JPS606695Y2 - ガス制御装置 - Google Patents
ガス制御装置Info
- Publication number
- JPS606695Y2 JPS606695Y2 JP12490979U JP12490979U JPS606695Y2 JP S606695 Y2 JPS606695 Y2 JP S606695Y2 JP 12490979 U JP12490979 U JP 12490979U JP 12490979 U JP12490979 U JP 12490979U JP S606695 Y2 JPS606695 Y2 JP S606695Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- closure
- valve
- shaft
- cock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は表面燃焼式ガスバーナなどにおいて、弱火の設
定を簡単に行なえるとともに、不完全燃焼を招く過少流
量となる時にはガスを遮断してしまうガス制御装置に関
する。
定を簡単に行なえるとともに、不完全燃焼を招く過少流
量となる時にはガスを遮断してしまうガス制御装置に関
する。
このようなガス制御装置としては、特開昭48−732
75号公報に示されたものがある。
75号公報に示されたものがある。
これは閉子によるガス流量の調整に際してバイパス路を
設けて、弱火とする時にはこのバイパス路を通じてガス
を流すことで、弱火の設定を容易に行なえるようにした
ものであるとともに、ガス流量が一定流量以下の小流量
となる時には、コック軸と連動するガス弁が作動してガ
スの流えを遮断してしまうようにしたものであり、ガス
の過少送量に起因する不完全燃焼を招くおそれがなく、
安全性の高いものとなっている。
設けて、弱火とする時にはこのバイパス路を通じてガス
を流すことで、弱火の設定を容易に行なえるようにした
ものであるとともに、ガス流量が一定流量以下の小流量
となる時には、コック軸と連動するガス弁が作動してガ
スの流えを遮断してしまうようにしたものであり、ガス
の過少送量に起因する不完全燃焼を招くおそれがなく、
安全性の高いものとなっている。
ところが、この従来例においては次のような問題点を有
している。
している。
すなわち、ここにおけるガス弁はコック軸から離れたと
ころに設けられてコック軸に取り付けた作動体で作動す
るものであり、コック本体に閉子の組み込みスペースと
は全く別ののガス弁及び作動体用のスペースを確保しな
くてはならず、コンパクトにすることができないもので
あり、またガス弁を制御する作動体と閉子とが直接連結
されておらず、コック軸を介して両者が連結されている
ものであるから、作動体のコック軸への取付精度及び閉
子のコック軸への取付精度をかなり高くしないことには
、閉子の動作と作動体の動作とにずれが生じるおそれが
あり、確実で且つ正確なガス弁の動作を得ることができ
ないものであった。
ころに設けられてコック軸に取り付けた作動体で作動す
るものであり、コック本体に閉子の組み込みスペースと
は全く別ののガス弁及び作動体用のスペースを確保しな
くてはならず、コンパクトにすることができないもので
あり、またガス弁を制御する作動体と閉子とが直接連結
されておらず、コック軸を介して両者が連結されている
ものであるから、作動体のコック軸への取付精度及び閉
子のコック軸への取付精度をかなり高くしないことには
、閉子の動作と作動体の動作とにずれが生じるおそれが
あり、確実で且つ正確なガス弁の動作を得ることができ
ないものであった。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは弱火の設定を容易とするためのバイ
パス路を備えるとともに、閉子と連動し且つ不完全燃焼
を招いてしまうこととなる小流量時にはガス通路を遮断
してしまうガス弁を備えたものにおいて、コンパクトで
組み立てが容易である上に、確実な動作を期待すること
ができるガス制御装置を提供するにある。
目的とするところは弱火の設定を容易とするためのバイ
パス路を備えるとともに、閉子と連動し且つ不完全燃焼
を招いてしまうこととなる小流量時にはガス通路を遮断
してしまうガス弁を備えたものにおいて、コンパクトで
組み立てが容易である上に、確実な動作を期待すること
ができるガス制御装置を提供するにある。
