JP3457383B2 - 時計用の年暦機構 - Google Patents
時計用の年暦機構Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、時計用の年暦機構であ
って、このような暦は、例えば文字盤内に穿孔された窓
を通して、または文字盤上に付けられ且つ針によって指
し示される分割マークにより表示される、時計用の年暦
機構に関する。このような機構は、２４時間に１回転す
る暦駆動輪セットを具備し、この暦駆動輪セットには、
３１個の歯を有する日輪を一日に一度１ステップだけ駆
動するようになっている少くとも一つのフィンガが備え
られ、この日輪が暦表示部を作動させる。 【０００２】 【従来の技術】上述の定義に全体的に当てはまる暦機構
が、例えばスイス国特許ＣＨ−Ａ−５３８，１３６号お
よびスイス国特許ＣＨ−Ａ−６６１，１７１号（米国特
許ＵＳ−Ａ−４，６７６，６５９号）から公知である。
これらの特許にはまた、３１個の表示部を担持した日デ
ィスクを駆動するフィンガ又は長い歯が設けられた２４
時間暦駆動輪が記載されている。しかしながら、このフ
ィンガは日ディスクを直接的に駆動するのではなく、中
間輪セットを駆動し、この中間輪セットが日ディスクを
駆動する。この機構は、通常の永久的でない暦機構に関
する。３０日の月の終わり及び２月の終わりに、日付を
見失わないことを望むならば、手による修正を行うこと
が必要である。 【０００３】万年暦（永久的な暦）機構が既に長い期間
知られており、これらの万年暦機構では装置が、２８
日、２９日、３０日または３１日を含む月に関するあら
ゆる変化を自動的に制御する。このような機構は、Ｂ．
Ｈｕｍｂｅｒｔによる『現代の携帯時計暦（Ｌｅｓ ｍ
ｏｎｔｒｅｓ−ｃａｌｅｎｄｒｉｅｒ ｍｏｄｅｒｎｅ
ｓ）』という表題の著書（Ｓｃｒｉｐｔａｒ Ｓ．Ａ．
Ｌａｕｓａｎｎｅ版，１９５３年）（英語版：『現代の
暦携帯時計（Ｍｏｄｅｒｎ ＣａｌｅｎｄａｒＷａｔｃ
ｈｅｓ）』，Ｌａｕｓａｎｎｅ，１９５４年）に詳細に
記載されている。斯くして万年暦携帯時計は、３１日よ
り少い日を計数する月の終わりに日付表示部の手による
修正を必要としない。また、うるう年の場合の４年毎に
２月には、万年暦携帯時計は、３月１日を表示する前に
２９という数字を表示する。 【０００４】詳細については触れないが、４年間に１回
転する月カムを使用する機構について述べておく。この
ような月カムは、深い又は浅い切欠き群を有する。いっ
ぱいの深さの部分は３１日の月に対応し、浅き切欠きは
３０日の月に対応し、三つの非常に深い切欠きは平年の
２月（２８日間）に対応し、中間の深さの切欠きはうる
う年の２月に対応する。ばねによって付勢されたレバー
のくちばし部がこのような月カム上に作用する。くちば
し部の侵入深さは、各月の終わりにどのような前進が日
付表示部上に刻まれなければならないかを決定する。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】簡潔に上述した機構は
レバー及び戻しばねを使用しており、このことは比較的
複雑な構造をもたらし、このことは比較的多数の部品を
必要にする。一方、このような機構は常に信頼性の高い
作動を示すとは限らず、特に衝撃が時計に加えられたと
きには信頼性の高い作動を示しにくいということを指摘
することができる。 【０００６】上述の欠点を取り除くために、本発明は、
作動部内に歯車のみを配置すると共にすべてのレバー及
び揺動バーを排除することを提案する。このような歯車
は一方では、たとえ衝撃が時計に加えられたとしても、
時宜を得ないあらゆる回転をしないようになっている。
他方ではこのような歯車は、明瞭に単純化されかつ高さ
が低減された構造を示す。なぜならば、本発明による暦
は、３０日の月における日付の自動前進のみに限定され
ており、２月の終わりには日付の再設定が手で行われな
ければならないからである。従って、本発明は年暦に関
するものであって、万年暦に関するものではない。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による年暦機構は、日輪は３１個の歯を有
する中間輪を駆動し、これら３１個の歯の内の３０個の
歯が切頭形状をなし、切頭されていない歯は、２４個の
歯を担持する年輪の第１の板を一月当たり一度２ステッ
プだけ駆動し、このような年輪は、年輪に固定され且つ
年輪上に重畳された第２の板を備え、第２板は５個の歯
を担持し、各歯は３１日より少い月に夫々対応し、この
ような各歯は、３１日より少い月の終わりに日付駆動輪
セットのフィンガの経路内に来るように配置されて年輪
を１ステップだけ駆動するようにし、これにより３１日
より少い月の終わりに日輪が中間輪を介して追加の１ス
テップだけ駆動されるようにしたことを特徴とする。 【０００８】 【実施例】次に添付図面を参照しながら本発明を詳細に
説明する。図１の平面図は、時針７０と分針７１と秒針
