JPS6066907A

JPS6066907A - 田植機における苗植装置

Info

Publication number: JPS6066907A
Application number: JP17509183A
Authority: JP
Inventors: 博司一ノ瀬
Original assignee: Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1983-09-20
Filing date: 1983-09-20
Publication date: 1985-04-17
Anticipated expiration: 2010-06-21
Also published as: JPH0757126B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、田植機において、苗載台上の苗マットから苗
を一株づつ分割したのちこれを圃場面に植ｆ１けるため
の苗植装置に関するものである。

従来この種の苗植装置は、例えば特公昭４９−２７７６
２号公報に記載されているように、先端に苗の分割爪を
有する苗植体の基端を、機体側に扇動リンクを合して連
結する一方、該苗植体の中途部を、エンジンにて回転駆
動される爪軸に固着したクランクの先端を枢着し、該ク
ランクの回転により苗植体をその先端の分割爪が閉ルー
プの軌跡を描くように上下揺動させるものであった。

ところがこの従来の上下揺動式苗植装置は、それ以前の
例えば実公昭３３−１８９２２号公報に記載されている
ロータリ一式に比べて、分割爪における閉ループの運動
軌跡を、縦方向に細長いものにすることができるがら、
苗マントからの苗分開時に苗を傷めず、苗を圃場面に植
えたあと分割爪が苗から素早く逃げて苗の植付は姿勢が
安定化する等の特徴を有する反面、その上下揺動のため
に振動が発生ずるのであり、しかもこの振動は、上下揺
動の速度に比例して増大すると共に、このものは−回の
上下揺動当たり、つまり爪軸の一回転当たり一回の苗植
しかできないから、植付は速度を早くすることができな
いのであった３本発明は、苗植装置を、爪軸の一回転当
たり複数の苗植体を有するロータリ一式にするにおいて
、各苗植体の分割爪が、当該苗植体と爪軸との間の遊星
歯車機構によって、恰も前記上下揺動式苗植装置の分割
爪と同じような閉ループの運動軌跡をｔ１１′ｉ＜よう
にして、植付は速度を振動の増大を招来することなく向
上したものである。

以下本発明を、歩行型の二条植田植機に適用した場合の
実施例の図面について説明すると、図において１は、前
部にエンジン２を備え後部に苗載台３とハンドル４とを
備えた伝動ケース兼用の機体５の下面に、圃場面Ｂを滑
走するフロート６を設け、且つ、機体５の左右両側に車
輪７をスイングケース８を介して装着した田植機を示し
、該田ｌ１１１機１０機体５には、前記苗載台３の前方
位置に、エンジン２からの動力にて回転駆動される爪軸
９が略水平方向に軸支され、該爪軸９の左右両端には、
詳しくは後述するロータリ一式の苗植装置１０が装着さ
れている。

このロータリ一式の苗植装置１０は、第３図〜第５図に
示すように、機体５に軸支の爪軸９の端部に被嵌回着し
た小判型の回転ケース１１を備え、該回転ケース１１は
爪軸９によって田４′ｆｉ機１の側面視において矢印へ
方向に右回転するもので、この回転ケース１１外におけ
る爪軸９上には、太陽歯車１２が回転自在に被嵌され、
該太陽歯車１２は、機体５に適宜の回転位相調節手段１
３にて回転不能に係止されている。

前記回転ケース１１の左右両端には、爪軸９からの距Ａ
ｌｌが等しい位置に、遊星歯車軸】４が爪軸９と平行に
軸支され、この両遊星歯車軸１４は回転ケース１１に対
して回転不能に固着されると共に、咳両遊星歯車軸１４
上には、前記太陽歯車１２と同歯数の遊星歯車１５が回
転自在に被嵌されている。また、前記回転ケース１１内
には、爪軸９と両遊星歯車軸１４との中間位置に中間軸
１６が軸支され、該雨中間軸１６上に、太陽歯車１２と
遊星歯車１５との両方に噛合する中間歯車１７を嵌着し
て遊星歯車機構を構成する。

一方、前記回転ケース１１内における両遊星歯車軸１４
上には、スリーブ状の軸１８を回転自在に被嵌して、該
スリーブ状軸１８の一端をケース１１外に突出して、そ
の突出端には、先端に苗の分割爪１９を備えた苗植体２
０を、その分割爪１９が苗載台３に向かう姿勢位置にし
て各々固着する。

