JP2004505259A - 計時器コンポーネント - Google Patents
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Abstract
角度位置決め手段(35)と係合している歯付き修正歯車(33、34)が、表示部材の段階的駆動部材(14、15)を標準時間帯表示器歯車(19、20)に運動学的に連結しており、前記修正歯車の歯部(34)が、修正ロッカ(36)の復元ばね(37)の撓み解放に対応している、前記ロッカの休止位置において、修正ロッカ(36)の駆動指(36a)と係合しており、修正ロッカ(36)をそれの別の極限位置に持ち込むための、修正ロッカ(36)によって描かれる軌道が、前記修正歯車(34)の歯の一つを経由してとおり、このロッカ(36)が一旦それの別の極限位置に移動したら、この歯がその初期角度位置の中に置き直されるようにこの軌道が選択されていて、前記復元ばねの撓み解放によるロッカのその休止位置への復帰が、前記修正歯車の前記歯部の一ステップ分の駆動を、前記駆動指(36a)に引き起こさせる。
Description
【0001】
本発明は、0〜12の時間表示と、分表示と、互いに180°離れた二つの標準時間帯に位置している二つの地理的場所についての標準時間帯表示で前記時間表示によって表示された時間に対応している標準時間帯表示と、太陽と子午線との交差に先行する時刻と後続する時間とを区別するためのAM/PM表示と、表示された二つの標準時間帯のどちらかに対して時間が子午線の交差の前若しくは後の時間であることを指し示すための標識と、前記時間表示とAM/PM表示の可動要素のための段階的駆動部材と、二つの極限位置の間を移動することができて前記極限位置の一つに復元ばねによって保持されている、時間表示と標準時間帯表示とAM/PM表示との同時修正のためのロッカとを具備している計時器である。
【0002】
人が自分自身を見出すところの標準時間帯の機能として選択的に時刻を表示するための機構にはいくつかの種類がある。即ち、仏国特許第2752628号(FR2752628)が、このタイプの携帯時計に関係しており、そこにおいて時間は、針と、様々な都市の地方時間に一致する時間を二十四時間スケールで表示する円盤との両方によって表示される。様々な標準時間帯の代表的都市が回転円盤に載せられている。ある標準時間帯から他の標準時間帯に進むために使うことが意図されている修正機構が、24時間円盤と、都市表示と時間信号とを載せている標準時間帯円盤とに、各々の修正毎に都市円盤と時間円盤とを一回転の1/24回転させるような方法で連結している。
【0003】
そのようなシステムは、24時間円盤と対応する都市とを調べることによって、地球上の様々な都市の地域時間を確認することを可能にする。そのような表示モードの欠点の一つが、世界のほとんどの国において、特に英語を話している全ての国において、人々は1日の時間を24時間で数えることには慣れていないという事実から生じる。更に他の国では一般的に、普通の語法は、例えば14時よりも午後2時の方をより容易に話すので、24時間スケールで時間を表示する携帯時計は、たとえそれが理解できるものであっても、広く標準的な表示を提供しない。
【0004】
24の標準時間帯への分割のために角度スペースがわずか15度であり、そのため携帯時計の場合には、それぞれの標準時間帯に属する都市の表示が非常に圧縮されるので表示を非常に小さな文字で書かねばならず、それ故表示を読むことが難しいという事実から他の欠点が生じる。
【0005】
しかしながら、公知のシステムの主要な欠点が、修正機構から本質的に生ずる。特に標準時間帯を変更するとき、時間表示と標準時間帯表示とを移動させるために修正押し具を押すことが必要である。公知の機構における運動学的リンクは、歯車とレバーによって得られている。修正は、修正押し具に作用している圧力が、二つの表示器、即ち時間及び標準時間帯に関する表示器を同時に修正することが意図された運動学的連鎖の全てを駆動するように作られているロッカを直接的に制御することにより起きる。
【0006】
修正は、作動状態において可能ではあっても確実に不適当であり、二つの表示器の一つだけが修正されそして全体としては標準時間帯における時間表示に間違いを引き起こすことがある。もしそのような間違いが生じたなら、そのとき標準時間帯修正押し具を介してその間違いを修正することは不可能である。人はその時、巻き上げ・時間設定棒を介して間違いを修正することを余儀なくされ、そのため押し具による迅速な修正の利点が失われる。この間違いは、実際、修正押し具を不完全に押すことから生ずる。特に、押し具の行程から直接的に生ずる修正では、時々使用者が同時の修正を発生させるのに十分な圧力を作用させないことが常におこり得る。このリスクが小さいとしても、巻き上げ棒を介する以外に間違いを修正することができない限り、前記修正は不都合な帰結を有している。
【0007】