しかして本考案は、小流量設定用のバイパス路を備えて
コック本体内部に回動自在に収納されてコック軸と連動
回転する閉子と、この閉子に区画形成された主ガス通路
孔及び副ガス通路孔と、コック軸と連動して開閉される
パイロット弁と、閉子に至るガス通路を開閉するガス弁
と、コック軸及び閉子とガス弁とを連動させるとともに
過少流量設定についてガス弁を閉じさせる遮断機構とを
備えて、上記バイパス路がガス弁と閉子との間に形成さ
れ、閉子の主ガス通路孔でガス弁とメインガス出口との
間の連通を制御し且つ副ガス通路孔でバイパス路とメイ
ンガス出口との間の連通を制御しているガス制御装置に
おいて、閉子を軸方向に貫通して一端がコック軸に連結
されたパイロット弁は、コック軸及び閉子の軸方向延長
上に配されたガス弁に他端が遮断機構を介して連結され
ており、遮断機構はパイロット弁の上記他端に連結され
てコック軸の軸方向におけるガス弁を開く一方向につい
てコック軸と連動してガス弁を作動させる連動軸と、コ
ック本体のガス通路内面に突出する切欠を備えた環状の
突段部と、連動軸の外周面から突出して閉子の端縁に設
けられた軸方向の溝に摺動自在に係合して閉子と連動回
転するとともに、切欠を通じた突段部との係止でガス弁
の開状態を保持するピンと、ガス弁を閉じる方向に付勢
するばねとから形成されていることに特徴を有するもの
であり、パイロット弁や閉子はもちろん、ガス弁やこれ
を駆動するための遮断機構もコック軸の軸方向に並んだ
ものとするとともに、コック軸の軸方向の動きをパイロ
ット弁を介して遮断機構に伝えてガス弁を開くようにし
たものであり、また遮断機構は閉子とコック本体とに夫
々係合するピンを備えたものとして、遮断機構がガス弁
を作動させる位置は、閉子とコック本体とにおけるピン
との係合部の位置で決まるようにしたものである。
コック本体内部に回動自在に収納されてコック軸と連動
回転する閉子と、この閉子に区画形成された主ガス通路
孔及び副ガス通路孔と、コック軸と連動して開閉される
パイロット弁と、閉子に至るガス通路を開閉するガス弁
と、コック軸及び閉子とガス弁とを連動させるとともに
過少流量設定についてガス弁を閉じさせる遮断機構とを
備えて、上記バイパス路がガス弁と閉子との間に形成さ
れ、閉子の主ガス通路孔でガス弁とメインガス出口との
間の連通を制御し且つ副ガス通路孔でバイパス路とメイ
ンガス出口との間の連通を制御しているガス制御装置に
おいて、閉子を軸方向に貫通して一端がコック軸に連結
されたパイロット弁は、コック軸及び閉子の軸方向延長
上に配されたガス弁に他端が遮断機構を介して連結され
ており、遮断機構はパイロット弁の上記他端に連結され
てコック軸の軸方向におけるガス弁を開く一方向につい
てコック軸と連動してガス弁を作動させる連動軸と、コ
ック本体のガス通路内面に突出する切欠を備えた環状の
突段部と、連動軸の外周面から突出して閉子の端縁に設
けられた軸方向の溝に摺動自在に係合して閉子と連動回
転するとともに、切欠を通じた突段部との係止でガス弁
の開状態を保持するピンと、ガス弁を閉じる方向に付勢
するばねとから形成されていることに特徴を有するもの
であり、パイロット弁や閉子はもちろん、ガス弁やこれ
を駆動するための遮断機構もコック軸の軸方向に並んだ
ものとするとともに、コック軸の軸方向の動きをパイロ
ット弁を介して遮断機構に伝えてガス弁を開くようにし
たものであり、また遮断機構は閉子とコック本体とに夫
々係合するピンを備えたものとして、遮断機構がガス弁
を作動させる位置は、閉子とコック本体とにおけるピン
との係合部の位置で決まるようにしたものである。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、コッ
ク本体1にはコック軸2と第5図に示すように噛み合う
ことからコック軸2と連動して回動する閉子3が回動自
在に収納されている。
ク本体1にはコック軸2と第5図に示すように噛み合う
ことからコック軸2と連動して回動する閉子3が回動自
在に収納されている。
そして内部が空所Aとされているこの閉子3は、その側
壁に空所Aと連通ずる主ガス通路孔4が穿設されており
、また閉子3の外周面には、主ガス通路孔4より区画さ
れた凹溝状の副ガス通路孔5が削設され、更に閉子3の
コック軸2側の上部には、軸方向に貫通するとともに閉
子3の上部外周に形成されている切り欠きに連通してい
る透孔11が形成されていて、この透孔11にパイロッ
