JPS6060580A - 月齢表示付時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 同時に表示する機能を備えた時計に関するものである。

月の天球上を移動する速度と満ち欠けの周期は常に変動
しているため，これを等速輪列機構で正確に表示するこ
とはできないが、しかし月の状態をおおよそ知る上では
平均移動速度と満ち欠けの平均周期に基づいた等速輪列
機構を用いて月の位置と位相を近似表示する方法で十分
と言える、しかじかから月の位置と位相を同時に表示す
る輪列は、月の満ち欠けの平均周期か区ＵＪリσ）良い
数でない上に長期間使用後の累積誤差が目立つことから
かなり近似精度の高い歯数比を用いなければならないこ
とや、輪列配置の土からは時刻表示部の筒車から月齢表
示部の月の位置の表示を行５月位置車と月の位相を表示
する月位相車へ至る間に歯数比を調整するために設けら
れる仲介化σ）数ができるだけ少ない方が良いことや、
更に月ｏ）Ｑ置と位相と時刻との初期合わせ時の操作性
の良（・構造がとれる必要があること環溝だオペき条件
は多い。

本発明は上記σ）筒車から月位置車と月位相車へ至る間
に歯゛数比を調整するための仲介化を必要な数設けるこ
とによって、月の位置と位Ａ目を累積誤差が小さく正確
でしかも同時に表示オろ機能を有し一更に初期合わせ時
の操作性のすぐれた輪列ｆ□ＩＩ′ｌ−造を提供するこ
とを目的とじておりーその要旨は時刻表示部σ）筒車か
ら月齢表示部の月位置車と月位相車へ至る間に歯数比を
調整するための仲介型を少なくとも２つ設けることによ
って、時刻に同期してほぼ正確な月０）位置と位相を表
示させるものである。

以下本発明の実施例を図面により詳述そる。

第１図〜第３図は本発明の第１の実施例を示し、第１図
は月の付着の表示を行う刃板、月の位相を表示する杉板
をムーブメント側からこの順で積層した月齢表示部の中
心位置を時刻表示部の中心位置に対しずらして配置した
月齢表示例時計の平面図である。１は回転中心に対する
角度範囲が９０″０）大きさの円形表示部１ａを有する
釘型の刃板であり、２は刃板１の上に重ねて配置され前
記円形表示部１ａが丁度隠れる大きさの２個の遮蔽部２
ａが〕８０°間隔で設けられた杉板である。乙は時を表
示する時針−４は分を示す分針、５は秒針−又６＆′：
ｒ文字板であり一時針乙に対応する位置に１２時間制の
目盛６ａが、また刃板１に対応する位置に月の方位を示
す記号が時計回りにＥ（東）−８（南中を示す）＝Ｗ（
西）の順で付けられている。前記刀根１．影板２の回転
方向は、北半球中緯度での月の見かけ力動きに合わせろ
ため一後０で詳述する輪列構造によって時削回りｆな−
〕ている、以上の構成において第１図には一時計表示部
θ）文字板乙の中央に時−分一秒を表示例−る時刻表承
機能部を有し−その上方に時刻に対する月σ）１８″Ｉ
ｉ？ｔを表わす刃板１と月σ）位相を表わす杉板２とを
倫えた月齢表示機能部とを配置し、各時刻Ｖおけイ）月
の位置と位相を一瞥のもとに知イ）ことかできイ）様に
成したものである。

次に第２図により第１図に示１一時言１を駆動子イ）た
め力輪列構造について説明する。（麻２図は第１図θ）
時計の輪列機構要部を示した断面１ン１でル）り一図に
おいて７は四番車で秒劉５が−８は中心車て分針４が、
９は筒車で時針６が各々取りイτ」けられている。１０
は日ノ裏車で中心車８θ）分カナ８２１及び筒車９の筒
歯車９ａと噛み合っており一節中９は筒歯車９ａと筒車
カナ９　ｂとにより構成されている。

また１１は歯数比を調整するための仲介型の一つの第二
日ノ裏車で、第二日ノ裏歯車１１ａと第二日ノ裏カナ１
１ｂとにより構成され、地板１２に固定されている４二
日ノ裏車ビン１６に遊合され裏板１４によってクテアガ
キが保持されている。