本発明の目的は、少なくとも部分的に、上述の欠点を修正することである。
【0008】
従って、本発明の主題は、請求項1で規定されるような、上述のタイプの計時器である。
【0009】
この発明による解決法の本質的な利点は、修正が修正押し具に加えられた圧力から直接的に生じないで、修正が、復元ばねを撓ませることを媒介として、そしてこのばねを撓ませることが完了した場合に限って実現される、即ち修正ロッカの指が、この指が係合している、表示の可動要素を駆動するための段階的駆動部材の歯部から外されてこの歯部の歯を通り過ぎる場合に実現されるという点にある。押し具上の圧力が不完全であって、ロッカの指が、表示の可動要素の段階的駆動のためのこの部材の歯を通り過ぎなかった場合には、復元ばねは、駆動部材を駆動することなく撓みが解放されて、どのような修正も行われることがない。この場合、使用者は、修正が為されなかっとことに直ぐ気付き、使用者は修正が実行されるように押し具を更に下に押すことを必要とするだけである。従って、修正押し具の作動の後に、時間表示と標準時間帯表示との間の偶発的なずれが発生することはありえない。
【0010】
他の利点が、時間が12時間スケールで表示され、180°離れた二つの標準時間帯が同時に表示され、そしてAM/PM表示と、これらAM/PM表示が関係する標準時間帯を指し示す表示器とが、24時間スケールに頼る必要なしに時間指示の読み取りにおけるどのような間違いをも避けることを可能にするという点にある。
【0011】
本発明の主題である計時器機構の実施例を図式的に一例として示している添付図面を参照して、以下の説明を行う。
【0012】
図1に描かれた計時器は、在来の作動機構1を具備しており、グリニッジ標準時表示機構のプレート2が、前記作動機構1の上に載せられそしてねじ3で保持されている。携帯時計作動機構1は、通例のごとく、筒ピニオン4及び分歯車5を具備している分部品群をもっている。携帯時計作動機構本体部の他の部分は、全く在来型のものであるので、それが本発明の一部を形作らない限り、及びその理解についての必要性がない限りにおいて記述される必要はない。分歯車5のピニオン5aと、時針7(図2)を載せている時間歯車6との間の連結は、分歯車5aのピニオン5aと噛み合っている歯車8(図1)によって生み出され、前記歯車8の上には円盤9がねじ10によって固定されている。この円盤9は、つめ11を載せており、つめ11は、時間歯車6の下に固定されているピニオン13の十二の歯の星形歯部の中にばね12によって押し付けられている(図3)。分部品群4、5と時間歯車6との間のこの連結によって、時間歯車6が、この部品群から標準時間帯の変更の間に分離されて、修正の瞬間に時間歯車6が占めていた角度位置に復帰して、標準時間帯の変更後に30°の倍数ずつずらされることが可能であるが、これに対して他の点では時間歯車6は分部品群4、5、5aによって普通に駆動される。
【0013】
図3に示されるように、時間歯車6は、駆動指14aを載せている歯車14と噛み合っており、前記駆動指14aは、歯車14の一回転毎に、つまり十二時間毎に、AM/PM(太陽と子午線との交差の前と後の時間をそれぞれ意味する省略形)を交互に表示する円盤16を載せている星形歯車15(図7)と噛み合い状態になる。これらの表示は、ダイヤル18の開口17(図2、8〜10)に現れそして十二時間ごとに替わる。
【0014】
これまでに説明された、時間若しくは時間の派生物の全ての表示は、その結果携帯時計の標準的な分部品群4、5、5aに運動学的に連結されている。それらはもし必要とするなら在来の時刻設定機構(本書では説明若しくは図示しない)を媒介して完全に標準的なやり方で修正することが可能である。
【0015】
更に説明される計時器は、二つの追加的表示を具備しており、前記二つの追加的表示は両方とも分部品群4、5、5aから独立しているが、標準時間帯の修正の間は時針7及びAM/PM円盤16に運動学的に連結されている必要がある。このことは、内歯19aを備えた環状体19を含んでおり、前記環状体19の上には、二十四の標準時間帯を代表する様々な都市名を載せた環状体20が固定されており、前記都市名は、同心の二つのリングに沿って配置されている。外側及び内側のリングの正反対の都市は、ダイヤル18の、十二時と向かい合って、もしくは六時に、それぞれ配置された二つの開口21、22の中にそれぞれ現れる(図2)。内側リングの都市から180°離れて位置を定められている、外側リングの都市は、180°離れた二つの標準時間帯に在り、その結果時針7によって指示される時間は、二つの都市の一方に関して子午線と太陽との交差前の時間と、二つの都市の他方に関して子午線と太陽との交差後の時間に該当する。環状体19の表面に突き出ている駆動ペグ19bの存在を挙げることが更にふさわしく、そして駆動ペグ19bの機能は後で説明される。
【0016】
