JPH0616270Y2 - ガスコック - Google Patents

ガスコック

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JPH0616270Y2
JPH0616270Y2 JP1988102625U JP10262588U JPH0616270Y2 JP H0616270 Y2 JPH0616270 Y2 JP H0616270Y2 JP 1988102625 U JP1988102625 U JP 1988102625U JP 10262588 U JP10262588 U JP 10262588U JP H0616270 Y2 JPH0616270 Y2 JP H0616270Y2
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JP
Japan
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valve
gas
primary air
dial
opening
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988102625U
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English (en)
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JPH0228930U (ja
Inventor
正長 西浦
友治 杉本
Original Assignee
株式会社ハーマン
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はガスこんろ等に使用されるガスコック、殊にガ
スの流れの開閉が急速になされる弁を備えているガスコ
ックに関するものである。
【従来の技術】
従来のガスコックは、ガスの流れの開閉と流量調整のみ
を分担するものとなっており、一次空気の取り入れ口は
ガスコックと切り離されていた。そして一次空気の取り
入れ口の開口面積は、通常、一定面積に保たれており、
ガスの種類の変更に応じてのみ開口面積を変更すること
ができるようにしかなっていなかった。
【考案が解決しようとする課題】
この場合、ガスの流れの開閉が、連通孔を有する閉子の
回転による弁のような緩速でなされるものではなく、急
速になされるものであると、弁の瞬間的な開動作によっ
てガスが勢い良く流れ出す時、一次空気取り入れ口から
の空気の吸入も勢い良くなされるものであり、これがた
めに空気量が多くなりすぎて点火しにくくなってしま
う。 また、弁を閉じることで消化する際には、弁の急速な閉
動作が混合管内の一次空気とガスとの燃焼バランスをく
ずし、混交管内に炎が逆流してバックファイアーを招く
ことがある。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは一次空気の量が多いことによる点火
不良やバックファイアーを招くことがないガスコックを
提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、操作部と、この操作部の軸方向操作
に連動する開閉用主弁と、操作部の回動操作に連動する
流量調整用副弁とを備えるとともに、操作部の軸方向操
作による開閉用主弁の開開動作に連動して一時空気取り
入れ口の開口面積を一時的に絞る空気量調整手段を具備
しているガスコックに特徴を有している。 [作用] 本考案によれば、操作部の操作で弁を開いてガスを流し
始める時、一次空気取り入れ口の開口面積が絞られるた
めに、ガスが勢い良く流れ始めても、一次空気取り入れ
口から流入する空気量が制限されて、空気量が多くなり
すぎることが防がれるものであり、また弁を急速に閉じ
た時には、やはり一次空気取り入れ口の開口面積が絞ら
れるために、炎が混合管内に逆流することがないもので
ある。 [実施例] 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、第1
図〜第8図は一実施例を示すもので、このガスコック
は、操作部1と、ガスの流れの開閉を行う主弁2と、ガ
スの流量調整を行う副弁3と、一次空気取り入れ口8の
開口面積を変化させる一次空気量調整部4等から構成さ
れたものとなっている。 まず主弁2と副弁3とについて説明すると、第4図に示
すように、主弁2は器体20と、器体20内に挿通され
た軸21と、ソレノイド22、そして二つの弁体23,
24から構成されたものとなっている。一端を器体20
の外面に突出させている上記軸21はその軸方向摺動が
自在とされたもので、一方の弁体23が固着されてお
り、またばね27によって、器体20外部に一端を突出
させるとともに、弁体23を器体20内面に形成された
弁座25に接触させる方向に付勢されている。他方の弁
体24はソレノイド22におけるプランジャーに取り付
けられたもので、ばね28によって弁座26と接触する
方向に付勢されている。ここにおけるソレノイド22
は、ガスバーナーにおける炎の熱を受ける位置に配され
た熱電対(図示せず)が接続されるものである。図中2
9はガス流入口である。 主弁2を通過したガスが向かう副弁3は、器体30と、
軸方向摺動が自在とされた弁体31とからなるもので、
弁体31の軸方向位置に応じて混合管に接続される流出
口39へと流れるガス流量が制御される。尚、弁体31
は、器体30から突設された筒部32に形成されている
