JPH01303323A - 回転力伝達装置 - Google Patents
回転力伝達装置Info
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- JPH01303323A JPH01303323A JP63132627A JP13262788A JPH01303323A JP H01303323 A JPH01303323 A JP H01303323A JP 63132627 A JP63132627 A JP 63132627A JP 13262788 A JP13262788 A JP 13262788A JP H01303323 A JPH01303323 A JP H01303323A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば自動車用空調装置に用いられ、エンジ
ンのクランクプーリの回転力を圧縮機へ伝達する装置に
関する。
ンのクランクプーリの回転力を圧縮機へ伝達する装置に
関する。
従来、自動車用空調装置に設けられる圧縮機の電磁クラ
ッチは、例えば、空調装置から冷媒が外部へ漏れること
により圧縮機の吐出温度が上昇し過ぎた場合等の異常時
、あるいは冷房能力が過剰の時、エンジンのクランクプ
ーリからの回転駆動力を遮断し、それ以外の通常の運転
時、回転駆動力を圧縮機に伝達させるように構成されて
いる。
ッチは、例えば、空調装置から冷媒が外部へ漏れること
により圧縮機の吐出温度が上昇し過ぎた場合等の異常時
、あるいは冷房能力が過剰の時、エンジンのクランクプ
ーリからの回転駆動力を遮断し、それ以外の通常の運転
時、回転駆動力を圧縮機に伝達させるように構成されて
いる。
しかし、最近車両の冷房感覚の改善からオートエアコン
が急激に普及し、また省エネルギの見地から連続可変容
量圧縮機をオートエアコンに組合わせることが行われつ
つある。これにより、電磁クラッチは冷房能力の制御の
ために断続制御されることが不要となり、異常時に遮断
されるだけでよい。しかし従来の電磁クラッチは、断続
制御をするために、大形で高消費電力のコイルを有し、
このため装置全体が大形から大重量となるという問題が
あった。
が急激に普及し、また省エネルギの見地から連続可変容
量圧縮機をオートエアコンに組合わせることが行われつ
つある。これにより、電磁クラッチは冷房能力の制御の
ために断続制御されることが不要となり、異常時に遮断
されるだけでよい。しかし従来の電磁クラッチは、断続
制御をするために、大形で高消費電力のコイルを有し、
このため装置全体が大形から大重量となるという問題が
あった。
本発明は、このような問題に鑑み、軽量かつ小形であり
、消費電力の小さい回転力伝達装置を提供することを目
的とする。
、消費電力の小さい回転力伝達装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段]
本発明に係る回転力伝達装置は、被駆動部に連結され、
軸心周りに回転する回転軸と、駆動源により回転駆動さ
れ、前端面に係合穴が設けられたロータと、このロータ
に設けられ、通常消磁されているソレノイドコイルと、
上記ロータの前端面に対向するようにして上記回転軸に
連結されてこの回転軸と一体的に回転し、前端面に対し
て進退可能であり上記ソレノイドコイルが励磁された時
前端面側に吸引されるアーマチャと、このアーマチャに
設けられ、上記ロータ側およびこのロータとは反対側に
選択的に突出可能であり、通常ロータ側に突出するダイ
ヤフラムと、このダイヤフラムに取付けられ、このダイ
ヤフラムがロータ側に突出した状態において上記ロータ
の保合穴に係合するピンとを備えることを特徴としてい
る。
軸心周りに回転する回転軸と、駆動源により回転駆動さ
れ、前端面に係合穴が設けられたロータと、このロータ
に設けられ、通常消磁されているソレノイドコイルと、
上記ロータの前端面に対向するようにして上記回転軸に
連結されてこの回転軸と一体的に回転し、前端面に対し
て進退可能であり上記ソレノイドコイルが励磁された時
前端面側に吸引されるアーマチャと、このアーマチャに
設けられ、上記ロータ側およびこのロータとは反対側に
選択的に突出可能であり、通常ロータ側に突出するダイ
ヤフラムと、このダイヤフラムに取付けられ、このダイ
ヤフラムがロータ側に突出した状態において上記ロータ
