JPS6068355A - カセット式給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、静電複写装置、更に詳しくは、カセット受入
部とこれに挿入される給紙カセットとを＝３− 含む所謂カセット式の転写紙搬送系を備えた静電複写装
置に関する。

周知の如く、複写すべき原稿が載置される透明板をその
上面に有するハウジングと、このハウジング内に配置さ
れ且つその表面に感光部材を有する回転ドラムと、この
回転ドラムの周囲にその表面の移動方向に順次に配置さ
れた充電手段、現像装置及び転写手段と、上記原稿の像
を上記充電手段と上記現像装置の間にて上記回転ドラム
の表面に投射するだめの光学系と、上記回転ドラムの表
面と上記転写手段との間に規定される転写域を通して転
写紙を搬送するための転写紙搬送系とを具備する所謂ト
ナー像転写式の静電複写装置が広く実用に供されている
。そして、かような静電複写装置における転写紙搬送系
としては、一般に、ハウジングの片側部に配設されたカ
セット受入部と、このカセット受入部に挿入される給紙
カセットと４− を含む所謂カセット式の転写紙搬送系が使用されている
。給紙カセットはシート状転写紙の層を収容した箱体か
ら構成されている。カセット受入部には、選択的に回転
駆動される給紙ローラが配設されている。

然るに、上記の通りの形態の従来の静電複写装置には、
次の通シの解決すべき問題が存在する。

即ち、上記の通シの転写紙搬送系においては、カセット
受入部に給紙カセットを所要通りに挿入した状態におい
ては、給紙カセット中のシート状転写紙の層、更に詳し
くはその最上位のシート状転写紙がカセット受入部の給
紙ローラに弾性的に押付けられ、かくして給紙ローラの
回転によって上記最上位のシート状転写紙が給紙カセッ
トから送出されることが重要である。しかしながら、カ
セット受入部への給紙カセットの挿入及びカセット受入
部からの給紙カセットの取出の際には、上記最上位のシ
ート状転写紙が上記給紙ローラに接触しないようになす
ことが重要である。さもなくば、給紙カセットの挿入及
び取出の際に、上記最上位のシート状転写紙が上記給紙
ローラとの接触に起因して、給紙カセットの箱体に対し
て相対的に移動し、箱体からはみ出したり或いはしわに
なったシする。そこで、従来の静電複写装置においては
、例えば、カセット受入部又は給紙カセットに手動操作
レバーを配設し、カセット受入部への給紙カセットの挿
入及びカセット受入部からの給紙カセットの取出の際に
は、上記手動操作レバーを操作することによって上記最
上位のシート状転写紙が上記給紙ローラに接触するのを
回避していた。然るに、容易に理解される如く、かよう
な従来の静電複写装置においては、カセット受入部への
給紙カセットの挿入及びカセット受入部からの給紙カセ
ットの取出の際に、片方の手で給紙カセットを移動しな
がら他方の手で上記手動操作レバーを操作しなければな
らず、著しく煩雑であった。

本発明は上記事実に鑑みてなされたものであシ、その主
目的は、何らの不都合をも生ぜしめることなく、手動操
作レバー等を操作する必要なくしてカセット受部への給
紙カセットの挿入及びカセット受部からの給紙カセット
の取出しを遂行することができる、改良された所謂カセ
ット式転写紙搬送系を備えた静電複写装置を提供するこ
とでおる。

