JPS606669Y2 - 電磁スプリングクラツチ - Google Patents

電磁スプリングクラツチ

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Publication number
JPS606669Y2
JPS606669Y2 JP17071379U JP17071379U JPS606669Y2 JP S606669 Y2 JPS606669 Y2 JP S606669Y2 JP 17071379 U JP17071379 U JP 17071379U JP 17071379 U JP17071379 U JP 17071379U JP S606669 Y2 JPS606669 Y2 JP S606669Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
armature
side rotating
flange portion
field core
Prior art date
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Expired
Application number
JP17071379U
Other languages
English (en)
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JPS5687636U (ja
Inventor
暉 高田
信 半谷
Original Assignee
小倉クラツチ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 小倉クラツチ株式会社 filed Critical 小倉クラツチ株式会社
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Publication of JPS5687636U publication Critical patent/JPS5687636U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、入力側回転部材から出力側回転部材にトル
クを伝達する手段として、コイルスプリングの巻締力を
利用するようにした所謂電磁スプリングクラッチに関す
るものである。
この種の電磁スプリングクラッチとして、第1図に、上
半部縦断の側面図で示した電磁スプリングクラッチ1が
ある。
電磁スプリングクラッチ1は、管軸状の入力側回転部材
2の外側に、同心配置としてフィールドコア3と、出力
側回転部材4及びアーマチュア5を設けである。
フィールドコア3は、一端に形威した内向きのフランジ
部3Aの内縁部分を、入力側回転部材2の一端近くに形
威しであるフランジ部2Aと、入力側回転部材2側に取
付けるようにしたスナップリング6との間に臨ませ、取
付金具7を介して図示しない機器本体に固着するように
しである。
前記入力側回転部材2は、前記フランジ部2Aに続く所
定の長さ部分をボス部2Bに形成するとともに、このボ
ス部から先の部分を小径部2Cに形威しである。
前記入力側回転部材2の小径部2Cには、段付フランジ
部4Aと、ボス部4Bとを有する出力側回転部材4を嵌
装し、スナップリング8により抜は止めしである。
出力側回転部材4のボス部4Bは、外径を入力側回転部
材2のボス部2Bの外径と同寸としてあり、両ボス部2
B、4Bにはコイルスプリング9を嵌め合せである。
コイルスプリング9は、コイル内径を前記ボス部2B、
4Bの外径よりも僅かに大径とし、一端を外向きに折曲
げたフック部9Aに、また、他端を内向きに折曲げたフ
ック部9Bに、それぞれ形威しである。
一方、前記フィールドコア3の内側にはフランジ部5A
の外径を、フィールドコア3の外径と同寸としたアーマ
チュア5のボス部5Bを挿入シである。
アーマチュア5のボス部5Bは、外径を前記入力側回転
部材2のフランジ部2Aの外径と同寸とし、先端をフラ
ンジ部2A近くに臨ませである。
前記コイルスプリング9は、フック部9Aを、アーマチ
ュア5のボス部5Bの先端に形威した切欠10に、また
、フック部9Bを、出力側回転部材4のボス部4Bに穿
設した掛止孔11に、それぞれ掛止してあって、フィー
ルドコア3の内側に設けた電磁コイル12への通電によ
って磁束が形威され、戻しばね13の弾撥的押戻力に抗
してアーマチュア5がフィールドコア3方向に磁気吸引
されて入力側回転部材2のフランジ部2Aに先端が密接
したとき、巻締められ、入力側回転部材2のボス部2B
と、出力側回転部材4のボス部4Bとを巻締めて、入力
側回転部材2から出力側回転部材4へのトルク伝達を可
能にする。
前記の構造とした従来の電磁スプリングクラッチ1の場
合、アーマチュア5は、大きなボス部5Bを有し、重い
ため、コイルスプリング9の巻締めに際して偏荷重が生
じ易く、巻締面となる内径面に異常摩耗が生じ易い。