の保合穴に係合するピンとを備えることを特徴としてい
る。
〔作 用]
通常、ソレノイドコイルは消磁されており、アーマチャ
はロータの前端面から離間し、またダイヤフラムはロー
タ側に突出している。この結果、ピンはロータの係合穴
に係合し、回転軸はロータと一体的に回転する。異常発
生時、ソレノイドコイルは励磁され、これによりアーマ
チャはロータの前端面倒に吸引されて変位する。ピンは
係合穴に係合しているので軸方向に変位せず、このため
ダイヤフラムがロータとは反対側に突出することとなる
。ここでソレノイドコイルが消6iされ、アーマチャは
ロータから再び離間し、これによりピンは係合穴から解
放される。
はロータの前端面から離間し、またダイヤフラムはロー
タ側に突出している。この結果、ピンはロータの係合穴
に係合し、回転軸はロータと一体的に回転する。異常発
生時、ソレノイドコイルは励磁され、これによりアーマ
チャはロータの前端面倒に吸引されて変位する。ピンは
係合穴に係合しているので軸方向に変位せず、このため
ダイヤフラムがロータとは反対側に突出することとなる
。ここでソレノイドコイルが消6iされ、アーマチャは
ロータから再び離間し、これによりピンは係合穴から解
放される。
以下図示実施例に基いて本発明を説明する。
第1図は本発明の第1実飽例に係る回転力伝達装置10
0を示す。この装置100は、図示されないエンジンの
クランクプーリ(駆動源)の回転力を圧縮機200に伝
達するものである。回転軸101は圧縮機200のハウ
ジング201に枢支され、軸心周りに回転する。ロータ
110は、ハウジング201 に形成された円筒状支持
部202に1.軸受120を介して回転自在に取付けら
れる。ロータ110の外周部に形成されたブー1月11
は、クランクプーリに無端状のベルトにより連結され、
エンジンの運転時、常に回転駆動される。ロータ110
の回転は、後述するようにピン130を介して回転軸1
01に伝達される。ロータ110の前端面112には、
ピン130が係合するための係合穴113が形成される
。
0を示す。この装置100は、図示されないエンジンの
クランクプーリ(駆動源)の回転力を圧縮機200に伝
達するものである。回転軸101は圧縮機200のハウ
ジング201に枢支され、軸心周りに回転する。ロータ
110は、ハウジング201 に形成された円筒状支持
部202に1.軸受120を介して回転自在に取付けら
れる。ロータ110の外周部に形成されたブー1月11
は、クランクプーリに無端状のベルトにより連結され、
エンジンの運転時、常に回転駆動される。ロータ110
の回転は、後述するようにピン130を介して回転軸1
01に伝達される。ロータ110の前端面112には、
ピン130が係合するための係合穴113が形成される
。
ロータ110の背面側であって係合穴113に対応する
位置には四部114が形成され、この四部114内には
低炭素鋼等のる■性材料で成形されたステータハウジン
グ141が配設される。ステータハウジング141は、
環状プレー目42にスポット溶接等により固定される。
位置には四部114が形成され、この四部114内には
低炭素鋼等のる■性材料で成形されたステータハウジン
グ141が配設される。ステータハウジング141は、
環状プレー目42にスポット溶接等により固定される。
環状プレート142は、ピン143によりハウジング2
01に対して回り止めが施され、またサークリップ14
4によりハウジング201に固定される。ソレノイドコ
イル145はステータハウジング141内に収容され、
図示しない外部電源に接続される。
01に対して回り止めが施され、またサークリップ14
4によりハウジング201に固定される。ソレノイドコ
イル145はステータハウジング141内に収容され、
図示しない外部電源に接続される。
回転軸101の端部102は円筒状支持部202内に位
置し、この端部102にはハブ151がスプラインによ
り連結される。ハブ151はポルト152により回転軸
101に固定される。アーマチャ160は環状を呈しハ
ブ151を囲繞しており、またロータ110の前端面1
12に対向するように設けられる。アーマチャ160は
、第4図から明らかなように、仮ばね171によりハブ
151に連結される。板ばね171は、本実施例におい
て3個設けられ、ハブ151の径方向に略直交する方向
