JPH0218921Y2 - - Google Patents

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JPH0218921Y2
JPH0218921Y2 JP3910284U JP3910284U JPH0218921Y2 JP H0218921 Y2 JPH0218921 Y2 JP H0218921Y2 JP 3910284 U JP3910284 U JP 3910284U JP 3910284 U JP3910284 U JP 3910284U JP H0218921 Y2 JPH0218921 Y2 JP H0218921Y2
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JP
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metal lid
insulating packing
sealant
perforation
annular
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JP3910284U
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JPS60150767U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は発電要素を内蔵した一極性端子兼用の
外装缶と、該外装缶の開口縁に固着される金属蓋
と、該金属蓋に設けた透孔に絶縁パツキングを介
して固着される他極性端子部材とを備えた電池に
関するものである。
(ロ) 従来技術 この種構造の電池は例えば特開昭58−135568号
公報に開示されており、類似した構造を示す第6
図及び第7図に基づきその詳細を説明する。第6
図においてaは正極端子を兼ねる外装缶であつて
その内部には正、負極b,cがセパレータdを介
して同心円状に配置されている。eは外装缶aの
開口縁にその接合部を例えばレーザ溶接によつて
固着される皿状の金属蓋であつて、その透孔には
絶縁パツキングfを介して負極端子部材gが固着
されている。
上記構造によれば、外装缶と金属蓋との接合部
を固着して電池電槽を構成しているため電池内容
積が大となり電池容量の増大が計れるという利点
を有すると共に密閉性については金属蓋と絶縁パ
ツキングとの当接部の密封度を高めれば高密閉化
も可能になるものである。
従来ではこの高密閉化を得る手段として、第7
図に示す如く皿状の金属蓋eと金属蓋の上、下面
に当接する絶縁パツキングfとの当接端部に例え
ばケイ素樹脂などの所謂封止剤Lを滴下し、封止
剤を当接部に介在させて当接部の密封度を高める
方法が採られている。そして、この方法において
は封止剤を金属蓋eの下面側から滴下しており、
この理由は封止剤を塗布した部分が目立つて外観
を損ねるのを防止するために、電池を組立てた場
合その内部になる金属蓋の下面側から滴下すると
いうことに基ずくものである。このように当接端
部に封止剤を滴下した場合、封止剤の一部が当接
とは逆方向、即ち金属蓋eの下面周辺を伝つて外
装缶との接合部まで達することがある。その結果
として外装缶と金属蓋との接合部をレーザ溶接す
る際、接合部に付着せる封止剤が加熱分解して酸
化性ガスを発生し、この酸化性ガスにより溶接個
所にピンホールが生じて生産歩留まりを低下させ
る原因となる。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記従来電池における問題点に鑑み、
封止剤塗布時の信頼性を高めて封止剤が外装缶と
金属蓋との接合部に付着するのを阻止し、溶接時
の信頼性を向上させて生産性の改善を計ることを
目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案の電池は、発電要素を内蔵した一極性端
子兼用の外装缶と、該外装缶の開口縁に固着され
る皿状の金属蓋と、該金属蓋の上、下面に当接さ
れた絶縁パツキングと、該絶縁パツキングを介し
て前記金属蓋に固着される他極性端子部材と、該
絶縁パツキングと前記金属蓋との密封度を高める
ための封止剤とを備えるものであつて、前記絶縁
パツキングには前記金属蓋の下面に当接する部位
の周縁に環状立下周壁が形設されていると共に前
記部位の任意の個所に金属蓋に達する少なくとも
一つの穿孔が形設されており、前記封止剤が前記
穿孔を介して前記絶縁パツキングと前記金属蓋と
の当接部に介在していることを特徴とするもので
ある。
また、前記絶縁パツキングの前記部位には、前
記環状立下周壁と同心円上に環状立下壁が形設さ
れており、前記穿孔はこれら両壁間に位置すると
共に前記環状立下壁の一部に設けられた切欠部に
連通するよう構成するのが望ましい。
本考案によれば、皿状の金属蓋の下面に当接す
る絶縁パツキングの部位の周縁に環状立下周壁が
形設されていると共に前記部位の任意の個所に少
なくとも一つの金属蓋に達する穿孔が形設されて
いるので、絶縁パツキングの環状立下周壁より内
方の部位に封止剤を滴下すれば穿孔を介して封止
剤が金属蓋と絶縁パツキングとの当接部に介在し
て両者の密封度を高めると共に環状立下周壁によ
つて封止剤が金属蓋の下面周辺に伝わるのを有効
に阻止することができる。
(ホ) 実施例 以下本考案の実施例について図面に基づき詳述
する。
第1図及び第2図において、1は正極端子を兼
ねる外装缶であつて、その内部には二酸化マンガ
ンを活物質とする円筒状の正極2及びリチウム負
極3がポリプロピレン製の不織布或いはフイルム
よりなるセパレータ4を介して同心円状に配置さ
れている。5は外装缶1の開口縁にその接合部を
例えばレーザ溶接によつて固着される皿状の金属
蓋であつて、その透孔には金属蓋の上、下面に当
接する絶縁パツキング6を介して負極端子部材7
が固着されている。8はリード板である。
而して、前記絶縁パツキング6には金属蓋5の
下面に当接する部位9の周縁に環状立下周壁10
が形設されていると共にこの部位9には金属蓋に
達する穿孔11,11が形設されている。
そして封止剤を塗布するに際して、第2図イに
示すように環状立下周壁10の内方の任意の部位
へ封止剤Lを滴下すれば封止剤Lは穿孔11を介
