JPS6017765B2 - 海息付着生物防除剤 - Google Patents

海息付着生物防除剤

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JPS6017765B2
JPS6017765B2 JP3665676A JP3665676A JPS6017765B2 JP S6017765 B2 JPS6017765 B2 JP S6017765B2 JP 3665676 A JP3665676 A JP 3665676A JP 3665676 A JP3665676 A JP 3665676A JP S6017765 B2 JPS6017765 B2 JP S6017765B2
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JP
Japan
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sea
breath
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mussels
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JP3665676A
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国男 西村
徹 泰永
貞興 金田
栄 片山
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KATAYAMA KAGAKU KOGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
KATAYAMA KAGAKU KOGYO KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はムラサキィガィを主体とする海息付着生物の防
除剤に関する。
更に詳しくは、この発明は一般式(式中、R,は低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、クロロ低級アルキル基、
低級アルコキシアルキル基、低級アルキルチオアルキル
基、もしくはフェニル基、又は塩素原子、低級アルコキ
シの少くとも1つ以上で置換したフェニル基である。
R2は低級アルキルチオ基、クロロ低級アルキルチオ基
、アセトキシ低級アルキルチオ基、クロロフェニルチオ
基、低級アルケニルチオ基、ヒドロキシアルキル基又は
シアノ基である。R3およびR4はそれぞれ独立して水
素原子又は低級アルキル基又はフェニル基を示す。)で
表わされる化合物の一種又は二種以上を有効成分として
含有することよりなるムラサキイガイを主体とする海息
付着生物を防除する薬剤に関する。
上記一般式において、R,とR2におけるアルキル基及
びアルケニル基部分の炭素数としては1〜4個(低級)
の炭素原子を含むものが好ましい。
又R3とR4におけるアルキル基は1〜4個(低級)の
炭素原子を含むのが好ましい。海水を利用する火力発電
所や製鉄所などの諸工場では、その冷却水系銃に海息生
物、すなわちムラサキイガイ、フジツボ、ヒドロムシ、
コケムシ等が付着して、その機能を低下させている。
中でもムラサキィガィは重なりあって付着しその成長速
度は速い。その為に一番下部に付着したムラサキィガィ
は栄養塩類や溶存酸素の摂取が十分に行なえず死滅しそ
の結果壁面に付着している足糸が弱くなり、水圧や水流
等によって脱落し、冷却チューブの閉塞を引き起し、海
水の通水を妨げその機能を低下させるという弊害を派生
することもある。又、近年盛んになって来たハマチ等の
養殖漁業において用いられる養殖用絹やロープ又定置網
などは、水中に長時間保持されるため、ムラサキィガイ
等の海息付着生物が付着し、これらにより種々の障害を
うけている。
たとえばこれらの網やロープなどには、コケムシ、フジ
ツボ、ホヤ、蓮藻類などが付着するが、なかでも成長速
度の遠いムラサキィガィが多量に付着すると養殖網等に
相当な加重がかかり問題になる。又これらの付着により
、海水の流通は阻害され養殖魚に溶存酸素不足を引き起
したりする。従って漁網等にこれらの付着生物の付着を
防止することが重要な問題となつている。この発明は、
この様な問題を解決する為に種々研究とスクリーニング
を行った結果なされたもので、前記一般式の化合物が、
海息付着生物「 ことにムラサキィガィの幼生付着及び
その成長を著しく抑制することを見し、出した。
即ち海水冷却系に添加することにより、付着生物の障害
が防除出来、又魚網をこの薬液に浸債するか塗布するこ
とにより、その目的は十分に蓮せられる。従釆よりこの
系統の化合物は農業用殺虫剤に使用されており、陸上の
昆虫類や線虫類に対し活性があることは、特公昭45一
15757号及び45一15999号で知られているが
、海息付着生物のムラサキィガィ等とはその生活機能も
著しく異っており、この発明の発明者らが知る限り、ム
ラサキィガィの様な海息付着生物に対する生理作用は全
く知られていない。
この発明に用いる化合物を、ムラサキィガィ等の付着成
長時に少量海水冷却水系統に添加することにより、その
付着を阻止し又成長をも抑制する。
又、この化合物の薬液に魚網を浸潰し、養殖用網として
ムラサキイガイ等の付着期に使用しても十分にその目的
を達した。この発明に用いる好ましい化合物の具体例と
しては、1ーメチルチオーアセトアルドキシム Nーメ
チルカル/ゞメート、1ーメチルチオーメチルチオメチ
ルーホルムアルドキシム Nーメチルウル/ゞメート、
1−ヒドロキシメチルーアセトアルドキシムN−メチル
カル/ゞメート、1一p−クロロフエニルチオープロピ
オンアルドキシム N−メチルカルノゞメート、1ーメ
チルチオー3−ブチンアルドキシム Nーメチルカルノ
ゞメート、1ーメチルチオーpーメトキシフエニルアル
ドキシム Nーメチルカル/ゞメート、1ーメチルチオ
−2・4−ジクロロフエニルアルドキシム Nーメチル
カルバメート「1−メチルチオークロロメチルアルドキ
シムNーメチルカル/ゞメートト1−メチルチオーメト
キシメチルアルドキシムNーメチルカルノゞメート、1
ーメチルチオーメトキシカルボニルホルムアルドキシム
N−メチルカルノゞメート1ーヱチルチオープロピオ
ンアルドキシム N一フエニルカルバメート、1−tー
ブチルチオ−1ーシアノーホルムアルドキシム Nーメ
