JPS6059628B2 - 磁気記録体の製造法 - Google Patents

磁気記録体の製造法

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JPS6059628B2
JPS6059628B2 JP52138479A JP13847977A JPS6059628B2 JP S6059628 B2 JPS6059628 B2 JP S6059628B2 JP 52138479 A JP52138479 A JP 52138479A JP 13847977 A JP13847977 A JP 13847977A JP S6059628 B2 JPS6059628 B2 JP S6059628B2
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magnetic
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metal vapor
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JP52138479A
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誠一 西川
誠 本田
哲夫 窪田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録体の製造法に関する。
通帳、帳票、身分証明カードその他のカード等の一部に
たとえばストライプ状の磁気記録片を接着あるいは転写
して設けた磁気記録部を有する磁気通帳、帳票、磁気カ
ード等が広く利用されている。
そして、最近では、この磁気記録片の磁性層上に着色層
を設けて磁性材料の色を隠蔽し、かつ必要な着色を行な
つて、いわゆる着色磁気記録片を得、これから着色磁気
記録体を得ることが行なわれており、その製造法として
は以下の方法が知られている。1 転写用基材上にグラ
ビア印刷した着色層及びそれにコーティングされた磁気
層を順接したシートを転写する方法。
2 磁気シート用基材にコーティングされた磁気層の上
にグラビア印刷して着色層を施したシートを接着剤を介
して貼り付ける方法。
3 基材にあらかじめ磁気層を施しその上に顔料箔を熱
転写する方法。
あるいは、先に本発明者らが提案した方法として次の方
法がある(実願昭51−122945号参照)。
4 転写用基材グラビア印刷層及び金属蒸着層を順接し
た着色層及ひ磁気層を順接したシートを転写する方法。
しかしながら、これらの方法にはいくつかの欠点がある
。たとえば、次のような点が挙げられる。(1)1、2
の場合、磁気層の色を隠蔽する為に着色層を厚くする必
要があり、磁気ヘッドとのスペーシングロスが大きくな
り磁気出力が低くなつて動特性上好ましくない。
(2)3の場合、通常の顔料箔の厚さは20μ程度あり
、(1)と同様の弊害がある。
(3)4の場合、金属蒸着層の効果て(1)、(2)の
如き弊害はなくなるが、磁気層をコーティングする際、
磁気層中の溶剤の影響で着色層が黒すむ傾向がある。
本発明の目的は、着色磁気記録体の製造法に於ける従来
法の上記欠点を解消し、磁気特性を損うことなく完全に
磁性材料の色を隠蔽した美麗な着色磁気記録体の製造法
を提供することにある。
すなわち、本発明は、基材の少くとも一部に磁性層を設
けた後、支持体上に着色層、非磁性金属蒸着層を順次設
けてなる転写シートの非磁性金属蒸着層を上記磁性層上
に必要に応じて接着剤層を介して重ねて加熱加圧した後
、上記支持体を剥離〕一することを特徴とする磁気記録
体の製造法を要旨とする。
以下、上記の本発明について図面を参照しつつ説明する
第1図aに示すように、基材1の所望個所もしくは全面
に磁性層3をたとえば、転写、貼付け、コーティングな
どの方法により設けて構造体1とする。
次いで、第1図bに示すように支持体6の一面に着色層
5および非磁性金属蒸着層4をそれぞれ塗工ないし印刷
および蒸着により設けて転写シート■を得る。しかる後
、構造体1の磁性層のある面に転写シート■の非磁性金
属蒸着層を必要ならば接着剤層を介して重ねて加熱加圧
を行なう。この場合、転写シート■の大きさは磁性層3
の面積と同一又はそれ以上でなければならない。接合後
に支持体6を剥離すると第2図あるいは第3図に示すよ
うに磁気記録片Iを有する磁気記録体が得られる。尚、
第3図は接着剤層7を介して場合の例を示す。上記の製
造法に於いて、金属蒸着層4と、着色層5、磁性層3な
どのこれに隣接する層との間にたとえば厚み0.5μm
のポリエステル樹脂層からなるアンカーコート層を挿入
することができる。
これにより金属蒸着層と隣接する他層との間の接合強度
を増すことがてきる。第4図は、磁性層3と非磁性金属
蒸着層4の間にアンカーコート層8を挿入した磁気記録
体の例を示すものである。また、着色層5の堅牢性を増
すために、着色層5上に、任意の天然または合成樹脂、
たとえばアクリル樹脂と不飽和ポリエステル樹脂の混合
物の塗工層からなる厚さ0.5〜3μ、好ましくは0.