に延び、ロータ110の軸心方向に撓むことができる。
置し、この端部102にはハブ151がスプラインによ
り連結される。ハブ151はポルト152により回転軸
101に固定される。アーマチャ160は環状を呈しハ
ブ151を囲繞しており、またロータ110の前端面1
12に対向するように設けられる。アーマチャ160は
、第4図から明らかなように、仮ばね171によりハブ
151に連結される。板ばね171は、本実施例におい
て3個設けられ、ハブ151の径方向に略直交する方向
に延び、ロータ110の軸心方向に撓むことができる。
板ばね171の一端はピン172によりアーマチャ16
0に固定され、また板ばね171の他端はピン173に
よりハブ151に固定される。したがってアーマチャ1
60は、仮ばね171およびハブ151を介して回転軸
101 と一体的に回転し、また板ばね171の変形に
より、ロータ110の前端面112に対して進退可能で
ある。アーマチャ160は、ソレノイドコイル145が
消磁されている時、ロータ110の前端面112から離
間しているが、ソレノイドコイル145が励磁された時
、前端面112側に吸引され、板ばね171に抗して変
位する。
0に固定され、また板ばね171の他端はピン173に
よりハブ151に固定される。したがってアーマチャ1
60は、仮ばね171およびハブ151を介して回転軸
101 と一体的に回転し、また板ばね171の変形に
より、ロータ110の前端面112に対して進退可能で
ある。アーマチャ160は、ソレノイドコイル145が
消磁されている時、ロータ110の前端面112から離
間しているが、ソレノイドコイル145が励磁された時
、前端面112側に吸引され、板ばね171に抗して変
位する。
アーマチャ160には3個の円形凹部161が形成され
、これらの四部161にはばね鋼で形成されたダイヤフ
ラム162が設けられる。ダイヤフラム162は、凹部
161の内周壁に嵌着された環状リテーナ163により
、凹部161内に固定される。四部161の底面は中央
部に近づくほどロータ110側に凹陥しており、またダ
イヤフラム162は通常この底面に沿ってロータ110
側に突出している。ダイヤフラム162は、ロータ11
0側および9−夕110とは反対側に、選択的に突出1
■能であり、突出している側から一定以上の力で押圧さ
れた時、スナップアクションにより瞬時のうちに変形し
、反対側に突出する。ダイヤフラム162の中央にはピ
ン130がかしめ等により取付けられる。ピン130は
、凹部161の中央に聚設された孔164を貫通し、ダ
イヤフラム162がロータ110側に突出した状態にお
いてロータ110の係合穴113に係合する。すなわち
ロータllOはピン130を介してアーマチャ160に
結合され、これによりロータ110の回転は、ピン13
0、アーマチャ160 、板ばね171およびハブ15
1を介して回転軸101に伝達される。
、これらの四部161にはばね鋼で形成されたダイヤフ
ラム162が設けられる。ダイヤフラム162は、凹部
161の内周壁に嵌着された環状リテーナ163により
、凹部161内に固定される。四部161の底面は中央
部に近づくほどロータ110側に凹陥しており、またダ
イヤフラム162は通常この底面に沿ってロータ110
側に突出している。ダイヤフラム162は、ロータ11
0側および9−夕110とは反対側に、選択的に突出1
■能であり、突出している側から一定以上の力で押圧さ
れた時、スナップアクションにより瞬時のうちに変形し
、反対側に突出する。ダイヤフラム162の中央にはピ
ン130がかしめ等により取付けられる。ピン130は
、凹部161の中央に聚設された孔164を貫通し、ダ
イヤフラム162がロータ110側に突出した状態にお
いてロータ110の係合穴113に係合する。すなわち
ロータllOはピン130を介してアーマチャ160に
結合され、これによりロータ110の回転は、ピン13
0、アーマチャ160 、板ばね171およびハブ15
1を介して回転軸101に伝達される。
なお、ピン130と孔164のクリアランスは10〜2
00μ麟程度、ピン130と係合穴113のクリアラン
スは0.5〜21111程度であり、またアーマチャ1
60とロータ110の前端面112とのギャップGは好
ましくは0.5〜2.5 rtttaである。
00μ麟程度、ピン130と係合穴113のクリアラン