表示AM、PMが、二つの都市のどちらに関係しているかを確定するために、矢印23aを載せた円盤からなる表示器が、軸24に回動可能に取り付けられている。この円盤の下面は、ジャンパー26によって位置を定められる星形歯部25を持ったピニオンに連結される。同様に、円盤16に連結された星形歯ピニオン15がジャンパー27によって位置を定められる(図7)。
【0017】
環状体19は、その外縁がローラー29に係合した状態でプレート2の上をガイドされる。この環状体19の内側歯部19aはピニオン28と噛み合っており(図4)、又この歯部19aは、ばね31によって力を与えられたジャンパー30によって位置を定められている。ピニオン28は、ピニオン33と噛み合っているピニオン32に同心で結び付けられており、前記ピニオン33は、ジャンパー35によって位置を定められている修正星形車34(図3〜7)に同心で結び付けられている。この修正星形車34は、時間歯車6と噛み合う状態になることが意図されている。しかしながら図3に示されるように、特に修正星形車34がジャンパー35によって位置を定められたとき、修正星形車34の歯は、時間歯車6の歯の軌道の外にあり、その結果、時間歯車6は自由に回転することが可能である。
【0018】
図3及び図5〜7に図示されるように、修正星形車34は修正ロッカ36と係合しており、修正ロッカ36は、復元ばね37と、押し具(図示されない)によって制御される作動ロッカ38と両方に係合している。休止位置では、修正ロッカ36は図5に示される位置を占めており、その位置で修正ロッカ36の駆動指36aが、修正星形車34の歯に係合されている(図3及び5)。
【0019】
携帯時計の普通の作動の間、時針7と分針m(図2)は普通に回転し、十二時間と六十分でそれぞれ一回転する。時針7と時針7を載せている時間歯車6とが一回転するたびに、歯車14とその駆動指も一回転し、その結果AM/PM円盤を載せている星形歯車15が一段階駆動される。ダイヤル18の開口17に現れるAMまたはPM表示は、これらの表示が円盤16の上で交互に配置されているので、変化する。180°離れて位置する二つの標準時間帯にある二つの都市が、開口21と22とで視認できるということを考えれば、矢印23aが、開口39をとおして現れ(図2、8〜10)、そして開口17に出現するAMまたはPM表示が開口21または22に表示されている都市のどちらに関係しているかを指し示す。
【0020】
標準時間帯が変わらない間は、開口21、22および39に出現する表示も変わらず、ただAM、PM表示が十二時間ごとに替わるということが明らかである。
【0021】
環状体20によって担持されている文字を観察することにより気付かれるかもしれないが(図2)、表示されている都市は、ロンドンに続くノウメア(Noumea)、及び正反対のアゾレス(Azores)に続くフィジーを例外として、隣接する標準時間帯に従って配置されていて、前記ロンドンとノウメア又はアゾレスとフィジーはそれぞれ180度離れた標準時間帯にある。
【0022】
我々はここで、十二のゾーンに分けられているこれら標準時間帯の間の移行がどのように生ずるかについて図5〜7、及び図5〜7に示されている修正段階の間の様々な表示状態をそれぞれ示している図8〜10を参照して説明する。
【0023】
図5は、停止状態における機構を示しており、全ての星形歯ピニオン15、25、34と歯部19aがそれぞれのジャンパー26、27、30及び35によって位置決めされている。その時、開口17、21、22、及び39に現れる表示は、図8に描かれている。作動ロッカ38を押すことにより、修正ロッカ36が、図5に描かれたその休止位置から図6に描かれた第二極限位置まで動かされる。図5の位置から図6の位置へ動かされるのと同時に、修正ロッカ36の駆動指36aはその行程の最後で修正星形車34の歯と接触し、その結果駆動指36aは、この星形車34をそのステップの一部分だけわずかに移動させる。指36aが通り過ぎた後、図6でわかるように、ジャンパー35が修正星形車34をその初期位置に戻す。修正ロッカ36のこの行程の間に、復元ばね37が撓ませられる。図6で修正ロッカ36の行程の最後でその駆動指36aが、修正星形車34の歯の直ぐ後にあることが観察できるが、前記駆動指は、その行程中にその休止位置から図6に描かれているその別の極限位置へ移動させられたものである。
【0024】
作動ロッカ38に作用される圧力が、修正ロッカ36を図6に描かれた位置に持ってくるためには不十分であったと仮定すると、このロッカ36の駆動指36aはその時、図6で描かれているように修正星形車34の歯の後ろに置かれることはなく、この歯の前に置かれる。作動ロッカ28に作用している圧力が解消されることにより、その時復元ばね37が、どんな修正も引き起こすことなしに修正ロッカ36を図5に描かれた位置に戻す。
【0025】