筒車カナ９ｂに噛み合う第二”日ノ裏歯車１１ａと第二
筒車１５及び（（ｉ正仲介車（図示せず）に噛み合う第
二日ノ裏カナ１１ｂとの間には所定力トルり以すの負荷
でスリップするスリップ機能部１１ｃが設けられている
。１５は第二筒車で、筒車９に遊合され針座１６を介し
て裏板１４ｔｃよってタテアガキが保持されている。１
７は歯数比を調整するためのもう一つの仲介型の調整車
で、第二筒車１５及υ・月位置車１８に噛み合う土調整
歯車１７ａと月位相車１９に噛み合う下調整歯車１７ｂ
とにより構成され、地板１２に固定されて℃・ろ調整車
ビン２０に遊合され裏板１４によってタテアガキが保持
されている。月位相車１９は地板１２ｆｆ固定されてい
る月位相車ピン２１に遊合され、月位置車１８は月位相
車１９に遊合されていて月位相車１９と月位置車１８と
輪列のノくツクラッシュの影響を取り除くための針座２
２とを合わせで裏板１４によってタテアガキが保持され
ている。

また月位置車１８−月位相車１９σ）文字板６　イ１１
１の一端にはそれぞれ刃板１、杉板２が取り伺げられて
いる。

尚第３図は刃板と杉板により月の朔望め状態を示す平面
図で−（イ）は朔の状態−（ローは望σ）状態を示す。

次〜如作動について説明する。

基２図において四番車７から分カナ８ａへ至る減速比は
公知のととく１／　としておき−分カナ０ ８ａから日ノ裏車１０を介して筒車９へ至る減速比を１
／１２にすることにより筒車９ば１２時間に１回転する
。

朔望月すなわち月のａ４ち欠けの平均周期目２９．５３
０５８９日にあたり、月の見かけの平均運動速度に刃板
１の回転速度を合わせろためには月位しかし現実にはこ
の歯数比を限られた歯車の歯数組み合わせの中で厳密に
つくりだすことは不可能であり、実際にはある程度の期
間使用した後の累積誤差が目立たなし・範囲で゛あれば
月の状態をおおよそ知る」二では十分である。例えば電
池時計においては電池寿命を仮に２年とし、前記期間中
における月位置車１８の月の見かけの平均運動に対する
累積誤差を回転角度で分針４の１分に相当する６″以内
は許せるものとすれば一月位置車１８は年間３°以内の
累積誤差すなわち１日あたり０．９６６１１３９９〜０
．９６６１．５９６３回転になる様に筒車９から月位置
車１８に至る輪列の歯数を構成すれば良い。

更に時計用歯車σ）加工上からも無理のない歯数範囲を
例えば１２〜５０枚として、上記の年間３゜以内の累積
誤差内Ｑ）歯数比範囲に入る筒車カナ９ｂから月位置車
１８に至る輪列のすべての歯数としての組み合わせをあ
げると表１の様になる。

前述のごとく月位置車１８の累積誤差が年間３゜以内の
条件を満たすためには、月位置車１８の画表　１ て高い精度の近似値となっている必要がある。

しかし−もし歯数比を調整するためσ）仲介Ｑｏ）一つ
である第二日ノ裏車１１を用いずに内歯噛み合いを用い
て回転方向の修正をしたとしても一十記の歯数範囲内で
構成できる歯数止め最小調整ｒｌＪであり、前記歯数範
囲内における月位置車の累積誤差が最も小さい歯数組み
合わせである筒車カナの歯数１４枚１月位置車の歯数２
９枚の組み合わせにおいては一月位置車は目標値に対し
０．０４０７％速い１日あたり０．９６６５１７２４回
転し１月位置車の累積誤差は年間−８１，５’ｌＣも達
し精度的に実用にならず、また年間３°以内の累積誤差
条件を満たそうとするための最も歯数の少ない組み合わ
せは筒車カナの歯数１５７枚、月位置車の歯数３２５枚
にもなり一時言」を構成する歯車としては加工上不可能
な条件となる。

以上の結果より月位置車１８の累積誤差が年間３′″以
内の条件を時計としての実用的歯数範囲の中で満たすた
めには一筒車カナ９ｂがら月位置車１８に至る輪列の中
に回転方向の修正も兼ねて歯数比を調整するだめの仲介
車を少なくとも１個配設する必要のあることがわかる。

ここで筒車９を筒歯車９ａと筒車カナ９ｂとで構成した
合わせ筒車としたのは、仲介車を用いた場合でも歯数組
み合わせが限定されるので１日ソ裏車１０との噛み合い
条件の制約を受けずに筒車カナ９１〕の歯数を選べるか
らである。

