JP5509052B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、噛合い式クラッチ機構を備えた電磁クラッチに関するものである。
従来のこの種の電磁クラッチとしては、たとえば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1には、ロータのフランジ部に外側断磁部と内側断磁部とが形成された、いわゆるダブルフラックス型の電磁クラッチが開示されている。前記外側断磁部には、摩擦板が設けられ、前記内側断磁部には、複数の貫通穴がロータの回転方向に一定の間隔をおいて穿設されている。
この電磁クラッチのアーマチュアは、前記外側断磁部と対向するように形成された環状の外側アーマチュア本体と、前記内側断磁部と対向するように形成された環状の内側アーマチュア本体とを備えている。前記外側アーマチュア本体における前記ロータと対向する部位は平坦面に形成されている。前記内側アーマチュア本体における前記ロータと対向する部位には、前記貫通穴に係合可能な複数の突出部が形成されている。これらの複数の突出部は、内側アーマチュア本体にプレス加工によって形成されており、ロータの回転方向に一定の間隔で並べられている。
この電磁クラッチの磁束は、ロータから外側アーマチュア本体→ロータ→内側アーマチュア本体→ロータという磁路が構成されるように、外側断磁部と内側断磁部とを迂回して流れる。外側アーマチュア本体を磁束が通過することによって、この外側アーマチュア本体が前記摩擦板に摩擦係合する状態でロータに磁気吸着される。一方、内側アーマチュア本体は、磁束が通過することによって、前記突出部が前記貫通穴に係合する(噛合う)状態でロータに磁気吸着される。
外側アーマチュア本体とロータとの間のエアギャップは、内側アーマチュア本体とロータとの間のエアギャップより狭くなるように形成されている。また、この電磁クラッチの励磁コイルは、所定の低電圧が印加された後に高電圧が印加される。すなわち、この電磁クラッチは、外側アーマチュア本体がロータに磁気吸着された後に内側アーマチュア本体が磁気吸着されるように構成されている。このような時差連結が行われる場合、外側アーマチュア本体とロータの摩擦板との摩擦クラッチ機構によるスリップ回転でロータとアーマチュアとの回転が同期した後に、内側アーマチュア本体とロータとからなる噛合い式クラッチ機構が係合する。
この電磁クラッチの動力伝達力は、たとえばカーエアコン用電磁クラッチのような1枚のアーマチュアとロータとの摩擦係合により動力を伝達する単板摩擦式電磁クラッチと比べると大きくなる。これは、噛合い式クラッチ機構でアーマチュアのスリップが規制されるからである。
前記カーエアコン用電磁クラッチは、カーエアコン用コンプレッサに伝達されるエンジンの動力の伝達、遮断を切り替えるためのものである。エンジンの動力は、この電磁クラッチのロータに伝動用のベルトを介して伝達され、このロータに磁気吸着されているアーマチュアを介してコンプレッサの回転軸に伝達される。
特開2001−107985号公報
特許文献1に開示された電磁クラッチの噛合い式クラッチ機構は、ロータに穿設された複数の貫通穴と、この貫通穴に係合、離脱する内側アーマチュア本体の複数の突出部とによって構成されている。この従来の噛合い式クラッチ機構は、カーエアコン用電磁クラッチなどの大きな動力伝達力が要求される電磁クラッチには採用することはできなかった。
この理由は、カーエアコン用電磁クラッチのロータとアーマチュアとは、相対的に高い機械的強度が必要だからである。カーエアコン用電磁クラッチに噛合い式クラッチ機構を設けるためには、大きな動力伝達力が得られるように、前記貫通穴と前記突出部との係合部分の数を増大させなければならない。
ロータの貫通穴の数が多くなると、ロータの機械的強度が低下してしまう。カーエアコン用電磁クラッチのロータには伝動用ベルトの張力が作用するために、貫通穴の数が増えてロータの強度が低下すると、ロータが破損するおそれがある。ロータが破損してしまうと、この電磁クラッチが組み込まれている動力伝達経路に不具合が生じることになる。