修正が生ずることを可能とするためには、したがって修正ロッカ36が図6に描かれた位置に達することが必要である。このときに、作動ロッカ38が解放された場合、復元ばね37は、撓みを解放して、修正ロッカ36を駆動する。そして駆動指が、修正星形車34とそれに結び付けられている同軸ピニオン33とを修正星形車34の一ステップ分だけ進ませる。図7が、この動きの間の機構を図解しており、図9が各種の表示の対応する状態を示している。
【0026】
矢印Fの方向に60°だけ回転した修正星形車34は、時間歯車6を矢印F1の方向に30°だけ進ませる。歯車14は、時間歯車6と1/1の比になっており、その駆動指14aも矢印F2の方向に30°だけ回転する。この修正が、太陽と子午線との交差の寸前で行われる場合には、駆動指14aが、AM/PM円盤16を矢印F3の方向に星形歯車15の一ステップ分だけ進ませる。つめ11及びばね12によって、時間歯車6が、分針mを動かすことなしに、分部品群4、5、5a(図1)に対して動くことが可能である。
【0027】
時間の修正と同時に、修正星形車34に結び付けられたピニオン33がピニオン32を進ませる。噛み合い比は、ピニオン33が矢印Fの方向に60°だけ進むとき、ピニオン32が矢印F4の方向に90°だけ進むように選択されていて、その結果ピニオン28が歯付き環状体19を矢印F5の方向に30°だけ進ませる。
【0028】
ここに記述された標準時間帯の変更が、ノウメア帯からロンドン帯へ移行するのと同時に十二の標準時間帯を飛び越えるということであれば、歯付き環状体19の表面から突き出ているペグ19bが、歯付き環状体19の矢印F5の方向へのこの動きの間に、矢印23aを載せている円盤23の縁と遭遇する。この円盤23の縁はノッチ23bをもっており、ペグ19bは、このノッチ23bによって円盤23と係合状態になることができ、そして円盤23を駆動することができ、その結果開口39の中の矢印23aの方向を変える。図8及び10で多分理解されるように、開口39の中の矢印の方向は、ノウメア/アゾレス帯からロンドン/フィジー帯へ移行するのと同時に、反対になる。このことは、図8におけるPM表示はアゾレスを指示しており、その結果同時にノウメアの時間が太陽と子午線との交差前の時間に該当していることを示している。ノウメア帯からロンドン帯へ移ることが、一つではなく十二の標準時間帯を含むということを考えると、開口39に現れている矢印23aは、反対になって、時針7により表示されている時間についてのAM/PM表示がもはや下開口22には関係しないが上開口21に関係していることを示している。
【0029】
開口39に現れている矢印23aのこの修正は、十二の標準時間帯に相当するこの移行の間にのみ生じる。歯付き環状体19は、この目的のためにペグ19bの他は何も載せていない。他の全ての場合では、変更は一時間の変更に相当し、故に時針7だけが30°だけ動かされる。もし時針が11時と12時との間にあるなら、AM/PM円盤16も動かされることとなり、そして同時に歯付き環状体19とこの歯付き環状体19に結び付けられた都市名環状体20が、30°だけ進んで、180°離れた二つの別の都市の表示を開口21、22に現す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この実施例の表示機構の分解斜視図である。
【図2】図2は、ダイヤルと針とをもった図1の表示機構の組立斜視図である。
【図3】図3は、一部の部品を除去して部分的に組み立てられた表示機構の斜視図である。
【図4】図4は、部品を除去して部分的に組み立てられた表示機構の別の斜視図である。
【図5】図5は、修正手順の一つの段階における、表示機構の部分平面図である。
【図6】図6は、修正手順の一つの段階における、表示機構の部分平面図である。
【図7】図7は、修正手順の一つの段階における、表示機構の部分平面図である。
【図8】図8は、図5によって図示された修正段階中の表示の平面図である。
【図9】図9は、図6によって図示された修正段階中の表示の平面図である。
【図10】図10は、図7によって図示された修正段階中の表示の平面図である。
本発明は、0〜12の時間表示と、分表示と、互いに180°離れた二つの標準時間帯に位置している二つの地理的場所についての標準時間帯表示で前記時間表示によって表示された時間に対応している標準時間帯表示と、太陽と子午線との交差に先行する時刻と後続する時間とを区別するためのAM/PM表示と、表示された二つの標準時間帯のどちらかに対して時間が子午線の交差の前若しくは後の時間であることを指し示すための標識と、前記時間表示とAM/PM表示の可動要素のための段階的駆動部材と、二つの極限位置の間を移動することができて前記極限位置の一つに復元ばねによって保持されている、時間表示と標準時間帯表示とAM/PM表示との同時修正のためのロッカとを具備している計時器である。
【0002】