また調整型１７における上調整歯車１７ａσ）歯数につ
いては後述の月位相車１９θ）月位檻″市１８に対する
回転速度条件により決定され、シ］−二首市１５の歯数
については回転方向の修正を兼ねたアイドラーとしての
機能であるのて十調柑山畢１７ａの歯数が決まった後使
用可能なモジュール範囲と前記輪列の平面配置条件によ
り１′（１ももイ１ｊな数とずれば良い。

次に杉板２は力板１との回転差を用いて月の６ン相を表
示し、杉板２の遮蔽部２ａの数をｎ　（ｎ　１１２以上
の整数）とすると、第３図（イ）に示す様に力板１にお
ける回転中心に対する角度イ匝囲が１８０＞”ＩＩＧ大
きさの円形表示部１ａが、前記円ｊヒ表ンｔミ部１ａに
丁度型なる大きさで等間隔て杉板２に設けられた遮蔽部
２ａの一つに丁度型なる時に朔、第３図（ｏ）　Ｋ示す
様に前記遮蔽部２ａの丁度中間の位置２ｂの一つに位置
する時に望を表示する様に（構成されており１月の見か
けの移動方向と満ち欠けの方向から一杉板２は力板１に
対し２９．５：（（１５８９Ｘ０日に１回転の割合で遅
らせる必要があり一力位相車１９は力位義軍１８に対し
て１日あたり■ 本実施例Ｑ）場合ｎ　＝　２であり一筒車カナ９ｂから
力位義軍１８へ至る輪列に？■にあげた極めて高い近似
精度を有する歯数組み合わぜを用℃・る場合には一力位
置車１８が１回転する間の力位組型１９の回転数は（０
，９６６１３６８１−０，０３３８６３１９−２）÷０
．９６６１３６８１　回転すなわち０．９８２４７４９
４回転を理想値として良い、 実用的に累積誤差が目立たない範囲を２年間で月の位相
で」日分以下すなわち月の位相で年間０５日分以下とす
れば、力位義軍１８が１回転する間ｆ力位相車１９が０
．９８２４５０９５〜０．９８２４９８９３回転する様
に表１の力位義軍１８め歯数条件の中で歯数比を調整す
るための仲介車の一つである調整車１７の歯数と力位組
型１９の歯数を構成すれば良い。表１と同様に歯数範囲
を例えば１２〜５０枚として−」−記の歯数比範囲に入
る力位義軍１８から力位組型１９に至る輪列のすべての
歯数組み合わせの中から表１に用いられている力位義軍
１８の歯数と一致したものだけをあげると表２の様にな
る。

前述のごとく力位置亜１８に動部−る力位）１」車１９
θ）累積誤差が月の位相で年間０５日分以内θ）条件を
満たすためには、力位和事１９０回転速度が目標値に対
して±０．００２４４％以内の極めて高い精度の近似値
となって（・る必要カーあり１時言十で使用できる限ら
れた歯数範囲内にお（・て＆ｉ〜月位力位１８から力位
組型１９に至る輪列の中に回転方向の修正も兼ねて歯数
比を調整するためのイ中介車を少なくとも更に１個配設
する必要カーあることがわかる。更に輪列配置条件を考
慮した上で・歯数組み合わせは決められ一前記実施例の
場合−例を示すと、筒車カナ９　ｂの歯数２３枚−槙二
日〕裏歯車１１ａの歯数３６枚−第二日ノ裏カナ１１ｂ
の歯数３１枚、調整車１７におげろ上調整歯車１７ａの
歯数３１枚−下調整歯車１７ｂの歯数２６枚−力位義軍
１８の歯数４１枚、方位Ａ＠車１９の歯数３５枚とする
ことによつ−〔力位置月１１８は１日Ｖ、０．９６６１
２４６６回転し刀根１の年［Ｂ」累積誤差は月のみかけ
の平均運動に対し１，６°の遅れに過ぎず−また力位組
型１９は１日に０．９４９２０６３４回転し、彫版２の
刀根１に文子する年間累積誤差は１７°の進みであり１
月σ）位相に換算して０．２８日分カ遅れに過ぎない。

また刀根１及び彫版２は第二日ソ裏車１１ｏ）スリップ
機構により月のおおよその位置と位相を知る上で問題の
ない範囲内に一前記修正仲介車（図示せず）を含む輪列
によって、時り１ろ、゛分針４及び秒針５に対して合わ
せ込み可能な【ハて、取り付け時の位置側わせが特に必
要てな℃・十に、初期合わせ込み時の操作性も良い輪列
横糸になってい４・。