７２との他に、文字盤１５の周りに一様に分散配置され
た日６３を指示する日針１６が備えられた携帯時計を示
す。時刻設定は竜頭６１によって為されることができ
る。この実施例では曜日または月の表示がなされない。
このように単純化されたこの実施例の機構が図２に示さ
れる。この単純化された実施例は、本発明の基本的な観
点において本発明を説明するために選択された。しかし
ながら、月の表示なしでは、長時間停止していた携帯時
計の暦を設定するのが困難であることがわかるであろ
う。従ってこの実施例は、本発明の基礎を容易に説明す
るために選ばれた教示事項に関する。 【０００９】図２に示す機構は本発明を規定する四つの
車輪の組、即ち暦駆動輪セット１８と日輪１９と中間輪
２１と年輪２５とを示している。図２中に示される矢印
は各車輪に関する車輪組の回転方向を示す。 【００１０】暦駆動輪セット１８は２４時間に１回転す
る。この暦駆動輪セット１８は標準的または電子的な時
計ムーブメントによって作動され、このムーブメントは
図２の平面の下に位置するので図示されていない。フィ
ンガ１７がこのような暦駆動輪セット１８に取り付けら
れる。このフィンガ１７は、３１個の歯２０を有する日
輪１９を１日当たり１回、１ステップだけ駆動するよう
になっている。図２には、日輪１９が日針１６を直接担
持することが示されている。この日針１６は日ディスク
によって置き換えられることができ、この日ディスクの
表示部は窓を通して現われ、または日ディスクは後述す
るフライバック暦装置を作動させることができる。日輪
１９は中間輪２１を駆動し、中間輪２１は３１個の歯を
担持し、これらの歯の内の３０個の歯２２は切頭形状を
なす。切頭されていない３１個目の歯２３は、２４個の
歯２６を担持する年輪２５の第１の板２４を駆動する。
この切頭されていない３１個目の歯２３はこのような年
輪２５を一月当たり１回、２ステップだけ前進せしめ
る。第２の板２７が第１板２４上に固定されかつ第１板
２４上に重畳される。この第２板２７は５個の長い歯２
８を担持し、各長い歯２８は、３１日より少い月、即ち
２月、４月、６月、９月および１１月に対応する（図１
１も参照のこと）。このような各長い歯２８が暦駆動輪
セット１８のフィンガ１７の経路内に位置するように配
置され、このことが、上述の３１日より少い月の終わり
に起こるようになっている。従って年輪２５が１ステッ
プだけ駆動され、その結果上述の３０日の月の終わりに
日輪１９が中間輪２１を介して追加の１ステップだけ駆
動される。斯くして、通常は中間輪２１によって一月当
たり一度駆動される年輪２５がフィンガ１７の作用によ
り駆動輪となり、この年輪２５が日輪１９を１ステップ
だけ前進せしめる。 【００１１】図２にはまた、最初に年輪２５が作動され
ないときに年輪２５を所定の角度位置に位置決めするた
め、次いで年輪２５がフィンガ１７または切頭されてい
ない歯２３のいずれとも係合されていないときに年輪２
５が回転することを防止するために、ジャンパばね３０
が年輪２５の第１板２４の歯２６上に配置されることが
示されている。図２にはまた、日輪１９が作動されない
ときに日輪１９を所定の角度位置に位置決めするために
ジャンパばね３１が日輪１９の歯２０上に配置されるこ
とが示されており、これにより、日表示部６３に対して
日針１６を完全に割出すことが可能にされる。 【００１２】図３に本発明の第２の実施例を示す。図４
から図１０に示す機構が図３に示す第２の実施例に対応
している。このような第２実施例は、曜日７３および月
７５の表示部と、二つのフィンガ１７および４１とそれ
らの付属品とを担持する暦駆動輪セット１８と、フライ
バック日針６２とを具備するという点において、第１実
施例から区別される。図３に示されるように、曜日の表
示部７３が窓７４内に現われると共に月の表示部７５が
窓６０内に現われる。曜日７３および月７５は夫々ディ
スク３７および３２に付されるが、図４から図７におい
てこれらのディスク３７および３２は表示部を省略して
表わされている。 【００１３】図４から図７は、種々の時点における年暦
機構、即ち４月３０日の２３：００から５月３１日まで
の各時点における年暦機構を示しており、これらの各時
点については後述する。まず、これらの図４から図７に
共通するものについて説明する。 【００１４】図２と同様に図４から図７において、暦駆
動輪１８（軸線７）と、日輪１９（軸線１）と、中間輪
２１（軸線５）と、年輪２５（軸線６）とが示されてい
る。図４から図７に示す機構は、１２個の歯３４を有し
かつジャンパばね３５によって割出しされる星形車３３
（軸線３）を具備する月表示部を備えることがわかる。
星形車３３は月ディスク３２を担持し、この月ディスク
３２の表示部７５（図４から図７には図示しない）が、
図３に示されるように窓６０内に現われる。星形車３３
は、中間輪２１に固定されたフィンガ３６によって一月
当たり一度作動される。更に、この機構は、ジャンパば
ね４０によって割出しされる７個の歯３９を有する星形