人が自分自身を見出すところの標準時間帯の機能として選択的に時刻を表示するための機構にはいくつかの種類がある。即ち、仏国特許第2752628号(FR2752628)が、このタイプの携帯時計に関係しており、そこにおいて時間は、針と、様々な都市の地方時間に一致する時間を二十四時間スケールで表示する円盤との両方によって表示される。様々な標準時間帯の代表的都市が回転円盤に載せられている。ある標準時間帯から他の標準時間帯に進むために使うことが意図されている修正機構が、24時間円盤と、都市表示と時間信号とを載せている標準時間帯円盤とに、各々の修正毎に都市円盤と時間円盤とを一回転の1/24回転させるような方法で連結している。
【0003】
そのようなシステムは、24時間円盤と対応する都市とを調べることによって、地球上の様々な都市の地域時間を確認することを可能にする。そのような表示モードの欠点の一つが、世界のほとんどの国において、特に英語を話している全ての国において、人々は1日の時間を24時間で数えることには慣れていないという事実から生じる。更に他の国では一般的に、普通の語法は、例えば14時よりも午後2時の方をより容易に話すので、24時間スケールで時間を表示する携帯時計は、たとえそれが理解できるものであっても、広く標準的な表示を提供しない。
【0004】
24の標準時間帯への分割のために角度スペースがわずか15度であり、そのため携帯時計の場合には、それぞれの標準時間帯に属する都市の表示が非常に圧縮されるので表示を非常に小さな文字で書かねばならず、それ故表示を読むことが難しいという事実から他の欠点が生じる。
【0005】
しかしながら、公知のシステムの主要な欠点が、修正機構から本質的に生ずる。特に標準時間帯を変更するとき、時間表示と標準時間帯表示とを移動させるために修正押し具を押すことが必要である。公知の機構における運動学的リンクは、歯車とレバーによって得られている。修正は、修正押し具に作用している圧力が、二つの表示器、即ち時間及び標準時間帯に関する表示器を同時に修正することが意図された運動学的連鎖の全てを駆動するように作られているロッカを直接的に制御することにより起きる。
【0006】
修正は、作動状態において可能ではあっても確実に不適当であり、二つの表示器の一つだけが修正されそして全体としては標準時間帯における時間表示に間違いを引き起こすことがある。もしそのような間違いが生じたなら、そのとき標準時間帯修正押し具を介してその間違いを修正することは不可能である。人はその時、巻き上げ・時間設定棒を介して間違いを修正することを余儀なくされ、そのため押し具による迅速な修正の利点が失われる。この間違いは、実際、修正押し具を不完全に押すことから生ずる。特に、押し具の行程から直接的に生ずる修正では、時々使用者が同時の修正を発生させるのに十分な圧力を作用させないことが常におこり得る。このリスクが小さいとしても、巻き上げ棒を介する以外に間違いを修正することができない限り、前記修正は不都合な帰結を有している。
【0007】
本発明の目的は、少なくとも部分的に、上述の欠点を修正することである。
【0008】
従って、本発明の主題は、請求項1で規定されるような、上述のタイプの計時器である。
【0009】
この発明による解決法の本質的な利点は、修正が修正押し具に加えられた圧力から直接的に生じないで、修正が、復元ばねを撓ませることを媒介として、そしてこのばねを撓ませることが完了した場合に限って実現される、即ち修正ロッカの指が、この指が係合している、表示の可動要素を駆動するための段階的駆動部材の歯部から外されてこの歯部の歯を通り過ぎる場合に実現されるという点にある。押し具上の圧力が不完全であって、ロッカの指が、表示の可動要素の段階的駆動のためのこの部材の歯を通り過ぎなかった場合には、復元ばねは、駆動部材を駆動することなく撓みが解放されて、どのような修正も行われることがない。この場合、使用者は、修正が為されなかっとことに直ぐ気付き、使用者は修正が実行されるように押し具を更に下に押すことを必要とするだけである。従って、修正押し具の作動の後に、時間表示と標準時間帯表示との間の偶発的なずれが発生することはありえない。
【0010】
他の利点が、時間が12時間スケールで表示され、180°離れた二つの標準時間帯が同時に表示され、そしてAM/PM表示と、これらAM/PM表示が関係する標準時間帯を指し示す表示器とが、24時間スケールに頼る必要なしに時間指示の読み取りにおけるどのような間違いをも避けることを可能にするという点にある。
【0011】
本発明の主題である計時器機構の実施例を図式的に一例として示している添付図面を参照して、以下の説明を行う。
【0012】
