電池構造の一例を示し、図中
aは外装ケースであつてその内側面には円筒状の
正極bが配設されている。cは正極bの中空部に
配設される負極であつて円筒状セパレータdで包
囲されている。eはケース蓋であつてその透孔に
環状絶縁パツキングfを介して負極外部端子部材
gが固着されており、且負極外部端子部材gと負
極cとはリード板hにより電気接続されている。
而して、前記絶縁パツキングfの下面には円筒
状セパレータdの中空部に嵌着される環状下垂壁
f′が形設されており、この下垂壁f′によつて一方
の電極活物質が他方の電極側に移行するのが阻止
されている。
尚、第4図の電池においては金属製外装ケース
とこのケースの開口部を閉塞する金属製ケース蓋
とで電池電槽を構成し、正極外部端子を兼ねてい
る。
ところで、第4図に示す電池を組立てるに際し
ては、先づケース蓋eの透孔に絶縁パツキングf
を介して負極外部端子部材gを固着すると共に負
極cより導出せるリード板hの一端を負極外部端
子部材gに固着し、更に負極cの外周面にセパレ
ータdを取付けてユニツト化する。
一方、外装ケースaの内側面に円筒状の正極b
を配設したのち所定量の電解液を注入し、ついで
正極bの中空部に上記負極ユニツトを介挿するの
である。
さて、負極ユニツトの介挿時、セパレータの下
部より電解液がユニツト内に浸透すると共にユニ
ツト内のガスが環状絶縁パツキングとセパレータ
上端との間の空隙を介して排出されガスとの置換
が行なわれるのであるが、この電解液とガスとの
置換には、例えば単型電池を例にとると約7〜
8秒を要し、必然的にこの時間が負極ユニツトの
挿入時間となる。そこでこの挿入時間を短縮した
場合電解液とガスとの置換が円滑に行なわれず、
負極ユニツトの挿入時に第5図の矢印で示すよう
に電解液がユニツト内から飛散し、電池外に漏出
する現象が認められ、その結果電池内に所定量の
電解液が確保できないばかりか、外装ケース或い
はケース蓋の外表面に電解液が付着するという不
都合が生じる。
(ハ) 考案の目的 本考案の目的とするところは、負極ユニツト即
ち他極性外部端子部材と電気接続された他極性電
極と環状絶縁パツキングとが一体化された他極性
電極ユニツトの挿入時間を短縮しても、ここから
飛散せる電解液が電池外に漏出することを阻止す
るようにしてこの種電池の組立作業時間の短縮化
を計ることにあり、生産性を向上させるものであ
る。
(ニ) 考案の構成 本考案は、外装ケースと、絶縁パツキングと、
外部端子部材と、円筒状セパレータと、起電要素
と、リード板とを有する円筒形電池であつて、絶
縁パツキングは、第一環状垂下壁と第二環状垂下
壁が下面周辺に同心円状に形成されており、絶縁
パツキングは、外部端子部材が中央部に固着さ
れ、リード板の上端が該外部端子部材の下部に接
続され、下端が起電要素の一方の電極に接続され
てユニツト化され、外装ケースの開口部、または
ケース蓋に取付けられたものであり、起電要素
は、正、負の電極が円筒状セパレータで隔離され
て外装ケース中に収納され、外側の電極は外装ケ
ースの内壁に接触され、円筒状セパレータ中に収
納された電極は中央部には中空部が形成され、一
部にはリード板の下端が接続されたものであり、
円筒状セパレータの上端が絶縁パツキングの第一
環状垂下壁と第二環状垂下壁の間に挿入されたこ
とを特徴とするものである。
(ホ) 実施例 以下、本考案の実施例を、円筒形非水電解液電
池を例にとり、図面に基づき詳述する。
第1図及び第2図において、1は金属製外装ケ
ースであつて、その内側面には二酸化マンガンを
活物質とする正極合剤を成型した円筒状の正極で
ある一極性電極2が配設されている。3はリチウ
ム負極からなる他極性電極であつて、前記一極性
電極2の中空部10に配設されており、例えばポ
リプロピレンの不織布、フイルムなどからなる円
筒状セパレータ4によつて包囲されている。これ
ら正極である一極性電極2と、リチウム負極から
なる他極性電極3とで、起電要素9が構成されて
いる。5はケース蓋であつて、その透孔に環状の
絶縁パツキング6を介して、負極外部端子部材で
ある外部端子部材7が固着されており、且つ外部
端子7と他極性電極3とは、リード板8により電
気接続されている。
そして、これらケース蓋5、絶縁パツキング
6、外部端子部材7、リード板8、他極性電極3
及び円筒状セパレータ4が一体となつた負極ユニ
ツト(他極性電極ユニツト)が構成されている。
而して、絶縁パツキング6の下面には、第一環
状垂下壁6′と第二環状垂下壁6″とが二重に形設
されており、これら第一環状垂下壁6′と第二環
状垂下壁6″との間に前記円筒状セパレータ4の
上端部が位置するように電池内に組み込まれる。
このような構造を有する電池を組み立てるに際
して、第4図における電池構造と同様に、円筒状
正極、即ち一極性電極及び電解液を収納した外装
ケースの中空部に上記負極ユニツトを短時間で挿
入した場合、第2図の矢印で示すように負極ユニ
ツト内の電解液がユニツト外に飛散するが、絶縁
パツキング6の下面に設けた外側の第二環状垂下
壁6″が遮蔽板としての作用をなし、電解液が電
池外に漏出することは阻止される。