本発明によれば、複写すべき原稿が載置される透明板を
その上面に有するハウジングと、該ハウジング内に配置
され、且つその表面に感光部材を有する回転ドラムと、
該回転ドラムの周囲に、その表面の移動方向に順次に配
置された充電手段、現像装置及び転写手段と、該原稿の
像を該充電手段と該現像装置の間にて該回転ドラムの表
面に投射するための光学系と、該回転ドラムの表面と該
７− 転写手段との間に規定される転−写域を通して転写紙を
搬送するための転写紙搬送系とを具備し、該転写紙搬送
系は、少なくとも１つの給紙カセットと、該ハウジング
の側壁に形成された開口を通して該給紙カセットの先端
部を受入れる少なくとも１つのカセット受入部と、該給
紙カセットから送給される転写紙を該転写域を通して搬
送するための転写紙搬送路とから構成されている静電複
写装置に於いて、 該給紙カセットが、比較的剛性の補助底板とこの上に載
置された所定の大きさのシート状転写紙の層を収容する
、上面が開口した実質上矩形の箱体から構成され、該箱
体の先端部両側には一対の嵌合レバー受入れ凹部が形成
され、該箱体の底板の先端部近傍中央部には転写紙押上
げレバー受入れ開口が形成され、そして該カセット受入
部には、カセット底面案内部及びカセット先端当接部を
含８− む受部材と、該カセット底面案内部の上方に回転自在に
配置され且つ選択的に回転駆動される給紙ローラと、該
カセット先端当接部に隣接してその内側に回動自在に配
置され且つ弾性手段によって第１の角度位置又は第２の
角度位置に偏倚せしめられている軸と、該軸に間隔を置
いて固定された一対のカセット嵌合レバーであって、該
軸が該第１の角度位置にある時に該給紙カセットがその
底面を該カセット底面案内部に接触せしめられてその先
端が該カセット先端当接部に接触する位置まで挿入され
ると、該給紙カセットの該一対の嵌合レバー受入れ凹部
の夫々に嵌合されるところの一対のカセット嵌合レバー
と、該一対のカセット嵌合レバーの中間の位置にて該軸
に回動自在に装着された転写紙押上げレバーであって、
該軸が該第１の角度位置にある時にはその先端部が該給
紙カセットの該転写紙押上げレバー受入れ開口から引１
０− 込んだ状態にロックされ、挿入された該給紙カセットを
その先端部が上方に移動する方向に回転せしめることに
よって該軸が該第１の位置から該第２の位置へ回動せし
められると、ロックが解除されて該先端部が該給紙カセ
ットの該転写紙押上げレバー受入れ開口から上方に突出
して該箱体内に収容された該補助底板及び該転写紙の層
を上方に押上げ該転写紙の層の最上部の転写紙を該給紙
ローンに押付ける方向に弾性手段によって偏倚されると
ころの転写紙押上げレバーとが設けられていることを特
徴とする静電複写装置が提供される。

以下、本発明に従って改良された静電複写装置の一具体
例を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明
する。

第１図を参照して説明すると、図示の静電複写装置は、
全体を番号１００で示す略直方形のハウジングを有して
いる。ハウジング１００の上面には、複写すべき原稿が
載置される透明板１０２、透明板１０２上に載置された
原稿を覆うための可挽性原稿押え板１０４が設けられて
いる。

ハウジング１００内の下半部中央には、その表面に感光
部材２が装着された回転ドラム１０８が配置されている
。そして、矢印Ｂの方向に回転躯動されるこの回転ドラ
ム１０８の周囲には、回転ドラム１０８の表面の移動方
向に沿って順次に、充電用コロナ放電器２０、現像装置
６、転写用コロナ放電器３６、除電ランプ３２、クリー
ニング装置３４が配置されている。また、回転ドラム１
０８の上方、従ってハウジング１００内の上半部には、
透明板１０２上に載置された原稿の像を、充電用コロナ
放電器２０と現像装置６との間の露光域にて回転ドラム
１０８の表面に投射するための光学系２２が配置されて
いる。更に、回転ドラム１０Ｂの下方、従ってハウジン
グ１００内の下１１一 部には、ハウジング１００の片側部（第１図に於いて右
側部）に装着された給紙カセッ）１１０ｍ又は１１０ｂ
内に収容されている転写紙を、転写用コロナ放電器３６
が配置されている転写域を介して、ハウジング１００の
他側部（第１図に於いて左側部）Ｋ装着された受皿３０
まで搬送するための搬送系１１２が配置されている。搬
送系１１２の転写域と受皿３０との間の部分には、協動
する一対の加圧ロー２１１４ｍ、１１４ｂから構成され
る装置 図示の静電複写装置における上記構成は、本発明に従っ
て改良された静電複写装置における新規な特徴をなすも
のではなく、本発明が適用される静電複写装置の一例を
示すにすぎず、それ故に、上記構成の詳細については本
明細書においては説明を省略する。