図1に描かれた計時器は、在来の作動機構1を具備しており、グリニッジ標準時表示機構のプレート2が、前記作動機構1の上に載せられそしてねじ3で保持されている。携帯時計作動機構1は、通例のごとく、筒ピニオン4及び分歯車5を具備している分部品群をもっている。携帯時計作動機構本体部の他の部分は、全く在来型のものであるので、それが本発明の一部を形作らない限り、及びその理解についての必要性がない限りにおいて記述される必要はない。分歯車5のピニオン5aと、時針7(図2)を載せている時間歯車6との間の連結は、分歯車5aのピニオン5aと噛み合っている歯車8(図1)によって生み出され、前記歯車8の上には円盤9がねじ10によって固定されている。この円盤9は、つめ11を載せており、つめ11は、時間歯車6の下に固定されているピニオン13の十二の歯の星形歯部の中にばね12によって押し付けられている(図3)。分部品群4、5と時間歯車6との間のこの連結によって、時間歯車6が、この部品群から標準時間帯の変更の間に分離されて、修正の瞬間に時間歯車6が占めていた角度位置に復帰して、標準時間帯の変更後に30°の倍数ずつずらされることが可能であるが、これに対して他の点では時間歯車6は分部品群4、5、5aによって普通に駆動される。
【0013】
図3に示されるように、時間歯車6は、駆動指14aを載せている歯車14と噛み合っており、前記駆動指14aは、歯車14の一回転毎に、つまり十二時間毎に、AM/PM(太陽と子午線との交差の前と後の時間をそれぞれ意味する省略形)を交互に表示する円盤16を載せている星形歯車15(図7)と噛み合い状態になる。これらの表示は、ダイヤル18の開口17(図2、8〜10)に現れそして十二時間ごとに替わる。
【0014】
これまでに説明された、時間若しくは時間の派生物の全ての表示は、その結果携帯時計の標準的な分部品群4、5、5aに運動学的に連結されている。それらはもし必要とするなら在来の時刻設定機構(本書では説明若しくは図示しない)を媒介して完全に標準的なやり方で修正することが可能である。
【0015】
更に説明される計時器は、二つの追加的表示を具備しており、前記二つの追加的表示は両方とも分部品群4、5、5aから独立しているが、標準時間帯の修正の間は時針7及びAM/PM円盤16に運動学的に連結されている必要がある。このことは、内歯19aを備えた環状体19を含んでおり、前記環状体19の上には、二十四の標準時間帯を代表する様々な都市名を載せた環状体20が固定されており、前記都市名は、同心の二つのリングに沿って配置されている。外側及び内側のリングの正反対の都市は、ダイヤル18の、十二時と向かい合って、もしくは六時に、それぞれ配置された二つの開口21、22の中にそれぞれ現れる(図2)。内側リングの都市から180°離れて位置を定められている、外側リングの都市は、180°離れた二つの標準時間帯に在り、その結果時針7によって指示される時間は、二つの都市の一方に関して子午線と太陽との交差前の時間と、二つの都市の他方に関して子午線と太陽との交差後の時間に該当する。環状体19の表面に突き出ている駆動ペグ19bの存在を挙げることが更にふさわしく、そして駆動ペグ19bの機能は後で説明される。
【0016】
表示AM、PMが、二つの都市のどちらに関係しているかを確定するために、矢印23aを載せた円盤からなる表示器が、軸24に回動可能に取り付けられている。この円盤の下面は、ジャンパー26によって位置を定められる星形歯部25を持ったピニオンに連結される。同様に、円盤16に連結された星形歯ピニオン15がジャンパー27によって位置を定められる(図7)。
【0017】
環状体19は、その外縁がローラー29に係合した状態でプレート2の上をガイドされる。この環状体19の内側歯部19aはピニオン28と噛み合っており(図4)、又この歯部19aは、ばね31によって力を与えられたジャンパー30によって位置を定められている。ピニオン28は、ピニオン33と噛み合っているピニオン32に同心で結び付けられており、前記ピニオン33は、ジャンパー35によって位置を定められている修正星形車34(図3〜7)に同心で結び付けられている。この修正星形車34は、時間歯車6と噛み合う状態になることが意図されている。しかしながら図3に示されるように、特に修正星形車34がジャンパー35によって位置を定められたとき、修正星形車34の歯は、時間歯車6の歯の軌道の外にあり、その結果、時間歯車6は自由に回転することが可能である。
【0018】
図3及び図5〜7に図示されるように、修正星形車34は修正ロッカ36と係合しており、修正ロッカ36は、復元ばね37と、押し具(図示されない)によって制御される作動ロッカ38と両方に係合している。休止位置では、修正ロッカ36は図5に示される位置を占めており、その位置で修正ロッカ36の駆動指36aが、修正星形車34の歯に係合されている(図3及び5)。
【0019】
携帯時計の普通の作動の間、時針7と分針m(図2)は普通に回転し、十二時間と六十分でそれぞれ一回転する。時針7と時針7を載せている時間歯車6とが一回転するたびに、歯車14とその駆動指も一回転し、その結果AM/PM円盤を載せている星形歯車15が一段階駆動される。ダイヤル18の開口17に現れるAMまたはPM表示は、これらの表示が円盤16の上で交互に配置されているので、変化する。180°離れて位置する二つの標準時間帯にある二つの都市が、開口21と22とで視認できるということを考えれば、矢印23aが、開口39をとおして現れ(図2、8〜10)、そして開口17に出現するAMまたはPM表示が開口21または22に表示されている都市のどちらに関係しているかを指し示す。