車３８（軸線４）を具備する曜日表示部を備えることが
わかる。星形車３８は曜日ディスク３７を担持し、この
曜日ディスク３７の表示部７３（図４から図７には図示
しない）が、図３に示されるように窓７４内に現われ
る。星形車３８は、暦駆動輪セット１８のフィンガ１７
によって一日当たり一度作動される。斯くして、このよ
うなフィンガ１７は回転中に、最初に日輪１９の歯２０
の一つを押して日輪１９を１ステップだけ前進せしめ、
次いで星形車３８の歯３９の一つを押して星形車３８を
１ステップだけ前進せしめる。 【００１５】上述したように、暦駆動輪セット１８は、
年輪２５の第２板２７の歯２８を駆動するようになって
いる第２のせり上がったフィンガ４１（図８の断面図参
照）を担持する。この構成では二つのフィンガ１７，４
１間の角度は７５°のオーダであり、この角度により、
３０日の月の第３０日から次の月の第１日への迅速な移
行がもたらされる。一方、一つのフィンガ１７のみを具
備する図２に示す実施例では、二つの時間期間に亘るこ
のような移行を達成するために数時間が必要である。 【００１６】上述したように、第２の実施例はフライバ
ック暦装置を有する。ここで、このような暦が、３６０
°に亘って回転する針を用いるか又は窓を用いるかは、
本発明とは関係のない任意の選択事項に属する。このよ
うなフライバック暦は、日輪１９に同軸状に固定された
車輪４３を有し、車輪４３の歯４４は、渦巻きばね５３
によって戻されるフライバック輪５１（軸線２）の歯５
２と噛合する。フライバック輪５１は、軸線２によって
横切られる板５０によって所定の場所に保持され、この
軸線２上に日針６２が取り付けられる（図１０の断面図
も参照のこと）。このような機構は、本出願の出願人と
同一出願人によるスイス国特許出願ＣＨ−Ａ−６８１，
７６１号に記載されている。従って、ここではこれ以上
の説明は必要ないであろう。 【００１７】図４から図７に、暦表示のための迅速修正
装置４２がこの機構に設けられることが示されている。
それ自体公知であるこのような迅速修正装置４２は、時
計の竜頭６１によって作動される第１のピニオン５６
（軸線９）を具備する。このような第１ピニオン５６は
第２の摺動ピニオン５４（軸線８）と噛合し、第２摺動
ピニオン５４の歯は、竜頭６１が予め定められた向きに
駆動される条件下で日輪１９の歯２０と噛合する。もし
竜頭６１が反対向きに駆動されるならば、第２摺動ピニ
オン５４は歯２０から係合を解除される。図４から図７
には、第２摺動ピニオン５４が、ねじ１４によって基板
に取り付けられたブレード５５により保持されることが
示されている。 【００１８】次に、年暦の作動を説明するために図４か
ら図７を順番に説明していく。図４に示される矢印は、
車輪セットの各々がどちら向きに回転するかを表わして
いる。 【００１９】図４は、４月３０日の２３：００における
機構の位置を示している。日針６２は４月の３０日を指
し示している。駆動輪セット１８のフィンガ４１は年輪
２５の第２板２７の長い歯２８の経路内に現われる。中
間輪２１の切頭されていない歯２３は年輪２５の第１板
２４の歯２６の一つの側面上に載っている。中間輪２１
のフィンガ３６は星形車３３の二つの歯３４の間に侵入
している。月ディスク３２は４月を表示している。 【００２０】図５は、４月３０日の２４：００における
機構の位置を示している。駆動輪セット１８のフィンガ
４１は年輪２５の第２板２７の歯２８を１ステップだけ
押しており、その結果この年輪２５は中間輪２１の切頭
されていない歯２３を駆動して押し、中間輪２１が１ス
テップだけ前進し、その結果日輪１９が１ステップだけ
前進せしめられ、このステップの終わりが、ジャンパば
ね３１が二つの歯２０間の空間内に支持されるようにな
ることによって確保される。日針６２は第３１日を表示
する。中間輪２１のフィンガ３６は星形車３３の歯３４
上に載る（図９の断面図も参照のこと）。月ディスク３
２は、引き続き４月を表示している。駆動輪セット１８
のフィンガ１７が日輪１９の歯２０に接近し、フィンガ
１７はもうすぐこの歯２０を打とうとしている（図９の
断面図も参照のこと）。 【００２１】図６は、５月１日の２０：００における機
構の位置を示している。駆動輪セット１８のフィンガ１
７は既に日輪１９を１ステップだけ前進せしめており、
フライバック輪５１が解放され、フライバック輪５１は
その出発点に復帰する。日針６２は第１日を表示する。
１ステップだけ進行したときに、日輪１９は中間輪２１
を１ステップだけ前進させており、中間輪２１は星形車
３３を１ステップだけ前進させている。月ディスク３２
は５月を表示する。フィンガ１７が、図５に示される位
置から図６に示される位置まで時計回り方向に進行する
ときに、フィンガ１７は、上述のように日輪１９を１ス
テップだけ前進せしめるのみでなく、曜日星形車３８を
１ステップだけ前進せしめ、曜日ディスク３７は今や次
の曜日を表示する。図６を参照して説明した上述の作動