次に、第１図と共に第２図並びに第３−Ａ図及＝１２− び第３−Ｂ図を参照して、転写紙搬送系１１２について
説明する。

回転ドラム１０８の表面に形成されたトナー像が転写さ
れる転写紙を搬送するための転写紙搬送系１１２は、給
紙カセット１１０ａ及び１１０ｂの各々の一部を受入れ
るカセット受入部と、給紙力□セツ｝１１０ｍ又は１１
０ｂに収容されているシート状転写紙を転写用コロナ放
電器３６が配置されている転写域及び定着装置２８が配
置されている定着域を介して受皿３０まで搬送するため
の転写紙搬送路とから構成されている。

以下、第２＠並びに第３−Ａ図及び第３−Ｂ図を参照し
て、給紙カセツ｝１　１０ｍ及び１１０ｂ並びにこれら
の一部を受入れるカセット受入部について説明するが、
給紙カセツ｝１１０ｍと１１０ｂはそれら自体の寸法及
びそれらに収容されるシート状の転写紙の寸法が相異す
る（例えば給紙カセット１１０ａにはＪＩＳ　−Ｂ　５
版の大きさのシート状転写紙が収容され、給紙カセツ）
１１０ｂにはＪＩ８−　Ａ　４版の大きさのシート状転
写紙が収容される）のみであって、それらの構成は実質
上同一であり、そしてまた給紙カセツ）１１０ｍの一部
を受入れるカセット受入部と給紙カセット１１０ｂの一
部を受入れるカセット受入部も実質上同一であるので、
以下の説明に於いては、主として給紙カセット１１０凰
とこれを受入れるカセット受入部について詳述する。

給紙カセツ）１１０ｍは、その上面が開口した実質上矩
形の箱体２４２ａから構成され、この箱体２４２ａの内
部には、ボール紙、金属或いは合成樹脂等の比較的剛性
な材料から形成された補助底板２４４ａと所定の寸法（
例えばＢ５の大きさ）の７一ト状転写紙の層２４６ａが
収容されている（第２図にては底板２４４ａ及び転写紙
の層２４６ａを省略している）。箱体２４２ａの先端部
両側には、嵌合レバー受入れ凹部２４８＆が形成され、
箱体２４２ｍの底板の先端部近傍中央部には転写紙押上
げレバー受入れ開口２５０ａが形成されている。また、
箱体２４２ａの先端両角部の上端には、転写紙先端制止
爪２５２ｍが固定されている。

更に、箱体２４２ａの両側板の先端部近傍上級には、く
さび状の切欠き２５３ｍが形成されている。

嵌合レバー受入れ四部２４８ｍ、転写紙押上げレバー受
入れ開口２　ｆｓ　Ｏａ　％転写紙先端制止爪２５２ａ
及び切欠き２５３ａの作用については、後に詳細に説明
する。

一方、静電複写装置のハウジング１００の右側壁には、
給紙カセット１１０ｍ、１１０ｂを夫々受入れるための
開口２５４ｍ、２５４ｂが形成されている（第１図参照
）。開口２５４ｍ、２５４ｂの内側には、それを通して
挿入される給紙カセツ１５− ト１１０ｍ、１１０ｂの先端部に作用する受部材２５６
ｍ、２５６ｂ（第２図にては省略している）が配置され
ている。受部材２５６ｍ、２５６ｂの一方である受部材
２５６ａについて説明すると、受部材２５６ａは、開口
２５４ａのすぐ内側の位置からハウジング１００の内方
へ向って所定の角度だけ下方へ傾斜して延び、開口２５
４ａを通して挿入される給紙カセツ）１１０ｍの底面を
案内するカセット底面案内部２５８ａと、開口２５４ａ
を通して挿入される給紙カセット１１０畠の先端が油接
するカセット先端当接部２６０ａと、カセット先端当接
部２６０ｍの上端から更にハウジング１００の内方へ向
って延び、後に説明する通シ給紙カセツ）１１０ｍから
送給される転写紙を転写紙搬送路へ案内する転写紙案内
部２６２ｍとを有している。

