JPS606603Y2 - ２サイクルエンジン - Google Patents
２サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPS606603Y2 JPS606603Y2 JP1980109358U JP10935880U JPS606603Y2 JP S606603 Y2 JPS606603 Y2 JP S606603Y2 JP 1980109358 U JP1980109358 U JP 1980109358U JP 10935880 U JP10935880 U JP 10935880U JP S606603 Y2 JPS606603 Y2 JP S606603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scavenging
- piston
- passage
- stroke engine
- scavenging passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は２サイクルエンジンに関腰特にその掃気通路に
特徴を有する。
特徴を有する。
一般に掃気通路はシリンダ内壁に形成され、その断面積
の大きさや通路の長さ、形状等によってその通路を通る
掃気流量が決定される。
の大きさや通路の長さ、形状等によってその通路を通る
掃気流量が決定される。
しかしエンジンの小形軽量化を考える場合、従来の掃気
通路では一定限度以上にエンジンの小形軽量化は望めな
い。
通路では一定限度以上にエンジンの小形軽量化は望めな
い。
又、ピストン内空を掃気通路として用いるいわゆる内冷
ピストンに関しても、ピストンピン上部に充分な面積を
与える通気口を形成するには、ピストンピンの上部の丈
を高くすると共に、スカート部をもそのバランス上大き
くする必要がある。
ピストンに関しても、ピストンピン上部に充分な面積を
与える通気口を形成するには、ピストンピンの上部の丈
を高くすると共に、スカート部をもそのバランス上大き
くする必要がある。
本考案はか）る点に鑑み、ピストンの内空を経る内側通
路を、シリンダ内壁及びクランクケースとにまたがって
形成した掃気通路に連通して、小形軽量な２サイクルエ
ンジンを提供することを目的とする。
路を、シリンダ内壁及びクランクケースとにまたがって
形成した掃気通路に連通して、小形軽量な２サイクルエ
ンジンを提供することを目的とする。
以下に本考案を図面の実施例に従って説明する。
本実施例はチェンソー用２サイクルエンジンを示し、図
示しないがクランク軸１の回転によりソーチェンが回転
される。
示しないがクランク軸１の回転によりソーチェンが回転
される。
クランク軸１はピストン２の上下運動によりピストンロ
ッド３を介して回転される。
ッド３を介して回転される。
即ち、クランクケース４を低圧予圧縮室とし、シリンダ
５の内壁とクランクケースとにまたがって形成した外側
通路としての掃気通路６に、ピストン内空を経てピスト
ンピンボス７の周辺のピストン周壁に形成した開口９を
掃気時に常時連通可能とせしめて内側通路８とする。
５の内壁とクランクケースとにまたがって形成した外側
通路としての掃気通路６に、ピストン内空を経てピスト
ンピンボス７の周辺のピストン周壁に形成した開口９を
掃気時に常時連通可能とせしめて内側通路８とする。
各通路６，８は第１図及び第２図から判るように左右に
一対ずつ形成され、掃気通路６の上端部はピストン２の
上下摺動によって開閉される掃気口となる。
一対ずつ形成され、掃気通路６の上端部はピストン２の
上下摺動によって開閉される掃気口となる。
このように内外通路６，８を設けて混合気を二分して掃
気口へ供給すると、従来の外側単一通路を用いたものよ
りピストンスカートの位置を降下して掃気通路（外側通
路）６の下端部の開口面積を縮小することができ、その
分だけ下死点時のピストン位置を引き下げることができ
る。
気口へ供給すると、従来の外側単一通路を用いたものよ
りピストンスカートの位置を降下して掃気通路（外側通
路）６の下端部の開口面積を縮小することができ、その
分だけ下死点時のピストン位置を引き下げることができ
る。
これによりシリンダ５の高さを低くすることができると
同時にピストンロッド３の長さも短くすることができ、
小形軽量な２サイクルエンジンが供給できる。
同時にピストンロッド３の長さも短くすることができ、
小形軽量な２サイクルエンジンが供給できる。
又、従来の内側単一通路のもの、即ち、内冷ピストンの
ものと比較しても、内側通路８を掃気通路に連通せしめ
る為のピストン２に設ける開口９の断面積を小さくする
ことができるので、ピストンピンの上部の長さ寸法が短
くてすみ、バランスのために従来の如くスカート長さ寸
法を大きくとる必要もない。
ものと比較しても、内側通路８を掃気通路に連通せしめ
る為のピストン２に設ける開口９の断面積を小さくする
ことができるので、ピストンピンの上部の長さ寸法が短
くてすみ、バランスのために従来の如くスカート長さ寸
法を大きくとる必要もない。
以上の如く本考案の構成によれば、シリンダ、ピストン
、ピストンピンド等の長さ寸法を短縮して小形軽量な２
サイクルエンジンを提供できると共に、混合気の一部が
常にピストン内空を通過するので、ピストンの冷却効果
も高く、また、暖まった混合気を燃焼室に供給して燃焼