一方、カーエアコン用電磁クラッチのアーマチュアは、大きな伝達トルクに耐えることができるように相対的に強固に形成されている。このようなアーマチュアには、多くの前記突出部をプレス加工によって形成することは難しい。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、ロータやアーマチュアの機械的強度を高く保ちながら、大きな動力伝達力が得られる噛合い式クラッチ機構を備えた電磁クラッチを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る電磁クラッチは、フィールドコアの磁束が通るように形成されたロータと、前記ロータの軸線方向の端面と対向する端面を有し、前記ロータと同一軸線上に位置付けられて前記ロータと接離可能に構成されたアーマチュアと、前記ロータの端面に固定された非磁性材料からなる係合部材とを備え、前記係合部材は、環状の本体部と、この本体部から前記アーマチュアの端面に向けて突出するように形成されて前記本体部の周方向に並べられた複数の突出部とを有し、前記本体部は、前記ロータの端面に形成された環状溝の中に挿入され、前記アーマチュアの端面には、前記突出部が係合可能な複数の凹部が形成され、前記係合部材の前記本体部には、前記ロータに形成された穴に係合して固定される固定部が設けられているものである。
本発明は、前記発明において、前記アーマチュアは、径方向の内側に位置する内側アーマチュア本体と、この内側アーマチュア本体の径方向外側に位置する外側アーマチュア本体とを備え、前記外側アーマチュア本体と前記ロータとの間隔と、前記内側アーマチュア本体と前記ロータとの間隔とは、一方の間隔が他方の間隔より広く形成され、前記ロータとの間隔が広く形成された一方のアーマチュア本体に前記凹部が形成され、この一方のアーマチュア本体と対向するロータの端面に前記係合部材が固定されているものである。
本発明は、前記発明において、前記固定部は、前記本体部から径方向に突出するように形成されているものである。
本発明によれば、ロータに係合部材を取付け、アーマチュアに凹部を形成することによって、噛合い式クラッチ機構が実現される。係合部材を固定するための穴の数は、係合部材を固定することができる必要最小限とすることができ、突出部や凹部の数より少なくすることができる。このため、係合部材をロータに取付けるにあたっては、ロータを貫通する穴の数が少なくてよく、ロータの強度低下を少なく抑えることができる。
一方、凹部は、貫通穴に比べるとアーマチュアに強度低下が相対的に少なくなるように形成することができ、しかも、アーマチュアに機械加工によって容易に形成することができる。
また、係合部材が非磁性材料によって形成されているために、実質的に断磁部を構成するものとなるから、ロータとアーマチュアとの間に所定の磁気回路を容易に形成することができる。
したがって、本発明によれば、ロータやアーマチュアの機械的強度を高く保ちながら、大きな動力伝達力が得られる噛合い式クラッチ機構を備えた電磁クラッチを提供することができる。
本発明に係る電磁クラッチの平面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 ロータの平面図で、同図は図2におけるIII−III線矢視図である。 アーマチュア組立体のロータ側から見た平面図で、同図は図2におけるIV−IV線矢視図である。 要部を拡大して示す断面図で、同図はツースリングの突出部の周辺近傍を示している。 要部を拡大して示す断面図で、同図はツースリングの固定部の周辺近傍を拡大して示している。 ツースリングの固定部の断面図である。 ツースリングの突出部の断面図である。 ツースリングの一部を拡大して示す斜視図である。 突出部の他の例を示す断面図である。 ツースリングの他の例を説明するための図で、同図はロータの平面図である。 図11におけるXII−XII線断面図である。同図においてはアーマチュア組立体も描いてある。 ツースリングの一部を拡大して示す斜視図である。 ツースリングの他の例を説明するための図で、同図はロータの平面図である。 図14におけるXV−XV線断面図である。同図においてはアーマチュア組立体も描いてある。 ツースリングの一部を拡大して示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る電磁クラッチの一実施の形態を図1〜図10によって詳細に説明する。
図1に示す電磁クラッチ1は、カーエアコン用圧縮機2(図2参照)の回転軸3に動力を伝達したり、この動力の伝達を遮断するためのものである。前記カーエアコン用圧縮機2は、回転軸3が回転することにより冷媒を圧縮するものである。なお、この実施の形態において、各部材の説明は、図2において右側(回転軸3の先端側)を前側とし、図2において左側を後側として行う。