受部材２５６ａのカセット底面案内部２５８１１６− から所定の距離だけ隔てた上方の位置には、クラッチＭ
Ｃ３の作用によって選択的に電動モータＤＭ（第１図）
に駆動連結されて矢印Ｅ（即ち第２図、第３−Ａ図及び
第３−Ｂ図に於いて時計方向）に回転駆動される軸２６
６１が前部垂直基板１０１と後部垂直基板１０３とに回
転可能に装着されている。そしてこの軸２６６ａには、
例えば一対の給紙ローラ２６８ａが固定されている。ま
た、受部材２５６　ｍのカセット底面案内部２５８１の
上方には、給紙カセツ）１１０ｍに形成された切欠き２
５３ａが係合する一対の止め板２７０ａが前部垂直基板
１０１と後部垂直基板１０３の夫々に固定されている。

更に、受部材２５６ａのすぐ内側の位置には、軸２７２
鳳が前部垂直基板１０１及び後部垂直基板１０３に回転
自在に装着されている。この軸２７２１の一端（第２図
の場合には前端）には、略扇形の位置決め部材２７４１
が固定されている。

また、軸２７２纂の近傍の位置には前部画面基板１０１
に固定された止めビン２７６ａが配置されている。そし
て、この止めビン２７６ａと位置決め部材２７４＆の止
めビン２７６ａに対して遠方の端部との間には引張バネ
２７８ａが装着され、また位置決め部材２７４ａの止め
どン２７６ａに近接する方の端部には止めビン２７６＆
に係合せしめられる一対の突出部２８０ａ及び２８２＆
が形成され両突出部間は所定の曲率を有する円弧状に形
成されている。上述した通９の止めどン２７６ａ１位置
決め部材２７４ａ及び引張バネ２７８ａは、次の通夛の
作用をなすように構成され配置されている。

位置決め部材２７４ａの一方の突出部２８０ｍが止めビ
ン２７６１に係合する第２図及び第３−Ａ図に図示する
過多の状態に於いては、引張バネ２７８＆の弾性作用に
よって軸２７２ａが時計方向に強制されており、従って
突出部２８０ｍと止めビン２７６ａとの係合によって軸
２７２１がその位置に保持される。一方、後述するよう
に給紙カ七ツ）１１０ｍの操作によって引張バネ２７８
ａの弾性作用に抗して軸２７２ａが第２図及び第３−Ａ
図にて反時計方向に回動せしめられると、引張バネ２７
８ａがその最も伸張された状態を通過し、軸２７２ａを
反時計方向に強制するようになｐ１従って軸２７２ａは
引張バネ２７８１の弾性作用によって位置決め部材２７
４ｍの他方の突出部２８２１が止めど７２７６島に係合
する第３−Ｂ図に図示する状態まで回動されその位置に
保持される。換言すれば、止めビン２７６１１．位置決
め部材２７４ａ及び引張バネ２７８ａは、軸２７２＆金
突出部２８０ａが止めビン２７６ａに係合する第１の角
度位置（即ち第２図及び第３−Ａ図に１９− 図示する角度位置）又は突出部２８２１が止めビン２７
６＆に係合する第２の角度位置（即ち第３−Ｂ図に図示
する角度位置）に弾性的に強制するように構成される。

上記の過多の軸２７２＠には、給紙カセット１１０ｍの
幅に対応した間隔を置いて一対のカセット嵌合レバー２
８４ｍが固定されている。一対のカセット嵌合レバー２
８４ａは、軸２７２ａが上記第１の位置にある時に受部
材２５６１のカセット底面案内部２５８ａにその底面を
接触せしめて給紙カ七ツ）１１０ｍを挿入すると、給紙
カセツ）１１０ｍの一対の凹部２４８ａ内に嵌合せしめ
られる。また、一対のカセット嵌合レバー２８４１の中
間には、給紙カセツ）１１０ｍの底板の先端部近傍中央
部に形成された開口２５０ａ及びこの開口２５０ａに対
応する位置にて受部材２５６ａに設けられた切欠き部（
図示していない）を通つ＝２０− て、給紙力セラ）１１０ａ内に収容されている補助底板
２４４ａ及び転写紙の層２４６ａに直接作用することが
できる転写紙押上げレバー２８６ａが、軸２７２ａに回
動自在に装着されている。この転写紙押上げレバー２８
６１は、軸２７２ａが上記第１の位置にある時は第２図
及び第３−Ａ図に図示する通夛の位置、即ちその先端が
給紙力セラ）１１０ｍの開口２５０ｍから引込んだ状態
に、また軸２７２ｍが上記の第２の位置に回動せしめら
れると、一端が軸２７２ａに他端が転写紙押上げレバー
２８６１に取付けられたバネ２８８ａの如き弾性手段に
よって、第２図、第３−Ａ図及び第３−Ｂ図に於いて反
時計方向即ち給紙カセット１１０ａ内に収容された補助
底板２４４ａ及び転写紙の層２４６ａを上方に押上げる
方向に弾性的に偏倚せしめられるようになっている。

