JPS6066961A - 減塩とろろ昆布の製造法 - Google Patents

減塩とろろ昆布の製造法

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JPS6066961A
JPS6066961A JP58175586A JP17558683A JPS6066961A JP S6066961 A JPS6066961 A JP S6066961A JP 58175586 A JP58175586 A JP 58175586A JP 17558683 A JP17558683 A JP 17558683A JP S6066961 A JPS6066961 A JP S6066961A
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salt
kelp
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tangle
hot water
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Kiyoyasu Koshiba
小柴 精泰
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Fujicco Co Ltd
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Fujicco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は邸康上有益な減塩とろろ昆aの製造i:l’ 
k’c I>!Iするものである。
もよ〈知られている。 Jl、!近では、昆イ1はカル
シューム、ヨードなどのミネラルや食物繊維などが多量
に含有されていることから、海の野菜ともいわれてます
ますldj康食柑としての知名度が上昇してきているが
、昆布の加工品であるとろろ昆布には食J翌分が10%
+3il後含有されており、病気治療や健康のため食塩
分な制限している人の食材には不1囚当であるという間
踊がるり、減」篇とろろ昆布の出現が要望されていた。
従来からのとろろ昆布の製法は、乾燥昆布を漬前処理と
して酢酸調味液に短時間漬込み、その後養生工程として
数日間エージングを行った後、約15〜20(mの長さ
に切断し、異物として昆布に付着している砂を取り除く
砂取工程を実施する。 かくして得た昆布を45#〜7
0kg(100〜150ポンド)の圧力で圧縮し、それ
を薄く切削して、とろろ昆布としている。 これら従来
からの製法によるとろろ昆布には食塩分が10%前後含
有されている。
過剰な食塩の健康に及ぼす悪影響は疫学的研究から高血
圧、脳卒中、心臓病に対して最も関連のある因子として
とり上げられており、最近では過剰摂取を防ぐために、
食塩の1人1日当りの摂取縫は厚生省でも10g1J下
が望ましいと勧告されている。 これをふまえ、一般食
品でも減塩の動きが高まり、減塩醤油、減塩みそ等が販
売されるようになってきている。
減塩とろろ昆布については、原料乾燥昆布に6〜12%
程度の食塩が含有され、昆布の表皮に析出している食塩
は砂取工程で1部除去されるが、大部分はとろろ昆布に
移行する。 そこで問題は、原料昆布の脱塩の方法であ
るが、単なる水洗や湯洗では脱塩とともに昆布゛のもっ
ている旨味成分まで流出減少し、商品1+lii ff
![が乏しくなるのは避けられない。 本発明者らは、
とろろ昆布の旨味成分は残し、食塩分だけをI′11.
量させる方法な鋭意研究した結果、食塩と昆布の旨味の
溶出について、ある一定の条件下では雨音に差がみられ
るという知見を得、本発明を完Iiスした。
本発明の基本的な内容を述べると、原料の乾燥昆布を酢
酸水溶液で漬前処理して養生し、続いて40°C〜]0
0’Cの湯で短時間湯洗し、これを乾燥後、ηト酸を主
成分としだ調味液にて再びffl前処理を行ない、養生
後食品用結着剤アミノ酸主体の調味故を加えた後、常法
通り圧搾、養生、切削を行なうことにより塩分含量を4
.5%前後に減少することを特徴とする減塩とろろ昆布
の製造法である。
本発明なさらに詳細に説明すると、とろろ昆布を製造す
る原料昆布は、マコング、リシリコング、ホソメコング
、ネコアシコンブ、ミツイシコンプ等とろろ昆布に適し
た各種昆布を適宜配合して供することができる。
これら原料昆布を屓前処理として8〜15%の酢酸水溶