の間に、年輪２５は駆動されず、年輪２５は静止した状
態に保たれている。一部を引き剥がして示した図６には
また、暦の表示部６４を有する時計の文字盤１５が示さ
れている。また、日針６２が部分的に示唆されている。 【００２２】図７は、５月３１日の２４：００における
機構の位置を示している。日針６２は第３１日を指し示
し、駆動輪セット１８のフィンガ１７はまさに日輪１９
の歯２０を次の日に押そうとしている。フィンガ４１
は、フィンガ４１の通過中に、年輪２５の第２板２７の
長い歯２８と遭遇しない。斯くして、この特定の月に対
し、日針６２は、６月１日を表示する前に第３０日およ
び第３１日を順次指し示す。 【００２３】図１１は、図４の一部を再掲したものであ
る。図１１には、年輪２５と、駆動輪１８の一部と、年
輪２５と噛合する中間輪２１の一部とが示されている。
第２板２７の長い歯２８は第２板２７の周りに順次６０
°，６０°，９０°，６０°，９０°の間隔で配置され
ることに注意されたい。もし２月、４月、６月、９月お
よび１１月を表わすこれらの長い歯２８が駆動輪１８の
フィンガ４１の経路内にあるならば、上述のように日付
は第３０日から第３１日に迅速に進行し、次いで第３１
日から次の月の第１日に迅速に進行する。５月の終わり
には、フィンガ４１の延長線上にあるのは第１板２４の
短い歯２６である。従って、何も起こらない。６月およ
び９月が長い歯２８によって示され、これらの長い歯２
８の間に、７月および８月を表わす短い歯２６が配置さ
れる。同様に、９月および１１月（３０日の月）を表わ
す長い歯２８が１０月（３１日の月）を表わす短い歯２
６によって分離される。サイクルは、１２月および１月
によって分離された１１月および２月によって継続さ
れ、３月によって分離された２月および４月によって終
えられる。 【００２４】最後に、この機構は、４年間に１回転する
車輪によって完成されることができるということを述べ
ておく。この車輪は、システムを万年暦たらしめるため
に、即ちうるう年に関連して毎年２月の日数を２８日ま
たは２９日にすることを考慮に入れるために、年輪２５
に類似していると共に年輪２５と係合される。
って、このような暦は、例えば文字盤内に穿孔された窓
を通して、または文字盤上に付けられ且つ針によって指
し示される分割マークにより表示される、時計用の年暦
機構に関する。このような機構は、２４時間に１回転す
る暦駆動輪セットを具備し、この暦駆動輪セットには、
３１個の歯を有する日輪を一日に一度１ステップだけ駆
動するようになっている少くとも一つのフィンガが備え
られ、この日輪が暦表示部を作動させる。 【０００２】 【従来の技術】上述の定義に全体的に当てはまる暦機構
が、例えばスイス国特許ＣＨ−Ａ−５３８，１３６号お
よびスイス国特許ＣＨ−Ａ−６６１，１７１号（米国特
許ＵＳ−Ａ−４，６７６，６５９号）から公知である。
これらの特許にはまた、３１個の表示部を担持した日デ
ィスクを駆動するフィンガ又は長い歯が設けられた２４
時間暦駆動輪が記載されている。しかしながら、このフ
ィンガは日ディスクを直接的に駆動するのではなく、中
間輪セットを駆動し、この中間輪セットが日ディスクを
駆動する。この機構は、通常の永久的でない暦機構に関
する。３０日の月の終わり及び２月の終わりに、日付を
見失わないことを望むならば、手による修正を行うこと
が必要である。 【０００３】万年暦（永久的な暦）機構が既に長い期間
知られており、これらの万年暦機構では装置が、２８
日、２９日、３０日または３１日を含む月に関するあら
ゆる変化を自動的に制御する。このような機構は、Ｂ．
Ｈｕｍｂｅｒｔによる『現代の携帯時計暦（Ｌｅｓ ｍ
ｏｎｔｒｅｓ−ｃａｌｅｎｄｒｉｅｒ ｍｏｄｅｒｎｅ
ｓ）』という表題の著書（Ｓｃｒｉｐｔａｒ Ｓ．Ａ．
Ｌａｕｓａｎｎｅ版，１９５３年）（英語版：『現代の
暦携帯時計（Ｍｏｄｅｒｎ ＣａｌｅｎｄａｒＷａｔｃ
ｈｅｓ）』，Ｌａｕｓａｎｎｅ，１９５４年）に詳細に
記載されている。斯くして万年暦携帯時計は、３１日よ
り少い日を計数する月の終わりに日付表示部の手による
修正を必要としない。また、うるう年の場合の４年毎に
２月には、万年暦携帯時計は、３月１日を表示する前に
２９という数字を表示する。 【０００４】詳細については触れないが、４年間に１回
転する月カムを使用する機構について述べておく。この
ような月カムは、深い又は浅い切欠き群を有する。いっ
ぱいの深さの部分は３１日の月に対応し、浅き切欠きは
３０日の月に対応し、三つの非常に深い切欠きは平年の
２月（２８日間）に対応し、中間の深さの切欠きはうる
う年の２月に対応する。ばねによって付勢されたレバー
のくちばし部がこのような月カム上に作用する。くちば
し部の侵入深さは、各月の終わりにどのような前進が日
付表示部上に刻まれなければならないかを決定する。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】簡潔に上述した機構は
レバー及び戻しばねを使用しており、このことは比較的