前記回転軸3は、この圧縮機2のフロントハウジング4を貫通してフロントハウジング4の前方に突出している。前記フロントハウジング4の前端部には、回転軸3を覆う円筒状のノーズ部4aが設けられている。
電磁クラッチ1は、図2に示すように、前記ノーズ部4aに軸受5によって回転自在に支持された円環状のロータ6と、このロータ6の前方(図2においては右方であって、圧縮機2とは反対側)に位置するアーマチュア組立体7とを備えている。この実施の形態によるアーマチュア組立体7の回転方向は、図1においては時計方向である。
前記ロータ6は、前記軸受5が内周面に嵌合された内側円筒部11と、この内側円筒部11の前端部から径方向の外側に延びる円環板状のフランジ部12と、このフランジ部12の外周部から後側に延びる外側円筒部13とによって構成されている。前記内側円筒部11と、前記フランジ部12と、前記外側円筒部13とは、後方に向けて開放するフィールドコア用環状溝14の壁を構成している。この環状溝14の内部には、フィールドコア15が挿入されている。
フィールドコア15は、前方に向けて開放する環状溝15aの中に励磁コイル16を収容させた構造のものである。このフィールドコア15は、励磁コイル16が通電されることによって、ロータ6を磁路として磁束が発生するように構成されている。励磁コイル16は、前記環状溝15a内に絶縁樹脂15bによって固定されている。この励磁コイル16には、サーマルヒューズ16aが接続されている。この実施の形態による励磁コイル16は、動力伝達時(クラッチ接続時)の初期に相対的に低い電圧が印加され、しかる後に相対的に高い電圧が印加される。
フィールドコア15の後面には、リング状の取付板17が溶接されている。この取付板17の内周部は、固定用ねじ18によって前記フロントハウジング4に固定されている。すなわち、フィールドコア15は、取付板17を介して前記圧縮機2に装着されている。
ロータ6の前記フランジ部12における後述するアーマチュア組立体7と対向する前端面は、摩擦面として機能するように平坦に形成されている。この前端面の内周部には内側環状溝12aが形成され、前端面の外周部には外側環状溝12bが形成されている。この実施の形態においては、前記内側環状溝12aによって、本発明でいう「ロータの端面に形成された環状溝」が構成されている。
前記前端面は、これらの環状溝12a,12bで径方向に分断されることによって、複数の環状の磁極面を構成するようになる。これらの磁極面とは、図3に示すように、内側環状溝12aより径方向の内側に位置する第1の磁極面19と、内側環状溝12aと外側環状溝12bとの間に位置する第2、第3の磁極面20,21と、外側環状溝12bより径方向の外側に位置する第4の磁極面22である。前記第2の磁極面20は、内側環状溝12aの近傍に位置し、前記第3の磁極面21は、第2の磁極面20と外側環状溝12bとの間に位置している。
前記内側環状溝12aには、後述するツースリング23が嵌合されて固定されている。前記フランジ部12における内側環状溝12aと対応する部位には、図2、図3および図6に示すように、複数の圧入孔24が穿設されている。これらの圧入孔24は、ツースリング23を固定するためのもので、内側環状溝12aからフランジ部12を貫通して前記フィールドコア用環状溝14に延びるように形成されている。
前記外側環状溝12bには、円環状の摩擦板25が嵌合されて固着されている。前記フランジ部12における前記外側環状溝12bと対応する部位には、図2、図3および図5に示すように、複数のスリット26が形成されている。これらのスリット26は、図3に示すように、円弧状に形成されており、ロータ6の周方向に所定の間隔をおいて並ぶように設けられている。また、これらのスリット26は、図2および図5に示すように、前記外側環状溝12bからフランジ部12を貫通して前記フィールドコア用環状溝14に延びるように形成されている。
ロータ6の前記外側円筒部13の外周部分には、伝動用ベルト27を巻き掛けるためのV溝13aが形成されている。
前記ツースリング23は、図2および図3に示すように、円環状の薄板を用いて形成されている。この板は、非磁性材料によって形成されている。このツースリング23は、円環状を呈する本体部23aと、この本体部23aからロータ6側に突出する複数の固定部23bと、本体部23aからアーマチュア組立体7側に突出する複数の突出部23cとによって構成されている。この実施の形態においては、このツースリング23によって本発明でいう「係合部材」が構成されている。
