JPH08210388A - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH08210388A
JPH08210388A JP7039108A JP3910895A JPH08210388A JP H08210388 A JPH08210388 A JP H08210388A JP 7039108 A JP7039108 A JP 7039108A JP 3910895 A JP3910895 A JP 3910895A JP H08210388 A JPH08210388 A JP H08210388A
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shaft
hollow shaft
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rotary shaft
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Hiroyasu Kouchi
宏泰 小内
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Ogura Clutch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量小形な電磁連結装置を提供する。 【構成】 中空軸25の軸端部の切欠き溝25aに嵌合
された回り止め部26aと、回転軸1の軸端部に形成さ
れた面取り部1aと係合される係合片26bとを有する
係合部材26を、中空軸25の軸端部の外周面に圧入嵌
合することにより一体に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、事務機器などに組込
まれて低速・低負荷状態で使用されるマイクロ電磁クラ
ッチやマイクロ電磁ブレーキなどの電磁連結装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁連結装置のうちマイクロ電磁
クラッチは、図6に上半分を断面とした側面図で示した
ように、面取り部1aが形成された略半月状の軸端部を
有する回転軸1に装着される。電磁クラッチ2は、断面
が略D字状に形成された軸端部の孔部(以下、D孔とい
う。)3aを有する中空軸3の長手方向略中央に円板状
のロータ4が圧入嵌合されて一体に固定されており、ま
た中空軸3のD孔3a側から嵌合されてロータ4にスラ
スト軸受5を介して内極側が当接されたフィールドコア
6と、中空軸3のD孔3aとは反対側から嵌合されてロ
ータ4にボス部先端が当接されたアーマチュアハブ(歯
車)7が、中空軸3に支持されて止め輪8・9で抜け止
めされている。
【0003】フィールドコア6には、コイルボビン10
とコイルカバー11により外部と完全に絶縁された電磁
コイル12が収納されており、図示せぬ固定部材に掛止
されて回り止めされている。またアーマチュアハブ7に
は、板ばね13により軸線方向にのみ移動自在にアーマ
チュア14が支持されており、アーマチュア14とロー
タ4との間に所定の空隙が形成されている。なお符号1
5は、図示せぬ電源と接続される端子台であり、電磁コ
イル12の巻始め端部と巻終わり端部が結線された一対
のターミナルが収納されている。
【0004】したがってこのような構造とした電磁クラ
ッチ2は、モータなどの駆動源側の歯車(図示せぬ)と
噛み合うアーマチュアハブ7が常時回転しているので、
電磁コイル12に通電して発生する磁束により、板ばね
13のばね力に抗してアーマチュア14をロータ4に磁
気吸着すると、アーマチュアハブ7の回転は、これらア
ーマチュア14やロータ4と中空軸3のD孔3aを介し
て回転軸1に伝達される。一方、電磁コイル12への通
電を断てば磁束は消滅するので、アーマチュア14が板
ばね13のばね力(復帰力)でロータ4から離間され
て、回転軸1への回転伝達は遮断される。
【0005】このように従来の電磁クラッチ2は、各構
成部材が中空軸3に組込まれているため、中空軸3に回
転軸1を挿入してそれらの面取り部1aとD孔3aを嵌
合することにより、簡単に回転軸1に装着される構造で
ある。しかしながら従来の電磁クラッチ2では、D孔3
aを有する中空軸3を焼結合金材製の軸体として一体に
形成していたため、その作業が面倒で長時間を要し生産
性の面での改善が望まれていた。そこで出願人は、実願
平1−77571号明細書並びに図面に提案されている
ように、中空軸3のD孔3a部分を別部材で形成するよ
うにした。
【0006】即ち、図7に上半分のみの断面図で示した
電磁クラッチ16のように、中空軸17を、小径真円部
17aと大径真円部17bとからなる段状の中心孔とし
外周面には段差部17cが形成された軸体としている。
またこの中空軸17の大径真円部17bには、D孔18
aとフランジ部18bが形成された合成樹脂材製のカラ
ー18が嵌合されており、このカラー18に形成された
複数の突起18cを中空軸17の大径真円部17bに形
成された溝17dと係合させることにより、これら中空
軸17とカラー18は一体に固定されている。また更に
は、断面がコ字状のロータ19を段差部17cに当接さ
れるまで中空軸17に圧入嵌合することにより固定して
いる。なお符号20は、フィールドコア6の内極側とロ
ータ19との間に介在されたスラスト軸受である。
【0007】このような構造とした従来の電磁クラッチ
16は、アーマチュアハブ7の回転がアーマチュア14
