JPS606204Y2 - マルチ作業機のフイルム支持装置 - Google Patents

マルチ作業機のフイルム支持装置

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JPS606204Y2
JPS606204Y2 JP1385080U JP1385080U JPS606204Y2 JP S606204 Y2 JPS606204 Y2 JP S606204Y2 JP 1385080 U JP1385080 U JP 1385080U JP 1385080 U JP1385080 U JP 1385080U JP S606204 Y2 JPS606204 Y2 JP S606204Y2
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JP
Japan
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film
support member
ridge
support frame
support
Prior art date
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JP1385080U
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English (en)
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JPS56114660U (ja
Inventor
宏和 柳沢
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島芝浦機械株式会社 filed Critical 石川島芝浦機械株式会社
Priority to JP1385080U priority Critical patent/JPS606204Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、マルチ作業機のフィルム支持装置に関する
ものである。
一般にマルチ作業には平畝にマルチフィルムを被覆する
平畝マルチ作業と高い畝にマルチフィルムを被覆する高
畝マルチ作業とがある。
いずれも走行機体に支持されたロール状のマルチフィル
ムを引き出して行う作業であるが、平畝マルチ作業の場
合には畝の上面の凹凸に合せてマルチフィルムを上下動
自在に保持する必要があり、高畝マルチ作業の場合には
上下動するマルチフィルムによって畝上部の土を削り落
すことがないようにマルチフィルムを畝の上方に位置さ
せて固定的に支持する必要がある。
そのための従来のマルチフィルムの支持構造を第1図な
いし第4図に基いて説明する。
aは畝に沿って走行する機体(図示せず)に保持された
吊下杆である。
この吊下杆aに支持されるフィルム支え枠すはマルチフ
ィルムCの両端を回動自在に支承するアームdとブラケ
ットeとを有している。
これらのブラケットeには前記吊下杆の下端に設けた軸
fに保持される孔ghが形成されている。
したがって、ブラケットeの一方の孔りを軸fに嵌合す
ることにより、第1図及び第2図に示すようにマルチフ
ィルムCは吊下杆aの後方に位置し、マルチフィルムC
に下方への張力が作用するがフィルム支え枠すの上面が
吊下杆aの後面に当接するため上下の移きは阻止される
この状態は高畝マルチ作業を行う場合であるが、平畝マ
ルチ作業を行う場合は、第3図及び第4図に示すように
軸fと孔gとを嵌合する。
この状態は吊下杆aの下面とフィルム支え枠すの上面と
の間に余裕があり、フィルム支え枠すの前後方向(上下
方向)の動きを可能による。
しかしながら、この状態で機体をトラクタのリフトアー
ムにより上昇させると機体は上昇しつつ前方へ傾き、こ
れにともないフィルム支え枠はマルチフィルムとともに
前方へ回動し、ロークリ瓜後方に位置して機体とともに
上昇する尾輪等に干渉し、マルチフィルムCに傷がつく
おそれがある。
また、ブラケットeに二組の孔g、hを形成しなくては
ならないので加工上面倒である。
この考案は上述のような点に鑑みなされたもので、尾輪
等へのマルチフィルムの干渉を防止してマルチフィルム
を保護し、これにより、平畝マルチ作業と高畝マルチ作
業とに支障なく使い分けることができ、フィルム支え枠
の製作をきわめて簡単に行うことができるマルチ作業機
のフィルム支持装置をうろことを目的とするものである
この考案は、回動支持部材をストッパにで垂直状態より
前方への動きを固定し後方上り方向への動きを不干渉部
により許容し、したがって、マルチフィルムを吊下支持
部材の後方に位置させてフィルム支え枠を回動支持部材
に連結することにより、張力によるマルチフィルム及び
フィルム支え枠の前下りの動きを固定して高畝マルチ作