複雑な構造をもたらし、このことは比較的多数の部品を
必要にする。一方、このような機構は常に信頼性の高い
作動を示すとは限らず、特に衝撃が時計に加えられたと
きには信頼性の高い作動を示しにくいということを指摘
することができる。 【０００６】上述の欠点を取り除くために、本発明は、
作動部内に歯車のみを配置すると共にすべてのレバー及
び揺動バーを排除することを提案する。このような歯車
は一方では、たとえ衝撃が時計に加えられたとしても、
時宜を得ないあらゆる回転をしないようになっている。
他方ではこのような歯車は、明瞭に単純化されかつ高さ
が低減された構造を示す。なぜならば、本発明による暦
は、３０日の月における日付の自動前進のみに限定され
ており、２月の終わりには日付の再設定が手で行われな
ければならないからである。従って、本発明は年暦に関
するものであって、万年暦に関するものではない。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による年暦機構は、日輪は３１個の歯を有
する中間輪を駆動し、これら３１個の歯の内の３０個の
歯が切頭形状をなし、切頭されていない歯は、２４個の
歯を担持する年輪の第１の板を一月当たり一度２ステッ
プだけ駆動し、このような年輪は、年輪に固定され且つ
年輪上に重畳された第２の板を備え、第２板は５個の歯
を担持し、各歯は３１日より少い月に夫々対応し、この
ような各歯は、３１日より少い月の終わりに日付駆動輪
セットのフィンガの経路内に来るように配置されて年輪
を１ステップだけ駆動するようにし、これにより３１日
より少い月の終わりに日輪が中間輪を介して追加の１ス
テップだけ駆動されるようにしたことを特徴とする。 【０００８】 【実施例】次に添付図面を参照しながら本発明を詳細に
説明する。図１の平面図は、時針７０と分針７１と秒針
７２との他に、文字盤１５の周りに一様に分散配置され
た日６３を指示する日針１６が備えられた携帯時計を示
す。時刻設定は竜頭６１によって為されることができ
る。この実施例では曜日または月の表示がなされない。
このように単純化されたこの実施例の機構が図２に示さ
れる。この単純化された実施例は、本発明の基本的な観
点において本発明を説明するために選択された。しかし
ながら、月の表示なしでは、長時間停止していた携帯時
計の暦を設定するのが困難であることがわかるであろ
う。従ってこの実施例は、本発明の基礎を容易に説明す
るために選ばれた教示事項に関する。 【０００９】図２に示す機構は本発明を規定する四つの
車輪の組、即ち暦駆動輪セット１８と日輪１９と中間輪
２１と年輪２５とを示している。図２中に示される矢印
は各車輪に関する車輪組の回転方向を示す。 【００１０】暦駆動輪セット１８は２４時間に１回転す
る。この暦駆動輪セット１８は標準的または電子的な時
計ムーブメントによって作動され、このムーブメントは
図２の平面の下に位置するので図示されていない。フィ
ンガ１７がこのような暦駆動輪セット１８に取り付けら
れる。このフィンガ１７は、３１個の歯２０を有する日
輪１９を１日当たり１回、１ステップだけ駆動するよう
になっている。図２には、日輪１９が日針１６を直接担
持することが示されている。この日針１６は日ディスク
によって置き換えられることができ、この日ディスクの
表示部は窓を通して現われ、または日ディスクは後述す
るフライバック暦装置を作動させることができる。日輪
１９は中間輪２１を駆動し、中間輪２１は３１個の歯を
担持し、これらの歯の内の３０個の歯２２は切頭形状を
なす。切頭されていない３１個目の歯２３は、２４個の
歯２６を担持する年輪２５の第１の板２４を駆動する。
この切頭されていない３１個目の歯２３はこのような年
輪２５を一月当たり１回、２ステップだけ前進せしめ
る。第２の板２７が第１板２４上に固定されかつ第１板
２４上に重畳される。この第２板２７は５個の長い歯２
８を担持し、各長い歯２８は、３１日より少い月、即ち
２月、４月、６月、９月および１１月に対応する（図１
１も参照のこと）。このような各長い歯２８が暦駆動輪
セット１８のフィンガ１７の経路内に位置するように配
置され、このことが、上述の３１日より少い月の終わり
に起こるようになっている。従って年輪２５が１ステッ
プだけ駆動され、その結果上述の３０日の月の終わりに
日輪１９が中間輪２１を介して追加の１ステップだけ駆
動される。斯くして、通常は中間輪２１によって一月当
たり一度駆動される年輪２５がフィンガ１７の作用によ
り駆動輪となり、この年輪２５が日輪１９を１ステップ
だけ前進せしめる。 【００１１】図２にはまた、最初に年輪２５が作動され
ないときに年輪２５を所定の角度位置に位置決めするた
め、次いで年輪２５がフィンガ１７または切頭されてい
ない歯２３のいずれとも係合されていないときに年輪２
５が回転することを防止するために、ジャンパばね３０
が年輪２５の第１板２４の歯２６上に配置されることが
示されている。図２にはまた、日輪１９が作動されない
