JPS606324B2 - 海息付着生物防除剤 - Google Patents

海息付着生物防除剤

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JPS606324B2
JPS606324B2 JP3665576A JP3665576A JPS606324B2 JP S606324 B2 JPS606324 B2 JP S606324B2 JP 3665576 A JP3665576 A JP 3665576A JP 3665576 A JP3665576 A JP 3665576A JP S606324 B2 JPS606324 B2 JP S606324B2
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JP
Japan
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sea
breath
mussels
clinging
control agent
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Expired
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JP3665576A
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JPS52120122A (en
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国男 西村
徹 泰永
貞興 金田
栄 片山
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KATAYAMA KAGAKU KOGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
KATAYAMA KAGAKU KOGYO KENKYUSHO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はムラサキイガイを主体とする(ただし、フナク
ィムシを除く)海息付着生物の防除剤に関する。
更に詳しくは、この発明は一般式又は(式中R,は炭素
数1〜12の分岐を有するアルキル基を「R2、R3及
びR4はそれぞれ水素原子又はメチル基を示す。
)で表わされる化合物の一種又は二種以上を有効成分と
して含有することよりなるムラサキィガイを主体とする
海息付着生物を防除する薬剤に関する。
海水を利用する火力発電所や製鉄所等の諸工場では、そ
の冷却水系銃に海息生物、すなわちムラサキイガイ、フ
ジツボ、ヒドロムシ、コケムシ等が付着して、その機能
を低下させている。
なかでもムラサキイガイは重なりあって付着しその成長
速度は速い。その為に一番下部に付着したムラサキィガ
ィは栄養塩類や溶存酸素の摂取が十分に行なえず死滅し
、その結果壁面に付着している足糸が弱くなり、水圧や
水流等によって脱落し、冷却チューブの閉塞を引き起し
、海水の通水を妨げその機能を低下させるという弊害を
派生することもある。又「近年盛んになって来たハマチ
等の養殖漁業において用いられる養殖用絹やロープ。
又定置網などは水中に長期間保持されるため、ムラサキ
イガィ等の海息付着生物が付着し、これらにより種々の
障害をうけている。たとえばこれらの網やロープなどに
はコケムシ、フジツボ、ホヤ、珪藻類などが付着するが
、なかでも成長速度の速いムラサキィガィが多量に付着
すると養殖網等に杵当な加重がかかり問題になる。又こ
れらの付着により、海水の流通は阻害され養殖魚に溶存
酸素不足を引き起したりする。従って、漁網等にこれら
の付着生物の付着を防止することが重要な問題となつて
いる。この発明は、この様な問題を解決する為に種々研
究とスクリーニングを行なった結果なされたもので、前
記一般式の化合物が、海息付着生物ことにムラサキィガ
イの幼生付着及びその成長を著しく抑制することを見し
、出した。
即ち海水冷却系に添加することにより、付着生物の障害
が防除出来、又魚網をこの薬液に浸簿するか塗布するこ
とにより、その目的は十分に蓮せられる。従釆よりこの
系統の化合物は農業用殺菌剤や殺虫剤に使用されており
、陸上昆虫類に対して活性があることは、例えばJ.S
ci.Food.Agric.Voll9.No.2P
60−70(19斑)で知られているが、海息付着生物
のムラサキィガィ等とはその生活機能も著しく異ってお
り、この発明の発明者らが知る限り、ムラサキィガィの
様な海息付着生物に対する生理作用は全く知られていな
い。
この発明に用いる化合物をムラサキイガィ等の付着成長
時に少量海水冷却水系銃に添加することにより、その付
着を阻止し又成長をも抑制する。
又この化合物の薬液に魚網を浸潰し、養殖用絹としてム
ラサキイガィ等の付着期に使用しても十分にその目的を
達した。この発明に用いる好ましい化合物の具体例とし
ては、クロトン酸2−(1−エチルブチル)−4・6−
ジニトロフエニルクロトン酸2−(1−ブチルヘキシル
)−4・6−ジニトロフエニルクロトン酸2一(1−プ
ロピルオクチル)−4・6−ジニトロフエニルクロトン
酸4−secープチルー2・6ージニトロフエニノレク
ロトン酸4一(1ーベンチルヘキシル)−2・6−ジニ
トロフエニルクロトン酸4−(1−メチルベンチル)一
216ージニトロフエニル3ーメチルクロトン酸4−(
1ーェチルヘキシル)一2・6ージニトロフエニルアク
リル酸2−(1ーェチルヘキシル)−4・6−ジニトロ
フエニルアクリル酸4−(1ーェチルオクチル)−2・
6−ジニトロフエニルメタクリル酸4一(1ーェチルヘ
キシル)一2o6ージニトロフエニル等が挙げられる。
この発明による前記化合物の海水冷却水系統への添加量