第４図〜第６図し１本発明の第２の実力ｉ例を示し一第
４図は月の位相の表示を行う杉板一月σ）位置を表示す
る刀根をムーブメント側からこび）順で積層した月齢表
示部の中心位置を時刻表示部の中心位置に対しずらして
配置した月齢表示部１１当言−Ｉσ）半曲図て゛あろ、
２４は回転中心に対する角度範囲か６００の大きさの丸
穴２４ａを設けた力位（ａをｐわず刀根であり−２６は
刀根２４の下π矩ねて音１置され前記丸穴２４ａに丁朋
重なる大きさσ）：３個の刀根２４と同色の円形パター
ン２６２か」２０′間隔で設けられた月の位相を表示ず
ろ彫版でル）る。

２５は時を表示する時針、２６は分を斥Ｎ−分針一２７
は秒針、又２８は文字板であり２時針２５（（対応する
位置に１２時間制の目盛２８　ａか−また目板２４に対
応する位置の上方向に（ま南中を示す合わせマーク２８
ｂが伺げられて℃゛る。前記目板２４、杉板２３の回転
方向は、北半球中緯度での月の見かけの動きに合わぜる
ため、後に詳述する輪列構造πよって時計回りＶＣなっ
ている。

以−μの構成において第４図には一時計表示部の文字板
２８の中央に時、分、秒を表示する時刻表示機能部を有
し、その上方に時刻に対する月の位置を表わす目板２４
と月の位相を表わす杉板２６とを備えた月齢表示機能部
とを配置し御名時刻における月σ）位置と位相を一瞥の
もとに知ることができる様に成したものである。

次に第５図ｆより第４図に示す時計を駆動するための輪
列構造につＬ・で説明する。第５図は第４図の時計の輪
列機構要部を示しん断面図であり、図において２９は四
番車で秒針２７が−６０は中心束で分針２６が、６１は
ｍ　Ｙｊ−で時針２５が各々取り付ヒノられている。３
２Ｄま日ノ裏車で中心束６０の分カナ３０ａ及び筒斥ろ
１σ）筒歯車３１ａと噛み合っており、筒車３１は筒歯
車ろ１ａと前車カナ３１ｂとにより構成されて（・ろ。

また６６は歯数比を調整するブこめσ）仲介止の一つの
第二日ノ裏束で、第二日ノ裏歯車３３３と第二日ノ裏カ
ナ３３ｂとにより構成され、地板３４ｊｆ固定されてい
る第二日ノ裏車ピン３５に遊合され裏板６６によってタ
テアガキが保持されで℃・イ・。

筒車カナ３１ｂに噛み合う紀二日ノ央歯車３０２１と第
二筒車３７及び修正仲介車（図示せず）π１ト′・イみ
合う第二日ノ裏カナ３３ｂとの間には所定σ）トルク以
上の負荷でスリップするスリノゾ機能部３３Ｃが設けら
れている。６７は第二筒型て−ｆｒ；〕車６１に遊合さ
れ針座３８を介して裏板６６によってタテアガキが保持
されている。３９は歯Ｉｙ比を調整するためのもう一つ
の仲弁血σ）調胎市、で一第二筒車ろ７及び力位相血４
０に噛み合う十調整歯車３９ａと刃位置−ｑｊ、　４１
に噛み合５下調判１“杓−Φ６９ｂとにより構成され一
地板６４に固定されている調整車ピノ４２に遊合され裏
板６６によってタテアガキが保持されている。方位置市
４１は地板３７１Ｖ固定されている方位義軍ピン４乙に
遊合され一力位相Ｍ４０は方位置市４１に遊合されてい
て方位置市４１と万位オ目甫４０と輪夕］１のバックラ
ッシュの影響を取り除くための針座４４とを合わせて裏
板６６によってクテアガキが保持されている。

また力位義軍４１一月位組型４０σ）文字板２８側の一
端にはそれぞり、刀根２４−影板２６が取りイ１げられ
ている。

尚−第６図は目板と杉板により月の朔望の状態を示す平
面図で−（イ）は朔の状態−（ロ）は望の状態を示す。

次に作動について説明する。

第５図Ｗおいて四＠止２９から分カナ３０ａへ至る減速
比は公知のごと＜］／６０としておき、分カナ３０ａか
ら日ノ裏車ろ２を介して筒車６１へ至る減速比をＩｔ、
／１２ｆｆすることにより筒車３１は１２時間に１回転
する。