以上の説明から、給紙力セラ）１１０ｍが如何にしてカ
セット受入部に挿入されるか、そしてまた給紙カ七ッ）
１１０ａ内に収容された転写紙の層から如何にして転写
紙が送給されるかは既に明らかであると思料するが、こ
れらについて要約して説明すると次の過多である。

給紙カセット１１０ａをハウジング１００の右側壁に形
成された開口２５４ａを通してその受入部へ挿入するに
は、先ず、給紙カセッ）１１０ｍの底面を受部材２５６
ａのかセット底面案内部２５８ｍに接触せしめて、給紙
カセッ）１１０ｍの前端が受部材２５６ａのカセット先
端当接部２６０１に当接するまで挿入し、第２図及び第
３−人聞に図示する状態にせしめる。この際、軸２７２
１は、位置決め部材２７４ａの一方の突出部２８０鳳が
止めど７２７６ａに係合する第１の角度位置にあシ、従
って給紙カセット１１０ｍが上記の過多に挿入されると
、軸２７２ａに固定されている一対のカセット嵌合レバ
ー２８４ｍが給紙カセット１１０ｍの先端部両側に形成
された嵌合レバー受入れ凹部２４８ａに嵌合される。ま
た、軸２７２ａに装着された転写紙押上げレバー２８６
ａは、その先端部が受部材２５６１のカセット底面案内
部２５８ｍと略同平面状をなす引込んだ位置にロックさ
れている。

しかる後に、給紙力セラ）１１０ａを受入部に挿入され
たその先端部が上方に移動する方向に回動せしめる。か
くすると、第３−Ｂ図に図示する過多、給紙カセツ）１
１０ｍの切欠き２５３ａが止め板２７０ｍに係合し、給
紙カセツ）１１０ｍの回動が停止せしめられると共に、
給紙カセット１１０ａの後方への移動が防止される。同
時に、給紙カセツ）１１０ｍの回動に共って、カセット
嵌合レバー２８４ａが、従って軸２７２ａが反時計方向
に回動せしめられ、軸２７２凰は位置決め２３一 部材２７４ａの他方の突出部２８２ａが止めピン２７６
１に係合する第２の位置にせしめられる。

かくすると、転写紙押上げレバー２８６ａのロックが解
除され、バネ２８８ａの作用によって転写紙押上げレバ
ー２８６＆が反時計方向に弾性的に偏倚されてその先端
部が給紙カ七ッ）１１０ｍの開口２５０ａから突出し、
給紙カセット１１０ａ内に収容されている補助底板２４
４ａ及び転写紙の層２４６ａを弾性的に押上げ、最上部
の転写紙が給紙ロー２２６８＆に弾性的に押付けられる
。

また、転写紙押上げレバー２８６ａの作用によって上方
に押上げられた転写紙の層２４６ａの最上部の転写紙の
先端両角部は、転写紙先端制止爪２５２ｍに係合するこ
とによってその上方への移動が抑制される。かかる状態
に於いて、給紙ロー９２６８ｍを矢印Ｅの方向に回転せ
しめると、これに弾性的に押付けられている最上部の転
写紙が２４− 転写域に向けて前方へ送シ出され、受部材２５６＆の転
写紙案内部２６２ａＫ治って移動せしめられて後に説明
する転写紙搬送路へ送給される。