スは0.5〜21111程度であり、またアーマチャ1
60とロータ110の前端面112とのギャップGは好
ましくは0.5〜2.5 rtttaである。
本実施例は次のように作用する。
通常、ソレノイドコイル145は消も■されており、こ
のためアーマチャ160は、板ばね171によりロータ
110の前端面112からギャップGだけ離間した位置
に保持されている。またダイヤフラム161はロータ1
10側に突出し、これによりピン130は係合穴113
に係合してピン130の先端は係合穴113の底面に当
接している。ロータ110の回転はピン130、アーマ
チャ160、板ばね171およびハブ151を介して回
転軸101に伝達され、圧縮機200が駆動される。こ
れにより、図示されない空調装置が運転されて車室内が
冷房され、室温が常に設定範囲内に入るよう圧縮機20
0の吐出容量が制御される。
のためアーマチャ160は、板ばね171によりロータ
110の前端面112からギャップGだけ離間した位置
に保持されている。またダイヤフラム161はロータ1
10側に突出し、これによりピン130は係合穴113
に係合してピン130の先端は係合穴113の底面に当
接している。ロータ110の回転はピン130、アーマ
チャ160、板ばね171およびハブ151を介して回
転軸101に伝達され、圧縮機200が駆動される。こ
れにより、図示されない空調装置が運転されて車室内が
冷房され、室温が常に設定範囲内に入るよう圧縮機20
0の吐出容量が制御される。
ここで、例えば、空調装置から冷媒が漏れたことにより
圧縮[200の吐出温度が上昇して吐出圧力が高(なり
、この結果負荷が大きくなり過ぎて圧縮機200がロッ
クされた場合等の異常時、ロータ110と回転軸101
の間の回転伝達を遮断する必要がある。このような場合
、ソレノイドコイル145に通電してこれを励磁すると
、第1図に破線Mで示すような磁界が形成され、これに
よりアーマチャ160は、板ばね171を撓ませてロー
タ110の前端面112側に吸引され、ギャップGがゼ
ロとなる。ピン130の先端が係合穴113の底面に当
接しているので、ピン130は変位できず、このためダ
イヤフラム162が図中左方に押圧される。ダイヤフラ
ム162は、ロータ110側およびロータ110とは反
対側のいずれかに選択的に突出するよう、スナップアク
ションにより瞬時に変形するものである。したがってア
ーマチャ160がロータ110の前端面112に近接す
ると、第2図に示すように、ダイヤフラム162はピン
130により左方に付勢されてロータ110とは反対側
に突出変形し、この結果ビン130は係合穴113から
解放される。
圧縮[200の吐出温度が上昇して吐出圧力が高(なり
、この結果負荷が大きくなり過ぎて圧縮機200がロッ
クされた場合等の異常時、ロータ110と回転軸101
の間の回転伝達を遮断する必要がある。このような場合
、ソレノイドコイル145に通電してこれを励磁すると
、第1図に破線Mで示すような磁界が形成され、これに
よりアーマチャ160は、板ばね171を撓ませてロー
タ110の前端面112側に吸引され、ギャップGがゼ
ロとなる。ピン130の先端が係合穴113の底面に当
接しているので、ピン130は変位できず、このためダ
イヤフラム162が図中左方に押圧される。ダイヤフラ
ム162は、ロータ110側およびロータ110とは反
対側のいずれかに選択的に突出するよう、スナップアク
ションにより瞬時に変形するものである。したがってア
ーマチャ160がロータ110の前端面112に近接す
ると、第2図に示すように、ダイヤフラム162はピン
130により左方に付勢されてロータ110とは反対側
に突出変形し、この結果ビン130は係合穴113から
解放される。
次にソレノイドコイル145への通電を停止すると、ア
ーマチャ160は板ばね171の弾発力により図中左方
へ復帰し、第3図に示すように、ロータ110の前端面
112から離間する。しかしてピン130は係合穴11
3から解放され、ロータ110の回転は回転軸lO1に
伝達されなくなる。
ーマチャ160は板ばね171の弾発力により図中左方
へ復帰し、第3図に示すように、ロータ110の前端面
112から離間する。しかしてピン130は係合穴11
3から解放され、ロータ110の回転は回転軸lO1に
伝達されなくなる。