そして、前記両遊星歯車軸１４における′ｉｉ星山車１
５には、スリーブ状軸１８に向って突出する゛爪２１を
、スリーブ状軸１８には遊Ｍ歯車１５に向って突出する
爪２２を各々一体的に設け、該両爪２１．２２を、遊星
歯車１５が右回転するとき互いに接当し、′ｔＬ星歯車
、１５が左回転するとき互いに離れるように構成すると
共に、両爪２１．２２間には、当該両爪２１．２２を互
いに接当する方向に付勢するリング状ばね体２３を設け
て、このリング状ばね体２３にてＭ星歯車Ｉ５の左回転
をスリーブ状軸１８に弾性的に伝達するように措成し、
また、回転ケース１１内における雨中間軸１６には、扇
型のカム２４を各々固着する一方、回転ケース１１内に
おける両スリーブ状軸１Ｂ４とは、ストッパーアーム２
５を各々一体的に設け、前記苗植体２０が、回転ケース
１１の矢印へ方向への回転に伴って前記苗載台３に面す
る側におし１て、苗載台３の下端に相当する高さ位置（
つまり、回転ケース１１が略水平となる位置）から下降
下限の若干手前の位置（つまり、分割爪１９が圃場面Ｂ
に所定の深さまで侵入した位置）まで下降する区間にお
いてのみ、スリーブ状軸１８におけるストッパーアーム
２５が、中間軸１６−ヒのカム２４における円弧状外周
面２６に接当することにより、前記の区間においてのみ
スリーブ状軸１８の左回転が遅れるように構成して成る
ものである。

この構成において、苗植装置１０における回転ケース１
１が爪軸９により矢印入方向に公転回転するときに、そ
の両端の遊星歯車軸１４に被嵌のスリーブ状軸１８に取
付く苗植体２０は、爪軸９を中心に公転するが、該苗植
体２０が取付くスリーブ状軸Ｉ８は、遊星山車Ｉ５にば
ね体２３を介して弾性的に連結され、遊星歯車１５は中
間山車１７を介して太陽歯車１２に噛合して１．太陽歯
車１２との間で遊星歯車機構が構成され、且つ、太陽歯
車１２と′Ｍ星歯車１５とは同じ歯数に構成されていて
、遊星歯車１５及びこれに連結のスリーブ状軸１８ひい
ては苗植体２０は、回転ケース１１の矢印Δ方向への公
転回転に伴って、その公転の回転角度と同じ回転角度だ
け矢印入方向とは逆向きの矢印Ｃ方向に遊星歯車軸１４
を中心として自転するから、両画植体２０は、苗載台３
の方向−１を向いた状態で、しかも苗載台３に対して一
定の姿勢を保った状態のもとて矢印Ａ方向に旋回運動す
ることになり、この旋回運動中において、苗載台３に面
する側において上から下に下降するとき、先６ｇｌの分
割爪１９にて苗載台３上の苗マツ１−から苗を一株だけ
分割したのち、その下降下限の近傍において圃場面Ｂに
植付すし、その後において圃場面Ｂより上昇するのであ
る。

この場合、回転ケース１１が略水平状態になったとき、
苗載台３に而する側の苗植体２０では、そのスリーブ状
軸１８のスト７パーアーム２５が第５図に示すように、
中間軸１６Ｊ−のカム２４における円弧状外周面２６に
接当して、この時点から苗植体２０の矢印Ｃ方向への自
転が停止することにより、苗植体２０の矢印Ｃ方向への
自転が、回転ケース１１の矢印入方向への公転に幻して
遅れるから（但し、遊星歯車１５は矢印Ｃ方向に自転し
て、爪２１と２２とはばね体２３に抗して８１１れ、ば
ね体２３には弾性力が蓄えられる）、苗（置体２０は、
回転ケース１１の矢印入方向への公転に伴らて、その分
割爪１９が圃場面Ｂに対して略垂直状となるように姿勢
変換されて圃場面Ｂに浸入する。

そして、回転ケース１１の矢印Ａ方向への公転にｌ’１
４１．’ストッパーアーム２５がカム２４における円弧
状外周面２６から外れると、苗植体２０はばね体２３の
弾性力によって矢印Ｃ方向に遊星歯車軸１４を中心に戻
し回転され、この戻し回転によって分割爪１９は、圃場
面Ｂへの苗の植付り後においてＩ口植機１の進行方向と
は逆方向つまり植付は後の苗から離れるように動きつつ
圃場面Ｂから抜けて上昇し、やがて苗植体２０が元の姿
勢に戻るから、このときの分割爪１９先端の運動軌跡は
、第７図に二点鎖線で示すように縦に細長の閉ループ曲
線りとなり、前記待公昭４９−２７７６２号公報の上下
揺動式苗植装置の場合と同じ形状の閉ループ曲線が得ら
れることになる。

つまり、ここにおける両画植体２０は、その分割爪１９
が苗を持った状態で圃場面Ｂに向って下降するとき垂直
に姿勢変換して圃場面Ｂに侵入し、植付け１＆圃場面Ｂ
から抜けるとき植付は後の苗から離れるように逃げつつ
上昇するから、圃場面Ｂに対する苗の植付けが正しい姿
勢の状態のもとて確実にできるのである。

