JPS607414Y2 - 蓋の防水構造 - Google Patents

蓋の防水構造

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JPS607414Y2
JPS607414Y2 JP1976086926U JP8692676U JPS607414Y2 JP S607414 Y2 JPS607414 Y2 JP S607414Y2 JP 1976086926 U JP1976086926 U JP 1976086926U JP 8692676 U JP8692676 U JP 8692676U JP S607414 Y2 JPS607414 Y2 JP S607414Y2
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JP
Japan
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lid
receiving frame
outer peripheral
peripheral edge
waterproof packing
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976086926U
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English (en)
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JPS536053U (ja
Inventor
友浩 伊原
Original Assignee
日昭興産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、蓋を完全防水するための防水構造に関し、
例えば、浸水を極度にきらうマンホール蓋あるいは下水
道で下水が強い内圧をもって吹出す危険のある個所の下
水道用マンホール蓋等に使用されるものである。
従来の蓋の防水パツキンとしては実公昭37−1427
4号公報に知られる様に蓋を受枠の内周水平段部(肩部
)で受けとめる串受型支持構造においてその受枠の内周
面途中に凹部を設け、同凹部に断面り形状の環状封緘子
を嵌合し蓋の外周面に同環状封緘子を圧接させることに
よって水密状とする構造のものがあった。
この構造のものでは防水は環状封緘子と蓋の外周面との
接触個所で行われ、しかもその個所は一ケ所で且つその
接触面積が少い。
そのため水密性が弱く長年の使用による環状封緘子の劣
化、損耗によって水密性が失われる危険性が高い。
又、低地での下水道用蓋の様に蓋内の下水が満水状態と
なり、その下水の内水圧が環状封緘子に直接かかれば、
環状封緘子は凹部に押し込められる様に変形し、環状封
緘子と蓋の外周壁との圧接が失なわれ、下水はその内圧
によつ゛C蓋外に吹出すこととなる。
本考案はこれらの欠点を除去した蓋の防水構造を提供せ
んとするものである。
この考案の要旨は蓋4の外周縁4aを下方に従い縮径さ
せ、又受枠1の内周を蓋4と同じ傾斜面をもって縮径さ
せ、蓋4の外周縁4aを受枠2の傾斜内周面に密接嵌合
させ、蓋4を受枠2の傾斜内周面でもって支持させると
ともに、蓋4の外周縁4aの外周面と底面とに移るコー
ナーにアール4bを設け、又受枠の傾斜内周面の略最下
部付近に防水パツキン配設用溝2を内周全面にわたって
穿設し、同防水パツキン配設用溝内に中央に空間3aを
形成した断面略C形状の防水パツキン3を埋設し、しか
も上方端部3bは受枠内周面よりやや斜め下方に向って
、舌状に突出させ、又、下方端部3cは受枠内周面より
大きく水平に突出させ、同端部の先端上面3dを嵌合状
態にある蓋4の外周縁4dの前記アール4b終端又は底
部に圧接させ、更に蓋4を複数個のボルト8によって受
枠1と締結したことを特徴とする蓋の防水構造にある。
なお、図中6はくさび状ストッパー、7はバール用穴、
8は内圧のかかるマンホール等に於いて吹上げの圧力に
対抗する為のボルト、9は収納自在な把手を示す。
この考案では、蓋4を受枠1内に降下させれば蓋4の外
周縁4aは受枠1の傾斜内周面に沿って滑り降り所定の
降下位置において蓋4の外周縁4aと受枠1の傾斜内周
面とが圧接静止し蓋4は受枠1の傾斜内周面で嵌合支持
されることとなる。
蓋4と受枠1とが嵌合することで、ある程度の水密性が
確保される。
それと同時に環状封緘子3の上方端部3bは蓋4の外周
縁4aによって空間3a方向に押し付けられて変形し、
最後は外周縁4aの外周壁面に密着状態になる。
又下方端部3cの先端上面3dも外周縁4aのアール4
bの終端位置又は底面位置において密接する。
上方端部3b及び下方端部3cは防水パツキン3の中央
に空間3aを設けたこと及び水平に突出させたことによ
って充分な弾性を持つこととなり、それらの端部と外周
縁4aとの二個所の密接はそれらの弾性変形による復元
力によって押圧状態となって水密性を高めている。
特に上方端部は突出部の上面部分全体が外周縁4aに密
着するので水密性に優れている。
次に、蓋4の内部の下水の水位が上昇し防水パツキン3
に内水圧が直接かかる事態となっても、内水圧は下方端
部3cの下面、側面にかかり、この内水圧による力は下
方端部3cを外周縁4aに押圧する方向に働き、下方端
部3cの水密性をより高める様に作用する。
又、仮に下方端部3cの水密性が失なわれて空間3a内
に水が進入してもその進入水の水圧は上方端部3bを外
周縁4aに押圧する方向に働き、やはり水密性をますま
す高めるものであって、内水圧によっては防水パツキン
3の水密性は破られることはない。
更に蓋4は受枠1と喰い込んだ状態で嵌合し、且つ複数
個のボルト8にて蓋4と受枠1とを締結している構造で
あるので、蓋4自身が内水圧を受けて持ち上る危険性が
ない。
以上の様に本考案によれば、蓋4を受枠1に嵌合するこ
とによっである程度の水密性を確保し、又、空間3aを
中央に設は上方端部3b、下方端部3cを突出させるこ
とによって防水パツキン3の水密性を大巾に向上せしめ
るとともに、ボルト8で締結することとあわせて内水圧
によっても水密性がやぶられることがないという優れた
種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案蓋の防水構造を示す平面図、第2図は第1
図I−I線における拡大断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋4の外周縁4aを下方に従い縮径させ、又受枠1の内
    周を蓋4と同じ傾斜面をもって縮径させ、蓋4の外周縁
    4aを受枠2の傾斜内周面に密接嵌合させ、蓋4を受枠
    2の傾斜内周面でもって支持させるとともに、蓋4の外
    周縁4aの外側面と底面とに移るコーナーにアール4b
    を設け、又受枠の傾斜内周面の略最下部付近に防水パツ
    キン配設用溝2を内周全面にわたって穿設し、同防水パ
    ツキン配設用溝内に中央に空間3aを形成した断面略C
    形状の防水パツキン3を埋設し、しかも上方端部3bは
    受枠内周面よりやや斜め下方に向って舌状に突出させ、
    又下方端部3cは受枠内周面より大きく水平に突出させ
    、同端部の先端上面3dを嵌合状態にある蓋4の外周縁
    4aの前記アール4b終端又は底部に圧接させ、更に蓋
    4を複数個のボルト8によって受枠1と締結したことを
    特徴とする蓋の防水構造。
JP1976086926U 1976-06-30 1976-06-30 蓋の防水構造 Expired JPS607414Y2 (ja)

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JPS536053U JPS536053U (ja) 1978-01-19
JPS607414Y2 true JPS607414Y2 (ja) 1985-03-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2004101900A1 (ja) * 2003-05-13 2006-07-13 日之出水道機器株式会社 地下構造物用蓋

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JP3150812B2 (ja) * 1993-02-25 2001-03-26 シャープ株式会社 現像装置
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JP4817231B2 (ja) * 2003-05-13 2011-11-16 株式会社ライセンス&プロパティコントロール 地下構造物用蓋

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JPS536053U (ja) 1978-01-19

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