しかしてロータ110と回転軸101の間のピン130
による結合が解放された状態は、復帰動作が行われない
限り維持され、この状態で空調サイクルまたは圧縮機の
故障修理が行われ、この修理の後、復帰操作が行われる
。すなわちピン130の頭部を押圧してダイヤフラム1
62をロータ110側に突出させ、ピン130を係合穴
113に係合させる。
による結合が解放された状態は、復帰動作が行われない
限り維持され、この状態で空調サイクルまたは圧縮機の
故障修理が行われ、この修理の後、復帰操作が行われる
。すなわちピン130の頭部を押圧してダイヤフラム1
62をロータ110側に突出させ、ピン130を係合穴
113に係合させる。
この時、ピン130と係合穴113の位置が相互に合致
していないかもしれず、このため係合穴113はロータ
110の円周方向の径が長い長円形を有することが好ま
しい。この場合、長円形の係合穴113の長い方の径は
、ピン130の直径よりもl mm程長いことが好しく
、これよりも長くなるとエンジンの回転変動あるいはコ
ンプレッサのトルク変動のためにピン130と係合穴1
13の間において衝突音が発生する。
していないかもしれず、このため係合穴113はロータ
110の円周方向の径が長い長円形を有することが好ま
しい。この場合、長円形の係合穴113の長い方の径は
、ピン130の直径よりもl mm程長いことが好しく
、これよりも長くなるとエンジンの回転変動あるいはコ
ンプレッサのトルク変動のためにピン130と係合穴1
13の間において衝突音が発生する。
上述した遮断動作、すなわちピン130を係合穴113
から解放する操作において、ソレノイドコイル145へ
の通電時間は、第2図に示すようにダイヤフラム162
を反転させるに必要な長さだけあれば充分であり、この
ため0.05〜1秒程度でよ(、また、通常の運転状態
においてソレノイドコイル145は通電されない。した
がって本装置において、ロータ110と回転軸101の
間における回転伝達のだめの電力は不要であり、省電力
化が図られる。
から解放する操作において、ソレノイドコイル145へ
の通電時間は、第2図に示すようにダイヤフラム162
を反転させるに必要な長さだけあれば充分であり、この
ため0.05〜1秒程度でよ(、また、通常の運転状態
においてソレノイドコイル145は通電されない。した
がって本装置において、ロータ110と回転軸101の
間における回転伝達のだめの電力は不要であり、省電力
化が図られる。
アーマチャ160に対する吸引力は、板ばね171の変
形とダイヤフラム162の反転に必要な大きさだけで良
いので、ソレノイドコイル145は非常に小型のもので
よく、またロータ110と回転軸101の間の回転力の
伝達はピン130と係合穴113の内周壁面との係合に
より行われるため、大きなトルク伝達が可能である。励
磁コイル145の消費電力は、通電時における発熱と、
ソレノイドコイル145の絶縁被覆剤の耐熱性と、ステ
ータハウジング141からの放熱と、ソレノイドコイル
145の通電時間とにより制限されるが、前述のように
通電時間が短かいので、ソレノイドコイル145には大
電流を流すことができ、またソレノイドコイル145を
小型のものとすることができる。
形とダイヤフラム162の反転に必要な大きさだけで良
いので、ソレノイドコイル145は非常に小型のもので
よく、またロータ110と回転軸101の間の回転力の
伝達はピン130と係合穴113の内周壁面との係合に
より行われるため、大きなトルク伝達が可能である。励
磁コイル145の消費電力は、通電時における発熱と、
ソレノイドコイル145の絶縁被覆剤の耐熱性と、ステ
ータハウジング141からの放熱と、ソレノイドコイル
145の通電時間とにより制限されるが、前述のように
通電時間が短かいので、ソレノイドコイル145には大
電流を流すことができ、またソレノイドコイル145を
小型のものとすることができる。
従来ロータ110と回転軸101の間に設けられていた
電磁クラッチは、クラッチ板表面の摩擦係数で伝達トル
クが大きく左右され、クラッチ板表面に摩擦材を設けた
り、あるいはクラッチ板表面の面粗度を管理する必要が
あり、また長時間の使用によってクラッチ板表面の面あ
れ、汚れ、あるいは油の付着によって伝達トルクが低下
するおそれがあったが、本実施例はロータ110と回転
軸101間のトルク伝達をピン130と係合穴113に