液に数秒から数分間浸漬する。 該酢酸水浴液には調味
のために各種アミノ酸、核酸系調味料、クエン酸などの
有機酸、甘味料としての甘草抽出物などを添加すること
は自由である。 l責の11処理された昆布は養生(エ
ージング)のため1日程度放置し、約15〜20αの長
さに裁断し、原1Sl昆1布に付着している砂取を昔ね
て湯洗処理を行なう。
湯洗処理は昆布の旨味成分を失なわず1食塩分のみを溶
出する条件として40℃〜100°Cの温水で数秒から
300秒浸漬するのが良く、好ましくは60℃〜80°
Cで80〜60秒である。
40°Cより低い温度では短時間では昆布が膨潤できず
、長時間湯洗すれば食塩分と同時に旨味成分まで溶出し
てしまい、商品tdli[を減する。
100°C以上では圧力容器が必要となり、プロセス上
困錘が伴い、又食塩分の溶出と旨味成分の溶出とのパラ
ンヌが崩れ、湯洗処理の前記目的達成は困疏である。
湯洗の浸漬時間は40°Cの場合ははy300秒。
100°Cでは10秒以内でよいが、60°Cの場合は
60秒、80°Cで80秒が好適である。 更に、湯洗
処理に際して昆布の旨味成分の溶出を抑制するために、
湯洗水にアルギン酸或はその塩類、グルタミン酸等のア
ミノ酸或はその塩類。
ヲミナラン、フコイダン、マンニット等から選ばれた少
なくとも1柿類を総グリツクス(Brjx)として20
%以下になるよう含有させることも好ましい結果な得る
。 又、湯洗水として使用済の湯洗水を沖過しイオン交
換樹脂又はイオン交換膜或り逆浸透PI!、′″4で塩
分な脱塩し、再度使用するのも旨味成分の溶出を防止す
る方法としてより好ましい方法である。
湯洗処理が終了した昆布は、水分が5〜30%になるよ
う乾燥する。 5%以下では昆布が過剰乾燥となって以
後の丁稈において破損が多く。
30%以上の水分では商品となってから、カビの発生が
見られるほか、切削の際に削り難く、とろろ昆布の食感
も劣る。 従ってより好ましい水分率は10〜20%で
ある。
これらの処理を受けた減塩乾燥昆布は、再び酢酸、クエ
ン酸、タンパク加水分解物等を適宜ブレンドした二次涜
前液で数分開演前処理をして1〜3日程度養生させる。
 次いでプルラン、カゼイン、CMC、ゼラチン、卵白
等の食品用結着剤と甘味料、タンパク分解物等を適宜配
合したブリック;L25%前後の調味液を、該減塩乾燥
昆布に重量比で1710〜1/20になるよう均等に混
合含浸させ、所定の伯枠内に積みこみ、451q〜70
#(100〜150ボンド)の圧力で圧搾し養生のため
1〜8日程度放置する。
かくして固形状となった該減塩昆布は、昆布切削機にか
けて厚さ0.03〜0.15 y程度の羽毛状に削り取
り減塩とろろ昆布を製造する。
本発明による減塩とろろ昆布は、食塩含量4.5%前後
と従来のとろろ昆布食塩含量の1/8〜1/2と大ri
に減塩され、しかも、とろろ昆布の旨味は失なわれてお
らず、人の雌康を害しない食材として極めて有用なもの
である。
上記のように、従来のとろろ昆布と品質は同じでftj
、塩効果を達成した本発明は11存代の要望に応えた極
めて優れた工業的IIIIl値を有するものである。
次に実施例を挙げて説明する。
尚、実施例中の水分率は赤外線水分計(ケIット社製)
で5食塩分はモール法で測定した。
実施例1 マコング40kg、リシリコンプ40に9を10%酢酸
水溶面の屑前液に1分同浸漬した後、1晩養生した該漬
前処理済昆布を切断機にて長さt・・115aに切断後
、7 Q ”cの湯tζ45抄1ハ]浸蹟してよ、く振
り洗い、水切り後、80″Cにセットした乾燥機にて該
昆布の含水率が15%になるまで乾燥し、再び10%酢
酸丞溶故にアミノ酸液を(8味のために)添加した漬前
液にて涜前処理をし、1日養生する。
次に、砂糖、アミノ酸、プルラン等で構成された調味液
、8ψ(BX、80)を昆布にぶりかけよく混合して金
枠に積め、約70 # (150ボンド)で圧縮し8日
問養生した。
その後、金枠をはずし固形状となった昆布を切削機にか
け厚さ0.05mgの羽毛状に削りとった。 この減塩
とろろ昆布の食塩含量は4.0%であった。 該減塩と
ろろ昆布を本例と同一の原料昆布から在来の方法で製造
されたものと比較するために、導間バネ1vIO名で外
観、がん、味、査り等につき、2回くり返しの官能検査
を実施したところ、表1に示すように、本発明による減
塩とろろ昆布は在来法によるものと有意差はなく、「能