ト弁10が挿通されており、透孔11と空所Aとは、上
端がコック軸2に連結されているパイロット弁10をコ
ック軸2の押圧により軸方向に移動させることにより連
通し、押圧を除くと弁ばね12により復帰して閉じる。
壁に空所Aと連通ずる主ガス通路孔4が穿設されており
、また閉子3の外周面には、主ガス通路孔4より区画さ
れた凹溝状の副ガス通路孔5が削設され、更に閉子3の
コック軸2側の上部には、軸方向に貫通するとともに閉
子3の上部外周に形成されている切り欠きに連通してい
る透孔11が形成されていて、この透孔11にパイロッ
ト弁10が挿通されており、透孔11と空所Aとは、上
端がコック軸2に連結されているパイロット弁10をコ
ック軸2の押圧により軸方向に移動させることにより連
通し、押圧を除くと弁ばね12により復帰して閉じる。
そしてこのパイロット弁10の他端には連動軸13を介
してガス弁6が取り付けられている。
してガス弁6が取り付けられている。
ここで連動軸13とパイロット弁10との連結は、パイ
ロット弁10の端面に設けられた孔に連動軸13の一端
が差し込まれたものとなっているために、連動軸13は
コック軸2を押圧する方向についてのみパイロット弁1
0とともに軸方向に駆動される。
ロット弁10の端面に設けられた孔に連動軸13の一端
が差し込まれたものとなっているために、連動軸13は
コック軸2を押圧する方向についてのみパイロット弁1
0とともに軸方向に駆動される。
従って、閉子3やパイロット弁10などと共にコック軸
2の軸方向延長上に位置して、連動軸13とパイロット
弁10とを介してコック軸2に連結されているガス弁6
は、コック軸2の押圧によりコック本体1に取り付けら
れている弁座14から離れてガス通路を開くものの、ま
たばね15により復帰方向に付勢されているものの、後
述する遮断機構7の状態によっては、コック軸2の押圧
が解徐されても復帰しないものである。
2の軸方向延長上に位置して、連動軸13とパイロット
弁10とを介してコック軸2に連結されているガス弁6
は、コック軸2の押圧によりコック本体1に取り付けら
れている弁座14から離れてガス通路を開くものの、ま
たばね15により復帰方向に付勢されているものの、後
述する遮断機構7の状態によっては、コック軸2の押圧
が解徐されても復帰しないものである。
遮断機構7は上記連動軸13と、連動軸13にその軸方
向と直交する方向に突出するように付設されたピン18
と、閉子3の空所Aが開口する一端縁に形成されている
閉子3軸方向に長い溝と、コック本体1の内部に形成さ
れた第6図に示すところの所定位置に切欠を備えた環状
の突段部17と、上記ばね15とからなるもので、ピン
18と閉子3の溝との係合でピン18が閉子3とともに
回動するようになっており、またコック軸2の押圧で閉
子3の軸方向に溝内を摺動するピン18は、閉子3と共
に回転すると、突段部17にばね15に抗して係止する
。
向と直交する方向に突出するように付設されたピン18
と、閉子3の空所Aが開口する一端縁に形成されている
閉子3軸方向に長い溝と、コック本体1の内部に形成さ
れた第6図に示すところの所定位置に切欠を備えた環状
の突段部17と、上記ばね15とからなるもので、ピン
18と閉子3の溝との係合でピン18が閉子3とともに
回動するようになっており、またコック軸2の押圧で閉
子3の軸方向に溝内を摺動するピン18は、閉子3と共
に回転すると、突段部17にばね15に抗して係止する
。
一方コツク本体1におけるガス通路は、図中下端に位置
するガス入り口16からガス弁6を経て閉子3の空所A
に至るものであり、周壁には閉子3の収納部に至るメイ
ンガス出口9と、閉子3外周面の前記切り欠きを介して
透孔11と連通ずるパイロットガス通路(図示せず)と
が形成されており、また閉子3とガス弁6との間の空間
に一端19を開口させるとともに、閉子3収納部に他端
20を開口させているバイパス路3が形成されている。
するガス入り口16からガス弁6を経て閉子3の空所A
に至るものであり、周壁には閉子3の収納部に至るメイ
ンガス出口9と、閉子3外周面の前記切り欠きを介して
透孔11と連通ずるパイロットガス通路(図示せず)と
が形成されており、また閉子3とガス弁6との間の空間
に一端19を開口させるとともに、閉子3収納部に他端
20を開口させているバイパス路3が形成されている。
そしてこのバイパス路8の途中には、ガス流量制限要素
としてのオリフィス21が設置されている。