前記本体部23aは、前記内側環状溝12aに嵌合する円環状に形成されている。内側環状溝12aに嵌合した前記本体部23aの前面(アーマチュア組立体7と対向する面)と、ロータ6の前端面(第1〜第4の磁極面19〜22)とは、図2に示すように、同一平面上に位置している。
前記固定部23bは、ツースリング23をロータ6に固定するためのもので、前記本体部23aにバーリング加工を施すことによって円筒状に形成されている(図7および図9参照)。この固定部23bの外径は、前記圧入孔24に圧入できるように形成されている。この実施の形態においては、前記圧入孔24によって、本発明でいう「ロータに形成された穴」が構成されている。この実施の形態による固定部23bは、図3に示すように、本体部23aを周方向に6等分する位置にそれぞれ設けられている。
前記突出部23cは、後述するアーマチュア組立体7の凹部28(図2および図5参照)と協働して噛合い式クラッチ機構29を構成するためのものである。この実施の形態による突出部23cは、前記本体部23aにプレス加工を施すことによって円錐台を呈する形状に形成されている(図8および図9参照)。また、この突出部23cは、図3に示すように、隣り合う固定部23bどうしの間を3等分する位置にそれぞれ設けられている。なお、突出部23cは、四角錐台状に形成することができるし、図10に示すように、テーパ角度αが相対的に大きくなるように形成することもできる。突出部23cは、テーパ角度αが大きくなることによって、凹部28に係合し易くなる。
前記アーマチュア組立体7は、図2に示すように、前記回転軸3の軸端部(前端部)に固定されたアーマチュアハブ31と、このアーマチュアハブ31に支持されたアーマチュア32およびストッパープレート33などによって構成されている。
前記アーマチュアハブ31は、回転軸3の軸端部にセレーション嵌合により一体に回転するように結合されたボス部31aと、このボス部31aの前端部に一体に形成された円板状のフランジ部31bとによって構成されている。ボス部31aは、回転軸3に嵌合した状態で固定用ボルト34によって固定されている。
前記フランジ部31bの外周部には、リベット35によって板ばね36の一端部と前記ストッパープレート33とが取付けられている。前記リベット35は、図1に示すように、フランジ部31bを周方向に3等分する位置にそれぞれ設けられている。前記板ばね36は、アーマチュアハブ31にアーマチュア32を支持させるためのもので、前記リベット35毎に設けられている。
前記アーマチュア32は、図1および図4に示すように、二つのリングに分割して形成されている。詳述すると、このアーマチュア32は、前記フランジ部31bを囲む円環状の内側アーマチュア本体41と、この内側アーマチュア本体41の径方向外側に位置する円環状の外側アーマチュア本体42と、これらのアーマチュア本体41,42どうしを連結する複数の連結板43とによって構成されている。
前記連結板43は、ばね材料によって細い帯状に形成されている。この連結板43の一端部はリベット44によって内側アーマチュア本体41に結合され、他端部は、リベット45によって外側アーマチュア本体42に結合されている。また、連結板43は、図1に示すように、内側アーマチュア本体41と外側アーマチュア本体42とが同一軸線上に位置するように、これらを互いに連結している。
前記3枚の板ばね36の他端部は、図1に示すように、外側アーマチュア本体42にリベット46によって取付けられている。すなわち、アーマチュア32は、3枚の板ばね36を介して前記アーマチュアハブ31に弾性支持されている。また、これらの板ばね36は、外側アーマチュア本体42が回転軸3と同一軸線上に位置するように、外側アーマチュア本体42とアーマチュアハブ31とを連結している。
このように構成されたアーマチュア32の内側アーマチュア本体41と外側アーマチュア本体42とは、前記ロータ6と同一軸線上に位置付けられるとともに、板ばね36と連結板43とが弾性変形可能であることから前記ロータ6と接離可能に構成される。