5〜1μのオーバープリント層(保護膜層)を設けるこ
ともできる。第5図は、このようなオーバープリント層
9を有する磁気記録体の例、第6図は、オーバープリン
ト層9、非磁性金属蒸着層4の上下に2つのアンカーコ
ート層8、および磁性層3と基材1の間に接着剤層7を
有する磁気記録体の例てある。なお、上記の製造法にお
いて熱可塑性樹脂からなる基材を用いて、その樹脂の軟
化温度以上て基材1と磁気記録片2の加熱加圧接合を行
う場合には、磁気記録片スが基材中に埋め込まれて、両
者の表面が同一平面を形成することができる。
これは、磁気ヘッドならびに磁気記録片の摩耗を減する
意味で好ましい。第7図は、このように磁気記録片スが
基材1上に埋め込まれた一例を示す。
上記の説明に用いた図面、すなわち第1図〜第7図はい
ずれも磁性層3の上にのみ非磁性金属蒸着層牡着色層5
などを積層させる場合を例示しているが、これらは便宜
上であつて非磁性金属蒸着層4などは磁性層3を覆うに
充分な大きさてあればよく必ずしも磁性層3と同一面積
に設けることを要しない。
むしろ、磁性層3と非磁性金属蒸着層4などとを位置合
わせして同一位置に設けるよりは、非磁性金属蒸着層4
を磁性層3よりも大きくする方法が製造上だけでなく意
匠上などの点て好ましいと言える。第8図は第7図にお
いて非磁性金属蒸着層4などを基材1の全面に設けた場
合を例示する。さらにまた、第1図bにおいて示す転写
シートHは支持体6の全面に非磁性金属蒸着層4などが
設けられているが、支持体6の一部に層4などが設けら
れている転写シートであつてもさしつかえない。面は磁
性層3が全部非磁性金属蒸着層4などの積層体によつて
覆われればよいのである。本発明に従い、プラスチック
カード、通帳に磁気ストライプ加工を施して得た磁気カ
ード、磁気通帳について、実用の磁気記録装置により電
磁変換特性を調査した結果、記録密度が420FCIの
場合においてアルミニウム蒸着層と着色層からなる1.
5μ厚の別層を設けた磁気ストライプの磁気読取出力は
、別層を設けない磁気ストライプの読取出力に比べてほ
とんど出力低下は見られなかつた。
2.5μ厚の別層を設けた場合ても出力低下は5%以内
であり、別層を設けた事が読取出力にほとんど影響を及
ぼしていない事が判明した。
従来の着色磁気シートの着色層は、二酸化チタンの如く
隠蔽力の大きい白色顔料を持つてしても1.5〜2.5
μ程度の厚さては磁性層の色を完全に隠蔽する事は不可
能であつたが、本考案の如くアルミニウム蒸着層を順設
する事により着色層厚を著しく薄くする事が可能となり
尚且つ美麗なる色調が得られるものてある。また、第6
図に示すような多層構造の場合でも磁性層上に存在する
層の合計厚みを4.5μm以下に抑えることができ、通
常本発明の製造法により得られる磁性記録体においては
1〜5μmの範囲に存在する。
したがつて、従来の磁気記録体において所望の色の顔料
により磁性材料の色を隠蔽するのに要した10μの着色
層厚みに比してはるかに少い厚みに抑えることができ、
それだけ、着色のために磁気出力の低下を招くことが少
い。上記に於いて、基材1は少くとも一面を有する任意
の形状の材料から選ばれ、通常は磁気カード、通帳、帳
票等を構成する紙あるいはシート状プラスチックである
磁性層3は、たとえば任意の天然および合成樹脂たとえ
ば塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体から主としてなるバ
インダーを磁性酸化鉄、酸化クロム、Fe−CO−Ni
合金等の磁性材料粉末とともに液状媒体に溶解あるいは
分散してなる磁性塗料をたとえばロールコート法により
塗工して得られるもので、その厚みはたとえば約10〜
20pmである。
磁性層3は、また磁性材料粉末を分散したバインダーか
らなる磁性フィルムを貼り付けたものでも勿論良い。非
磁性金属蒸着層4は、任意の非磁性金属の蒸着により得
られる厚み0.02〜0.1μm1好ましくは0.03
〜0.08μの、たとえば約0.05μmの層であり、
好ましい金属の例としては、蒸着の容易性、経済性、隠
蔽力の点からAl,Sn,が挙げられる。
Snは特に耐酸化性にも秀れており、最も好ましい材料
てある。着色層5は、たとえば所望の色相を与える顔料
を、任意の天然あるいは合成樹脂たとえばポリアミド樹
脂、マレイン酸系の樹脂から主としてなるバインダーと
ともに液状媒体中に溶解また分散してなる着色インキを
ロールコート法、あるいはグラビアコート法等て塗工し
て、印刷被膜として得られたものである。
非磁性金属蒸着層4によつて磁性層3の色が完全に隠蔽
されるので、わすか1〜2μの微厚の着色層で任意の美
麗な着色を与えることができる。着色層5は、磁気記録
片λの表面全体に一様の色を与えるのみならず、多色模
様を与えることがてきる。
また着色層5は、それ自体、複数の着色層の積層構造す
ることができ、多色模様が積層の結果として得られる場
合も包合する。なお上記方法において用いる支持体6は
、着色:4―神:!=電拝?÷チツク材料として、たと
えば着色層4中のバインダー主成分がマレイン残系樹脂
である場合には、これに対して離型性を有するポリエス
テル(ポリエチレンテレフタレート)のフィルムが用い
られる。
必要に応じて支持体6の一面上に離型剤を塗布した後、