としてのオリフィス21が設置されている。
22はオリフィス21の押圧ばね、23はロックナツト
、24はめくらボールである。
、24はめくらボールである。
しかして、ガスを流していない時には、ガス弁6が閉じ
られているとともに、パイロット弁10も閉じられてお
り、また主ガス通路孔4はメインガス出口9に対して第
3図Cに示すように連通しておらず、副ガス通路孔5は
メインガス出口9に連通しているものの、バイパス路8
と連通していない状態にある。
られているとともに、パイロット弁10も閉じられてお
り、また主ガス通路孔4はメインガス出口9に対して第
3図Cに示すように連通しておらず、副ガス通路孔5は
メインガス出口9に連通しているものの、バイパス路8
と連通していない状態にある。
今、コック軸2を押圧すると、コック軸2に対してその
軸方向の動きが連動してなされるようになっているパイ
ロット弁10が開くとともに、パイロット弁10と連動
軸13とでコック軸2の押圧力向における動作に連動す
るガス弁6が開き、ガスはガス弁6からパイロット弁1
0を通り、パイロットガス通路を経てパイロットバーナ
ーに送られる。
軸方向の動きが連動してなされるようになっているパイ
ロット弁10が開くとともに、パイロット弁10と連動
軸13とでコック軸2の押圧力向における動作に連動す
るガス弁6が開き、ガスはガス弁6からパイロット弁1
0を通り、パイロットガス通路を経てパイロットバーナ
ーに送られる。
またこの時に、ピン18は突段部17間の切欠を通って
図中想像線で示すように突段部17の下方まで移動する
。
図中想像線で示すように突段部17の下方まで移動する
。
コック軸2を押圧した上記状態から押圧状態を維持した
ままコック軸2を定角度(105°)回転させると、コ
ック軸2の押圧状態に関係なく連動回転するようにされ
ている閉子3は、その主ガス通路孔4を第3図aに示す
ようにメインガス出口9に連通させると共に、バイパス
路8とメインガス出口9とを副ガス通路孔5で連通させ
る。
ままコック軸2を定角度(105°)回転させると、コ
ック軸2の押圧状態に関係なく連動回転するようにされ
ている閉子3は、その主ガス通路孔4を第3図aに示す
ようにメインガス出口9に連通させると共に、バイパス
路8とメインガス出口9とを副ガス通路孔5で連通させ
る。
従つてガスはパイロット弁10を介してパイロットバー
ナに送られると同時に、メインガス出口9を通じてメイ
ンバーナに送られるものであり、更にコック軸2の押圧
状態下での回動操作により作動する圧電点火装置による
火花放電でパイロットバーナへの点火とこの炎によるメ
インバーナへの点火がなされる。
ナに送られると同時に、メインガス出口9を通じてメイ
ンバーナに送られるものであり、更にコック軸2の押圧
状態下での回動操作により作動する圧電点火装置による
火花放電でパイロットバーナへの点火とこの炎によるメ
インバーナへの点火がなされる。
コック軸2の押圧を除くと、パイロット弁10は弁ばね
12による付勢で閉じられて、パイロットバーナへのガ
スを遮断するが、閉子3と共に回動するピン18は、突
段部17間の切欠から突段部17の下面にまで移動して
いるために、突段部17との係止により、連動軸13及
びガス弁6の復帰を阻止し、ガス弁6が開いた状態を保
持する。
12による付勢で閉じられて、パイロットバーナへのガ
スを遮断するが、閉子3と共に回動するピン18は、突
段部17間の切欠から突段部17の下面にまで移動して
いるために、突段部17との係止により、連動軸13及
びガス弁6の復帰を阻止し、ガス弁6が開いた状態を保
持する。
次にコック軸2を逆方向にほぼ60’回転させて途中ま
で戻すと、第3図すに示すように閉子3の主ガス通路孔
4が閉じられることから、メインバーナに送られるガス
は、バイパス路8から副ガス通路孔5を通じてメインガ
ス出口9に至るものだけとなる。
で戻すと、第3図すに示すように閉子3の主ガス通路孔
4が閉じられることから、メインバーナに送られるガス
は、バイパス路8から副ガス通路孔5を通じてメインガ
ス出口9に至るものだけとなる。
弱火に対応したガス流量にまで絞られるわけである。
そしてこの状態からコック軸2を更に閉方向に回転させ
ると、副ガス通路孔5によるところのバイパス路8とメ
インガス出口9との連通が完全に遮断されてしまうより
も前に、閉子3とともに回動するピン18が突段部17