前記内側アーマチュア本体41は、図2、図5および図6に示すように、前記ツースリング23と対向する位置に位置付けられている。この内側アーマチュア本体41の後端面(ロータ6と対向する端面)には、図4に示すように、前記突出部23cが係合する多数の凹部28が形成されている。これらの凹部28は、それぞれ内側アーマチュア本体41の周方向に長い長円状に形成されており、内側アーマチュア本体41の周方向に所定の間隔をおいて並ぶように設けられている。
これらの凹部28の間隔は、前記突出部23cどうしの間隔と一致している。また、内側アーマチュア本体41の径方向の幅は、図3に示すように、軸線方向から見てロータ6の内側環状溝12aの溝幅より広くなるように形成されている。すなわち、内側アーマチュア本体41の後端面は、前記第1の磁極面19と第2の磁極面20とに対向するように形成されている。
前記外側アーマチュア本体42は、図2、図5および図6に示すように、前記内側アーマチュア本体41より厚みが厚くなるように形成されており、前記摩擦板25と対向する位置に位置付けられている。この外側アーマチュア本体42の後端面(ロータ6と対向する端面)は、前記摩擦板25と摩擦係合できるように平坦に形成されている。すなわち、ロータ6のフランジ部12における前記摩擦板25を有する外周部と、外側アーマチュア本体42とによって、摩擦式クラッチ機構47が構成されている。
外側アーマチュア本体42の径方向の幅は、図3に示すように、軸線方向から見てロータ6の外側環状溝12bの溝幅より広くなるように形成されている。すなわち、外側アーマチュア本体42の後端面は、前記第3の磁極面21と第4の磁極面22とに対向するように形成されている。
前記ストッパープレート33は、図1に示すように、軸線方向から見て略三角形状に形成されている。この三角形状を呈するストッパープレート33の各角部33aは、前記連結板43と外側アーマチュア本体42とを結合するリベット45とアーマチュア32の周方向に隣接するような位置に位置付けられている。前記連結板43は、ストッパープレート33の3つの辺33bと略平行に延びるとともに、前記各辺33bから所定の間隔をおいて離間するように位置付けられている。
また、前記連結板43は、ストッパープレート33の前記各辺33bよりアーマチュアの回転方向(図1においては時計方向)において後側に配置されている。さらに、連結板43は、図2および図6に示すように、電磁クラッチ1の軸線方向(図2,6においては左右方向)において前記ストッパープレート33と略同じ位置に位置付けられている。このため、アーマチュア32とアーマチュアハブ31とを連結する板ばね36が動力伝達時に弾性変形し、アーマチュア32がアーマチュアハブ31に対して回転した場合は、連結板43がストッパープレート33に当接し、アーマチュア32の回転が連結板43を介してストッパープレート33(アーマチュアハブ31)に伝達される。
ストッパープレート33の各角部33aには、前記内側アーマチュア本体41と前記外側アーマチュア本体42との前方への(ロータ6から離間する方向への)移動を規制する内側ストッパーゴム48および外側ストッパーゴム49とが取付けられている。内側ストッパーゴム48は、内側アーマチュア本体41とストッパープレート33との間に位置し、板ばね36と連結板43のばね力に抗して内側アーマチュア本体41をロータ6に接近させている。外側ストッパーゴム49は、外側アーマチュア本体42とストッパープレート33との間に位置し、板ばね36と連結板43のばね力に抗して外側アーマチュア本体42をロータ6に接近させている。すなわち、板ばね36と連結板43とは、内側ストッパーゴム48と外側ストッパーゴム49とによっていわゆるプリセット荷重が付与されている。
前記内側ストッパーゴム48と前記外側ストッパーゴム49とは互いに同一の寸法となるように形成されている。このため、外側アーマチュア本体42とロータ6との間の第1のエアギャップG1(図5参照)は、外側アーマチュア本体42が内側アーマチュア本体41より厚く形成されている分だけ、内側アーマチュア本体41とロータ6との間の第2のエアギャップG2より狭くなっている。
このように構成された電磁クラッチ1において、動力伝達時に励磁コイル16が通電されると、磁束がロータ6とアーマチュア32とを通るように発生する。動力伝達の初期段階においては、励磁コイル16に印加される電圧が相対的に低いから、磁束は、エアギャップが相対的に狭い外側アーマチュア本体42とロータ6との間を主に通る。このときに磁束が通る経路は、図5中に二点鎖線Φ1として示すように、ロータ6の第4の磁極面22から外側アーマチュア本体42を通って第3の磁極面21に戻る経路となる。