ここで第１の実施例においては筒車９から刃位置ｍ１８
へ至る輪列の歯数組み合わせを先にめたが一木実施例の
場合は筒車６１から方位置市４１に至る輪列において方
位置市４１の回転速度に影響中ろ歯車の数が多いので、
先に方位置市４１から方位組型４０へ至る輪列の歯数組
み合わせをめた後に一力位置市４１の累ＸＮ誤差を考１
０７して筒車ろ１から方位組型４０へ至る輪列σ）１′
ｈ数組み合わせをめろことにする。

杉板２６は目板２４とυ）回転差を月１いて月の位相を
表示し、杉板２乙の円形パターン２ろ２Ｉθ）数をｎ（
ｎけ２以上の整数）個とすると一第６図（１）に示す様
に目板２４における回転中心ｗ対」−る角度範囲が］、
　８０　、’）／ｎの大きさの丸穴２４ａか、前記丸穴
２４ａに丁度型なる犬ささて゛しか４）古間隔て杉板２
６に設けられた目板２４と同色の円形パターン２ろａの
一つに丁度型なる時に朔−弔６図（口１に示す様に前記
円形パターン２３ａの丁晟中１’Ｔｊ；　（／　１位置
２３ｂの一つに位置する時に望を表示する様に構成され
ており一月の見かけの移動方向と満ち欠けの方向から杉
板２６は目板２４に対し２９．５３０５８９Ｘ　ｎ日に
１回転の割合で遅らせる必要があり、力位組型４０は方
位置亜４１に対して０．０３３８６３１９／ｎ回転遅く
なるいが理想である、本実施例の場合ｎ二３であり、筒
車カナ３１．ｂから方位買上４１へ至る輪列に方位置型
４１の累積誤差が極めて少ない歯数組み合わせを後述の
表４の中から選ぷσ）で、万位義軍４１が１回転する間
θ）力位組型４０の回転数は（０，９６６１３６８１−
０，０３３８６３１，９τ３）τ０．９６６１３６８１
回転すなわち０９８８３１６６３回転を理想値として良
い。実用的に累積誤差が目立たない範囲を時計の電池寿
命である２年間で月の位相で１日分以下すなわち月の位
相で年間０５日分以下とすれば一方位義軍４１が１回転
する間に力位組型４Ｄが０．９８８３００６４〜０．９
８８３３２Ｇ２回転になる様に万位義軍４１及び方位相
Ｍ４０の歯数と歯数比を調膳するための仲介上の一つで
ある調整車６９の歯数を構成すれば良い。そして時計用
歯車としての歯数範囲を例えば１２〜５０枚として、上
記の万位義軍４１が１回転に要する歯数比範囲に入る万
位義軍４１、力位組型４０及び調整車５９Ｖ至る輪列の
ナベてθ）歯数としての組み合わせをあげると表３０）
様にブする。

表　３ 前述のごとく方位置Ｍ４１に対する力位組型４０の累積
誤差が月い位相で年間０５日分り、内の条件を満たすた
めには、万位義軍４１と方位１［］重４０との回転比が
目標値に対して±０．００１６２’ｆ。

以内の極めて高い精度の近似値となっている）必戟があ
り１時計で使用できる限られた歯数範囲内においては１
力位義軍４１から力位組型４０に至る輪列の中に回転方
向の修正も兼ねて歯数比を調整するための仲介嵐を少な
くとも１個配設する必−要のあることがわかる。

次に表３の力位組型４０の歯数条件の中から万位義軍４
１の月の見かけの平均運動に対する累積誤差が回転角度
で年間３°以内になる様な筒車フＪす６１１〕から方位
相束４０に至る輪列σ）歯截組み合わせを歯数範囲を例
えば１２〜５０枚Ｏ）中ですべてめると表４の様になり
、力位組型４０σ）歯数が４７枚の場合の歯数組み合わ
せσ）みに限定さＪｃ−力位義軍４１０回転速度は目標
値に対してわず力・０００１２６Ｑいに過ぎない。上記
のごとく時計で使用できろ限られた歯数範囲内において
は、筒車表　４ カナ３１ｂから力位組型４ｏへ至る輪列においても一歯
数比の調整と回転方向の修正をするための納二日ノ裏車
ろ６が仲介型として必要であり一本実施例においても第
１の実施例と同様に２個の仲介皇を必要としていること
がわかる。