尚、本実施例においては第4図と同様に金属製
外装ケース1とケース蓋5とで正極外部端子を兼
ねる電池電槽が構成されており、両者の接合部は
例えばレーザ溶接によつて溶着固定されている。
又、第3図は本考案の他の実施例による電池を
示し、第1図における要素に対応する要素の図番
は“10”を加えた図番で表している。
第1図と異なる点は、外装ケース11が正極外
部端子を兼ねる電池電槽を構成し、ケース蓋15
が負極外部端子部材を構成する点である。一方、
これらを絶縁する環状の絶縁パツキング16の下
面には、第一環状垂下壁16′と第二環状垂下壁
16″が二重に形成されており、これら垂下壁間
に円筒状セパレータ14の上端部が位置している
点及び起電要素19である正、負極12,13が
同心円状に配置されている点は同じである。
(ヘ) 考案の効果 本考案によれば、環状絶縁パツキングが、その
下面に、第一環状垂下壁と第二環状垂下壁とを有
しており、前記第一環状垂下壁は、前記第二環状
垂下壁の内周面に、形成されており、円筒状セパ
レータの上端部が、前記第一環状垂下壁と前記第
二環状垂下壁の間に配置されているものであるか
ら、円筒状の一極性電極と電解液とを収納した外
装ケースの中空部に他極性電極ユニツトを短時間
で挿入しても、外側の前記第二環状垂下壁が遮蔽
板としての作用をなし、電解液が電池外に漏出す
るのが阻止される。
因みに単型電池を例にとると、第4図の電池
構造では他極性電極ユニツトの挿入時間は約7〜
8秒であつたのに対し、第1図の電池構造では約
2〜3秒で挿入することができ、電池の組立て作
業時間に短縮化が計れ生産性が向上するものであ
り、その実用的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による電池の縦断面
図、第2図は第1図の電池の組立時における要部
拡大断面図、第3図は本考案の他の実施例による
電池の縦断面図、第4図は本考案の前提となる電
池の縦断面図、第5図は第4図の電池の組立時に
おける要部拡大断面図を夫々示す。 1,11……外装ケース、2,12……一極性
電極(正極)、3,13……他極性電極(負極)、
4,14……円筒状セパレータ、5,15……ケ
ース蓋、6,16……絶縁パツキング、6′,1
6′……第一環状垂下壁、6″,16″……第二環
状垂下壁、7……外部端子部材、(負極端子部
材)、8,18……リード板、9,19……起電
要素、10,20……中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外装ケース1,11と、絶縁パツキング6,1
    6と、外部端子部材7,15と、円筒状セパレー
    タ4,14と、起電要素9,19と、リード板
    8,18とを有する円筒形電池であつて、 絶縁パツキング6,16は、第一環状垂下壁
    6′,16′と第二環状垂下壁6″,16″が下面周
    辺に同心円状に形成されており、 絶縁パツキング6,16は、外部端子部材7,
    15が中央部に固着され、リード板8,18の上
    端が該外部端子部材7,15の下部に接続され、
    下端が起電要素9,19の一方の電極に接続され
    てユニツト化され、外装ケース1,11の開口
    部、またはケース蓋5に取付けられたものであ
    り、 起電要素9,19は、正、負の電極が円筒状セ
    パレータ4,14で隔離されて外装ケース1,1
    1中に収納され、外側の電極は外装ケース1,1
    1の内壁に接触され、円筒状セパレータ4,14
    中に収納された電極は中央部には中空部10,2
    0が形成され、一部にはリード板8,18の下端
    が接続されたものであり、円筒状セパレータ4,
    14の上端が絶縁パツキング6,16の第一環状
    垂下壁6′,16′と第二環状垂下壁6″,16″の
    間に挿入された 円筒形電池。
JP1984039101U 1984-03-19 1984-03-19 円筒形電池 Granted JPS60150774U (ja)

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JP1984039101U JPS60150774U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 円筒形電池

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JP1984039101U JPS60150774U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 円筒形電池

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JPS60150774U JPS60150774U (ja) 1985-10-07
JPH0331006Y2 true JPH0331006Y2 (ja) 1991-07-01

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