JPS606535Y2

JPS606535Y2 - エレベ−タ乗場の敷居装置

Info

Publication number: JPS606535Y2
Application number: JP11231279U
Authority: JP
Inventors: 久夫加藤; 和夫伊藤
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 1979-08-15
Filing date: 1979-08-15
Publication date: 1985-03-01
Also published as: JPS5629180U

Description

【考案の詳細な説明】この考案はエレベータ乗場の敷居装置の改良に関するも
のである。

まず、第１〜第３図によって従来のエレベータ乗場の敷
居装置を説明する。

図中、１はエレベータ乗場の出入口で、２はこれの下縁
部に配置され、第２図に示すように下面に横断面鳩尾状
の縦通溝が設けられた敷居、３は出入口１の下縁部の壁
面、４は溝形をなしこれの底面が上下方向の溝穴を介し
て壁面３に締結された第１取付具で、４ａはこれの溝形
の側壁からなる突出面、４ｂは突出面４ａに設けられた
水平方向の溝穴、５はＬ字状をなしこれの一辺からなる
取付面５ａが突出面４ａに重合して配置され、他辺が水
平に配置されて締結面５ｂを形成した第２取付具で、５
ｃは締結面５ｂに設けられた敷居２の長手方向の溝穴、
６は取付面５ａ、溝穴４ｂに挿通されたボルトとこれに
ねじ込まれたナツトからなる締結具、７は溝穴５ｃに挿
通されて頭部が敷居２の縦通溝にこれの長手方向に移動
可能に係合されたボルトからなる締結具である。

すなわち、第１１第２取付具４，５を介して敷居２が、
溝穴４ｂ、５ｃ等によって上下、左右、前後に移動可能
に締結され出入口１の下縁部の所定位置に装着される。

しかし、第１取付具４の突出面４ａは製作誤差によって
、両側のものが平行に製作されるとは限らず、また、壁
面３への締結時に第１取付具４が鉛直に配置されるとは
限らない。

また、第２取付具５の取付面５ａに対して締結面５ｂが
直角に製作されるとは限らない。

このような第１、第２取付具４，５の製作誤作によって
締結面５ｂが敷居２下面に密着しないことがあり、この
状態で締結具７により敷居２を固定すると、締結不十分
であったり、敷居２が長手方向に曲がったりする不具合
が生じ、敷居２に案内される引き戸（図示しない）の開
閉動作が阻害されることになる。

この考案は上記の欠点を解消するもので、第１、第２取
付具の製作誤差があっても敷居を不具合なく固定するこ
とができるエレベータ乗場の敷居装置を提供しようとす
るものである。

以下、第４〜第６図によってこの考案の一実施例を説明
する。

図中、第１〜第３図と同符号は相当部分を示し、５ｂは
中高に湾曲して形成された第２取付具５の締結面である
。

すなわち、第１、第２取付具４，５の製作誤差によって
締結面５ｂが正しく敷居２の下面と対向しない場合であ
っても、第６図に示すように中高に湾曲した締結面５ｂ
と敷居２の下面との接触点に対腰敷居２の縦通溝内を移
動させることによって締結具７を配置し、上記接触点に
おいて締結面５ｂと敷居２を締結することによって、敷
居２を所定位置に不具合なく装着することができる。

このため、第１、第２取付具４，５の製作が容易となり
、また、据付作業も簡易化できて安価に製造、据付がで
き、しかも引き戸の開閉動作が損なわれることがない敷
居装置が得られる。

第７図はこの考案の他の実施例を示すもので、図中、第
４〜第６図と同符号は相当部分を示し、４はＬ字状をな
し片側にのみ突出面４ａを有する第１取付具で、５はこ
れに設けられた第２取付具である。

すなわち、この実施例においても中高に湾曲した締結面
５ｂが設けであるので詳細な説明を省略するが、第４〜
第６図の実施例と同様な作用が得られることは明白であ
る。

以上説明したとおりこの考案は、第１、第２取付具を介
して敷居を出入口に装着するものに、敷居下面に対面す
る第２取付具の締結面を中高に湾曲させて、敷居下面と
締結面の両者が正しく対向しなくても上記両者の接触点
を、敷居の長手方向に移動可能に係合された締結具によ
って締結することによって敷居を所定位置に不具合なく
締結することができて、第１、第２取付具の製作誤差を
許容し、また据付作業が簡易化でき、安価に製造、据付
ができて、しかも引き戸の開閉に支障を及ぼすことがな
いエレベータ乗場の敷居装置を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のエレベータ乗場の敷居装置を示す正面図
、第２図は第１図の■−■線断面図、第３図は第１、第
２図の第１、第２取付具の斜視図、第４図はこの考案に
よるエレベータ乗場の敷居装置の一実施例を示す第１図
の要部相当拡大図、第５図は第４図の第１、第２取付具
の斜視図、第６図は第５図の第１１第２取付具による敷
居の締結状況を説明した図、第７図はこの考案によるエ
レベータ乗場の敷居装置の他の実施例を示す第５図相当
図である。１・・・・・・出入口、２・・・・・・敷居、３・・・
・・・壁面、４・・・・・・第１取付具、４ａ・・・・
・・突出面、５・・・・・・第２取付具、５ｂ・・・・
・・締結面、５ｃ・・・・・・溝穴、７・・・・・・締
結具。なお、図中同一部分または相当部分は同一符号により示
す。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

出入口の下縁部に配置され下面に横断面鳩尾状をなす縦
通溝が設けられた敷居と、上記出入口の下縁部壁面に一
部が締結されて屈折され他部には鉛直方向に配置された
突出面を有する第１取付具と、一部が上記突出面に重合
して配置されかつ上記突出面に沿う方向に移動可能に締
結されて水平方向に屈折され上記敷居下面に対面すると
ともに中高に湾曲成形された締結面を有する第２取付具
と、上記縦通溝に係合され上記縦通溝の長手に移動可能
に設けられかつ上記締結面に設けられた溝穴に挿通され
て上記第２取付具及び敷居を締結した締結具とを備えた
エレベータ乗場の敷居装置。