給紙カセツ）１１０ａ内の転写紙が全て消費された後に
、給紙カセッ）１１０ｍをその受入部から取出す場合に
は、先ず、第３−Ｂ図に図示する通９の状態にある給紙
カ七ッ）１１０ｍを、その先端部が下方に移動する方向
に回動せしめて、第３−Ａ図に図示する過多の状態にせ
しめる。がくすると、給紙カセット１１ｏ１の切欠き２
５３１が止め板２７０ａから離れ、給紙カセッ）　１１
０ｍを後方へ移動せしめ得る状態になる。同時に、給紙
カセット１１０ａの回動に共って、カセット嵌合レバー
２８４１が、従って軸２７２ａが時計方向に回動せしめ
られ、軸２７２ｍは位置決め部材２７４ａの一方の突出
部２８０ａが止めビン２７６ａに係合する第１の位置に
戻される。更にまた、下方へ移動する給紙カ七ツ）１１
０ｍの最先端部によって、転写紙押上げレバー２８６ｍ
が時計方向に回転せしめられて、その引込んだ位置に戻
されその位置にロックされる。しかる後に、給紙カ七ツ
）ｉｌＯａが後方に移動され、その受入部から取出され
る。

尚、図示の給紙力セツ）１１０ｍに於いては、補助底板
２４４ａがその上に載置される転写紙と実質上同一の大
きさであって、補助底板２４４＆に作用する転写紙押上
げレバー２８６ａの作用によって補助底板２４４ａ及び
転写紙の層２４６ａの先端部のみが上昇され、従って転
写紙の層２４６為が若干の角度だけ傾斜せしめられるよ
うに々っている。かくの過多の場合、転写紙の層２４６
ａの厚さの変化に応じて、最上部の転写紙の転写紙先端
制止爪２５２ｍに対する角度が幾分変化することとなる
。それ故に、転写紙先端制止爪２５２ａの転写紙に対す
る作用が幾分変化し、これによって最上部の１枚の転写
紙のみを確実に送り出す作用が阻害される恐れが生ずる
場合がある。しかる場合には、例えば転写紙の前半分の
みに位置する半分の大きさの補助底板２４４１を利用す
ると共に、箱体２４２ａの両側壁の内面に適当な案内手
段を設けて補助底板２４４ａが転写紙押上げレバー２８
６ａの作用によって実質上平行に上昇せしめられるよう
になす、とともできる。かくすると、転写紙の層もその
前半部が実質上平行に上昇せしめられることとな９、最
上部の転写紙の転写紙制止爪２５２ａに対する角度を実
質上一定に維持し、従って転写紙に対する転写紙制止爪
２５２＆の作用を最も適切な状態に維持することができ
る。

尚、給紙力セツ）１１０ｍ及び１１０ｂ内に収容されて
いる転写紙は、その後縁（即ち後部垂直基板１０３に近
い方の縁）が回転ドラム１０８に２７一 対して所定の位置に整合せしめられている。