より行うように構成されているためトルク伝達の性能は
長期にわたって維持され、長寿命で小型かつ軽量の安価
な回転力伝達装置が得られる。
電磁クラッチは、クラッチ板表面の摩擦係数で伝達トル
クが大きく左右され、クラッチ板表面に摩擦材を設けた
り、あるいはクラッチ板表面の面粗度を管理する必要が
あり、また長時間の使用によってクラッチ板表面の面あ
れ、汚れ、あるいは油の付着によって伝達トルクが低下
するおそれがあったが、本実施例はロータ110と回転
軸101間のトルク伝達をピン130と係合穴113に
より行うように構成されているためトルク伝達の性能は
長期にわたって維持され、長寿命で小型かつ軽量の安価
な回転力伝達装置が得られる。
また復帰操作において特別な治具は不要であり、単にピ
ン130を押圧するのみでよく、この復帰操作は非常に
簡単である。
ン130を押圧するのみでよく、この復帰操作は非常に
簡単である。
第5図は第2実施例を示す。この実施例では、係合穴1
13は、ロータ110の前端面112に直接形成されず
、焼入銀1で成形されたピン穴部材116に穿設される
。ピン穴部材116は、ロータllOニ形成された取付
孔117に設けられ、この取付孔117とピン穴部材1
16との間にはゴム製のブシzl18が介挿される。こ
れらピン穴部材116、ブシュ118および取付孔11
7の間は互に接着固定される。
13は、ロータ110の前端面112に直接形成されず
、焼入銀1で成形されたピン穴部材116に穿設される
。ピン穴部材116は、ロータllOニ形成された取付
孔117に設けられ、この取付孔117とピン穴部材1
16との間にはゴム製のブシzl18が介挿される。こ
れらピン穴部材116、ブシュ118および取付孔11
7の間は互に接着固定される。
一方ビン130の先端部分は高周波焼入等により部分的
に硬化処理される。
に硬化処理される。
このような構成によれば、圧縮機200が発生するトル
ク変動はブシュ11Bにより吸引され、これにより回転
軸101に過大な捩りトルクが発生するのを防止するこ
とができ、またピン130と係合穴113の間の摩耗を
防止して高寿命化を図ることができる。
ク変動はブシュ11Bにより吸引され、これにより回転
軸101に過大な捩りトルクが発生するのを防止するこ
とができ、またピン130と係合穴113の間の摩耗を
防止して高寿命化を図ることができる。
第6図および第7図は第3実施例を示す。この実施例に
おいてダイヤフラム162は、アーマチャ160と同様
にハブ151を囲む環状を呈しており、また3個のピン
130は相互に等間隔に配置されてタイヤフラム162
に取付けられている。この構成によればアーマチャ16
0およびダイヤフラム162の構造が簡単になる。なお
、第6図において扱ばね171 (第4図参照)は省
略して示されている。
おいてダイヤフラム162は、アーマチャ160と同様
にハブ151を囲む環状を呈しており、また3個のピン
130は相互に等間隔に配置されてタイヤフラム162
に取付けられている。この構成によればアーマチャ16
0およびダイヤフラム162の構造が簡単になる。なお
、第6図において扱ばね171 (第4図参照)は省
略して示されている。
以上のように本発明によれば、ソレノイドコイルは、ロ
ータと回転軸の間の遮断動作時のみ通電されるものであ
るので、非常に小さいものでよく、このため回転力伝達
装置を軽量かつ小形化するごとができ、また消費電力を
減少させることができる。
ータと回転軸の間の遮断動作時のみ通電されるものであ
るので、非常に小さいものでよく、このため回転力伝達
装置を軽量かつ小形化するごとができ、また消費電力を
減少させることができる。
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は第
1実施例においてアーマチャがロータ側に吸引された状
態を示す断面図、 第3図は第2図の状態の後アーマチャが復帰した状態を
示す断面図、 第4図はアーマチャを示す平面図、 第5図は第2実施例を示す断面図、 第6図は第3実施例を示す平面図、 第7図は第6図のv■−■線に沿う断面図である。 101・・・回転軸、 110・・・ロータ、 112・・・前端面、 113・・・保合穴、 130 ・・・ピン、 145・・・ソレノイドコイル。 101・・・回転軸 110・・・ロータ 112・・・前端面 145・・・ソレノイドコイル 爵20 男30 懲42 勇5図