業を行うことができ、マルチフィルムを吊下支持部材の
下方に位置させてフィルム支え枠を回動支持部材に連結
することにより、フィルム支え枠の後方上り方向への回
動を不干渉部により許容して平畝マルチ作業を行うこと
ができ、この場合、回動支持部材はストッパにより前方
への位置が阻止されているため、機体上昇時にマルチフ
ィルムの尾輪等への干渉とこれにともなう傷損とを防止
腰したがって、高畝マルチ作業と平畝マルチ作業との使
い分けを満足して行うことができ、回動支持部材の吊下
支持部材への取付状態は一形態であるため回動支持部材
の加工箇所を少なくして簡単に加工しうるように構成し
たものである。
この考案の一実施例を第5図ないし第8図に基いて説明
する。
1はトラクタ機体のリフトアーム2に吊り下け゛られる
ロアーリンク3とトップリンク4とによりそのトラクタ
機体に連結された耕耘ロータリの機体である。
この機体1にはロータリ5と支持アーム6と尾輪7を支
持する尾輪支持杆8とが設けられている。
支持アーム6には畝整形器9を保持する取付杆10が支
えられている。
前記機体1には上部後方へ延出するフレーム11が装着
され、このフレーム11にはそれぞれ下方へ垂下する吊
下支持部材である吊下杆12とローラ支持杆13とが取
付けられている。
この吊下杆12の下部には左右方向の軸心をもって筒軸
14が設けられている。
しかして、断面が「口」の字形の回動支持部材である角
筒15が設けられ、この角筒15には前記筒軸14の両
端に軸14aによって回動自在に支持される突片16が
固定的に設けられ−Cいる。
角筒15の一辺の幅は前記吊下杆12の前後幅と一致し
、前記筒軸14の軸心は前記吊下杆12の幅方向の中心
に定められている。
しかして、吊下杆12の下面の後半分から吊下杆12の
後面にかけて約45°の傾斜をもって切欠することによ
り、前記角筒15の吊下杆12の真下から後方上がりに
約90°にわたる回動動作を許容する不干渉部17が形
成されている。
したがって、吊下杆12の下面の前半分は角筒15の上
面に当接してその角筒15の前方への回動動作を規制す
るストッパ18とされている。
また、角筒15の軸心に沿う角孔はフィルム支え杆19
を90’毎に位置を変えて選択的に保持する保持部20
とされている。
すなわち、フィルム支え枠19は角筒15に挿通される
角筒状の杆21の両端にアーム22を固定したもので、
これらのアーム22にロール状に巻回したマルチフィル
ム23が支承されている。
ついで、前記ローラ支持杆13には前記マルチフィルム
23の引き出し経路を案内するガイドローラ24が支持
されている。
また、前記尾輪支持杆8には後方に延出して畝25の両
側に位置する支持杆26がバネ27により下方へ付勢さ
れつつ支持されている。
これらの支持杆26には踏圧輪28とその後方において
進行方向に向って逆「ハ」字状に傾斜する覆土ディスク
29とが回転自在に支持されている。
このような構成において、機体1を進行させると、フィ
ルム支え枠19からマルチフィルム23がガイドローラ
24に案内されつつ引き出されて畝の表面を被覆する。
そして、マルチフィルム23はその両側を踏圧輪28に
弾圧的に押圧されて土壌になじみ、さらにその上を覆土
ディスク29により覆土される。
しかして、高い畝25にマルチフィルム23を被覆する
高畝マルチ作業に際しては、第5図及び第7図に示すよ
うに、吊下杆12の後方にマルチフィルム23のロール
部が位置するようにフィルム支え枠19の杆21を角筒
15に挿通する。
マルチフィルム23の張力及び自重は下方へ作用するが
、角筒15の前下り(時計方向)の動きはストッパ18
により規制され、フィルム支え枠19及ヒマルチフイル
ム23のロール部は吊下杆12の後方位置に固定される
低い平らな畝25にマルチフィルム23を被覆する平畝
マルチ作業を行う場合は、第8図に示すようにマルチフ
ィルム23のロール部が吊下杆12の下方に位置する位
置Aに定めつつフィルム支え枠19の杆21を角筒15
に挿通ずる。
この場合吊下杆12に不干渉部17が形成されているこ
とにより、角筒15及びフィルム支え枠19は軸14a
を中心に実線で示すようマルチフィルム23の張力によ
り回動し、畝上面の凹凸に応じて仮想線に示すように部
間を揺動することができる。
そして、畝25の終端に達してリフトアーム2により機
体1を吊り上げると機体1は前傾し尾輪7は後方上がり
に位置するが、角筒15はストッパ18に規制されてい
るたもマルチフィルム23のロール部がAに示す位置か
らさらに前下がりに偏位することはない。
すなわち、マルチフィルム23の尾輪7等への干渉によ
る傷損事故は防止される。
これにより、高畝マルチ作業と平畝マルチ作業とに支障
なく使い分けることができ、この場合、フィルム支え枠
19の杆21を角筒15に入れ変えるだけの簡単な操作
で使い分けることができる。
角筒15も市販されたもので、その軸心に沿う角孔を保