この動力伝達の初期段階においては、外側アーマチュア本体42がロータ6の摩擦板25に接触してスリップしながらロータ6に吸着され、アーマチュア32(圧縮機2の回転軸3)の回転が徐々に上昇する。このとき、ロータ6から内側アーマチュア本体41に迂回する磁束Φ2の磁束量は、迂回していない前記磁束Φ1の磁束量より少ない。
アーマチュア32の回転とロータ6の回転とが略同期した後、励磁コイル16に印加される電圧が高くなり、磁束Φ2の磁束量が増えると、内側アーマチュア本体41もロータ6に磁気によって吸着されるようになる。内側アーマチュア本体41がロータ6に磁気吸着されると、内側アーマチュア本体41の凹部28とツースリング23の突出部23cとが係合する。
このとき、磁束は、ロータ6の第4の磁極面22から外側アーマチュア本体42を通って第3の磁極面21に戻り、さらに、第2の磁極面20から内側アーマチュア本体41を通って第1の磁極面19に戻る経路を通る。すなわち、いわゆるダブルフラックス型の磁気回路が構成される。このように外側アーマチュア本体42と内側アーマチュア本体41とがロータ6に磁気吸着されることにより摩擦式クラッチ機構47と噛合い式クラッチ機構29とを介してロータ6の回転がアーマチュア32に伝達され、圧縮機2の回転軸3に動力が伝達される。
この実施の形態による電磁クラッチ1においては、ロータ6に取付けられたツースリング23(係合部材)と、内側アーマチュア本体41(アーマチュア)に形成された凹部28とによって噛合い式クラッチ機構29が構成されている。ツースリング23をロータ6に固定するための圧入孔24の数は、ツースリング23を固定することができる必要最小限とすることができ、突出部23cや凹部28の数より少なくすることができる。
このため、ツースリング23をロータ6に取付けるにあたって、ロータ6を貫通する穴の数が少なくてよく、ロータ6の強度低下を少なく抑えることができる。一方、内側アーマチュア本体41の凹部28は、内側アーマチュア本体41を貫通する貫通穴に比べると、内側アーマチュア本体41に強度低下が相対的に少なくなるように形成でき、しかも、内側アーマチュア本体41に機械加工によって容易に形成することができる。
また、ツースリング23は非磁性材料によって形成されており、実質的に断磁部を構成するものとなるから、ロータ6と内側アーマチュア本体41との間に所定の磁気回路を容易に形成することができる。
したがって、この実施の形態によれば、ロータ6やアーマチュア32の機械的強度を高く保ちながら、大きな動力伝達力が得られる摩擦式クラッチ機構47と噛合い式クラッチ機構29とを備えた電磁クラッチ1を提供することができる。
この実施の形態によるアーマチュア32は、径方向の内側に位置する内側アーマチュア本体41と、この内側アーマチュア本体41の径方向外側に位置する外側アーマチュア本体42と、これらの内側アーマチュア本体41と外側アーマチュア本体42とを板ばね36を介して支持するアーマチュアハブ31とを備えている。前記外側アーマチュア本体42と前記ロータ6との間の第1のエアギャップG1は、前記内側アーマチュア本体41と前記ロータ6との間の第2のエアギャップG2より狭く形成されている。さらに、この実施の形態においては、前記ロータ6との間隔が相対的に広く形成された内側アーマチュア本体41に前記凹部28が形成され、この内側アーマチュア本体41と対向するロータ6の前端面にツースリング23が固定されている。
このため、この実施の形態による電磁クラッチ1においては、外側アーマチュア本体42がロータ6に磁気吸着された後に内側アーマチュア本体41が磁気吸着される。すなわち、上述したように、外側アーマチュア本体42とロータ6の摩擦板25との摩擦式クラッチ機構47によるスリップ回転によりロータ6とアーマチュア32との回転が同期した後に、ツースリング23の突出部23cと内側アーマチュア本体41の凹部28とからなる噛合い式クラッチ機構29が係合する。
したがって、この電磁クラッチ1によれば、噛合い式クラッチ機構29の噛合い連結が円滑に行われ、突出部23cや凹部28の変形や破損を防止することができる。
この実施の形態によるツースリング23は、ロータ6の前端面に固定され、このツースリング23の前記本体部23aには、前記ロータ6の圧入孔24に圧入される(係合して固定される)固定部23bが設けられている。
