JPH01128771A - もずくの品質改良法 - Google Patents

もずくの品質改良法

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JPH01128771A
JPH01128771A JP62286769A JP28676987A JPH01128771A JP H01128771 A JPH01128771 A JP H01128771A JP 62286769 A JP62286769 A JP 62286769A JP 28676987 A JP28676987 A JP 28676987A JP H01128771 A JPH01128771 A JP H01128771A
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JP
Japan
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mozuku
salt
drying
nemacystus
water
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JP62286769A
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English (en)
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Takemasa Kouchi
幸地 武正
Tetsuya Kouchi
幸地 哲也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野]  。
本発明は、もずくの品質改良法に関する。
し発明の背景1 もずくは独特のぬめりを有する糸状の海藻であり、カル
シウム、各種ビタミン類、ヨード、水に溶けやすい不消
化性成分等を比較的に多量に含むので、糖尿病、便秘症
等の病気の予防に有用であり、健康食品として高い評価
を得ている。
しかしながら、もずくは前記したようにその表面に存在
する粘性物質のため独特のぬめりがあり、これがもずく
の加工を著しく阻害していた。例えば、採取されたまま
の又は採取後に塩漬けされたもずくを凍結乾燥、温風乾
燥、天日乾燥等の手段により乾燥処理すると、前記粘性
物質によると思われるが、もずくの組織が破壊され、脆
くなり、乾燥もずくを水中に投入しても元に戻らないこ
とが確認されている。
従ってもずくはそのまま酢のもの等にして食べられてい
るのが実状であるが、もずく自体の持つ有用性を考慮す
ると、食品としての用途を拡大するもずく加工食品の出
現が望まれていた。
「発明の目的] 従って本発明の目的は、従来加工が困難であったもずく
の加工性を高めることが可能なもずくの品質改良法を提
供することにある。
[発明の構成] 本発明者らは上記目的達成のため種々の研究を行なった
結果、もずくのぬめりの原因となっている、もずく表面
の粘性物質が、もずくを塩で処理し、次いで水洗処理す
ることにより除去されること、および粘性物質が除去さ
れてぬめりのなくなったもずくは、そのまま又は甘塩で
長期間保存可能であり、また凍結乾燥、m風乾燥、天日
乾燥等。
による乾燥処理により、乾殻もすくが得られ、得られた
乾燥もずくは、食べようとする時に水に漬けると元の状
態に戻ること、さらに乾煉らすく及びこれを粉末化した
ものは、インスタント食品とすることが可能であること
を見い出し本発明を完成させた。
従って本発明は、もずくを塩で処理し、次いで水洗処理
して、もずく表面の粘性物質を除去することを特徴とす
るもずくの品質改良法にある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、もずくは採取されたままのもの及び保
存処理されたもののいずれも使用される。
本発明はこのもずくを先ず塩で処理するものであるが、
この処理は、固体塩を用いて行なうのが好ましく、具体
的にはもずくに固体塩をふりかけ、もずくと塩とを手揉
み又は機械的手段によりかき交ぜる方法が採用される。
このかき交ぜにより、塩が化学的又は物理的に作用して
もずく表面から粘性物質が脱離しやすい状態になる。使
用される塩の量は、1回の処理当りもず<1kgに対し
て100g〜1 kgである。
塩としては、天日製塩法や塩田製塩法により得られたも
の及びイオン交換膜利用の電解濃縮法により得られたも
ののいずれも使用し得るが、前者の方法で得られたもの
で、比較的に粒が粗いものが好ましい。塩は利製塩であ
っても精製塩であっても良い。また岩塩を破砕したもの
でも良い。
上記の塩処理の後、もずくを水洗処理する。この処理は
、もずくを水中に投入し、ゆすいだ後、水切りすること
により実施され、これにより粘性物質がもずくから塩と
共に除去され、ぬめりのないもずくが得られる。
本発明においては、上記の塩処理と水洗処理からなる一
連の工程を複数回実施した方がぬめり除去の点で好都合
であり、特に一連の工程を4〜5回繰り返すのが最も好
ましい。4〜5回繰り返す場合には、もず<、1kgに
対して塩の量は1回の単位工程当り100〜300g程
度するのが好ましい。
得られたぬめりのないもずくは、粘性物質中に含まれて
いる雑菌等が粘性物質の除去とともに当然に除去されて
いるので、そのままで長期間保存可能であるが、少量の
塩をふりかければ保存性は更に向上する。
上記の如く処理されたもずくは、を塩で保存したもので
も軽く水洗するだけで塩を除去でき、直ちに食べること
ができるので、もずくインスタント食品化が可能になる
また後掲のパネルテストの結果より明らかなように、本
発明により処理されたもずくは未処理のものに比べ、風
味、香り、舌ざわり、歯ごたえ等が向上している。これ