を助けることができ、掃気時には常時十分な量の混合気
を二つの通路より掃気口に供給することが出来るので、
掃気性能も向上する。
、ピストンピンド等の長さ寸法を短縮して小形軽量な２
サイクルエンジンを提供できると共に、混合気の一部が
常にピストン内空を通過するので、ピストンの冷却効果
も高く、また、暖まった混合気を燃焼室に供給して燃焼
を助けることができ、掃気時には常時十分な量の混合気
を二つの通路より掃気口に供給することが出来るので、
掃気性能も向上する。
更にはシリンダを小形軽量にし且つ掃気通路を短かく単
純な形状にすることができるのでシリンダの多量生産に
適し安価で高精度、高品質の２サイクルエンジンの提供
に適する。
純な形状にすることができるのでシリンダの多量生産に
適し安価で高精度、高品質の２サイクルエンジンの提供
に適する。
図面は本考案の一実施例である２サイクルエンジンの要
部断面図を示し、第１図はクランク軸方向の断面図であ
り、第２図はクランク軸に直交する方向の断面図である
。 １・・・・・・クランク軸、２−−−−−−ピストン、
４・・・・・・クランクケース、５・・・・・・シリン
ダ、６・・・・・・掃気通路、７・・・・・ゼストンピ
ンボス、８・・・・・・内側通路、９・・・・・・開口
。
部断面図を示し、第１図はクランク軸方向の断面図であ
り、第２図はクランク軸に直交する方向の断面図である
。 １・・・・・・クランク軸、２−−−−−−ピストン、
４・・・・・・クランクケース、５・・・・・・シリン
ダ、６・・・・・・掃気通路、７・・・・・ゼストンピ
ンボス、８・・・・・・内側通路、９・・・・・・開口
。
Claims (1)
- クランク室予圧縮形２サイクルエンジンに於いて、掃気
通路をシリンダ内壁とクランクケースとにまたがって形
成し、前記掃気通路の上端部をピストンの上下摺動によ
って開閉される掃気口とし、ピストンピンボスの周辺の
ピストン周壁に形成した開口を掃気時に前記掃気通路に
常時連通可能とし、掃気口への混合気の供給を前記掃気
通路を経る外側通路とピストン内空を経る内側通路とに
二分して行なわしめたことを特徴とする２サイクルエン
ジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980109358U JPS606603Y2 (ja) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | ２サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980109358U JPS606603Y2 (ja) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | ２サイクルエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5733232U JPS5733232U (ja) | 1982-02-22 |
| JPS606603Y2 true JPS606603Y2 (ja) | 1985-03-02 |
Family
ID=29470559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980109358U Expired JPS606603Y2 (ja) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | ２サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606603Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2562268Y2 (ja) * | 1990-03-23 | 1998-02-10 | 川崎重工業株式会社 | ２サイクルエンジンのピストン |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1361336A (fr) * | 1963-01-23 | 1964-05-22 | Bristol Siddeley Engines Ltd | Moteur à combustion interne |
| US3412719A (en) * | 1966-12-06 | 1968-11-26 | Mcculloch Corp | Engine structure |
-
1980
- 1980-08-01 JP JP1980109358U patent/JPS606603Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1361336A (fr) * | 1963-01-23 | 1964-05-22 | Bristol Siddeley Engines Ltd | Moteur à combustion interne |
| US3412719A (en) * | 1966-12-06 | 1968-11-26 | Mcculloch Corp | Engine structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5733232U (ja) | 1982-02-22 |
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