的に変りがないことが確認された。
実施例2 マコンプ40#、リシリコン140kttklO%酢酸
水溶液の漬前液に1分聞潰込んだ後、1日養生した。 
該漬前処理済昆布は切断機にて長さ約15c111に切
断後、実施例1で使用した湯洗液を予めv5@シ強酸型
カチオン交換樹脂と強塩基型アニオン交換樹脂との混床
イオン交換樹脂によって脱塩された、756Cの回収湯
洗液に40秒間浸漬してよく振り洗い、以後は実施例1
と同様の操作で減塩とろろ昆布を製造した。 かくして
得たltC塩とろろ昆布の食塩含量は4.5%であり、
実施例1と同じ尋問バネμによる官能検査を行ったとこ
ろ、表2に示す如〈実施例1よりも幾分良い結果が得ら
れたが、従来法によるとろろ昆布との有意差は認められ
なかった。
実施例8 実施例1と同様にして?II!2塩とろろ昆布を製造し
たが1本例では湯洗液にアルギン酸ソ−ダ1%、マンニ
ット5%、タンパク分解アミノ酸r&2%の混合溶液を
使用した点だけが相違する。 かくして得た減塩とろろ
昆布の食塩含量は4,7%であった。 なお、表3は。
実施例1と同様にして減塩とろろ昆布を製造するに際し
、湯洗条件を同表左欄に示す如くに種々変えて行ない、
かくして製造された減塩とろろ昆布の食塩含量と官能検
査の評価結果を同時に示したもので、対照は食塩含量9
%の従来とろろ昆布である。
c8 官能評価 0・・・標準品(対照品)と同等或は優れているO・・
・標準品(対照品)とほぼ同等 △・・・・標準品(対116品)よりや!劣る×・・・
樗irv!、品(kl照品)よりかなり劣る総合計17
1+i 0・・・減塩率40%以りで官能Wト晴が0のもの0・
・・、酸塩率30%以上で官能#+画がOのもの△・・
・I酸塩率80%以上で官能評価かへのものX・・・藏
塩率30%以下か−或は官能評価がXのもの とftらの結果から明らかな如く、湯洗条件として好ま
しく、より好ましくは湯洗液温度60°C〜80℃で3
0〜60秒浸漬するのがよいことが判る。
手続補正書(自発) 昭和68年11π隼日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1111件の表示 昭和58年 特M′fvr+第175586 号3、t
+li正をする者 知性との関係 特許用1幀人 t、+: +9i 兵庫県西宮市津門用町8番6号4、
代理人 6、 補正により増加する発明の数 7、補正の対象 − (】) 明細書第9貝第9行目 「で外観、がん、味、香り停・・・」とあるのを[でU
通行なはれる外観、食感、味、香り等以 上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、とろろ昆布を製造するに1整し、乾燥昆布を酢
    酸水溶液でR1Ffll処理をして養生し、次にt40
    ℃〜100”Cの水で数秒〜300秒湯洗処理を行った
    後、昆、布水分が5〜30%になるよう乾燥し、再び酢
    酸な主成分とした調味液にて槓m処理を行って養生し、
    続いて食品用結着剤を加えた調味面を添加した後常法J
    JIIり圧搾、養生、切削を行うことを特徴とする減塩
    とろろ昆布の製造法。
  2. (2) 湯洗処理液が使用済の湯洗処理回収液中の塩分
    を除去した液である特許請求の範囲第1項に紀戟の減塩
    とろろ昆布の製造法。 (31′IIJ洗処理叡がア!レギン酸或はその塩類、
    グルタミン酸又はその塩類、他のアミノ酸、フコイダン
    、ラミナラン並びにマンニット4tより選ばれた少なく
    とも1つを含有するものである特WF 請求の袖、間第
    1項、第2項に記載の減塩とろろ昆布のflI′)命l
    ノ(。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62134069A (ja) * 1985-12-09 1987-06-17 Eikichi Honma 根昆布を原材料とするとろろ昆布の製造法
JPH05317009A (ja) * 1991-04-19 1993-12-03 Jirou Nagaya:Kk 昆布食品の製造方法
JP2016192905A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 フジッコ株式会社 味付乾燥昆布

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