【0020】
標準時間帯が変わらない間は、開口21、22および39に出現する表示も変わらず、ただAM、PM表示が十二時間ごとに替わるということが明らかである。
【0021】
環状体20によって担持されている文字を観察することにより気付かれるかもしれないが(図2)、表示されている都市は、ロンドンに続くノウメア(Noumea)、及び正反対のアゾレス(Azores)に続くフィジーを例外として、隣接する標準時間帯に従って配置されていて、前記ロンドンとノウメア又はアゾレスとフィジーはそれぞれ180度離れた標準時間帯にある。
【0022】
我々はここで、十二のゾーンに分けられているこれら標準時間帯の間の移行がどのように生ずるかについて図5〜7、及び図5〜7に示されている修正段階の間の様々な表示状態をそれぞれ示している図8〜10を参照して説明する。
【0023】
図5は、停止状態における機構を示しており、全ての星形歯ピニオン15、25、34と歯部19aがそれぞれのジャンパー26、27、30及び35によって位置決めされている。その時、開口17、21、22、及び39に現れる表示は、図8に描かれている。作動ロッカ38を押すことにより、修正ロッカ36が、図5に描かれたその休止位置から図6に描かれた第二極限位置まで動かされる。図5の位置から図6の位置へ動かされるのと同時に、修正ロッカ36の駆動指36aはその行程の最後で修正星形車34の歯と接触し、その結果駆動指36aは、この星形車34をそのステップの一部分だけわずかに移動させる。指36aが通り過ぎた後、図6でわかるように、ジャンパー35が修正星形車34をその初期位置に戻す。修正ロッカ36のこの行程の間に、復元ばね37が撓ませられる。図6で修正ロッカ36の行程の最後でその駆動指36aが、修正星形車34の歯の直ぐ後にあることが観察できるが、前記駆動指は、その行程中にその休止位置から図6に描かれているその別の極限位置へ移動させられたものである。
【0024】
作動ロッカ38に作用される圧力が、修正ロッカ36を図6に描かれた位置に持ってくるためには不十分であったと仮定すると、このロッカ36の駆動指36aはその時、図6で描かれているように修正星形車34の歯の後ろに置かれることはなく、この歯の前に置かれる。作動ロッカ28に作用している圧力が解消されることにより、その時復元ばね37が、どんな修正も引き起こすことなしに修正ロッカ36を図5に描かれた位置に戻す。
【0025】
修正が生ずることを可能とするためには、したがって修正ロッカ36が図6に描かれた位置に達することが必要である。このときに、作動ロッカ38が解放された場合、復元ばね37は、撓みを解放して、修正ロッカ36を駆動する。そして駆動指が、修正星形車34とそれに結び付けられている同軸ピニオン33とを修正星形車34の一ステップ分だけ進ませる。図7が、この動きの間の機構を図解しており、図9が各種の表示の対応する状態を示している。
【0026】
矢印Fの方向に60°だけ回転した修正星形車34は、時間歯車6を矢印F1の方向に30°だけ進ませる。歯車14は、時間歯車6と1/1の比になっており、その駆動指14aも矢印F2の方向に30°だけ回転する。この修正が、太陽と子午線との交差の寸前で行われる場合には、駆動指14aが、AM/PM円盤16を矢印F3の方向に星形歯車15の一ステップ分だけ進ませる。つめ11及びばね12によって、時間歯車6が、分針mを動かすことなしに、分部品群4、5、5a(図1)に対して動くことが可能である。
【0027】
時間の修正と同時に、修正星形車34に結び付けられたピニオン33がピニオン32を進ませる。噛み合い比は、ピニオン33が矢印Fの方向に60°だけ進むとき、ピニオン32が矢印F4の方向に90°だけ進むように選択されていて、その結果ピニオン28が歯付き環状体19を矢印F5の方向に30°だけ進ませる。
【0028】
ここに記述された標準時間帯の変更が、ノウメア帯からロンドン帯へ移行するのと同時に十二の標準時間帯を飛び越えるということであれば、歯付き環状体19の表面から突き出ているペグ19bが、歯付き環状体19の矢印F5の方向へのこの動きの間に、矢印23aを載せている円盤23の縁と遭遇する。この円盤23の縁はノッチ23bをもっており、ペグ19bは、このノッチ23bによって円盤23と係合状態になることができ、そして円盤23を駆動することができ、その結果開口39の中の矢印23aの方向を変える。図8及び10で多分理解されるように、開口39の中の矢印の方向は、ノウメア/アゾレス帯からロンドン/フィジー帯へ移行するのと同時に、反対になる。このことは、図8におけるPM表示はアゾレスを指示しており、その結果同時にノウメアの時間が太陽と子午線との交差前の時間に該当していることを示している。ノウメア帯からロンドン帯へ移ることが、一つではなく十二の標準時間帯を含むということを考えると、開口39に現れている矢印23aは、反対になって、時針7により表示されている時間についてのAM/PM表示がもはや下開口22には関係しないが上開口21に関係していることを示している。