溝33と、筒部32外周に回転自在に配されたギア34
の内面に設けられている螺旋溝35とに両端を係合させ
るピン36が挿通されたものであり、ギア34の回転に
よって軸方向に移動する。図中37は筒部32の先端に
バヨネット係合で固着される固定板、38はギア34を
軸方向に付勢するばねである。 次に操作部1について説明する。この操作部1は、ハン
ドル10と、ハンドル10内に配される円筒体11と、
円筒体11に一端が固着された可動プレート12とから
構成されて、フレーム6に取り付けられている。上記可
動プレート12はフレーム6の底板上にガイドブロック
60のガイドを受けた状態で摺動自在に配設されたもの
で、ハンドル10はこの可動プレート12一端が固着さ
れている円筒体11に対して所要の角度の範囲で遊転自
在とされており、またガイドブロック60と円筒体11
との間に配されたばね19によって、軸方向に付勢され
ている。そして、このハンドル10には上記副弁3にお
けるギア34とかみ合う歯13が半周弱にわたって形成
されている。 操作部1のハンドル10の動きは、連動板5を介して前
記主弁2に伝達される。この連動板5は、第5図にも示
すように、軸50によってフレ−ム6に回動自在に取り
付けられたもので、点火装置(図示せず)に通電するた
めのマイクロスイッチ65の駆動用の突片51と、係合
片52とを一体に備えて、ハンドル10と主弁2におけ
る軸21の一端との間に位置している。 上記フレーム6の底板下面には、カム70とロック板7
5とが取り付けられている。カム70は軸66によって
底板下面に添った回転が自在で且つ底板下面から離れる
方向の小角度内の揺動が自在とされたもので、第7図及
び第8図に示すように、一側縁に開口するジグザグ状の
溝71を有しており、前記操作部1の可動プレート12
に設けられた係合ピン18と係合する。ロック板75は
自身が有する軸77によって底板に回動自在に取り付け
られるもので、底板上面に突出して上記連動板5の係合
片52と係合自在となっているロック片76と、底板と
の係合で自身の回動範囲を規制するフック78とを備え
ている。そして、カム70とロック板75とは、上記軸
66にコイル部を装着したねじりコイルばね79によっ
て、共に回転付勢がなされている。 一次空気取り入れ口8の開口面積を調整する一次空気量
調整手段4は、上記流出口39に連結される混合管の一
次空気取り入れ口4が開口する端面に添って回転自在と
された回転板41と、フレーム6の外面に軸46によっ
て回動自在に取り付けられた回動板42と、この両者を
連結しているリンク43とからなるもので、回動板42
はフレーム6との間に配された第2図に示すばね49に
よって回動付勢されて、一面から突出させた係合ピン4
7を操作部1のダイアル10に当接させている。 しかして、このガスコックにおいては、主弁1を閉じて
いる時には、操作部1が押し込まれた状態にあり、この
状態が第8図にしめすように、可動プレート12の係合
ピン18と、カム70の溝71における係合縁73との
係合によって保持されている。第1図はこの状態を示し
ており、ダイアル10によって押された回動板42がリ
ンク43を介して回転板41を回転させて、一次空気取
り入れ口4の開口面積を小さくした状態としている。 主弁2の開操作は、上記の状態からダイアル10を更に
押し込むことによってなされる。第2図及び第4図はこ
の状態を示している。すなわち、上記状態からダイアル
10をばね19に抗して更に押し込めば、第4図に示す
ように、円筒体11から突設されている突部16が連動
板5を介して主弁2の軸21を押し込むものであり、こ
の軸21の軸方向移動によって、弁体23が弁座25か
ら離れるとともに、軸21によって押される弁体24も
弁座26から離れるものであり、この結果、ガスは主弁
2を通って副弁3で流量制御がなされた後、流出口39
から混合管、そしてガスバーナーに向かう。 また、突部16によって押されて回動した連動板5は、
その突片15によってマイクロスイッチ65をオンと
し、点火装置を作動させる。そして、点火がなされた時
には、熱電対の出力によって、主弁1におけるソレノイ
ド22が作動して、弁体24を吸引し、弁座26から弁
体24を引き離した状態を保持する。一方、ダイアル1
0の上記押し込み操作を行えば、可動プレート12に設
けられた係合ピン18は、カム70の溝71の奥方に移
る。更にダイアル10と係合する係合ピン47を備え
て、ダイアル10の押し込み操作に伴って回動する回動
板42は、リンク43を介して回転板41を回転させ、
一次空気取り入れ口8を開口面積を絞った状態とする。 点火が確認されたならば、ダイアル10から手を離せば
よい。ばね19による付勢でダイアル10は復帰するも
のであり、しかも、この時には可動プレート12の係合
ピン18はカム70の溝71の縁から突設されている傾
斜片72の下に潜りこんでカム70をフレーム6の底板
から離す方向に回動させ、カム70の外に出る。このた
めに、ダイアル10はガスこんろのハウジング9(第4
図に示す)表面より大きく突出する。一方、主弁2にお
ける弁体24は前述のようにソレノイド22によって、
弁座26から離された状態に保たれており、また軸21
に設けられた弁体23は、軸21を付勢しているばね2
7のために、弁座25側に移動するものの、軸21によ
って押されて回動する連動板5の係合片52がロック板
75のロック片76と係合することによって、弁座25
に接するまでにその移動が阻止される。つまり、主弁2