は一般に海水流量に対し、0.001〜5脚を1日1〜
2少時間注入すればよい。
この添加量は化合物の種類により、ムラサキィガイ等に
対する生理活性の強弱があるので多少の増減がある。又
ムラサキィガィ等の発生量の特別多い場合は増量するの
が望ましい。なお海水冷却水系に前記化合物を使用する
場合は、海水に均一分散するように適当な溶剤例えばア
ルコール、アセトン、キシレン、ジメチルホルムアミド
、メチルセロソルプ等の有機溶剤に溶解あるいは、乳化
懸濁し必要に応じ界面活性剤を添加し製剤化したものが
好ましい。
その際の界面活性剤としては、高級脂肪酸塩類、ポリオ
キシェチレンアルキルェーテル類、ポリオキシェチレン
アルキルェステル類、ソルビタンアルキルェステル類「
ポリオキシェチレンポリオキシプロピレン類、アルキル
トリメチルアンモニウム塩類、アルキルベタィン類等が
挙げられる。又魚網用に使用する場合は、本発明化合物
と天然樹脂や油性合成樹脂系又は合成ゴム系ヒビクルお
よび可塑剤や溶剤を加えるか、又着色顔料を加え、溶液
・分散又は充分に混線りするとよい。
ここでいう天然樹脂や油性合成樹脂系又は合成ゴム系ヒ
ビクルとしてはロジン、ボイル油、塩化ゴム、アルキッ
ド樹脂、塩化ビニルや酢酸ビニル等のビニル樹脂、アク
リル系樹脂、ポリブチン等のポリオレフィン樹脂、ポリ
スチレン、種々の合成ゴム、ポリウレタン樹脂、ェポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、コ
ールタール等が挙げられる。又本発明の有効成分の他に
トリフェニル錫、トリシクoヘキシル錫等のトリ置換錫
化合物、有機**酸鋼、ジメチルジチオカルバミン酸塩
、エチレンチウラムモノスルフイド、サリチルアニリド
系化合物、ジフェニルェーテル系化合物等、従来より船
底塗料等で用いられている薬物で有機溶剤に溶解又は懸
濁し、海息付着生物に対し忌避性を有する薬物なら使用
出来る。
次にこの発明に用いる代表的化合物及びその性質を例示
すれば第1表の通りである。
第1表 次にこの発明を実施例によって説明するが、この発明は
これにより限定されるものではない。
実施例 1化合物5部をジメチルホルムアミド9碇部と
ポリエチレングリコール脂肪酸ェステル5部で製剤化し
海水で希釈して試験液とした。
次に海水中よりプランクトンネットで採取したムラサキ
イガィの幼生を、径60個。高さ10仇舷の肉厚ガラス
管へNXX−10のミューラーガーゼをはりつけた器具
に、20〜3の固づつ入れ、各化合物の各濃度の試験液
中に6時間浸潰し、その後清海水の流水中水槽で4錨時
間飼育した後顧微鏡下で、生存幼生数及び死亡幼生数を
計測して、各化合物の50%致死濃度を求めた結果は第
2表に示す通りである。(以下の化合物番号は前記参照
)第2表 実施例 2 テストプラント(各3トン/時)を用いてムラサキィガ
ィの付着期に30日間薬剤を添加しその時の付着個数を
ブランクと比較した結果は第3表の通りである。
第3表 一は付着せず。
十は付着度合を示す。次に漁網用防汚剤に使用する時
の製剤例は次の*通りである。
製剤例1 化合物番号1 12% ジオクチルフタレート 10多 ロ ジ ン 10% メチルエチルグトン 20孫 キシレン 48% 上記の製剤は、常法に従って調整し「液状のものを得た
上記防汚剤にクレモナ網(クラレ製)を浸損塗布した後
、乾燥しムラサキィガィ付着期に3ケ月間深度1凧の海
中に浸潰し、付着状態を調査した結果を第4表に示す。
第4表製剤例2 化 合 物 番 号4. 15%ジオクチル
フタレート 5%アクリル樹脂
3%ボリブデン 10多 ナフテン酸銅 3% キシレン 64% 表中の州、什、十、一はムラサキィガィ等の付着程度を
示す。
州:著しく付着している。
什:付着し養殖用としては使用出来ない。
十:わずかに付着している程度で養殖用としては十分に
使用出釆る。
−:付着なし。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数1〜12の分岐を有するアルキ
    ル基を、R_2、R_3及びR_4はそれぞれ水素原子
    又はメチル基を示す。 )で表わされる化合物の一種又は二種以上を有効成分と
    して含有することよりなるムラサキイガイを主体とする
    (ただし、フナクイムシを除く)海息付着生物防除剤。
JP3665576A 1976-03-31 1976-03-31 海息付着生物防除剤 Expired JPS606324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3665576A JPS606324B2 (ja) 1976-03-31 1976-03-31 海息付着生物防除剤

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JP3665576A JPS606324B2 (ja) 1976-03-31 1976-03-31 海息付着生物防除剤

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Publication Number Publication Date
JPS52120122A JPS52120122A (en) 1977-10-08
JPS606324B2 true JPS606324B2 (ja) 1985-02-18

Family

ID=12475861

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JP3665576A Expired JPS606324B2 (ja) 1976-03-31 1976-03-31 海息付着生物防除剤

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