更に輪列配置条件を考慮した上で歯数組み合わせは決め
られ、本実施例の場合−例を示すと一筒畢カナ３１ｂの
歯数２３枚−第二日ノ裏歯車３３ａの歯数４ｊ枚−第二
日ノ裏カナ３３ｂの歯数４０枚−調樒亜６９における上
調整歯車３９ａの歯数４５枚、下調整歯止３９ｂの歯数
３１枚、力位組型４０の歯数４７枚、力位義軍４１の歯
数３２枚とすることによって力位義軍４１は１日に０．
９６６１２４６６回転し力板２４の年間累積誤差は月の
みがけの平均運動に対し１６°σ）遅れに過きず、また
力位組型４０は１日に０．９５４８５２１０回転し、杉
板２６の力板２４に対する年間累積誤差は２．０°の進
みであり月の位相に換算して０４９日分の遅れに過ぎな
い。

また力板２４及び杉板２６は第二日ノ矢車ろ６のスリッ
プ機構により月のおおよそσ）位置と位相を知る上で問
題のない範囲内に、前記修正仲介型（図示せず）を含む
輪列によって一時釧２５−分針２６及び秒針２７に対し
て合わせ込み用能なので、取り付は時の位置合ゎぜが特
に必要でない十に、初期合わせ込み時の操作性も良い輪
列構造になっている。

第７図〜第９図は本発明の第３の実施例を示（〜、第７
図は月の位相の表示を行う杉板一月の位置を表示する力
板をムーブメント側からこの順で積層した月齢表示部の
中心位置を時刻表示部σ）中心位置に一致させて配置し
た月齢表示イ」時刻の平面図である。４６は回転中上・
に対する角度範囲か２２．５°の大きさの丸穴４６．１
１を設けた刃位置を表わす力板であり、４５は力板４６
の下に重ねて配置され前記丸穴４６ａに丁度型なる大き
さの８個の力板４６と同色σ）円形パターン４５ａが４
５゜間隔で設けられた月の位相を表示する杉板である。

４７は時を表示する時針、４８は分を示す分針、４９は
秒針、又５Ｄは文字板であり、時針４７に対応する位置
に１２時間制の目盛５０ａが、また月の表示軌跡に対応
する位置には３つの部分に分割された表示ｕ　５０　ｂ
が設けられている。前記刀根４６．影板４５の回転方向
は一北半球中緯度での月の見かけの動きに合わせるため
一後に詳述する輪列構造によって時計回りになっている
。

以上の構成において第７図には一時計表示部の文字板５
０の中央に時、分、秒を表示する時刻表示機能部を有し
−その周囲に月の位置を表わす力板４６と月の位相を表
わす杉板４５とを備えた月齢表示機能部とを配置し、各
時刻における月の位置と位相を一瞥のもとに知ることが
できる様に成したものである。

次に第８図により第７図に示す時刻を駆動するための輪
列構造について説明する。第８図は小７図の時計の輪列
機構要部を示した断面図であり一図において５１は四番
車で秒針４９が、５２は中心車で分針４８が−５６は筒
車で時針４７か各々取り付けられている。５４は日ノ裏
車で中心市５２の分カナ５２ａ及び筒車５６の筒歯車５
ろａと噛み合っており、筒車５６は筒歯車５３ａと筒　
。

車カナ５６１）とにより構成されている。

また５５は歯数比を調整するための仲介型の一つの銅二
日ノ幾車で一年二日ノ裏山Ｍｉ、　５５　ａと第二日ノ
裏カナ５５ｂとにより構成され、地板５６に固定されて
いる第二日ノ裏車ピンｓ７に４合され裏板５８によって
タテアガキが保持されており、筒車カナ５３ｂに噛み合
う第二日ノ裏歯車５５ａと力位置亜５９及び修正仲介型
（図示ぜず）　Ｋ　Ｌ）ｉｚみ合う第二日ノ裏カナ５５
ｂとの間には所定のトルク以上の負荷でスリップするス
リップ機能部５５Ｃが設けられている。６０は歯数比を
調整するためのもう一つの仲介型の調整車で５月位相庫
６１に噛み合う上調整歯車６０ａと力位置型５９に噛み
合う下調督歯市６０ｂとπより構成され、調整車止めネ
ジ６２に遊合され一該調整車止めネジ６２Ｖよってクテ
アガキが保持された状態で地板５６にネジ止めされてい
る。５９は万位置市で、ｆ１’、ｉ車５６ｖ遊合され、
また６１は万位組型で、前記万位置市５９に遊合され一
文字板５０側に杉板４５が固着されており１文字板５ｏ
側から万位置市５９に取り付けられた力板４６と万位置
市５９との間でタテアヵキを含んで挾持されている、更
に筒車５３は力板４６が取り付けられた刃位置Ｊ１ヱ５
９と輪列のバノクラノシーの影響を取り除くための針座
６３とを合わせて地板５６と文字板５Ｄどの間でタテア
ガキを含んで挾持されている。