1実施例においてアーマチャがロータ側に吸引された状
態を示す断面図、 第3図は第2図の状態の後アーマチャが復帰した状態を
示す断面図、 第4図はアーマチャを示す平面図、 第5図は第2実施例を示す断面図、 第6図は第3実施例を示す平面図、 第7図は第6図のv■−■線に沿う断面図である。 101・・・回転軸、 110・・・ロータ、 112・・・前端面、 113・・・保合穴、 130 ・・・ピン、 145・・・ソレノイドコイル。 101・・・回転軸 110・・・ロータ 112・・・前端面 145・・・ソレノイドコイル 爵20 男30 懲42 勇5図
Claims (1)
- 1. 駆動源の回転力を被駆動部に伝達する装置であっ
て、被駆動部に連結され、軸心周りに回転する回転軸と
、駆動源により回転駆動され、前端面に係合穴が設けら
れたロータと、このロータに設けられ、通常消磁されて
いるソレノイドコイルと、上記ロータの前端面に対向す
るようにして上記回転軸に連結されてこの回転軸と一体
的に回転し、該前端面に対して進退可能であり上記ソレ
ノイドコイルが励磁された時該前端面側に吸引されるア
ーマチャと、このアーマチャに設けられ、上記ロータ側
およびこのロータとは反対側に選択的に突出可能であり
、通常ロータ側に突出するダイヤフラムと、このダイヤ
フラムに取付けられ、このダイヤフラムがロータ側に突
出した状態において上記ロータの係合穴に係合するピン
とを備えることを特徴とする回転力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63132627A JPH01303323A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 回転力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63132627A JPH01303323A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 回転力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01303323A true JPH01303323A (ja) | 1989-12-07 |
Family
ID=15085746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63132627A Pending JPH01303323A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 回転力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01303323A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102278861A (zh) * | 2011-04-22 | 2011-12-14 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 离合设备、具有其的抽拉组件及制冷设备 |
JP2012122515A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Ogura Clutch Co Ltd | 電磁クラッチ |
-
1988
- 1988-06-01 JP JP63132627A patent/JPH01303323A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012122515A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Ogura Clutch Co Ltd | 電磁クラッチ |
CN102278861A (zh) * | 2011-04-22 | 2011-12-14 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 离合设备、具有其的抽拉组件及制冷设备 |
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