は、前記の粘性物質の除去により、もずく本体の特性が
食べる人の味覚、嗅覚等を直接刺激するからと考えられ
る。
塩処理と水洗処理との一連の工程を実施することにより
得られたもずくは、これを凍結乾燥、温風乾燥、天日乾
燥等の手段により乾燥させることにより乾煤晶とするこ
とができる。凍結乾燥及び温風乾燥は、食品業界におい
て通常用いられている装置を用い、同じく食品業界にお
いて通常用いられている条件下に実施される。また天日
乾燥は晴天時に2〜3日間行なわれる。
本発明による処理を行なっていない、未処理のもずく(
水分含有量的70〜80%)の場合、上記のような乾燥
処理を行なうと、いかに乾燥条件を調節したとしても、
もずくの組織が破壊され、乾燥後のもずく中の水分が約
14%になると、乾燥処理後に水中に投入しても元の状
態に戻らないのに対し、本発明による処理を行なったも
ずく(水分含有量は未処理のもずくとほぼ同一である)
は、乾燥処理を行なった後、水分量を例えば10%程度
に減少させても、乾燥処理後に水中に投入すると、完全
に元の状態に戻ることが確認されている。従って乾燥処
理により得られたもずくは、インスタント食品として好
適である。
また乾燥処理により得られたもずくを通常の手段により
粉末化することも出来、得られた粉末品をジュース又は
スープ用粉末の形でインスタント食品化することができ
る。
実施例 採取されたままのらず<10kgを用い、これに固体塩
2kgをふりかけ、もずくと固体塩とを撹拌機により十
分にかき交ぜた後、多量の水中に投入し、ゆすぎ、水切
りした。
上記塩処理と水洗処理とからなる一連の工程を更に3回
繰り返して、粘性物質を除去したもずくを得た。
このような処理を行なったもずくは、未処理のものと同
様の色を保持していた。
処理されたもずくが未処理品と比べ味等において優れて
いるかどうかを確認するために、以下のようなパネルテ
ストを行なった。すなわち、パネラ−として、年令、性
別の異なる50人(男、文名25人、年令範囲20〜7
0才)を選び、これらのパネラ−にもずく処理品と未処
理品とを目隠しで与え、各パネラ−に味、香り、舌ざわ
り、歯ごたえ等を記入してもらった。
その結果は以下の通りである。
(1)昧 本発明による処理品の方が良いと答えた人・・・41人 両者変わらないと答えた人    ・・・5人未処理品
の方が良いと答えた人  ・・・4人(2)香り 本発明による処理品の方が良いと答えた人・・・47人 両者変わらないと答えな人    ・・・3人未処理品
の方が良いと答えた人  ・・・0人(3)舌ざわり、
歯ごたえ 本発明による処理品の方が良いと答えた人・・・46人 両者変わらないと答えた人    ・・・4人未処理品
の方が良いと答えた人   0Å以上の結果より、本発
明によるもずく処理品は、味、香り、舌ざわり、歯ごた
え等において、未処理品よりもはるかに優れていること
が明らかである。
「発明の効果] 本発明のもずくの品質改良法により、味、香り、舌ざわ
り、歯ごたえにおいて優れたもずくが得られる。得られ
たもずく処理品は長期保存が可能であるという利点を有
し、容器等に充填して販売可能である。またこのもずく
処理品は、乾燥処理することにより固形化、粉末化が可
能であり、インスタント食品としても好適である。
特許出願人   幸 地 哲 也 代理人 弁理士 中 村 靜 男

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)もずくを塩で処理し、次いで水洗処理して、もず
    く表面の粘性物質を除去することを特徴とするもずくの
    品質改良法。
  2. (2)粘性物質を除去した後、乾燥処理する、特許請求
    の範囲第1項記載のもずくの品質改良法。
JP62286769A 1987-11-13 1987-11-13 もずくの品質改良法 Pending JPH01128771A (ja)

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JP62286769A JPH01128771A (ja) 1987-11-13 1987-11-13 もずくの品質改良法

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JP62286769A JPH01128771A (ja) 1987-11-13 1987-11-13 もずくの品質改良法

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JP62286769A Pending JPH01128771A (ja) 1987-11-13 1987-11-13 もずくの品質改良法

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JP (1) JPH01128771A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716082A (ja) * 1991-04-24 1995-01-20 Norikazu Harajiri 乾燥もずくの製造法及び製造用網部の構造
JP2006254728A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Riken Shokuhin Kk 乾燥モズクの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716082A (ja) * 1991-04-24 1995-01-20 Norikazu Harajiri 乾燥もずくの製造法及び製造用網部の構造
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