尚−第９図は力板と杉板ｆより月の初留の状態を示す平
面図で、（イ）は朔の状態、（ロ）は望の状態を示す。

次に作動について説明する。

第８図において四番型５１がら分カナ５２ａへ至る′０
Ｉ２速比は公知のごとく１／６ｏとしておき、分カナ５
２ａから日ノ裏車５４を介して筒車５６へ至る減速比を
１／１２”することにより筒車５３は１２時間に１回転
する。

月の位置の表示を行う方位置１１５９の回転速度は筒車
カナ５３ｂがら力位置型５９へ至る輪列の歯数組み合わ
ぜｆより決まり、万位置市５ν０）累積誤差を年間３′
以内１時割用歯車としてσ）歯数範囲を例えば１２〜５
０枚とすれば一既に表１で示した歯数組み合わせに限定
されろ。前記輪列においても第１σ）実施例と同様に第
二日ノ裏車５５／）・歯数比を調整するための仲介束と
して用いられている。

次に杉板４５は力板４６との回転差を用いて月の位相を
表示し、杉板４５の円形パター　、／　４５　ａの数を
ｎ（ｎは２以上の整数）個とずろと一第９図（イ）に示
す様に力板４６における回転中心に対する角度範囲が１
８０′／ｎの大きさの丸穴４６ａが。

前記丸穴４６２に丁度重なる大きさで等間隔で杉板４５
に設けられた力板４６と同色の円形パターン４５ａの一
つに丁度重なる時に朔、第９図（ｏｌ　Ｋ示す様に前記
円形パターン４５ａθ）丁度中間の位置１４５ｂσ）一
つに位置する時に望を表示する様ｆ構成されており、月
の見かけの移動方向と満ち欠げの方向から杉板４５は力
板４６に対し２９．５３０５８９Ｘｎ１３ｉＦ１回転の
割合で遅らせる必要があり一力位相血６１は万位置市５
９に対して１０．０３３８６３］９　／ｎ回転遅くなる
のが理想である。

本実施例の場合ｎ　＝　８であり、筒車カナ５′６ｂか
ら万位置市５９に至る輪列に表１にあげた極めて高℃・
近似精度を有する歯数組み合わせを用いる場合には、万
位置市５９が１回転する間の万位オ目Ｍ６１の回転数は
（０，９６６１３６８１−０，０３３８６３１９÷８）
−０，９６６１３６８］　回転すなわち０．９９５６１
８７３　回転するのを理想値として良い。実用的に累積
誤差が目立たない範囲を例えば電池寿命である２年間で
月の位相で１日分以下すなわち月の位相で年間０５日分
以下とすれば一力位義軍５９が１回転する間に万位組型
６１か０．９９５６１２７４〜０．９９５６２４７２回
転する様に表１の万位置市５９の歯数条件の中で歯数比
を調整するためのもう一つの仲介束である晋４；乏車６
０の歯数と力位相亜６１の歯数を構成すれば良い。表１
と同様に歯数範囲を例えば１２〜５０枚として、上記歯
数比範囲に入る万位置市５９から万位組型６１に至る輪
列のすべて虐組み合わせの中から表１に用いられている
力位置型５９σ）歯数と一致したものだけをあげると、
力位置沖５９θ）歯数４７枚、調整車６０における下調
整歯止６０ｂの歯数３７枚、十調整歯車６０ａの歯数２
９枚１月位相束６１の歯数３７枚の歯数組み合わせのみ
に限定され−この場合力位相市６１θ）回転速度は目標
値に対してわずか０．０００１５ｈｏ遅い極めて高い精
度の近似値となって見・る。

上記のごとく時計で使用できろ限られた山数範囲内にお
いては一力位義軍５９から万位組型６１へ至る輪列にお
いても一歯数比の調４にと回転方向の修正をするための
調整車６０が仲介束として必要であり２本実施例におい
ても第１、輿２の実施例と同様に段底２個の仲介束を必
要としてし・ろことかわかる。