【0029】
開口39に現れている矢印23aのこの修正は、十二の標準時間帯に相当するこの移行の間にのみ生じる。歯付き環状体19は、この目的のためにペグ19bの他は何も載せていない。他の全ての場合では、変更は一時間の変更に相当し、故に時針7だけが30°だけ動かされる。もし時針が11時と12時との間にあるなら、AM/PM円盤16も動かされることとなり、そして同時に歯付き環状体19とこの歯付き環状体19に結び付けられた都市名環状体20が、30°だけ進んで、180°離れた二つの別の都市の表示を開口21、22に現す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この実施例の表示機構の分解斜視図である。
【図2】図2は、ダイヤルと針とをもった図1の表示機構の組立斜視図である。
【図3】図3は、一部の部品を除去して部分的に組み立てられた表示機構の斜視図である。
【図4】図4は、部品を除去して部分的に組み立てられた表示機構の別の斜視図である。
【図5】図5は、修正手順の一つの段階における、表示機構の部分平面図である。
【図6】図6は、修正手順の一つの段階における、表示機構の部分平面図である。
【図7】図7は、修正手順の一つの段階における、表示機構の部分平面図である。
【図8】図8は、図5によって図示された修正段階中の表示の平面図である。
【図9】図9は、図6によって図示された修正段階中の表示の平面図である。
【図10】図10は、図7によって図示された修正段階中の表示の平面図である。
Claims (4)
- 0から12の時間表示と、分表示と、標準時間帯表示と、AM/PM表示と、表示器(23、39)と、段階的駆動部材(6、14、15)と、ロッカ(36)とを具備している計時器であって、前記標準時間帯表示が、互いに180°離れた二つの標準時間帯に位置している二つの地理的場所についてのもので、前記時間表示によって表示された時間に対応しており、前記AM/PM表示が、太陽と子午線との交差に先行する時間と後続する時間とを区別するためのものであり、前記表示器(23、39)が、表示された二つの標準時間帯のどちらかに対して、時間が子午線の交差前か交差後かの時間であることを指し示すためのものであり、前記段階的駆動部材(6、14、15)が、前記時間表示とAM/PM表示との可動要素(7、16)のためのものであり、前記ロッカ(36)が、時間表示、標準時間帯表示、及びAM/PM表示の同時の修正のためのものであって、二つの極限位置の間で移動可能であり且つ前記極限位置の一つに復元ばね(37)によって保持されるロッカ(36)である計時器において、角度位置決め手段(35)と係合している修正歯車(33、34)が、前記段階的駆動部材(14、15)を標準時間帯表示器歯車(19、20)に運動学的に連結していて、前記修正歯車の歯部(34)が、前記ロッカの復元ばね(37)の撓み解放に対応している前記ロッカの休止位置において、前記修正ロッカ(36)の駆動指(36a)と係合していて、ロッカ(36)をこの休止位置からロッカ(36)の他の極限位置の中へもってくるための、このロッカ(36)により描かれる軌道が、前記修正歯車(34)の歯の一つを通過していて、このロッカ(36)が一旦それの別の極限位置に移動したら前記歯がその初期角度位置の中に置き直されるようにこの軌道が選択されていて、前記復元ばねの撓み解放による、このロッカのこの別の極限位置から前記休止位置への復帰が、前記修正歯車の前記歯部(34)の一ステップ分の駆動を前記駆動指(36a)によって引き起こさせることを特徴とする計時器。
- 前記修正歯車が、標準時間帯変更処理中以外は、前記段階的駆動部材と、係合していないことを特徴とする請求項1に記載の計時器。
- 前記修正歯車が、互いに結合された二つの同心のピニオン(33、34)を具備しており、一方が、前記段階的駆動部材(6、14、15)と運動学的に連結されていて、もう一方が、前記標準時間帯表示の可動部材(19)と、前記表示器(39)の可動部材(23)とに運動学的に連結されていて、前記表示器(39)の前記可動部材(23)が、表示された二つの標準時間帯のどちらかのために、時間が子午線の交差前か交差後かの時間であることを指し示すためのものであることを特徴とする請求項1または2に記載の計時器。
- 前記修正ロッカ(36)が、作動ロッカ(38)によって作動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の計時器。
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