また、アーマチュア5を復帰させるための戻しばね13
を、かなり強力なばねとしないと、重いアーマチュア5
を戻せないので、戻しばね13を強力にするが、戻しば
ね13を強力にすれば、電磁コイル12の容量を大きく
しなければならず、小形コンパクト化を妨げる要因とな
っている。
特に、大きな質量の部材である前記アーマチュア5が、
自由支持部材であるため、回転中に偏心動して激しい騒
音と振動を生じることがある。
この考案は、上述のような観点に基き、アーマチュアの
大幅な小形軽量化を可能にし、コイルスプリングの異常
摩耗の発生を回避できるようにした電磁スプリングクラ
ッチを提供するもので、アーマチュアを、ボス部を有し
ない環状板部材とする一方、入力側回転部材に、フィー
ルドコア内の電磁コイルの前面に臨み、アーマチュアが
直接フィールドコアに接触することを防ぐフランジ部を
設け、さらに、解磁時のアーマチュアの戻しを、出力側
回転部材に取付けた磁石によるようにした点に特徴があ
る。
ついで、この考案の電磁スプリングクラッチを実施例に
より図面を参照しながら説明する。
第2図には、この考案の電磁スプリングクラッチの実施
例を、上半部を縦断した側面図で示しである。
図面に示したように、この実施例のWスプリングクラッ
チ14は、管軸状の入力側回転部材15の長さ方向のほ
ぼ中央位置にフィールドコア18の外壁18Aの内径よ
りも小寸の外径をもったフランジ部15Aと、これに隣
接してボス部15Bとを形威しである。
入力側回転部材15のフランジ部15A側小径部15C
にはラジアルベアリング16とスラストベアリング17
を介してフィールドコア18を嵌め合せてあり、スナッ
プリング19により抜は止めしである。
一方、ボス部15B側小径部15Dにはラジアルベアリ
ング20を介して出力側回転部材21を嵌め合せである
フィールドコア18は、環状溝22を有し、この環状溝
内に電磁コイル23を組込んである。
また、このフィールドコア18は外極となる外壁18A
の長さを、その端面18aが、フランジ部15Aにおけ
るボス部15B側端面15aよりやや引込んだ位置に臨
む寸法とする一方、内極となる内壁18Bの長さを、ス
ラストベアリング17を介してフランジ部15Aに当接
する寸法とし、取付金具24によって図示しない機器本
体に取付けるようにしである。
出力側回転部材21は、前記フィールドコア18の外径
と等しい外径としたフランジ部21Aとボス部21Bと
を有し、ボス部21Bの内側に、前記入力側回転部材1
5のボス部15Bと外径を同寸とした管部材25を嵌挿
固着することによって、フランジ部21Aの内側に、環
状溝26を形威しである。
前記出力側回転部材21のフランジ部21Aの前面には
磁石27を取付けである。
磁石27は、環状板部材であるアーマチュア28を、フ
ィールドコア18の解磁時に吸引する機能を有する。
アーマチュア28は、内縁の所定位置に切欠29を設け
てあり、この切欠には、前記環状溝26に挿入したコイ
ルスプリング30の一端の外向きのフック部30Aを掛
止させである。
コイルスプリング30の他端の内向きのフック部30B
は、前記管部材25の所定箇所に穿設した孔31に掛止
しである。
上述の構成からなるこの考案の電磁スプリングクラッチ
は、電磁コイル23に電圧を印加することによって磁束
がフィールドコア18の外壁18Aから内壁18B1入
力端回転部材15のフランジ部15A1アーマチュア2
8、およびこのアーマチュア28から直接前記のフィー
ルドコア1Bの外壁18Aに亘り形成されると、アーマ
チュア28をフィールドコア18方向に磁気吸引する。
このアーマチュア28の励磁により、アーマチュア28
は、軸線方向に移動して、入力側回転部材15のフラン
ジ部15Aに当接し、入力側回転部材15と一体に回転
するようになるため、フック部30Bを出力側回転部材
21側に掛止しであるコイルスプリング30が巻締めら
れる。
巻締められたコイルスプリング30は入力側回転部材1
5のボス部15Bと、出力側回転部材21と一体の管部
材25の外周面を強力に締付け、爾後、入力側回転部材
15と出力側回転部材21とを一体に回転し、入力側回
転部材15から出力側回転部材21にトルクが伝達され
ることになる。
このとき、アーマチュア28は、一体に回転スる入力側
回転部材15のフランジ部15Aに密接するが、固定部
材であるフィールドコア18とは僅かの隙間をへだでて
離れているので、摩耗を生じない。
電磁コイル23への電圧印加を停止すると、磁束は消滅
し、アーマチュア28は、磁石27に吸引されて出力側
回転部材21のフランジ部21Aに固定となり、コイル
スプリング30の巻締作用も消滅する。
以上の説明から明らかなように、この考案の電磁スプリ
ングクラッチは、アーマチュアが極めて軽量な環状板部
材で、軸線方向動を軽快、迅速に行うことができるから
動作の応答が速く、さらに、電磁石により励磁された場