持板20として利用することができ、吊下杆12への取
付形態も一形態であるため軸14aに対応する孔16a
も一組でよく、これによりきわめて簡単に加工すること
ができる。
この考案は上述のように構成したので、高畝マルチ作業
に際し7てはマルチフィルムを吊下支持部材の後方に位
置させてフィルム支え枠を回動支持部材に連結するが、
マルチフィルムの張力が前方下りに作用してもストッパ
によって回動支持部材とフィルム支え枠とを固定するこ
とができ、平畝マルチ作業を行う場合には、マルチフィ
ルムを吊下支持部材の下方に位置させてフィルム支え枠
を回動支持部材に連結するが、吊下支持部材に不干渉部
を形成したことにより、畝上面の凹凸に応じて回動支持
部材とフィルム支え枠とを後方上りの方向へ回動させる
ことができ、この場合回動支持部材の前方への回動動作
はストッパにより規制されるため、機体を上昇させた際
マルチフィルムが尾輪等に干渉して傷損することがなく
、したがって、高畝マルチ作業と平畝マルチ作業とに支
障なく使い分けることができ、回動支持部材の吊下支持
部材への取付状態は一形態のため、回動支持部材の加工
箇所を少なくして簡単に加工することができる等の効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は従来例を示すもので、第1図は高
畝マルチ作業時における一部を切欠した斜視図、第2図
はその側面図、第3図は平畝マルチ作業時における一部
を切欠した斜視図、第4図はその側面図、第5図ないし
第8図はこの考案の一実施例を示すもので、第5図は全
体構成を示す縮小した側面図、第6図は要部の分解斜視
図、第7図は高畝マルチ作業時における要部の縦断側面
図、第8図は平畝マルチ作業時における要部の縦断側面
図である。 1・・・・・・機体、12・・・・・・吊下杆(吊下支
持部材)、15・・・・・・角筒(回動支持部材)、1
7・・・・・・不干渉部、18・・・・・・ストッパ、
19・・・・・・フィルム支え枠、20・・・・・・保
持部、23・・・・・・マルチフィルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 畝に沿って走行する機体に設けた吊下支持部材に左右方
    向の軸心をもって回動支持部材を回動自在に連結し、前
    記吊下支持部材の下部に前記回動支持部材の垂直状態よ
    り前方への回動動作を規制するストッパと前記回動支持
    部材の後方上り方向への回動動作を許容する不干渉部と
    を形成し、左右の軸心をもってロール状に巻回されたマ
    ルチフィルムの両端を支承するフィルム支え枠を設け、
    前記吊下支持部材の下方又は後方のいずれかに前記マル
    チフィルムを選択的に位置させるように前記フィルム支
    え枠を保持する保持部を前記回動支持部材に設けたこと
    を特徴とするマルチ作業機のフィルム支持装置。
JP1385080U 1980-02-06 1980-02-06 マルチ作業機のフイルム支持装置 Expired JPS606204Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1385080U JPS606204Y2 (ja) 1980-02-06 1980-02-06 マルチ作業機のフイルム支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1385080U JPS606204Y2 (ja) 1980-02-06 1980-02-06 マルチ作業機のフイルム支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56114660U JPS56114660U (ja) 1981-09-03
JPS606204Y2 true JPS606204Y2 (ja) 1985-02-27

Family

ID=29610357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1385080U Expired JPS606204Y2 (ja) 1980-02-06 1980-02-06 マルチ作業機のフイルム支持装置

Country Status (1)

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383011B1 (ko) * 2000-11-02 2003-05-09 박순길 멀칭비닐 피복장치를 이용한 벼의 멀칭재배방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56114660U (ja) 1981-09-03

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