更に輪列配置条件を考慮した士で筒車カナ５ろｂと第二
日ノ裏車５５の歯数組み合わせの一例を示ずと一筒車カ
ナ５３ｂの歯数２７枚−第二日ノ裏歯車５５ａの歯数４
４枚−第二日ノ裏カナ５５ｂの歯数３７枚とすることに
よって万位直重５９は１　日Ｍ、０．９６６１５０８７
回転し刀根４６の年間累積誤差は月のみがけの平均運動
に対し１８゜の進みに過ぎず、また方位組型６１は１日
に０．９６１９］、６４６回転し杉板４５の刀根４６に
対する年間累積誤差は０２°の遅れであり月の位相に換
算して０．１２５分の進みに過ぎない。

また刀根４６及び杉板４５は第二日ノ裏車５５のスリッ
プ′ｊ！ｉ、構により月のおおよその位置と位相な知る
十で問題のない範囲内に、前記修正仲介型（図示せず）
を含む輪列によって、時針４７、分針４８及び秒針４９
に対して合わせ込み可能なので−取り利は時の位置合ゎ
ぜが特に必要でない上に、初期合わせ込み時の操作性も
良い輪列構造ｒ（なっている。

参考までに第１及び第３の実施例と同じ輪列構造におい
て一杉板２の遮蔽部２ａ又は杉板４５θ）円形パターン
４５ａの数ｎを既に詳述した２及び８を除く３〜１０の
範囲として一歯数範囲を例えば１２〜５０枚−万位相正
１９．６１の万位置市１８．５９に対する累積誤差が月
の位相で年間０５日分以下、万位置康ＩＥＬ５９σ）歯
数が表１に示した３６．４１４４．４７σ）いずれかで
あることの各条件をすべて満足ずろ列位置１ｊ１８．５
９から方位組型１９−６１に至る輪列の歯労ｙ組み合わ
せをすべてあげるとｎ　＝＝　３及び４θ−）もσ）だ
けが残り表５の様になる。

表　５ ｎが大きくなるにつれ列位置Ｍに対する万位相゛畢の回
転速度の許容範囲も狭くなるので、累積誤差の極めて小
さい歯数組み合わせは得にくくなるが−特に高い近似精
度を必要としない時は前述万両数組み合わせ以外のもの
でも十分使用可能であり、反対に更に高い近似精度を必
要とする場合には歯数範囲の拡大あるいは仲介型の数の
増加により条件に適した歯数組み合わせを得る必要があ
る。

以上刃ごとく時刻表示機能部を備えた一月の位ｔ６及び
位相を表示する月齢表示付時計にお℃・ては、月の位置
の表示を行う万位置市と月の位相を表示する万位札束を
、時刻表示機能部の筒ルより少なくとも２つ万歳数比を
調整するための仲介型を介して回転させることにより一
累積誤差σ）叛め−Ｃ・１・さい月の位置及び位相を表
示する月ｉ！ｊｉｉ　台示付時言］が得られ一更に筒車
に１１み合う仲介型におげイ）仲介歯車と仲介カナとの
間にスリップ機能部を設けろことにより初期合わせ込み
時の操作性も犬１Ｊｋｔ向上させることができ更に完成
度の高い月齢表示付時計が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面はずべて本発明における月齢表示イ」時刻０）実施
例に関するものであり、第１図〜第３図、第４図〜第６
図−第７図〜第９図はそれぞれ第１、第２−第３の実施
例に関するものであり−ａ−１図第４同第４図図は本発
明における月齢表示側時計の平面図−第２図、第５図、
第竹図Ｑ１、第１図、第４図、菓７図で示した月齢表示
付時計のそれぞれの輪列機構要部断面図−第３図（イ）
−棺６図（イ）、弔９図（イ）は刀根１．２４．４６と
杉板１２１４５との重なりにより朔の状態を一第３図（
ロ）−年６図（ロ）−第９図（ロ）は同じく望σ）状態
を示す千面Ｉヌ１である。 １８＝４１５９・・　・・力位置市− １１４０，６１・　方位相乗− ９，６１，５ろ・・・筒車、 １１−３３．５５　・・・・第二日ノ裏車−１７−３１
６０・・・・調整車。 第１図 第３図 ｒイノ Ｇ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 時刻を表示するだめの時刻表示機能部と前記時刻眞同期
   して方力位置及び位相を表示する月齢表示機能部を備え
   た時計において、前記月齢表示機能部を構成する月の位
   置の表示を行う月位置車と月の位相を表示する月位相車
   が、時刻表示機能部の筒車より少なくとも２つい仲介化
   を介して回転させられることを特徴とする月齢表示付時
   計。