なお、上記実施例は、すＪ間軸１６のカム２４と、スリ
ーブ状軸１８のストソバ−アーム２５とで、苗植体２０
の遊星歯車１５による自転を、回転ケース■１の公転に
対して遅らせる場合であったが、この方式に変えて、第
８図及び第９図に示すように、中間軸１６Ｊ〕には、円
周の一部に円弧状外周面２６ａと欠歯部２６ｂとを有す
るカム山車２４ａを固着する一方、スリーブ状軸１８」
−には、円周の一部の歯を切欠いた欠歯型ストンパー歯
車２５ａを設り、これらによって、前記と同様の作用を
行うようにしても良いのであり、この実施例によると、
回転ケース１１の公転に対して遅らせた苗植体２０を元
に戻すことが、カム歯車２４ａとストンパー歯車２５ａ
との噛合回転にてできるから、遊星歯車１５と苗植体２
０とを弾性的に連結するばね体２３を小型化できる利点
がある。また、本発明は、一つの回転ケース１１に二つ
の苗植体２０を装着したものに限らず、三辺」二の苗植
体を装着した場合にも通用できることは勿論であり更に
、遊星歯車と苗植体とは、ゴム等地の弾性体による連結
手段によって連結しても良い。

１′）、上の通り本発明は、苗載台の近くにおける機体
に、動力源からの動力伝達にて回転駆動される回転ケー
スをその軸線を略水平にして取りイ１け、該回転ケース
内には、その回転中心位置に前記機体にり１して回転不
能で、回転ケースに対して回転自在に構成した太陽歯車
を設ける一方、前記回転ケースには、その回転中心から
等しい位置に、前記苗載台の方向に延びる分割爪を備え
た複数の苗植体を、回転ケースの軸線と平行な軸線回り
に回転自在に設け、前記回転ケース内には、前記各苗植
体の個所に前記太陽歯車に中間歯車を介して噛合する遊
星歯車を各々設け、該各Ｍ星山車を前記太陽歯車と同じ
歯数に構成し、この各遊星歯車と苗植体との間を弾性的
な連結手段にて各々連結し、且つ、前記中間歯車と苗植
体との間には、各苗植体が回転ケースの回転に伴って圃
場に向って下ｊＩするとき、前記苗植体の遊星歯車によ
る回転を一定の区間だけ遅らゼるようにした手段を設け
たことを特徴とする田植隠における苗植装置であって、
−・つの回転ケースに複数個装着した各苗植体に、従来
の−１−王揺動式苗植装置の場合と同様な運動をイクｊ
ｌテできるから、一つの苗植条に対する苗植が複敬の苗
植体によって、振動の増大を招来することなく高速度に
できて、田植え作業の能率を著しく向」−できる効果を
イ１する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は田植機の側面図
、第２図は田植機の平面図、第３図は苗植装置の断面図
、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ視断面図、第５図は第３
図のＶ−Ｖ視断面図、第６図は第５図の作用状態を示す
図、第７図は苗植体の運動軌跡を示す図、第８図ば苗植
装置の別例図、第９図は第８図の作用状態を示す図であ
る。 ■・・・・田植機、９・・・・爪軸、■０・・・・苗植
装置、ＩＩ・・・・回転ケース、１２・・・・太陽歯車
、１４・・・・遊星山車軸、１５・・・・遊星歯車、１
６・・・・中間軸、１７・・・・中間山車、１８・・・
・スリーブ状軸、１９・・・・分割爪、２０・・・・苗
植体、２１．２２・・・・爪、２３・・・・ばね体、２
４・・・・カム、２５・・・・ストッパーアーム、２４
ａ・・・・カムｍ車、２ｓａ・・・・スト・ツバ−歯車
。特許出願人　ヤンマー農機株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、苗載台の近くにおける機体に、動力源からの動
力伝達にて回転駆動される回転ケースをその軸線を略水
平にして取り付け、該回転ケース内には、その回転中心
位置に前記機体に対して回転不能で、回転ケースに対し
て回転自在に構成した太陽歯車、を設ける一方、前記回
転ケースには、その回転中心から等しい位置に、前記苗
載台の方向に延びる分割爪を備えた複数の苗植体を、回
転ケースの軸線と平行な軸線回りに回転自在に設け、前
記回転ケース内には、前記各苗植体の個所に前記太陽歯
車に中間歯車を介して噛合する遊星歯車を各々設け、該
各遊星山車を前記太陽歯車と同じ歯数に構成し、この各
遊星歯車と苗植体との間を弾性的な連結手段にて各々連
結し、且つ、前記中間歯車と苗植体との間には、各苗植
体が回転ケースの回転に伴って圃場に向って下降すると
き、前記苗植体の遊星歯車による回転を一定の区間だけ
遅らせるようにした手段を設けたことを特徴とする田植
機における苗植装置。