して絶縁パツキング6と金属蓋5との当接部に浸
透し、当接部の密封度が高められると共に環状立
下周壁10によつて封止剤が金属蓋5の下面周辺
に伝わるのが阻止できる。
又、封止剤は負極端子部材7と絶縁パツキング
6との当接部にも浸透し両者の密封度も高められ
る。封止剤の滴下個所は穿孔11であつてもよい
が、封止剤が飛散する恐れがあるので穿孔以外の
部位に滴下するのが好ましい。
尚、封止剤が穿孔11を介して金属蓋5と絶縁
パツキング6との当接部を通過して金属蓋5の下
面周辺に伝わることも考えられるが、封止剤は粘
性を有しているため上記通路を経て金属蓋5の下
面周辺まで伝わることはほとんどない。
第3図から第5図は本考案の他の実施例を示
し、第1図及び第2図に示す第1実施例と同一要
素には同一図番を付している。
第1実施例と異なる点は、絶縁パツキング6′
には環状立下周壁10′と同心円状に環状立下壁
12が形設されており、穿孔11′がこれら両壁
10′,12間に位置すると共に前記環状立下壁
12の一部に設けられた切欠部を連通しており、
この切欠部とは環状立下壁12によつて構成され
る円筒状壁において、前記環状立下壁を立下方向
に切欠いた部分を意味する。
本実施例によれば、環状立下壁12によつて、
電池内において正負極域を隔離することができ、
一方の電極活物質が他方の電極側に移行すること
を因とする内部短絡を抑制しうると共に封止剤塗
布時に封止剤が飛散して負極端子部材7の下部表
面に付着するのを阻止しうるという付加的な利点
を有する。封止剤が負極端子部材7の下部表面に
付着すると負極端子部材7の下部表面にリード8
の端部を固着するのが困難になる。
そして、封止剤塗布に際しては第4図イに示す
如く両壁10′,12間に封止剤Lを滴下すれば、
穿孔11′が環状立下壁12の一部に設けられた
切欠部12′と連通しているので穿孔11′及び切
欠部12′を介して絶縁パツキング6′と金属蓋
5、及び絶縁パツキング6′と負極端子部材7と
の夫々の当接部に封止剤が同時に浸透して各当接
部の密封度は高められることになる。
(ヘ) 考案の効果 本考案によれば、皿状の金属蓋の下面に当接す
る絶縁パツキングの部位の周縁の環状立下周壁が
形設されていると共に前記部位の任意の個所に少
なくとも一つの金属蓋に達する穿孔が形設されて
いるので、絶縁パツキングの環状立下周壁より内
方の部位に封止剤を滴下すれば金属蓋に達する穿
孔を介して封止剤が金属蓋と絶縁パツキングとの
当接部に介在して両者の密封度を高めると共に環
状立下周壁によつて封止剤が金属蓋の下面周辺に
伝わるのを有効に阻止することができる。
従つて、外装缶と金属蓋との接合部における溶
接時の信頼性が向上し生産性が改善されるもので
あり、その実用的効果は極めて大である。
尚、実施例では円筒型の非水電解液電池を例に
とり詳述したが、本考案はこれに限定されずボタ
ン型であつても良く、又アルカリ電池にも適用し
うるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による電池の中央縦
断面図、第2図イは同上電池に用いられる絶縁パ
ツキング及び負極端子部材を取付けた金属蓋の倒
立状態の拡大中央縦断面図、第2図ロは第2図イ
の平面図、第3図は本考案の他の実施例による電
池の中央縦断面図、第4図イは第3図の電池に用
いられる絶縁パツキング及び負極端子部材を取付
けた金属蓋の倒立状態の拡大中央縦断面図、第4
図ロは第4図イの平面図、第5図はその斜面図、
第6図は従来電池の中央縦断面図、第7図は第6
図の電池に用いられる絶縁パツキング及び負極端
子部材を取付けた金属蓋の倒立状態の拡大中央縦
断面図を夫々示す。 1……外装缶、2……正極、3……負極、4…
…セパレータ、5……金属蓋、6,6′……絶縁
パツキング、7……負極端子部材、9,9′……
絶縁パツキングの金属蓋下面に当接する部位、1
0,10′……環状立下周壁、11,11′……穿
孔、12……環状立下壁、12′……環状立下壁
の切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 発電要素を内蔵した一極性端子兼用の外装缶
    と、該外装缶の開口縁に固着される皿状の金属
    蓋と、該金属蓋の上、下面に当接された絶縁パ
    ツキングと、該絶縁パツキングを介して前記金
    属蓋に固着される他極性端子部材と、該絶縁パ
    ツキングと前記金属蓋との密封度を高めるため
    の封止剤とを備えるものであつて、前記絶縁パ
    ツキングには前記金属蓋の下面に当接する部位
    の周縁に環状立下周壁が形設されていると共に
    前記部位の任意の個所に金属蓋に達する少なく
    とも一つの穿孔が形設されており、前記封止剤
    が前記穿孔を介して前記絶縁パツキングと前記
    金属蓋との当接部に介在していることを特徴と
    する電池。 前記絶縁パツキングの前記部位には、前記環
    状立下周壁と同心円上に環状立下壁が形設され
    ており、前記穿孔はこれら両壁間に位置すると
    共に前記環状立下壁の一部に設けられた切欠部
    に連通していることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第項記載の電池。
JP3910284U 1984-03-19 1984-03-19 電池 Granted JPS60150767U (ja)

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JP3910284U JPS60150767U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 電池

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JP5158832B2 (ja) * 2006-01-19 2013-03-06 日立マクセルエナジー株式会社 密閉型電池
JP5279341B2 (ja) * 2008-05-20 2013-09-04 Fdkエナジー株式会社 筒形非水電解液電池

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