このため、この実施の形態によれば、簡単な固定構造を採りながら、ツースリング23をロータ6に一体に回転するように強固に固定することができる。
(第2の実施の形態)
ツースリングの固定部は図11〜図13に示すように形成することができる。図11〜図13において、前記図1〜図10によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は適宜省略する。この実施の形態による電磁クラッチ1は、第1の実施の形態を採るときの電磁クラッチ1とはツースリング23の固定構造が相違するのみであり、その他は同一の構造が採られている。
この実施の形態によるツースリング23は、図11に示すように、円環状の本体部23aと、この本体部23aから後方(アーマチュア32とは反対側)に突出した複数の固定部51と、本体部23aからアーマチュア32側に突出した複数の突出部23cとによって構成されている。このツースリング23は、固定部51を貫通するリベット52によってロータ6に固定されている。前記リベット52は、図12に示すように、ツースリング23の固定部51とロータ6のフランジ部12とを貫通した状態でこれらの部材を締結している。この実施の形態による固定部51は、図13に示すように、本体部23aから後方(アーマチュア32とは反対方向)に突出する有底円筒状に形成されている。この固定部51は、本体部23aにプレス加工を施すことによって所定の形状に形成されている。
この固定部51の内径と深さは、リベット52の頭部52aを収容可能な大きさに形成されている。この有底円筒状の固定部51の底部分には、リベット52の軸部分52bを通すために貫通孔53が穿設されている。一方、ロータ6のフランジ部12には、前記固定部51が嵌合する凹陥部54と、この凹陥部54の底部分からフィールドコア用環状溝14まで延びる貫通孔55とが形成されている。
この実施の形態においても、固定部51がロータ6に係合して固定されるから、簡単な固定構造を採りながら、ツースリング23をロータ6に一体に回転するように強固に固定することができる。
(第3の実施の形態)
ツースリングの固定部は図14〜図16に示すように形成することができる。図14〜図16において、前記図1〜図10によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は適宜省略する。この実施の形態による電磁クラッチ1は、第1の実施の形態を採るときの電磁クラッチ1とはツースリング23の固定構造が相違するのみであり、その他は同一の構造が採られている。
この実施の形態によるツースリング23は、図14に示すように、円環状の本体部23aと、この本体部23aから径方向の外側に突出した複数の固定部61と、本体部23aからアーマチュア32側に突出した複数の突出部23cとによって構成されている。このツースリング23は、前記固定部61を貫通するリベット62によってロータ6に固定されている。
この実施の形態による固定部61は、図15および図16に示すように、板状に形成されているとともに、本体部23aより後方(アーマチュア32とは反対方向)に位置するように形成されている。また、この固定部61には、リベット62の軸部分62aを通すために貫通孔61aが穿設されている。ロータ6のフランジ部12には、この固定部61を収容できるように凹陥部63が形成されている。この凹陥部63は、前記フランジ部12の内側環状溝12aと外側環状溝12bとの間、言い換えれば第2の磁極面20と第3の磁極面21とに跨るような位置に形成されている。この凹陥部63の底には、フランジ部12を貫通する貫通孔64が穿設されている。
この実施の形態によるツースリング23は、固定部61が本体部23aの外に形成されているから、上述した第2の実施の形態で示したように本体部23aに固定部51を設ける場合と比べると、生産性よく製造することができる。この理由は、幅が狭い本体部23aにリベット52の頭部52aを収容可能な凹陥部54をプレス加工によって形成する高度な生産技術が不要だからである。
本体部23aに前記凹陥部54をプレス加工によって形成する場合、生産性は本体部23aの径方向の幅寸法に左右される。これは、本体部23aの径方向の幅が狭い場合、プレス加工の加工位置が僅かでもずれると凹陥部54を正しく成形することができなくなるからである。