からロータ19を通り、中空軸17とカラー18を介し
て回転軸1に伝達される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁クラッチ1
6は、中空軸17に大径真円部17bを設け、この大径
真円部17bに合成樹脂材製のカラー18を圧入嵌合し
て固定した構造からなり、カラー18の肉厚を厚くして
いる。そして、これら大径真円部17bとカラー18の
係合のばすれ並びにカラー18の変形を防止していた。
したがって、装置の外径寸法が大きくなり軽量小形な電
磁連結装置を提供することができないという問題があっ
た。また、フィールドコア6の内周面と中空軸17の大
径真円部17bの外周面とが摩擦摺接されるため、その
摩擦熱によるカラー18の熱膨張に起因する問題もあっ
た。この発明では、このような問題を解決して軽量小形
な電磁連結装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、この発明の電磁連結装置では、回転軸の軸端
部の面取り部に係合される係合片が一体に形成され、前
記回転軸が挿入される中空軸の軸端部に圧入嵌合されて
固定された金属材製の係合部材を設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】アーマチュアをロータに磁気吸着すると、アー
マチュアハブの回転は中空軸と係合部材により一体化さ
れた回転軸に伝達される。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の電磁連結装置の一実施例で
あり、上半分を断面とした電磁クラッチの側面図であ
る。なお、図6の電磁クラッチと同等な部材には同じ符
号を付けることにより、重複する説明は省略する。電磁
クラッチ21は、中空軸22の軸端部に凹部22aが形
成され、この凹部22aには、回転軸1の軸端部の面取
り部1aと係合された係合片23aを有する金属材製の
係合部材23の環状部23bが圧入嵌合されて一体に固
定されている。このような構造とした電磁クラッチ21
は、中空軸22に回転軸1を挿入してその面取り部1a
と係合部材23の係合片23aを係合するのみで装着で
きる。なおこの電磁クラッチ21は、電磁クラッチ2・
16と同じように作用する。
【0012】次に、この発明の電磁連結装置の他の実施
例を説明する。図2は要部のみを断面とした電磁クラッ
チの側面図であり、図3は図2の係合部材の断面図、図
4は図3の右側面図、図5は図4の上面図である。な
お、図6の電磁クラッチと同等な部材には同じ符号を付
けることにより、重複する説明は省略する。電磁クラッ
チ24は、中空軸25の軸端部の側面に切欠き溝25a
が形成され、この切欠き溝25aに嵌合される回り止め
部26aと、回転軸1の軸端部の面取り部1aと係合さ
れる係合片26bを有する金属材製の係合部材26が、
中空軸25の軸端部の外周面に圧入嵌合されて一体に固
定されている。また係合部材26の環状部26cの側面
は、フィールドコア6の側面に当接されている。なお符
号26d(図4参照)は、中空軸25の内周面と接触し
ないように面取りされたテーパ面である。このような構
造とした電磁クラッチ24は、中空軸25に回転軸1を
挿入してその面取り部1aと係合部材26の係合片26
bを係合するのみで装着できる。なおこの電磁クラッチ
24は、電磁クラッチ2・16・21と同じように作用
する。
【0013】なお以上の説明において、電磁連結装置と
してマイクロ電磁クラッチを説明したが、例えばアーマ
チュアをフィールドコアに固定されたディスクに磁気吸
着するマイクロ電磁ブレーキにもこの発明は適用され
る。また、係合部材23・26の中空軸22・25に圧
入嵌合される環状部23bの外周面、環状部26cの内
周面の形状を多角形状にするなど、細部の形状の設計変
更が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明の電磁連結装置で
は、回転軸の軸端部の面取り部に係合される係合片が一
体に形成され、前記回転軸が挿入される中空軸の軸端部
に圧入嵌合されて固定された金属材製の係合部材を設け
たので、係合部材の肉厚を薄くすることができる。した
がって、中空軸に段状の中心孔を形成してその大径真円
部の外周面にフィールドコアを支持した従来の構造が改
善され、装置を軽量小形に設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電磁連結装置の一実施例であり、上
半分を断面としたマイクロ電磁クラッチの側面図であ
る。
【図2】この発明の電磁連結装置の他の実施例であり、
要部のみを断面としたマイクロ電磁クラッチの側面図で
ある。
【図3】図2の係合部材の断面図である。
【図4】図3の係合部材の右側面図である。
【図5】図4の係合部材の上面図である。
【図6】従来のマイクロ電磁クラッチの上半分を断面と
した側面図である。
【図7】従来のマイクロ電磁クラッチの上半分のみの断
面図である。
【符号の説明】
1…回転軸、3…中空軸、23…係合部材、26…係合
部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の軸端部の面取り部に係合される
    係合片が一体に形成され、前記回転軸が挿入される中空
    軸の軸端部に圧入嵌合されて固定された金属材製の係合
    部材を設けたことを特徴とする電磁連結装置。
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