間の切欠に至って突段部17との係止が外れ、ばね15
の付勢によるガス弁6及び連動軸13の復帰を許すこと
から、ガス弁6が閉じてしまうものである。
ると、副ガス通路孔5によるところのバイパス路8とメ
インガス出口9との連通が完全に遮断されてしまうより
も前に、閉子3とともに回動するピン18が突段部17
間の切欠に至って突段部17との係止が外れ、ばね15
の付勢によるガス弁6及び連動軸13の復帰を許すこと
から、ガス弁6が閉じてしまうものである。
このために、ガス流量がきわめて少なくなってメインバ
ーナの完全燃焼範囲外となる前に、ガスの遮断がなされ
るものである。
ーナの完全燃焼範囲外となる前に、ガスの遮断がなされ
るものである。
コック軸2の回転角とガス流量との相関を第4図に示す
。
。
以上のように本考案においては、閉子に設けた副ガス通
路孔とコック本体に設けたバイパス路とにより弱火の設
定を容易に行なえるとともに、絞り過ぎてガス流量が完
全燃焼範囲を越える過少流量となるときには、ガス弁が
作動してガスの流れを遮断してしまうことから、不完全
燃焼を招くことがないものであり、しかもこのような使
い勝手及び安全性の向上を図るにあたって、パイロット
弁や閉子はもちろん、ガス弁もこれを過少流量となる時
に作動させる遮断機構もコック軸の軸方向に並んでいる
ものであり、特にコック軸の軸方向の動きをパイロット
弁を介して遮断機構及びガス弁に伝えているものである
から、コック軸と遮断機構とを軸方向に並べたものであ
るにもかかわらず、両者を連結するための専用部材を必
要としていないものであって、全体としてコンパクトに
まとめることができるものであり、またコック本体に対
する加工が少なくてすむとともに部品数も少なくて組立
が容易であるという作用効果を有しており、更には突段
部と係合することでガス弁を開状態に保持する遮断機構
におけるピンは、閉子の溝と係合することで閉子の回転
動作が伝達されるものであることから、ピンが突段部か
ら外れてガス弁を閉じる位置は、突段部が設けられてい
るコック本体と、主ガス通路孔と副ガス通路孔とを備え
てガスの流れを制御する閉子との2部材のみの部品精度
で定められているものであり、閉子とピンとが直接連結
されていることもあって、確実で且つ正確な遮断動作を
期待することができるものである。
路孔とコック本体に設けたバイパス路とにより弱火の設
定を容易に行なえるとともに、絞り過ぎてガス流量が完
全燃焼範囲を越える過少流量となるときには、ガス弁が
作動してガスの流れを遮断してしまうことから、不完全
燃焼を招くことがないものであり、しかもこのような使
い勝手及び安全性の向上を図るにあたって、パイロット
弁や閉子はもちろん、ガス弁もこれを過少流量となる時
に作動させる遮断機構もコック軸の軸方向に並んでいる
ものであり、特にコック軸の軸方向の動きをパイロット
弁を介して遮断機構及びガス弁に伝えているものである
から、コック軸と遮断機構とを軸方向に並べたものであ
るにもかかわらず、両者を連結するための専用部材を必
要としていないものであって、全体としてコンパクトに
まとめることができるものであり、またコック本体に対
する加工が少なくてすむとともに部品数も少なくて組立
が容易であるという作用効果を有しており、更には突段
部と係合することでガス弁を開状態に保持する遮断機構
におけるピンは、閉子の溝と係合することで閉子の回転
動作が伝達されるものであることから、ピンが突段部か
ら外れてガス弁を閉じる位置は、突段部が設けられてい
るコック本体と、主ガス通路孔と副ガス通路孔とを備え
てガスの流れを制御する閉子との2部材のみの部品精度
で定められているものであり、閉子とピンとが直接連結
されていることもあって、確実で且つ正確な遮断動作を
期待することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案−実施例の断面図、第2図は同上の閉子
の拡大斜視図、第3図は同上のメインガス出口と閉子と
バイパス路との関係を示す概略断面図でaはコック軸を
全閉した状態、bはコック軸を全開時から60°回動し
て絞った状態、Cはコック軸を全開にした状態を示し、
第4図は同上のコック軸の回転角とガス流量との相関を
示す説明図、第5図は同上の閉子とコック軸との連結部
の断面図、第6図は同上の遮断機構の水平断面図であっ
て、1はコック本体、2はコック軸、3は閉子、4は主
ガス通路孔、5は副ガス通路孔、6はガス弁、7は遮断