着色層5を塗工することもできる。上記において、磁性
層3のバインダーが熱可塑性樹脂でなく基材1も熱可塑
性でない場合には上記熱転写法をそのまま適用し難い。
従つて、このような場合、あるいは接着力を増したい場
合にはたとえば厚さ約2〜20μのアクリル樹脂、塩化
ビニル/酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂接着剤を
介して、磁性層3と転写シート■を接合する。以上、詳
述した如く、本発明の製造法によれば、従来法の欠点を
解消することができ、磁性材料の色を薄い層で効果的に
隠蔽した磁気記録片を与えることにより、間隙損失によ
る磁気出力の低下を招くことなく、美麗に着色された磁
気カード、磁気通帳、磁気帳票等の磁気記録体が提供さ
れる。
次に実施例をあげて本発明につき具体的に説明する。
実施例1 38μ厚のポリエステルフィルムにアクリル樹脂系ニス
をグラビア印刷して離型層(保護膜層)を設けた後、さ
らにその上に図柄、文字、ペタ等をグラビア印刷(版深
25〜40μ程度)して着色層を設けた。
次いでアンカーコート剤(不飽和ポリエステル樹脂)を
0.5μ厚程度コーティング几た上にAl,Sn等の非
磁性金属を500A0程度の厚さに蒸着して転写シート
を作成した。さらに該転写シートの非磁性金属層上にア
ンカーコート剤(不飽和ポリエステル樹脂)を0.5μ
厚程度コーティングし、その上に接着剤(塩化ビニル/
酢酸ビニル共重合体)を1〜1.5程度コーティング几
た。一方、100μ厚の透明なポリ塩化ビニルフィルム
の一部の上に、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系樹脂
を主材とするバインダー中に磁性酸化鉄粉を“分散させ
てなる磁性塗料をロールコート法で塗工し、約15μ厚
の磁性層を設けた。しかる後、100P厚の透明なポリ
塩化ビニルフィルム、280μ厚の乳白ポリ塩化ビニル
シート2枚を順次積層し、その上に上記磁性層を設けた
ポリ塩化ビニルフィルムを、磁性層を上にして重ね、さ
らにその上に上記接着剤層を設けた転写シートを、接着
剤層を下にして重ねて、150℃、実圧25kg/Cl
tで1紛間ホットブレスで熱転写を行なつた。しかる後
、上記ポリエステルフィルムを剥離して全面に着色層お
よび非磁性金属蒸着層を有する磁気カードを製造した。
さらに、150゜C1実圧25kg/Cllで2吟間再
度加熱加圧したところ、表面が平坦な磁気カードが得ら
れた。
実施例2 磁性層及び金属蒸着着色層との接着性を増す目的で、そ
の最表面をアクリル樹脂加工(2〜3μ厚の塗工層)し
た通帳用表紙材(一般にクロス紙と呼ばれている)にシ
ルクスクリーン印刷法により所望の位置に磁性塗料を約
10μ厚の磁性層を設けた後、実施例1に述べた金属蒸
着着色転写シートを上記表紙材の磁性層の位置と位置合
せを行い、磁性層と同面積もしくは磁性層を覆う程度の
面積の熱型盤による13(代)、15k9/C7lf、
5秒間の条件でホットブレスし、転写シートの支持体で
あるポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して磁
気通帳用表紙材を得た。
しかる後、上記表紙材を用いて公知の方法により通帳製
本を行い磁気通帳を製造した。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本発明を説明するための中間体の部
分断面図てある。 第2図〜第8図は本発明により製造される磁気記録体を
例示する部分断面図である。1・・・・・・基材、I・
・・・・・磁気記録片、3・・・・・・磁性層、4・・
・・・・非磁性金属蒸着層、5・・・・・・着色層、6
・・・・・・支持体、7・・・・・・接着剤層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材の少くとも一部に磁性層を設けた後、支持体上
    に着色層、非磁性金属蒸着層を順次設けてなる転写シー
    トの非磁性金属蒸着層を上記磁性層上に必要に応じて接
    着剤層を介して重ねて加熱加圧した後、上記支持体を剥
    離することを特徴とする磁気記録体の製造法。
JP52138479A 1977-11-18 1977-11-18 磁気記録体の製造法 Expired JPS6059628B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5471699A JPS5471699A (en) 1979-06-08
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JPS6220899Y2 (ja) * 1980-12-04 1987-05-27
JPS58101385A (ja) * 1981-12-10 1983-06-16 Tdk Corp 消去不能な磁気カ−ド

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JPS5471699A (en) 1979-06-08

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