ときに日輪１９を所定の角度位置に位置決めするために
ジャンパばね３１が日輪１９の歯２０上に配置されるこ
とが示されており、これにより、日表示部６３に対して
日針１６を完全に割出すことが可能にされる。 【００１２】図３に本発明の第２の実施例を示す。図４
から図１０に示す機構が図３に示す第２の実施例に対応
している。このような第２実施例は、曜日７３および月
７５の表示部と、二つのフィンガ１７および４１とそれ
らの付属品とを担持する暦駆動輪セット１８と、フライ
バック日針６２とを具備するという点において、第１実
施例から区別される。図３に示されるように、曜日の表
示部７３が窓７４内に現われると共に月の表示部７５が
窓６０内に現われる。曜日７３および月７５は夫々ディ
スク３７および３２に付されるが、図４から図７におい
てこれらのディスク３７および３２は表示部を省略して
表わされている。 【００１３】図４から図７は、種々の時点における年暦
機構、即ち４月３０日の２３：００から５月３１日まで
の各時点における年暦機構を示しており、これらの各時
点については後述する。まず、これらの図４から図７に
共通するものについて説明する。 【００１４】図２と同様に図４から図７において、暦駆
動輪１８（軸線７）と、日輪１９（軸線１）と、中間輪
２１（軸線５）と、年輪２５（軸線６）とが示されてい
る。図４から図７に示す機構は、１２個の歯３４を有し
かつジャンパばね３５によって割出しされる星形車３３
（軸線３）を具備する月表示部を備えることがわかる。
星形車３３は月ディスク３２を担持し、この月ディスク
３２の表示部７５（図４から図７には図示しない）が、
図３に示されるように窓６０内に現われる。星形車３３
は、中間輪２１に固定されたフィンガ３６によって一月
当たり一度作動される。更に、この機構は、ジャンパば
ね４０によって割出しされる７個の歯３９を有する星形
車３８（軸線４）を具備する曜日表示部を備えることが
わかる。星形車３８は曜日ディスク３７を担持し、この
曜日ディスク３７の表示部７３（図４から図７には図示
しない）が、図３に示されるように窓７４内に現われ
る。星形車３８は、暦駆動輪セット１８のフィンガ１７
によって一日当たり一度作動される。斯くして、このよ
うなフィンガ１７は回転中に、最初に日輪１９の歯２０
の一つを押して日輪１９を１ステップだけ前進せしめ、
次いで星形車３８の歯３９の一つを押して星形車３８を
１ステップだけ前進せしめる。 【００１５】上述したように、暦駆動輪セット１８は、
年輪２５の第２板２７の歯２８を駆動するようになって
いる第２のせり上がったフィンガ４１（図８の断面図参
照）を担持する。この構成では二つのフィンガ１７，４
１間の角度は７５°のオーダであり、この角度により、
３０日の月の第３０日から次の月の第１日への迅速な移
行がもたらされる。一方、一つのフィンガ１７のみを具
備する図２に示す実施例では、二つの時間期間に亘るこ
のような移行を達成するために数時間が必要である。 【００１６】上述したように、第２の実施例はフライバ
ック暦装置を有する。ここで、このような暦が、３６０
°に亘って回転する針を用いるか又は窓を用いるかは、
本発明とは関係のない任意の選択事項に属する。このよ
うなフライバック暦は、日輪１９に同軸状に固定された
車輪４３を有し、車輪４３の歯４４は、渦巻きばね５３
によって戻されるフライバック輪５１（軸線２）の歯５
２と噛合する。フライバック輪５１は、軸線２によって
横切られる板５０によって所定の場所に保持され、この
軸線２上に日針６２が取り付けられる（図１０の断面図
も参照のこと）。このような機構は、本出願の出願人と
同一出願人によるスイス国特許出願ＣＨ−Ａ−６８１，
７６１号に記載されている。従って、ここではこれ以上
の説明は必要ないであろう。 【００１７】図４から図７に、暦表示のための迅速修正
装置４２がこの機構に設けられることが示されている。
それ自体公知であるこのような迅速修正装置４２は、時
計の竜頭６１によって作動される第１のピニオン５６
（軸線９）を具備する。このような第１ピニオン５６は
第２の摺動ピニオン５４（軸線８）と噛合し、第２摺動
ピニオン５４の歯は、竜頭６１が予め定められた向きに
駆動される条件下で日輪１９の歯２０と噛合する。もし
竜頭６１が反対向きに駆動されるならば、第２摺動ピニ
オン５４は歯２０から係合を解除される。図４から図７
には、第２摺動ピニオン５４が、ねじ１４によって基板
に取り付けられたブレード５５により保持されることが
示されている。 【００１８】次に、年暦の作動を説明するために図４か
ら図７を順番に説明していく。図４に示される矢印は、
車輪セットの各々がどちら向きに回転するかを表わして
いる。 【００１９】図４は、４月３０日の２３：００における
機構の位置を示している。日針６２は４月の３０日を指
し示している。駆動輪セット１８のフィンガ４１は年輪
２５の第２板２７の長い歯２８の経路内に現われる。中
間輪２１の切頭されていない歯２３は年輪２５の第１板