機構、8はバイパス路、10はパイロット弁、13は連
動軸、17は突段部、18は突段部を示す。
の拡大斜視図、第3図は同上のメインガス出口と閉子と
バイパス路との関係を示す概略断面図でaはコック軸を
全閉した状態、bはコック軸を全開時から60°回動し
て絞った状態、Cはコック軸を全開にした状態を示し、
第4図は同上のコック軸の回転角とガス流量との相関を
示す説明図、第5図は同上の閉子とコック軸との連結部
の断面図、第6図は同上の遮断機構の水平断面図であっ
て、1はコック本体、2はコック軸、3は閉子、4は主
ガス通路孔、5は副ガス通路孔、6はガス弁、7は遮断
機構、8はバイパス路、10はパイロット弁、13は連
動軸、17は突段部、18は突段部を示す。
Claims (1)
- 小流量設定用のバイパス路を備えたコック本体内部に回
動自在に収納されてコック軸と連動回転する閉子と、こ
の閉子に区画形成された主ガス通路孔及び副ガス通路孔
と、コック軸と連動して開閉されるパイロット弁と、閉
子に至るガス通路を開閉するガス弁と、コック軸及び閉
子とガス弁とを連動させるとともに過少流量設定につい
てガス弁を閉じさせる遮断機構とを備えて、上記バイパ
ス路がガス弁と閉子との間に形成され、閉子の主ガス通
路孔でガス弁とメインガス出口との間の連通を制御し且
つ副ガス通路孔でバイパス路とメインガス出口との間の
連通を制御しているガス制御装置において、閉子を軸方
向に貫通して一端がコック軸に連結されたパイロット弁
は、コック軸及び閉子の軸方向延長上に配されたガス弁
に他端が遮断機構を介して連結されており、遮断機構は
パイロット弁の上記他端に連結されてコック軸の軸方向
におけるガス弁を開く一方向についてコック軸と連動し
てガス弁を作動させる連動軸と、コック本体のガス通路
内面に突出する切欠を備えた環状の突段部と、連動軸の
外周面から突出して閉子の端縁に設けられた軸方向の溝
に摺動自在に係合して閉子と連動回転するとともに、切
欠を通じた突段部との係止でガス弁の開状態を保持する
ピンと、ガス弁を閉じる方向に付勢するばねとから形成
されているガス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12490979U JPS606695Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | ガス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12490979U JPS606695Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | ガス制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5534200U JPS5534200U (ja) | 1980-03-05 |
JPS606695Y2 true JPS606695Y2 (ja) | 1985-03-04 |
Family
ID=29085333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12490979U Expired JPS606695Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | ガス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606695Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60181564U (ja) * | 1984-05-09 | 1985-12-02 | タイガー魔法瓶株式会社 | ガスコンロ |
JPS61183353U (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-15 |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP12490979U patent/JPS606695Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5534200U (ja) | 1980-03-05 |
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