前記凹陥部54は、リベット52の頭部52aを挿入可能な内径を有し、かつ前記頭部52aが本体部23aの前端面よりアーマチュア32側に突出することがない深さを有するように形成しなければならない。このため、凹陥部54を小さく形成するには限界がある。
一方、本体部23aの径方向の幅は、第1の磁極面19と第2の磁極面20との間の距離であり、内側アーマチュア本体41の大きさに基づいて決められている。内側アーマチュア本体41の大きさは、ロータ6の外径、すなわちプーリ径で制約を受ける。このため、本体部23aの幅を広く形成するにも限界がある。
しかし、この実施の形態において、固定部61のプレス加工は、板を折り曲げる程度で容易に行うことができるから、上述したように生産性よく行うことができる。
したがって、この実施の形態によれば、ロータ6の前端面(磁気吸着面)にツースリング23を備えているにもかかわらず、製造コストが低くなる電磁クラッチ1を提供することができる。
上述した各実施の形態においては、摩擦式クラッチ機構47と噛合い式クラッチ機構29とを備えた電磁クラッチ1に本発明を適用する場合の例を説明したが、本発明は、摩擦式クラッチ機構47を備えていない電磁クラッチにも適用することができる。この場合は、ロータ6の内側磁極面と外側磁極面との間に位置する摩擦面に環状の凹部を形成し、この環状凹部にツースリング23を固定する。ツースリング23をロータ6に固定する手段としては、リベットの他に、溶着やねじ止めなどを採用できる。なお、上述した第1〜第3の実施の形態で示したように摩擦式クラッチ機構47と噛合い式クラッチ機構29とを備えた電磁クラッチ1に本発明を適用する場合であっても、ツースリング23を溶着やねじ止めでロータ6に固定することができる。
上述した各実施の形態に示した電磁クラッチ1のアーマチュア32は、外側アーマチュア本体42のみが板ばね36によってアーマチュアハブ31に支持される構造のものである。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはなく、内側アーマチュア本体41と外側アーマチュア本体42とがそれぞればね部材によってアーマチュアハブ31に支持された構造のアーマチュアを有する電磁クラッチにも適用することができる。ばね部材としては、板ばねの他にダンパーゴムを用いることができる。
1…電磁クラッチ、6…ロータ、12a…内側環状溝、15…フィールドコア、23…ツースリング、23a…本体部、23b…固定部、23c…突出部、24…圧入孔、28…凹部、32…アーマチュア、41…内側アーマチュア本体、42…外側アーマチュア本体、52,62…リベット、54,63…凹陥部、55,64…貫通孔。

Claims (3)

  1. フィールドコアの磁束が通るように形成されたロータと、
    前記ロータの軸線方向の端面と対向する端面を有し、前記ロータと同一軸線上に位置付けられて前記ロータと接離可能に構成されたアーマチュアと、
    前記ロータの端面に固定された非磁性材料からなる係合部材とを備え、
    前記係合部材は、環状の本体部と、この本体部から前記アーマチュアの端面に向けて突出するように形成されて前記本体部の周方向に並べられた複数の突出部とを有し、
    前記本体部は、前記ロータの端面に形成された環状溝の中に挿入され、
    前記アーマチュアの端面には、前記突出部が係合可能な複数の凹部が形成され
    前記係合部材の前記本体部には、前記ロータに形成された穴に係合して固定される固定部が設けられていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 請求項1記載の電磁クラッチにおいて、前記アーマチュアは、径方向の内側に位置する内側アーマチュア本体と、この内側アーマチュア本体の径方向外側に位置する外側アーマチュア本体とを備え、
    前記外側アーマチュア本体と前記ロータとの間隔と、前記内側アーマチュア本体と前記ロータとの間隔とは、一方の間隔が他方の間隔より広く形成され、
    前記ロータとの間隔が広く形成された一方のアーマチュア本体に前記凹部が形成され、この一方のアーマチュア本体と対向するロータの端面に前記係合部材が固定されていることを特徴とする電磁クラッチ。
  3. 請求項1または請求項2記載の電磁クラッチにおいて、前記固定部は、前記本体部から径方向に突出するように形成されていることを特徴とする電磁クラッチ。
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