２４の歯２６の一つの側面上に載っている。中間輪２１
のフィンガ３６は星形車３３の二つの歯３４の間に侵入
している。月ディスク３２は４月を表示している。 【００２０】図５は、４月３０日の２４：００における
機構の位置を示している。駆動輪セット１８のフィンガ
４１は年輪２５の第２板２７の歯２８を１ステップだけ
押しており、その結果この年輪２５は中間輪２１の切頭
されていない歯２３を駆動して押し、中間輪２１が１ス
テップだけ前進し、その結果日輪１９が１ステップだけ
前進せしめられ、このステップの終わりが、ジャンパば
ね３１が二つの歯２０間の空間内に支持されるようにな
ることによって確保される。日針６２は第３１日を表示
する。中間輪２１のフィンガ３６は星形車３３の歯３４
上に載る（図９の断面図も参照のこと）。月ディスク３
２は、引き続き４月を表示している。駆動輪セット１８
のフィンガ１７が日輪１９の歯２０に接近し、フィンガ
１７はもうすぐこの歯２０を打とうとしている（図９の
断面図も参照のこと）。 【００２１】図６は、５月１日の２０：００における機
構の位置を示している。駆動輪セット１８のフィンガ１
７は既に日輪１９を１ステップだけ前進せしめており、
フライバック輪５１が解放され、フライバック輪５１は
その出発点に復帰する。日針６２は第１日を表示する。
１ステップだけ進行したときに、日輪１９は中間輪２１
を１ステップだけ前進させており、中間輪２１は星形車
３３を１ステップだけ前進させている。月ディスク３２
は５月を表示する。フィンガ１７が、図５に示される位
置から図６に示される位置まで時計回り方向に進行する
ときに、フィンガ１７は、上述のように日輪１９を１ス
テップだけ前進せしめるのみでなく、曜日星形車３８を
１ステップだけ前進せしめ、曜日ディスク３７は今や次
の曜日を表示する。図６を参照して説明した上述の作動
の間に、年輪２５は駆動されず、年輪２５は静止した状
態に保たれている。一部を引き剥がして示した図６には
また、暦の表示部６４を有する時計の文字盤１５が示さ
れている。また、日針６２が部分的に示唆されている。 【００２２】図７は、５月３１日の２４：００における
機構の位置を示している。日針６２は第３１日を指し示
し、駆動輪セット１８のフィンガ１７はまさに日輪１９
の歯２０を次の日に押そうとしている。フィンガ４１
は、フィンガ４１の通過中に、年輪２５の第２板２７の
長い歯２８と遭遇しない。斯くして、この特定の月に対
し、日針６２は、６月１日を表示する前に第３０日およ
び第３１日を順次指し示す。 【００２３】図１１は、図４の一部を再掲したものであ
る。図１１には、年輪２５と、駆動輪１８の一部と、年
輪２５と噛合する中間輪２１の一部とが示されている。
第２板２７の長い歯２８は第２板２７の周りに順次６０
°，６０°，９０°，６０°，９０°の間隔で配置され
ることに注意されたい。もし２月、４月、６月、９月お
よび１１月を表わすこれらの長い歯２８が駆動輪１８の
フィンガ４１の経路内にあるならば、上述のように日付
は第３０日から第３１日に迅速に進行し、次いで第３１
日から次の月の第１日に迅速に進行する。５月の終わり
には、フィンガ４１の延長線上にあるのは第１板２４の
短い歯２６である。従って、何も起こらない。６月およ
び９月が長い歯２８によって示され、これらの長い歯２
８の間に、７月および８月を表わす短い歯２６が配置さ
れる。同様に、９月および１１月（３０日の月）を表わ
す長い歯２８が１０月（３１日の月）を表わす短い歯２
６によって分離される。サイクルは、１２月および１月
によって分離された１１月および２月によって継続さ
れ、３月によって分離された２月および４月によって終
えられる。 【００２４】最後に、この機構は、４年間に１回転する
車輪によって完成されることができるということを述べ
ておく。この車輪は、システムを万年暦たらしめるため
に、即ちうるう年に関連して毎年２月の日数を２８日ま
たは２９日にすることを考慮に入れるために、年輪２５
に類似していると共に年輪２５と係合される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の単純な実施例による針を用いて
暦を示す携帯時計の平面図である。 【図２】図１に示す携帯時計に備えられた日付機構の平
面図である。 【図３】本発明の第２のより完全な実施例による、フラ
イバック針と曜日表示部と月表示部とによって暦を示す
携帯時計の平面図である。 【図４】図３に示す携帯時計に備えられた暦機構の平面
図であって、４月３０日の２３：００における各車輪の
位置を示している。 【図５】４月３０日の２４：００における各車輪の位置
を示す図４と同様の平面図である。 【図６】５月１日における各車輪の位置を示す図４と同
様の平面図である。 【図７】５月３１日における各車輪の位置を示す図４と
同様の平面図である。 【図８】図４のVIII−VIII線に沿ってみた断面図であ