合に、一体に回転することになる入力側回転部材のフラ
ンジ部に密接しても、固定部材であるフィールドコアと
は、離れたままの状態を保つことになるので、摩耗は勿
論、偏心回動による騒音の発生を確実に回避でき、さら
に、アーマチュアの構造が簡単であるため、製作費を低
減できるなど多くの優れた利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁スプリングクラッチを示す半部縦断
側面図、第2図はこの考案の電磁スプリングクラッチの
実施例を示す半部縦断側面図である。 図面において、14・・・・・・この考案の電磁スプリ
ングクラッチ、15・・・・・・入力側回転部材、15
A・・・・・・フランジ部、15 B””ボス部、18
・・・・・・フィールドコア、18A・・・・・・外壁
、18a・・・・・・端面、21・・・・・・出力側回
転部材、21A・・・・・・フランジ部、21B・・・
・・・ボス部、23・・・・・・電磁コイル、25・・
・・・・管部材、26・・・・・・環状溝、27・・・
・・・磁石、28・・・・・・アーマチュア、29・・
・・・・切欠、30・・・・・・コイルスプリング、3
0A、30B・・・・・・フック部、31・・・・・・
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力側回転部材15のボス部15Bと出力側回転部材2
    1のボス部21Bとに亘って巻締自在のコイルスプリン
    グ30を嵌装し、 コイルスプリング30の一端30Aを入力側回転部材1
    5と同心配置のフィールドコア18方向へ磁気吸引を自
    在としたアーマチュア28に掛止するとともに、他端3
    0Bを出力側回転部材21に掛止してなる電磁スプリン
    グクラッチにいて、アーマチュア28を環状板部材とし
    、 アーマチュア28と電磁コイル23との間に臨み、かつ
    フィールドコア1Bの外壁18Aの内径より小寸の外径
    をもったフランジ部15Aを入力側回転部材15に形成
    するとともに、 フィールドコア18の外壁18Aの長さを、その端面1
    8aが入力側回転部材15のフランジ部15Aにおける
    ボス部15B側端面15aよりやや引込んだ位置に臨む
    寸法として、電磁コイル23への電圧印加による磁束が
    フィールドコア18の外壁18Aから内壁18B1入力
    端回転部材15のフランジ部15A1アーマチュア28
    、およびこのアーマチュア28から直接前記のフィール
    ドコア18の外壁18Aに亘り形成されるものとし、 さらに解磁時のアーマチュア28の引戻しを自在とした
    磁石27を、出力側回転部材21のフランジ部21Aに
    取付けてなる電磁スプリングクラッチ。
JP17071379U 1979-12-10 1979-12-10 電磁スプリングクラツチ Expired JPS606669Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17071379U JPS606669Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 電磁スプリングクラツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17071379U JPS606669Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 電磁スプリングクラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5687636U JPS5687636U (ja) 1981-07-14
JPS606669Y2 true JPS606669Y2 (ja) 1985-03-04

Family

ID=29681549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17071379U Expired JPS606669Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 電磁スプリングクラツチ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0819969B2 (ja) * 1986-09-30 1996-03-04 三田工業株式会社 電磁制御ばねクラツチ機構
JP2525601Y2 (ja) * 1989-08-01 1997-02-12 日立粉末冶金株式会社 電磁式スプリングクラッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5687636U (ja) 1981-07-14

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