上述した過多の給紙カ七ツ）１１０ｍ又は１１０ｂから
送給される転写紙を、転写域並びに定着装置２８を介し
て受皿３０に搬送するための転写紙搬送路は、例えば、
第１図に図示する如く、被駆動ローラと遊びロー２とか
ら構成されるロー２対２９０．２９２，２９４，２９６
、これらのローラ対間に配置された転写紙案内板、及び
送給ロー２２４０等から構成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従って改良された静電複写装置の一
具体例を示す断面図。 第２図は、第１図の静電複写装置における転写紙搬送系
の給紙部を示す部分斜面図。 第３−Ａ図及び第３−Ｂ図は共に、第１図の静電複写装
置における転写紙搬送系の給紙部を示す正面図。 ２８− ２・・・感光部材 ６・・・現偉装量 ２０・・・充電用コロナ放電器（充電手段）２２・・・
光学系 ３６・・・転写用コロナ放電器（転写手段）１０２・・
・透明板 １０８・・・回転ドラム １１０ｍ及び１１０ｂ・・・給紙カセット１１２・・・
転写紙搬送系 ２４２１・・・箱体 ２４４ａ・・・補助底板 ２４６ａ・・・シート状転写紙の層 ２４８ａ・・・嵌合レバー受入れ凹部 ２５０ａ・・・転写紙押上げレバー受入れ開口２５３１
・・・くさび状の切欠き ２５４ａ及び２５４　ｂ　・・・開口 ２５６ａ及び２５６ｂ・・・受部材 ２５８ａ・・・カセット底面案内部 ２６０亀・・・カセット先端当接部 ２６８ＦＬ・・・給紙ローラ ２７０ｍ・・・止め板 ２７４＆・・・位置決め部材 ２７６ａ・・・止めビン ２７８＆・・・引張バネ ２８４１・・・カセット嵌合し、（− ２８６１・・・転写紙押上げレバー ２８８１・・・バネ 特許出願人　三田工業株式会社 ３１−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複写すべき原稿が載置される透明板をその上面に有
   するハウジングと、該ハウジング内に配置され、且つそ
   の表面に感光部材を有する回転ドラムと、該回転ドラム
   の周囲に、その表面の移動方向に順次に配置された充電
   手段、現像装置及び転写手段と、該原稿の像を該充電手
   段と該現像装置の間にて該回転ドラムの表面に投射する
   ための光学系と、該回転ドラムの表面と該転写手段との
   間に規定される転写域を通して転写紙を搬送するための
   転写紙搬送系とを具備し、該転写紙搬送系は、少なくと
   も１つの給紙カセットと、該ハウジングの側壁に形成さ
   れた開口を通して該給紙カセットの先端部を受入れる少
   −１−−一へ なくとも１つのカセット受入部と、該給紙カセットから
   送給される転写紙を該転写域を通して搬送するための転
   写紙搬送路とから構成されている静電複写装置に於いて
   、 該給紙カセットが、比較的剛性の補助底板とこの上に載
   置された所定の大きさのシート状転写紙の層を収容する
   、上面が開口した実質上矩形の箱体から構成され、該箱
   体の先端部両側には一対の嵌合レバー受入れ凹部が形成
   され、該箱体の底板の先端部近傍中央部には転写紙押上
   げレバー受入れ開口が形成され、そして該カセット受入
   部には、カセット底面案内部及びカセット先端当接部を
   含む受部材と、該カセット底面案内部の上方に回転自在
   に配置され且つ選択的に回転駆動される給紙ローラと、
   該カセット先端当接部に隣接しその内側に回動自在に配
   置され且つ弾性手段によって第１の角度位置又は２− 第２の角度位置に偏倚せしめられている軸と、該軸に間
   隔を置いて固定された一対のカセット嵌合レバーでおっ
   て、該軸が該第１の角度位置にある時に該給紙カセット
   がその底面を該カセツ）ｉ図案内部に接触せしめられて
   その先端が該カセット先端当接部に接触する位置まで挿
   入されると、該給紙カセットの該一対の嵌合レバー受入
   れ四部の夫々に嵌合されるところの一対ノカセット嵌合
   レバーと、該一対のカセット嵌合レバーの中間の位置に
   て該軸に回動自在に装着された転写紙押上げレバーであ
   って、該軸が該第１の角度位置にある時にはその先端部
   が該給紙カセットの該転写紙押上げレバー受入れ開口か
   ら引込んだ状態にロックされ、挿入された該給紙カセッ
   トをその先端部が上方に移動する方向に回転せしめるこ
   とによって該軸が該第１の位置から該第２の位置へ回動
   せしめられると、ロックが解除されて該先端部が該給紙
   カセットの該転写紙押上げレバー受入れ開口から上方に
   突出して該箱体内に収容された該補助底板及び該転写紙
   の層を上方に押上げ該転写紙の層の最上部の転写紙を該
   給紙ローラに押付ける方向に弾性手段によって偏倚され
   るところの転写紙押上げレバーとが設けられていること
   を特徴とする静電複写装置、 ２、該箱体の両側板の先端部近傍上級にはくさび状の切
   欠きが形成され、そして該カセット受入部には挿入され
   た該給紙カセットをその先端部が上方に移動する方向に
   回動せしめると該切欠きに係合する止め板が設けられて
   いる特許請求の範囲第１項記載の静電複写装置。