チルカルノゞメート、1ーアリルチオーアセトアルドキ
シム N−メチルカルノゞメート、1−(2・2−ジク
ロロエチルチオ)ープロピオンアルドキシム Nーメチ
ルカルバメート、1一(2−アセトキシヱチルチオ)−
プロピオンアルドキシム Nーメチルカルノゞメード1
−エチルチオープロピオンアルドキシム N−ジメチル
カルノゞメート、1−アシノープロバナールオキシム
Nーメチルカルバメート、1−シアノーフエニルホルム
アルドキシム Nーメチルカルノゞメート。
この発明による、前記化合物の海水冷却水系統への添加
量は一般に海水流量に対し、0.01〜5脚を1日1〜
2少時間注入すればよい。
この添加量は化合物の種類により、ムラサキィガィ等に
対する生理活性の強弱があるので増減がある。又、ムラ
サキィガィ等の発生量の特別多い場合は増量するのが望
ましい。なお海水冷却水系に前記化合物を使用する場合
は、海水に均一分散する様に適当な溶剤、例えばアルコ
ール、アセトン、キシレン、ジメチルホルムアミド、メ
チルセルソルブ等の有機溶剤に溶解あるいは乳化懸濁し
、必要に応じ界面活性情を添加し製剤化したものが好ま
しい。
その際の界面活性剤としては、高級脂肪酸塩類、ポリオ
キシェチレンアルキルェーテル類、ポリオキシェチレン
アルキルェステル類、ソルビタンアルキルェステル類、
ポリオキシェチレンポリオキシプロピレン類、アルキル
トリメチルアンモニウム塩類、アルキルベタイン類等が
挙げられる。又魚網用に使用する場合は、本発明化合物
と天然樹脂や油性合成樹脂系又は合成ゴム系ヒビクルお
よび可塑剤や溶剤を加えるか、又着色顔料を加え、溶解
・分散又は充分に混練りするとよい。
ここでいう天然樹脂や油性合成樹脂系又は合成ゴム系ヒ
ビクルとしては、ロジン、ボイル油、塩化ゴム、アルキ
ッド樹脂、塩化ピニルや酢酸ビニル等のビニル樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリブチン等のポリオレフィン樹脂、ポ
リスチレン、種々の合成ゴム、ポリウレタン樹脂、ェポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、
コール夕−ル等が挙げられる。又本発明の有効成分の他
に、トリフェニル錫、トリシクロヘキシル錫等のトリ置
換錫化合物「有機酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸塩
、エチレンチウラムモノスルフイド、サリチルアニリド
系化合物、ジフェニルェーテル系化合物等従来より船底
塗料等で用いられている薬物で有機溶剤に溶解又は懸濁
し、海息付着生物に対し忌避性を有する薬物なら併用す
ることは一向に差支えない。次にこの発明に用いる代表
的化合物及びその性質を例示すれば第1表の通りである
。第1表 次にこの発明を実施例によって説明するが、この発明は
これにより限定されるものではない。
実施例 1化合物5部をジメチルホルムアミド9の都と
ポリエチレングリコール脂肪酸ェステル5部で製剤化し
、海水で希釈して試験液とした。
次に海水中よりプランクトンネットで採取したムラサキ
ィガィの幼生を、径6仇吻・高さ100肌の肉厚ガラス
管へNXX−10のミューラーガーゼをはりつけた器具
に、20〜3の固づつ入れ各化合物の各濃度の試験液中
に6時間浸潰し、その後清海水の流水中水槽で4劉時間
飼育した後顧微鏡下で、生存幼生数及び死亡幼生数を計
測して、各化合物の50%致死濃度を求めた結果は第2
表に示す通りである。
(以下の化合物番号は、上述の第1表中の化合物番号と
同一。
)第2表 実施例 2 テストプラント(各乳bn/時)を用いてムラサキィガ
ィの付着期に30日間薬剤を添加しその時の付着個数を
ブランクと比較した結果は第3表の通りである。
第3表 次に漁網用防汚剤に使用する時の製剤例は次の通りであ
る。
製剤例 1 化合物番号 1. 10% ジオクチルフタレート 10% 口・ン ンノ r 。
10※メチルセロソルフ 30多 キシレン 40% 製剤例 2 化合物番号 7. 10発 ジオクチルフタレート 5多 アクリル樹脂 3紫 ポリブテン 10% ナフテン酸銅 6% キシレン 66% 上記防汚剤にクレモナ網(クラレ製)を浸債塗布した後
、乾燥しムラサキィガィ付着期に3ケ月間深度1肌の海
中に浸潰し、付着状態を調査した結果を第4表に示す。
第4表表中の川、日、十、一はムラサキィガィ等の付着
程度を示す。
川:著しく付着している。
什:付着し養殖用としては使用出来るい。
十:わずかに付着している程度で養殖用としては十分に
使用出来る。
−:付着ない

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は低級アルキル基、低級アルケニル基、
    クロロ低級アルキル基、低級アルコキシアルキル基、低
    級アルキルチオアルキル基、もしくはフエニル基、又は
    塩素原子、低級アルコキシ基の少くとも1つ以上で置換
    したフエニル基である。 R_2は低級アルキルチオ基、クロロ低級アルキルチオ
    基、アセトキシ低級アルキルチオ基、クロロフエニルチ
    オ基、低級アルケニルチオ基、ヒドロキシアルキル基又
    はシアノ基である。R_3およびR_4はそれぞれ独立
    して水素原子又は低級アルキル基又はフエニル基を示す
    。)で表わされる化合物の一種又は二種以上を有効成分
    として含有することよりなるムラサキイガイを主体とす
    る海息付着生物防除剤。
JP3665676A 1976-03-31 1976-03-31 海息付着生物防除剤 Expired JPS6017765B2 (ja)

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JPS54139941A (en) * 1978-04-24 1979-10-30 Asahi Chem Ind Co Ltd Polyester powder coating composition self-curable by air drying and its application

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JPS52120124A (en) 1977-10-08

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