は開かれたままの状態を維持するものである。 また、ダイアル10の上記動きに伴い、回動板42はば
ね49による付勢で回転し、リンク43を介して回転板
41を回転させて、第3図に示すように、一次空気取り
入れ口8の開口面積を大きくする。 このように点火されている状態でダイアル10を回転さ
せたならば、このダイアル10の歯13とかみ合うギア
34が副弁3の弁体31を軸方向に移動させるために、
ガス流量の調整がなされる。尚、この流量調整にあた
り、操作部1の円筒体11に設けた第4図に示すクリッ
ク部材17がダイアル10の回転範囲中の複数箇所にお
いてクリック感を与える。また流量を絞って弱火に設定
する時には、第3図に示すように、ダイアル10に形成
されたストッパー14がフレーム6と当接することによ
って、絞り過ぎが防がれる。 消火するには、ダイアル10を押し込めばよい。この押
し込み操作に伴い、可動プレート12の係合ピン18は
カム70の傾斜した端縁を押圧してカム70を回転させ
る。そして溝71の開口縁に係合ピン18が当接するこ
とによって、ダイアル10の押し込みが規制され、ダイ
アル10から手を離せば、ばね19による付勢でダイア
ル10が復帰を開始するものの、係合ピン18とカム7
0の係合縁73とが係合した時点で止まる。 また係合ピン18によって押されて回動したカム70
は、隣接するロック板75を押圧回動させて、ロック片
76を連動板5との係合位置から移動させるために、連
動板5がフリーとなり、これに伴って主弁2の軸21が
復帰して弁体23が弁座25に接し、ガスの流れを止め
る。弁体24も熱電対からの出力がなくなった時点でソ
レノイド22からの力を受けなくなるために、ばね28
による付勢で弁座26に接する。 更に、ダイアル10が押し込まれたことで、一次空気量
調整手段4における回転板41も回転して、一次空気取
り入れ口の開口面積を絞る。従って、それまでの勢いの
ままで一次空気が流入しようとしても、一次空気の量が
制限されてしまうものであり、一次空気がガス量に比し
て一時的に多くなるということはなく、いわゆるバック
ファイアーを生じることがない。 第6図はこの消火状態において、ダイアル10を更にガ
ス流量を絞る方向に回転させた状態を示しており、この
時にはダイアル10から突設されたストッパー16がフ
レーム6と相対して、点火のためのダイアル10の押し
込み操作を阻止する。前記点火操作を行うには、ダイア
ル10を反時計まわり方向に回転させて、ストッパー1
6をフレーム6と対向しない状態としてから行う。 第9図に他の実施例を示す。ここでは流量調整手段4を
副弁3の器体30に軸81によって枢支された回動体8
2と、回動体82によってばね84付勢に抗して軸方向
移動を行う調整板83とによって構成しており、調整板
83が混合管における一次空気取り入れ口8の設けられ
た端面に接することで一次空気取り入れ口8の開口面積
を絞り、ばね84による付勢で上記端面から離れること
で、開口面積を大きくするものとなっている。
【考案の効果】
以上のように本考案においては、開閉のための操作とガ
スの流量調整のための操作とが独立しているために、ガ
ス流量を所定値にしたままで開閉を行うことができるも
のであり、そして、操作部の軸方向操作で弁を開いてガ
スを流し始める時、一次空気取り入れ口の開口面積が絞
られるために、ガスが勢い良く流れ始めても、一次空気
取り入れ口から流入する空気量が制限されて、空気量が
多くなりすぎることがなく、このために点火不良を生じ
ることがないものであり、また弁を閉じる時に一次空気
量を絞るものでは、一次空気とガスとの燃焼バランスを
がくずれることによるバックファイアーを生じることが
ないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案一実施例の斜視図であって、第
1図は通常時、第2図は点火時、第3図は燃焼時を示し
ており、第4図は同上の点火時の断面図、第5図は分解
斜視図、第6図は通常時の斜視図、第7図及び第8図は
底面図であって、第7図は通常時、第8図は燃焼時を示
しており、更に第9図は他の実施例の概略側面図であっ
て、1は操作部、2は主弁、3は副弁、4は一次空気量
調整手段、8は一次空気取り入れ口を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部と、この操作部の軸方向操作に連動
    する開閉用主弁と、操作部の回動操作に連動する流量調
    整用副弁とを備えるとともに、操作部の軸方向操作によ
    る開閉用主弁の開開動作に連動して一時空気取り入れ口
    の開口面積を一時的に絞る空気量調整手段を備えている
    ガスコック。
JP1988102625U 1988-08-02 1988-08-02 ガスコック Expired - Lifetime JPH0616270Y2 (ja)

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JPH0228930U JPH0228930U (ja) 1990-02-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101434529B1 (ko) * 2012-08-27 2014-08-27 황태영 가스와 공기의 혼합비율 조절을 통한 가스절약형 가스렌지

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