る。 【図９】図５のIX−IX線に沿ってみた断面図である。 【図１０】図４のＸ−Ｘ線に沿ってみた断面図である。 【図１１】年の月に関する年輪の機能を説明するための
図４の年輪の平面図である。 【符号の説明】 １５…文字盤 １６，６２…日針 １７，４１…フィンガ １８…暦駆動輪セット（日付駆動輪セット） １９…日輪 ２１…中間輪 ２４…第１の板 ２５…年輪 ２７…第２の板 ３０，３１，３５，４０…ジャンパばね ３２…月ディスク（月表示部） ３３…星形車 ３６…フィンガ ３７…曜日ディスク（曜日表示部） ３８…星形車 ４２…迅速修正装置 ５１…フライバック輪 ６１…竜頭 ７０…時針 ７１…分針 ７２…秒針
暦を示す携帯時計の平面図である。 【図２】図１に示す携帯時計に備えられた日付機構の平
面図である。 【図３】本発明の第２のより完全な実施例による、フラ
イバック針と曜日表示部と月表示部とによって暦を示す
携帯時計の平面図である。 【図４】図３に示す携帯時計に備えられた暦機構の平面
図であって、４月３０日の２３：００における各車輪の
位置を示している。 【図５】４月３０日の２４：００における各車輪の位置
を示す図４と同様の平面図である。 【図６】５月１日における各車輪の位置を示す図４と同
様の平面図である。 【図７】５月３１日における各車輪の位置を示す図４と
同様の平面図である。 【図８】図４のVIII−VIII線に沿ってみた断面図であ
る。 【図９】図５のIX−IX線に沿ってみた断面図である。 【図１０】図４のＸ−Ｘ線に沿ってみた断面図である。 【図１１】年の月に関する年輪の機能を説明するための
図４の年輪の平面図である。 【符号の説明】 １５…文字盤 １６，６２…日針 １７，４１…フィンガ １８…暦駆動輪セット（日付駆動輪セット） １９…日輪 ２１…中間輪 ２４…第１の板 ２５…年輪 ２７…第２の板 ３０，３１，３５，４０…ジャンパばね ３２…月ディスク（月表示部） ３３…星形車 ３６…フィンガ ３７…曜日ディスク（曜日表示部） ３８…星形車 ４２…迅速修正装置 ５１…フライバック輪 ６１…竜頭 ７０…時針 ７１…分針 ７２…秒針
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G04B 19/243
G04B 19/253
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 時計用の年暦機構であって、このような
暦は、文字盤（１５）内に穿孔された窓（６０）を通し
て、または文字盤に付けられ且つ針（１６，６２）によ
って指し示される分割マーク（６３，６４）により表示
され、該機構は、２４時間に１回転する日付駆動輪セッ
ト（１８）を具備し、該日付駆動輪セットには、３１個
の歯（２０）を有する日輪（１９）を一日に一度１ステ
ップだけ駆動するようになっている少くとも一つのフィ
ンガ（１７）が備えられ、該日輪が暦表示部を作動させ
る時計用の年暦機構において、日輪（１９）は３１個の
歯を有する中間輪（２１）を駆動し、該３１個の歯の内
の３０個の歯（２２）が切頭形状をなし、切頭されてい
ない歯（２３）は、２４個の歯（２６）を担持する年輪
（２５）の第１の板（２４）を一月当たり一度２ステッ
プだけ駆動し、該年輪は、該年輪に固定され且つ該年輪
上に重畳された第２の板（２７）を備え、該第２板は５
個の歯（２８）を担持し、各歯（２８）は３１日より少
い月に夫々対応し、該各歯（２８）は、上記３１日より
少い月の終わりに上記日付駆動輪セット（１８）のフィ
ンガ（１７）の経路内に来るように配置されて年輪（２
５）を１ステップだけ駆動するようにし、これにより上
記３１日より少い月の終わりに上記日輪（１９）が上記
中間輪（２１）を介して追加の１ステップだけ駆動され
るようにしたことを特徴とする時計用の年暦機構。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH02139/93-3 | 1993-07-15 | ||
| CH2139/93A CH684815B5 (fr) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | Mécanisme de quantième annuel pour pièce d'horlogerie. |
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|---|---|
| JPH07146378A JPH07146378A (ja) | 1995-06-06 |
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|---|---|---|---|
| JP15438394A Expired - Lifetime JP3457383B2 (ja) | 1993-07-15 | 1994-07-06 | 時計用の年暦機構 |
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